2007/12/30

最終出勤日

29日が、ボランティア休業前の最終出勤日でした。

いつもよりちょっと早めに起きて、ちゃんとお化粧して(これポイント。)、お気に入りのスーツを着て、社章をつけて出勤。なぜって、本社の全体朝礼で、挨拶をしないといけなかったから。

ここでビシっと決めなきゃ、上司に申し訳が立たないと思ってわりと気合いを入れて臨みました。ここ数日間、何話そうかなあ・・・って考えてたことを、ゆっくり、じっくり話させてもらいました。

レーシックを受けたこともあって、みんなの顔が、見える、見える(笑)お話ししながら、みんなが真剣に聞いてくれてるのが解って「じぃーん」としました。

途中で、あたしの愛する同期が目を赤くして、その子のほっぺたに涙の流れる跡が見えて、それに気づいたら自分も泣きそうになって、泣くのをこらえて最後まで話すのがやっとでした。ヤバかった。

終わった後、色んな人にオレも泣きそうになった!とか感動した!とか、全然しゃべったことない内部監査室の室長があたしの話を聞いてうっかりポロポロ泣いちゃったとか聞いて、かなりウケたのと同時に、頑張って言いたいことを全て伝える事が出来て本当によかったと思いました。


一時的だけれど、今年いっぱいで会社を去ることになって、あらためて今までどんなに自分がみんなに大事にしてもらってきたかを知りました。

同期のみんなや、部署のみんな、一緒にお昼を食べていた仲間たち、入社依頼お世話になった協力会社さんたち。

お守りや、お写真とメッセージを貼って作ってくれたプレゼントや、あたしの今までのお仕事の功績と、みんなの写真、入社当時のあたしの写真を切り貼りではなく、なんと印刷して一冊の冊子になっているものまで!これには本当にびっくりしました。WEBプロジェクト、やりすぎだよ(笑)!!! それからシャンパンとかワインとか、バースデービンテージまで頂いたり。どんだけ呑んべぇと思われているのか・・・(笑)


そして、29日の夜に部署の皆から手渡されたDVD。家に帰ってから観ろと言われたので、深夜にお部屋でワクワクして観ました。

すると・・・

号泣モノ。

なんと、大好きな先輩たちからの、ビデオレター集でした。しかもかなり面白い。感動するけど、それ以上にかなり笑える。 あの人たち、こんなのいつの間に作ったの?! と思いながら、そのまましばし観続ける。

そしたら何と、同期の仲間たちまで登場!!!
なんで???いつの間に?なんでこんなにいっぱい人が出てくるの?!
そして、朝礼で泣いてくれていた同期の子が登場した瞬間、号泣。 完全にヤラレました。
愛されてるとは思ってたけど、まさかここまでとは知りませんでした。


みんなにここまでやってもらえるほど、あたし、ちゃんとした良い社員じゃないのに。何でもっとみんなのためにきちんとお仕事しなかったんだろう・・・って今さらだけど、ちょっと反省。

ま、後悔しても仕方ないからね。2010年に、恩返しが出来るような人になろう。

本当に、4年と9か月間の会社生活に関わってくれた全ての人に感謝。
どうもありがとう!!!

2007/12/17

神父さまに会いました

少し前の日記に書いた通り、日曜日は来日中のエンマヌエルの神父さまに会いに、前橋まで行って来ました。

土曜日は終電で自宅に帰り、日曜は湘南新宿ラインに揺られて埼玉県の桶川という駅に向かう。そこでカメラマンのSさんに初めて会いました。お互いにメールだけのやり取りだったのでどんな方なのか殆ど解らず、ちょっとだけドキドキだったけれど、会ってみると心配なんてぜんぜん必要なかったです(笑)
とっても優しい方で、前橋に向かう車の中では、ペルーのこと、神父さまのこと、エンマヌエルの子ども達のこと、何から何まで、色々と聞かせてもらいました。この時点で、かなりウキウキ。エンマヌエルの建っている地区はいわゆるスラム街で治安は良くないけれど、敷地内はとても安全だということ。Sさんが滞在していたのは7年前だけど、当時は子ども達が100人弱居て、小学生は午前中、中学生は午後に学校に行っていたらしい。子ども達の一日の過ごし方、シスターやボランティアスタッフの過ごし方なんかも聞いたりして、だいぶ向こうでのイメージが湧いてきた。


一時間ちょっとで前橋のカトリック教会に到着。神父さまの来日に合わせて(?)午前中に日本語のミサ、午後にスペイン語のミサでした。日本語のミサが終わった後、ファンに囲まれて大忙しの神父さまと挨拶させて頂いて、わざわざ教会のお部屋を借りてお話しをさせて下さいました。もう、この時点でかなり感激です。なぜなら、Sさんからのお話を伺っていても、信者さんたちの神父さまに対する態度を見ても、この方がどれだけ多くの方に慕われているのかが良く解ったから。

あらためて握手してお話しをすると、もう70歳超えているおじいちゃまなんだけれど、とにかく力強くて大きい。身体だけじゃなくて、心も強くて大きい人。そんな印象を受ける神父さまです。

「実は・・・JICAからあなたが来ることまだ何も聞いてないんだけどね。何で連絡ないのかなぁ。」という発言に焦ったりもしました。「でも大丈夫ですよ。いつでも歓迎しますからね。」と優しい笑顔で言って下さいました。これはさすがに不安なので、JICAに確認した方が良いのかも知れない・・・(笑)

でもね、神父さまとお話しをして、本当に安心しました。「日本語が喋れるスタッフがいますから、スペイン語に疲れたら日本語を喋ってください。日本食が恋しくなったら日本食のレストランに行きましょう。ペルーに着く日が決まったら連絡を下さい。私がお迎えに行きますから・・・」と。なんて優しい方なんだろう・・・!


その後、スペイン語のミサが始まったので、カトリックのSさんと一緒にミサに出ました。が、もちろん意味は全く解らず・・・。でもかなりヒットだったのが、ミサ終了時に流れた聖歌が、なんと、メレンゲだった!!!え?!踊っても良いですか?って勢いです(笑)さすが、中南米からの移住者が多い前橋でした。個人的なツボで感激。

ミサが終わったらお腹ぺこぺこで、前橋のファミレスに行きました。ご飯を食べながらまた色んなことを聞かせてもらって、Sさんが一ヶ月間滞在していた時のお写真をたくさん見せてもらいました!子ども達、かわいい!!7年前のお写真で3歳とか5歳だった子たちは、もうだいぶお姉さん/お兄さんになっているのかな、なんて思ったり。

それからエンマヌエルが日本のテレビで紹介された時の昔の映像まで貸してくださいました。いやぁ~、コレは本当に嬉しい!!あたしは、他の国に行く隊員とは違ってペルーに派遣されるのは自分一人だけなうえ、先輩隊員の情報が殆どないことが一番不安でした。自分が不安なもんだから、両親を安心させてあげられないことが歯痒くもあったりしてました。


でも、この日、日本からボランティアとして一ヶ月滞在していたSさんに会ってたくさんの情報をもらい、神父さまに会ってギュっと握手をしてもらって、心から安心しました。これで、残された不安は語学面だけ。あとは自分の準備くらいでしょうか。


そうそう、紹介してくれたSさんは、神父さまのことを「Padre(パードレ)」と呼んでいました。あぁ、この人にとって神父様はお父さん的な存在なんだろうなぁと思い込んでいたけれど、「Padre」には「神父」という意味もあるということをさっき知りました(笑)つまり、神父さまという意味で「Padre」と呼んでいたわけですね。一つ勉強になりました!


それから、一つ心に決めたこと。
カメラマンのSさんは、子ども達のために自分が何かをしてこなくちゃだとか難しい事は考えずに、とにかく子ども達をギュっとハグしてあげて欲しいと言われました。これには、深く納得。子どもには、人をギュギュっとハグすること、人に同じようにハグされることが大事なんだってずっと思っていたから。誰かの本にも書いてあった。親に愛情のこもったハグをしてもらえない子は、それが出来ない親になってしまうって。

スペイン語もろくに喋れない自分がペルーに行って、自分に教えられる事って本当に少ないと思う。でも、市場に捨てられた生まれたての赤ちゃんや、親が亡くなって生活出来ない子どもや、色んな苦境を味わってきた子ども達の集まったエンマヌエルで、笑顔のかわいい子ども達に嫌がられるくらい、ハグハグしてこようと思ってます。

2007/12/12

先生からのメール②

大学時代の恩師である弓削先生に、働いている会社に『ボランティア休業制度』が出来たことを報告しました。すごく喜んでくれて、嬉しい。
月曜日からだいぶ凹んでいたけど、先生からのメールをもらったら急に嬉しくなりました♪

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Dear Hayashi-san,

Thank you very much for your very positive message. It’s wonderful that your company established this new volunteer leave system. I am sure that you served as the good trigger for the company to introduce this good system.

Yes, you can continue to do work related to international cooperation and support for developing countries wherever you are and whatever job you have. There will always be opportunities to do it if the will is there.

I wish you all the best for the holiday season and in your JOCV work. Please give my best regards to all the Ferris friends when you have a chance. I am always VERY HAPPY to receive any news from you and other Ferris graduates.
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フェリっ子のみんな~。嬉しいね!
これからも、遠慮せずにメールしちゃいましょう。

2007/12/11

スペイン語で作文

駒ヶ根での派遣前訓練は2008年1月9日からだけれど、入所前までに提出しなければならない書類がたくさんあります。うかうかしてはいられません。


■駒ヶ根宛(12月12日必着)
予防接種および健康に関する問診表
語学事前学習調査紙

■広尾宛(12月14日必着)
派遣前訓練、研修入退所/赴任旅費算出データ 
JICAボランティアプロフィール
・個人情報提供に関する確認書
隊員履歴書①~③
・戸籍抄本・パスポートコピー


なんせ29日まで会社に来なくてはいけないので時間的な余裕もなく、かなりギリギリで仕上げています。だいぶ焦ってます。

何が辛かったって言うと、やっぱり「語学事前学習調査紙」かな。今の語学レベルを把握するためだろうけど、スペイン語で作文をしなさいというもの。時間もないし、お勉強もまだまだ足りてないし、あたしが書いた内容はかなり稚拙です。

あまりにも面白いから記念にココに書いておこうと思ったけれど、書いて読み返したら本当に恥ずかしくなってきたので削除することにします。ペルーに行って、スペイン語が上達したら、当初のあたしの作文力と比較する意味で公開しようかな。

日本語でもあんまりこういう内容の作文しないよね、ってツッコミ入れたくなるような作文を書いてしまい、ほんとに笑える内容ですから・・・。

さ、今日こそ書類を完成させるぞ!
明日の朝には郵便出さないと間に合いません。

2007/12/10

『白い本』



お誕生日プレゼントとして親友から『白い本』をもらいました。2008年を迎えるにあたって、この本に色んなことを書いてねと言って、贈ってくれました。嬉しかったなぁ。


いつから使おうか、どうやって使おうか、よく考えて決めてから・・・と思っているけれど、なかなか決まりません。


やっぱり、ペルーに渡る日からかな。

今から楽しみです♪

スケジュール立て直し

大変だぁ~。スケジュールの立て直しが必要になってしまいまいた。

勝手に、12月18日を最終出勤日にしようと決めていたんだけど、「退職ではなく休職なんだから、休みながらでも良いから最後まで来なさい。それから最終日は必ず来ること。」と言われてしまいまして・・・全て調整しなおしです。

19年4次隊で派遣される人の中には、秋頃にもうお仕事を辞めている人もいたのになぁ。18日まで働くというだけで一人焦っていたけれど、29日まで(しかも土曜日!)会社に来ていて、あたし本当に大丈夫なのかな?(笑)

今までは、18日までのつもりでお仕事のスケジュールを組み、プライベートの予定もびっしりと入れていたのですが・・・それが全て、ガラガラと崩れた音がしました。


さぁ!全部組みなおすぞ!!(T-T)年末年始の予定が少しだけ変わりますので、会う暇がなかった人に会えるようになるかも知れません♪それだけを楽しみに、やってみます・・・。

2007/12/09

現職参加、決定!

協力隊に応募する時から、合格したら会社を辞めようと思っていました。
2年以上もこの会社を離れて別の場所で生活をしたら、もう今みたいなサラリーマン生活は出来ないと思っていたし、とにかく2年も個人的な都合で休職するだなんて、あたしの勤める会社ではありえない事だと決め付けていたから。それから、お着物が本当に本当に好きで、帰国したらそっち関係のお仕事をしたいなという想いもあったので。

そんなわけで、退職に対しては何の迷いもなく、上司には「合格しました⇒年内で退職させてください」という報告をしました。これで終わるかなと思いきや、なかなかそう簡単にはお話しが進まず・・・最終的には『ボランティア休業・休暇制度』という新しい規定を作って頂き、無事に現職参加が認められました!!

これは、色々な意味で本当に嬉しいことです。

■会社に新しい制度が出来たこと■
業界的に、とてもお堅い会社です。でも、2年間ペルーに行ってくるという勝手な社員を、休職させてくれることになるなんて未だに信じられません。「一つくらい言う事聞け!」と言ってこの休職制度のお話を通して下さった上司には、本当に感謝です。まぁ社会貢献をしないといけない時代に来ているから、ラッキーだったと思う。

■国際貢献・社会貢献への意識■
世界各国に拠点があるうえ、海外でのシェアもそれなりに伸びているので、規模だけ見るとかなりグローバルな企業です。が、社員一人ひとりを見ると、そんな感覚はあまりない。社会貢献・国際貢献に対する意識も、高い/低いとかいうレベルではなく、無いに等しい感じ。そんな会社に「ボランティア休業・休暇制度」というものが出来たことで、社員の意識が少しでも変われば良いなと思う。学生の頃から、どこで何をしていても国際協力に繋がることが出来たら良いよね、と仲間と話してきたけれど、これもその一つと言って良いのではないでしょーか。

■人件費補てん制度■
ご存知の通り、青年海外協力隊には「現職参加制度」というものがあります。つまり、JICAが企業に人件費の補てんをしてくれるというもの。会社には制度が出来たばかりなので、そのへんのパーセンテージがどのくらいになるのかはまだ聞いていないのだけれども、少しでも頂けるのは本当にありがたい。まぁ、雀の涙だと思っておくことにしますが・・・(笑)現地では無駄遣いを避けて、帰ってきたら会社の近くにお引越ししようと思ってます。

■両親を安心させられた■
この規定を会社が設けてくれたことは、たぶん両親がいちばん喜んでくれています。冷静に考えたら、そりゃそうだよね。娘が会社を辞めて2年間ペルーに行って、帰ってきてからどーすんだ?!という心配をしながらも、ペルー行きをOKしてくれていたと思うとグっときます。


日頃の業務と、あたしの現地での活動内容はハッキリ言ってまったく関係ありません。今のお仕事は、機械部品メーカーのwebの管理、宣伝広告、映像・画像制作etcですが、あたしのペルーでの職種は「青少年活動」ですからね(笑)

でも、こんなに関係なくても、ボランティア休業制度がちゃんと出来ました。入社した頃から国際貢献について、役員の方々に語ってきたことも少しは効果があったんだと今では思っています。

休職を勧めてくれた(勧めるというか、半ば強要?笑)上司と、制度を作るにあたって協力してくださった関連部署の方々には本当に感謝。嬉しい限りです。

2007/11/26

神父さま来日中

来年から派遣されるのは『エンマヌエル孤児院』という場所です。リマにある孤児院で、そこの神父さまが、いま日本に滞在中だとか。

青年海外協力隊に関するペルーの情報は、他の国に比べると格段に少ない。JICAのwebサイトによると、こんな情報が。そりゃ、情報も少ないはず・・・。http://www.jica.go.jp/press/2007/070323.html

19-4では同期隊員もいない、先輩情報もなかなか入手できないというのはかなり心細いというものです。まぁそれはそれで面白いじゃないと思える自分で良かったとは思うけど。

そんな中、かつてこの孤児院にボランティアに行かれたことのあるカメラマンの方をネットで見つけました。現地の写真や映像をどうしても見てほしい!と言って下さって、来月中に会う約束をしてました。これだけでもルンルン♪すごく楽しみにしてました。

そしたらなんと、昨日そのカメラマンさんからメールがあり、エンマヌエル孤児院の神父さまが来日中なんだって!いま鹿児島にいらして、来週には東京にいらっしゃるそうな。ぜひ会ってもらいたいと、カメラマンさんがセッティングしてくれちゃいました。いやぁー、会いたいのはあたしの方ですから。ほんとにありがたい。すっごくラッキーです。

知り合いのペルー人のおばちゃん達曰く、神父さまはペルーでは人格者で有名な方だとか。カメラマンさん曰く、神父さまはとっても良い方だとか。あと、coco壱のカレーが好きらしい。あたしcoco壱に行った事がないと言って会社の先輩たちに笑われたことがあるけど、神父さまと一緒にカレー食べに行けるかな(笑)。とにかく、お目にかかれるのが今からとても楽しみ☆

カメラマンさんからはお写真も映像も見せてもらえるし、いちばんお世話になる神父方にも派遣前に会える。これってすごく心強い。

さぁ。残された不安要素といえば、語学だけ(笑)。どうしても朝は好きな音楽を聴いてしまうから、帰りだけでもスペイン語やらなくちゃ・・・。

2007/11/08

派遣前訓練事前学習スタート

JICAのe-Learningで、噂のスペイン語学習が始まりました。「派遣前訓練事前学習」というやつです。派遣前に訓練があり、その訓練の前に事前学習があるのですね。正直、こんな事なら12月末まで働きますとか言わずに、もうちょっと早く設定すれば良かったとちょっとだけ後悔。


実はこれ、すごい楽しみにしてたのです。なぜって、自分で買ったテキストとCDだけだと何となくものすごい不安だったから。11月1日から、駒ヶ根に入所する1月9日まで受けられるらしいので、一昨日からようやくスタート。なかなか時間がとれなくて、今日やっと2回目のログイン。ひどいペースだね・・・。


このコンテンツ、スペイン語学習としての内容はすごくしっかりしてるのに、画面に出てくるキャラクターやイラストが中途半端にかわいくてちょっとウケる(笑)どうやらこの天使ちゃんが、任国まで導いてくれるようです。あなたについて行きます!!


今日はログインしたら、天使ちゃんに

「しらたまさん 今日は何時に起きましたか?」

と聞かれた。
応えようがないけど・・・ちょっと和みました。あはは。


このコンテンツはParte1~7まであるけど、今日はまだ3が終わったとこです。「パート ワン」じゃなくて「パルテ ウノ」と聞こえるだけで新鮮さを感じているあたしです。こんなペースで、コミュニケーション出来るようになるのでしょうか???


物心ついた時にはドイツにいたので、何となくドイツ語を覚え、その流れで何となく英語が身に付いたので、正直言って今までそんなに語学で苦労したことはありませんでした。(いや、もちろん文法とかかなり苦手ですけどネ。)


この年齢で、独学で、新しい言語を習得するのって正直かなり難しい気がしてしまいます。あぁ。早く駒ヶ根でがっつりスペイン語を叩き込まれたい・・・なんとも他力本願なこの頃です。

明日もがんばるぞー!

2007/11/05

歯医者さん

Buenas noches!
会社の行事と、サルサが忙しかったもので、一ヶ月以上もサボってしまいました・・・。ごめんなさい。駒ヶ根の訓練所に入所するまでに、色々とやらなきゃいけない事があります。それについても書いていこうっと。


とは言ってもこの一ヶ月間、協力隊に向けての準備は、殆ど出来ませんでした。しいて言えば・・・、秋に提出するための健康診断を受けたこと。それから、歯医者さんに通っていること、くらいでしょうか♪
確か去年の秋募集までは、2次試験の際に歯科検診があって、それまでに必死で治療を終わらせなければならなかったらしいです。でも今年の春募集からは、歯の治療は自己責任に。ま、当然といえば当然なんだよね!

子どもの頃に通っていた歯医者さんがとても怖い先生だったせいか、大の歯医者さん嫌いだったあたし。余程、歯が痛くならない限りは歯医者さんに行こうとも思いませんでした。そう。ちょっとくらいの痛みは我慢していたのです・・・(笑)でも、2年間も日本を離れるとなると、そうも行きません。向こうですっごい歯が痛くなったら辛いし、日本の技術とは全然違うかも知れないからね。

そんな思いで、秋から職場の近くにある歯医者さんに通っています。大きな虫歯の治療は全て終わって、10月には親不知を全部抜きました!!一度に2本、を、2回。一度に2本抜くというのはなかなかチャレンジングな事らしいんだけれど、先生の腕が良かったのか、4本とも全て無事に抜くことが出来ました♪先生、どうもありがとう~☆そうそう、抜いた当日と翌日は、ちゃんと禁酒しました。病院の先生の言いつけは、小心者だからきちんと守ります(笑)



なんだかんだ言って、お金もけっこうかかりました。右側の親不知を抜いた時なんて、6,930円もかかったんだから!抜かれたのに・・・お金とられて・・・痛かった・・・(涙)

あとは、小さな虫歯がちょっとあるだけなので、あと数回通えば歯医者さんは無事におしまい。と言っても、12月の中旬までかかってしまうから、虫歯完治は期限ギリギリですな。3次隊で合格してたら、絶対に間に合ってなかったかも?!

今月中に『スーパーイントラレーシック』の手術を受けるんだけど、どうやらそれを受けた後もお酒は控えた方が良いらしい。 入所前の身体のメンテナンスは、思いのほか禁酒を強いられる事が比較的多いみたい。みんなも気をつけて!!!

2007/09/25

マリコと呼ばないで(涙)

スペイン語のお勉強をしています。
ペルーで生活するにあたって大きな問題があります。

それは・・・
『私はマリコです。』
と言いたくても、一歩間違うと

『私はオカマです。』
という意味にとられてしまうから。

なぜって・・・スペイン語で、『マリコン』って
「オカマ」とか「ゲイ」のことなんだよね。

「Mariko」と「maricon」。
全然ちがうんだけど、発音すると大して変わらない。


駒ヶ根で生活を共にするみなさーん。
どうかあたしの事は『マリ』と呼んでね。
2ヶ月で頑張って慣れるようにするから・・・(涙)

そして、ペルーに遊びに来ようと思ってるみなさーん。
ペルーではあたしのこと、『マリコ』と呼ばないでね・・・。

よろしく・・・。

2007/09/20

Hola amigos!

スペイン語のお勉強を、ちまちまとやっています。
ドイツ語よりは単純だけど、英語に比べるとだいぶ面倒。

なぜって、名詞が女性・男性と2種類ある。
そしてそれによって、表現がころころ変わる。
人称代名詞も定冠詞もいっぱいあるし・・・。

問題は、スペイン語と日本語をリンクさせて頭に入れるべきか。
それともスペイン語と英語で考えるべきか・・・。悩ましい。

でも最近、サルサを聞いていて、ちょっとだけ言葉の意味が解ったりすると
すっごい嬉しい。本当に低レベルなんだけれど
「あぁーこういう意味だったのね」って思うことがあったりして♪
と言っても、フレーズが解るわけではなく、
単語レベルで聞き取って感激してるんだけなんどね(笑)


習ったほうが早いんだろうけど、10月末まで自分の時間が
殆ど作れないので、とりあえずは独学!楽しんでやるぞ~★

2007/09/11

あれから一年。

9月6日。先週の木曜日、会社で上半期の面談があり、ついに上司に報告しました。

かなり驚かせてしまったけれど(当たり前だよね)真剣に聞いてくれました。いつから考えていたのか、どうして行きたいのか、合格してから決断するまでの過程、自分の思想、色んなことをじっくりお話をしました。そしたら、「よく決めたね。その決意に拍手!」と言って、応援してくれた。すごく嬉しかった。

思い起こせば、この日は、ちょうど一年前に自分が「協力隊を受けよう」と決意した日でした。フランス留学を決めた親友と、横浜にある大好きなホテルで贅沢な時間を過ごして、あたしもちゃんと、自分のいちばんやりたい事をやろうと心に決めた日でした。

親友がフランス行きを決めていなかったら、その話を聞いていなかったら、今のあたしは何をしていたんだろうなって思う。彼女からもらった程よい刺激のおかげでココまで来ることが出来たと思うと本当に嬉しい。

あれからちょうど一年経って、上司に報告することが出来た。
ただの偶然だけど、なんだかとっても運命的。面白いね。

2007/09/02

先生からのメール。

大学時代の恩師である弓削先生に、協力隊に行くことを報告しました。
ものすごくお忙しい方なのに、ご丁寧にこんな嬉しいお返事が・・・。
とても喜んで下さって、応援して下さいました。

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Dear Hayashi-san,

Thank you for your message. I was so very happy to receive such great news. Congratulations! It is really wonderful that you will be working in Peru as a JOCV. It is definitely a great opportunity to not only live in a developing country but to experience work there and to contribute to the well being of children and people. I was so happy when I read your message.

As you say, everything could be a worthwhile experience, and I am sure that working in a private sector company in Japan was a good learning experience. You will now move to the next stage of your life where you will experience something completely different. It should be a great opportunity, and you should learn as much as possible from that experience while you also contribute as much as possible. There will be rewarding moments as well as moments of difficulties, I am sure, as any other work. Do not be discouraged by those low moments if you experience them. They are actually great opportunities for you to think and grow. The experience as JOCV should then open up opportunities for your next step in life.

Congratulations again! Please keep me informed of how you are and how things go. Please feel free to contact me any time.

Please also say hello to the other Ferris people if you have a chance to contact them. I miss you and them all!

Wishing you a great assignment and lots of success and happiness!!!
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ゼミ仲間の殆どが、先生のことを想うだけで元気になれると思うんだけど、
いつか自分も、人を元気にする、そういうパワーのある人間になりたいものです。

2007/08/29

二次試験(その②)

長ーい待ち時間を経て、ようやく面接の順番がやってきた。

自分よりも先に面接を受けた子たちからの情報によると、
「受験番号、氏名、志望動機、現地でやりたいことを簡潔に話して」
と言われるらしかった。

でもあたしは、例えば「3分間で自己アピール」とか不自然なのが苦手で、
いきなり一人で数分間もひたすら喋り続けるのとかキライなのね。
プレゼンならまだしも、「面接」ではきちんと「会話」がしたいのです。

しかも朝からずーっと何十人もの面接をしている面接官の皆さま、
17時にもなれば、疲れ切っているに決まってる…。
第一印象で興味を引かなかったらオシマイだなと思ったのと、
この面接に関しては100%自分のペースに持っていかなきゃ
気がすまないと思い、お部屋に入った瞬間に
自ら名乗ってやろうと決めていました。にゃはは。

前の人が終わりお部屋に入ったら、まずは笑顔でゆっくりご挨拶!
意外にも、これだけで相手のペースが崩れるのですね~(笑)
ツカミはOK!と心の中でガッツポーズ♪


とりあえず『志望動機』と『現地でやりたいこと』をしばし語る。
面接官は男性5名で、真剣にあたしの話を聞いてくれてよかった!
基本的にはメインで質問される方が1名。その方からのいくつかの質問に
答え終わると、他の4名からもそれぞれ質問を受けた。

他に聞かれたことは、こんな感じ。
◆なぜ青少年活動?
◆青少年活動にあたって一番大切だと思うことは?
◆青少年活動をしたことがありますか?具体的にどんな?
◆なぜ中南米?他の地域だったら行きませんか?
◆これまでのボランティア活動、国際交流活動について話して下さい。
◆これまでに、一番ツライと思ったことはどんなことですか?
◆青少年活動にあたって自分の活かせる特技は?
◆ご家族の反応はどうですか?

圧迫も全くなく、とても親身に聞いてくれる感じでした。
一番最後のほうなのに、よくこんなしっかり聞いたり
メモとったりしてくれるなぁとこっちが感心するくらい。


どのくらいの温度でこの面接に臨むべきか実はちょっと迷っていたけど、
普通の企業に入るための面接ではないので、自分のやってきたこと、自分の
思想、自分の可能性とかをどんどんアピールした方が良いんだなと思った。

ウソは絶対についてはいけないけど、ハッタリは大事。
あとは、目を見て、ニッコリ笑顔で!
自分の「愛」が伝われば良いのだと思う。


朝から夕方までかかってすーっごい疲れたけど、
良い出会いもあったし、すごく新鮮で楽しい一日でした!

2007/08/27

二次試験(その①)

二次試験は、語学試験(英語)と面接。

平日の7月20日(金)が試験だったので、会社は夏休みを使ってお休み。
上司に「明日はどっか行くの?」と聞かれ、「え?えぇ、まぁ…」と応える。

すごく良いお天気で暑かったけど、我慢してスーツで広尾へ。
電車の中で、ママと姉に「頑張ってきます」メールをしたら、
ママからは「いつもより、ちょっと落ち着いて頑張って!」との返信。
これはなんだか嬉しかったな。

会場には何百人もいるのに、あたしのお席は一番前のど真ん中!
普段着で来る人、かなり遠くから来たと思われる大荷物の人、
とにかく本当に色んな風貌の人が入ってくるのが良く見えました。

それから今回から英語の試験にリスニングが追加されたので、
後ろの方の席じゃなくて良かったなと一安心。


英語の試験は、リスニングの追加だけでなく、
今回から全体的に内容がガラっと変わってました。
問題文自体も全て英語の冊子で、TOEICみたいな感じかな。
(って、もう何年もTOEIC受けてないけど。笑)

リスニングの中には、音声が流れるだけで問題冊子に何も
書かれていないという結構スリル満点の問題がいくつかあって、
そこで焦った人も多かったみたい。

でもあたしが焦ったのは全く別のポイントでした。
それは…長文の問題がなくなっていたこと!!!!!!
文法が大嫌いなあたしとしては、これまでの過去問のほとんどに
出題されていた、国際協力に関する長文読解が命だったのね。

でも今回は問題冊子を開いた瞬間に最後のページを見て、
長文が一個もなかったからかなり焦りました。
あぁ…あたしが点数稼げるところがないっ!っと。

だけどまぁかなり集中してリスニングも文法も解き、まぁまぁ出来たかな
という感想を持ちながら見直しをしてたら終了の時間がやってきました。
朝から英語に集中するって…結構疲れた。


とりあえず一番嫌だった英語の試験は終わったので、
面接までの間に色んな項目を済ませる。

まずは、ジャケットサイズの採寸。
合格したら着ることになる協力隊の制服みたいなもの。
勝手に、黒とか紺だと思ってたから、色が緑(?)でびっくりしました。
「袖を4センチ出しましょうね!はい、頑張ってね!」と採寸担当の
おじさんに言われ、なんだかちょっと嬉しかった。

次に、身分措置、つまり、今の職場を辞めるか休職するか等、
JICAの方に自分の意志を報告。「現職参加をお勧めします」オーラが
むんむんだったけど、このへんの気持ちは変わりませんでした。

最後に、健康診断に並ぶ。
周りの女の子はけっこうピンク色の用紙を持っている。
何かと思って聞いたら、一次の応募書類に同封した健康診断結果で
再検査の指示が出た人に送られる用紙らしい。
あたしはそんなの一つもなくて予想以上に良かったみたい。
協力隊の健康診断基準ってかなり厳しいと聞いていたので、
禁煙してきて良かったと心底思いましたっ!!
そして問診も、みんな結構長い時間先生とお話ししていたのに、
あたしは超アッサリ終わって拍子抜け(笑)
どんだけ健康になったんだろう?!

そしてその後、長い長い待ち時間・・・。
なぜなら、面接はどうやら都道府県順になっているらしく、
神奈川県民は最後でした。なので、あたしは17時スタート。
たった15分のための待ち時間はかなり辛かったけど、そのぶん
周りの子たちといっぱいお話が出来て有意義な時間を過ごしました♪

眠る人、本を読む人、面接の様子を探る人、ほんと色々。
そんな人たちを眺めながら、面接に備えて頭の整理をしてました。

・・・あれ。
面接のネタを書こうと思ったのに、全然辿り着かなかった。
次こそ、ドキドキ&ワクワクで楽しかった面接ネタを・・・(笑)

2007/08/26

ママありがとう。

昨晩、ついにママが「頑張って行ってきなさい」と言ってくれました。

この一言を、何日間、いや、何週間待ち続けた事か。
一ヶ月間くらいの長さに感じていたけど、数えてみたら2週間ちょっとだ。
本当に暗くて長い道のりだった・・・。大変だったんだよぉー!!!


娘が一人で南米に行くと言ったら、心配しない親はいないよね。
それは解っているんだけど、真面目にお話をしても「もうちょっと待って」と
なかなかOKしてくれなかったので、実はかなり苦しかったです。

JICAへの返答期限がもうすぐ来てしまうので、実はここ二週間くらい
ずーっと不安でずっとイライラしてて、信じられないくらいお肌が荒れました(笑)


ママは土曜日の夜に日本語教室で先生をしているんだけど、
昨晩、ペルーの生徒さんたちに残ってもらって色々お話を聞いたらしい。

あたしが派遣される首都リマにある『エンマヌエル孤児院』という
名前を出したら 実は知っている人がけっこう多くて、

「あそこなら大丈夫!」
「しっかりした施設だから問題ない!」
「リマなら家族も友達もいるから、みんなにマリコのこと紹介する!」
「だから先生、マリコを行かせて大丈夫だよ!!!」

と、いうお話しをしてくれたそうです…(涙)


そんなこんなで、昨日の夜、お家に帰ったら、
やっと待ち続けていた言葉をくれました。よかったぁ~。



ママから、コレだけは約束しなさいと言われたことが2つ。


■絶対に無理をしないこと。適度に手を抜くこと。

コレは本当に耳が痛いです…。中学・高校の頃から就職して3年目くらいまで
変わらなかったんだけど、あたしはやると決めたら誰に止められても
頑張ってしまう。 そして気づいた時には熱出したり倒れたりするんだよね。

人に「ちょっと!あんた頑張りすぎだから!!!」と言われても、
「いやいや、あたしホントに無理してないし」ってマジで思ってたんだよね。

さすがにここ2年くらいでだいぶ大人になりましたが、以前は酷いものでした。
コレは、絶対に守ろうと心に誓います。温泉卵くらいの温度を目指します。


■必ず2~3日に一度は連絡すること。

ママに言わせると、あたしはけっこう秘密主義らしい。
別に隠し事とか全然してないんだけど、昨日言われてびっくりしました。

お家に帰って、お仕事の愚痴を家族に言うのが何よりもキライなので
確かにそういうことは話さなかったかも。あと、彼氏の話とかもそんなに
たくさんは しなかったかも。そういう所が秘密主義なのかなぁ。

でも、あたしだって地球の反対側に行ったら日本が恋しいに決まってる。
ちゃんとネットも使える場所なので、必ず連絡すると誓います。



ママはあたしが行くのに反対したいんじゃない。
ただ、とても心配してくれていたのです。

確かに、しっかりしているとは言えないお調子者のこんな娘を、英語圏なら
まだしも 、ペルーに2年間も行かせるのは、不安かも知れない。

それでも「頑張って行ってきなさい」と言う決断をしてくれたママに、
本当に感謝です。どうもありがとう。


そしてママがこの言葉を言ってくれるまで、実はすごくたくさんの人々が
ママを安心させよう、マリコを行かせようとしてくれていたのです。

そんなお話はまた今度…♪

2007/08/25

一次の合格発表

6月29日。JICAのサイト上で一次通過者の受験番号が発表されました。
この日は朝からドキドキで、仕事中に何度もサイトを見た(笑)

気づいたのは夕方の16時くらいだったんだけど、
職場のPCでPDFを開いたら数字がいっぱいで
ドキドキしながら自分の番号探しました。

勝手に「横並び」だと思い込んで横に数字を追っていったら、
自分の番号が、ナイっ。ひぃー!!!・・・と思ってよくよく見直したら
実は「縦並び」になってて、ちゃんとありました☆


とりあえず喜んでみたものの、二次試験に向けて
英語のお勉強をしなくてはいけない…!ということで、
通勤中に大好きな曲を聴くことをしばし諦め、英語に変えました。

ところがどっこい!
自宅にあった英語のCDと言えば、学生の頃の授業で使った
「ボランティア通訳検定」のCDのみ。これね、通訳トレーニングを
やったことある人なら解ると思うんだけどCD聴いてても、
微妙な「間」があるんだよね!でもそれしか無かったので、
諦めて茅ヶ崎~五反田間、それを聞くことにしました。


それから、他にも深刻な問題が。
もし二次試験に受かったら、いよいよ会社を辞めること、
大好きなサルサのチームを辞めること、大切な家族やお友達と離れることが
どんどん現実味を帯びてきて、若干、情緒不安定な時期がありました。

自分で「受ける!」と決めたのに、妄想するだけで涙が出てきそうになって
そんな自分に一人ツッコミを入れる日々が続くわけです。

次は、楽しかった面接のことを書こう!

2007/08/24

ペルーの歴史

中学生の頃から、歴史の授業は大嫌いでした。

高校生になって、模試とかで世界史受けたら偏差値が38くらいだったのを覚えてる。 でも受験直前、予備校の日本史の先生が大好きだったことと(笑)、自宅で姉がスパルタ家庭教師をしてくれたお陰でかろうじて日本史だけは好きになった。

覚えられない自分が悔しくて、目に涙を溜めながら姉にお勉強を見てもらったことは今でも忘れません。
最終的には、国語や古文が大キライで、日本史と英語だけで
大学受験に合格したようなものでしたネ・・・。

それでもやっぱり、世界史に関係する本って
あんまり興味持てなかったんだよね。なんとなく面白いと思えなくて。
大学では国際交流学部にいたのに…読めよ!って感じだけど。


でもペルーへの派遣が決まり、ここ数週間はまさにペルー漬け。
ペルーにまつわる書籍を色々と読み始めました。

「ペルーを知るための62章」という本をAmazonで買ったんだけど、
読んでみると…すごく面白い!まだ最初の方で、南米大陸が
氷河期だった頃とか土器のお話とか。そんな古いお話を読んでいます。

かつての自分だったら全然面白いとか思わなかったはずなのに、
今はどんどん読めてしまう自分に驚いています。
ペルーについて全然知らなかっただけに、とにかく新鮮です。

まだまだ1/5くらいしか読めてないんだけど、
この先もどんな発見があるのかと思うと楽しみ!


2007/08/23

一次選考(応募書類の準備)

応募について、忘れないうちに書いておこう。

本当は「村落開発普及員」という職種で受験するつもりだったけど、
19年春募集の要請では、中南米で興味がある内容がありませんでした。
(と言うか、行けそうなのが無かったっていう理由でもある…。)

「村落開発普及員」として、女性と子どもの自立支援に関わることが
やりたかったんだけど、職種にこだわっても仕方ないので、
あっさり「青少年活動」に乗り換え、中南米の要請から3つ選ぶ。

第一志望、第二志望は、両方とも『ニカラグア』。
第三志望は消去法で『ペルー』にしました。
ニカラグアの要請はどっちも内容的にドンピシャだったので。
でもペルー、なんとなく。他になかったから(笑)


とにかく、記入しなきゃいけない書類がたっくさん。
特に大変だったのはこの(↓)2つ。

◆応募用紙
ボランティア活動に参加する動機、抱負、意義、目的なんかをツラツラと。あとは自分の応募する職種を選択した理由と、具体的にやりたいこと。それから自己PR、弱点、帰国後のビジョンとか。かなり熱い感じで仕上げました。

◆技術試験解答用紙
職種によって問題が違うんだけど、あたしは派遣先で最も重要視しなくてはならないことは何かって内容でした。子ども達とのコミュニケーションは当然のことながら、教育する立場の人たちと同じ理念を共有することって書いたかな。

学生時代に国際協力を専攻していた立場としては、
書類審査の段階で落とされるわけには行きませんっ!
と思って気合で書きました。もちろん全て手書きで…。
日頃からちょっとしたメモもPCにしてしまうあたしとしては、
正直言ってかなりツライ作業でした。

でも、久しぶりに学生時代に使っていた英語のテキストやノートを
引っ張り出しては色々読みあさって、UNやJICAやMOFAのサイト見たり、
自分の考えてることをまとめてみたりするのはすっっっごい楽しかった。

もう何年も経ってるし、最近はお仕事で英語はあんまり使わないんだけど、
それでも国際協力に関する英語の文献は辞書ナシでも普通に読めて
理解できる自分に感動しました。これも全て、弓削先生のおかげですっ☆


それから、健康診断を職場近くの病院で受けました。
血液型を調べるなんてなかなか無いらしく、針を刺された状態のまま、
看護婦さんたちが専用の試験管を探しまくってた。
アレは結構痛かったよ…(笑)


なんだかんだ、各書類のネタは揃っても、ゆっくり書き上げるための
まとまった時間がなかなか取れなくて、わりとギリギリに発送。
郵便局から念のため速達で出しました。


数日後、JICAから「受験番号のお知らせ」的なものが届いて、一安心。
応募書類が無事に受領されたってこと。間に合ってよかったー(*´ο`*)=3

2007/08/22

両親の説得

応募書類の準備より、語学試験や面接より、
会社を辞める決断より、何よりも大変なのが両親の説得。

実は秋応募の時に黙ってこっそり受験し、途中でバレて(?)
猛反対された過去があったので…。それでも受けたいと親に話し、
ようやくOKをもらって春応募にこぎつけたという経緯だったのです。

2次試験を受けて「うむ。コレはきっと合格だろう」という予想のもと(笑)、
あらためてパパ&ママに話したら、やはり予想通りの反応。


パパからは質問の嵐。

◆受かったら本当に行くのか? ⇒勿論、いきまーす。
◆結婚は? ⇒まだまだ、したくありませーん。
◆帰ってきたら29歳だろ? ⇒そうでーす!それが何か?
◆今の会社を辞めるなんてもったいない! ⇒た、確かにそれはね…。
◆帰国後はどうするんだ? ⇒考えてるけど、2年後のことは解らん。。
◆麻里子には平凡な結婚をして欲しい…。 ⇒平凡なんてムリっ!

etc、まぁ普通の父親の反応でした。
でも、最後に、「正直言って、その歳でそんな決断が出来るなんて、
パパは羨ましいよ。」と言われた時にはグッとくるものがありました。


そしてママは、実際に合格してみると、やっぱり行かせたくないモード全開。
最初はペルーと聞いて、知り合いもいるし馴染みの深い国なので、
当初あたしが希望していたニカラグアよりは治安も良さそうだし良いんじゃないの、と。

ところがどっこい、大地震も起き、急に心配になったのか、
お友達が家に来て「おめでとー!」とか言ってくれると
「おめでたくないわよ…」なんて愚痴るようになってしまった。とほほ。

でもJICAに問い合わせてリマの治安を確認して問題ない旨とか、
あたしが派遣される予定の孤児院の情報とか、色々と話して
やっぱりあたしはペルーに行きたいですと話したら、
しぶしぶOKしてくれそうなところまで来ました。


この週末に、ママの日本語の生徒さんたちの住む湘南台の小学校で
ペルーdayのイベントをやるらしい。ママが行くというので、
あたしも一緒に行ってきます!楽しみです!
その往復の車中で、熱く語ってママを落とすしかなさそうですな。

決戦は日曜日…!
ようやく問題なさそうな流れになってきて安心しました。

2007/08/20

リマの状況

リマの状況が気になって気になってJICAに問合せをしたら、
ご丁寧に職員の方がお電話を下さいました。

今、3名の協力隊員と、1名のシニアボランティアの方がリマ市内に
派遣されているらしいんだけど、市内の被害はあまり酷くはないようです。

と言うか、現地にいる彼らは特に非難する必要もなく、
これからシニアボランティアの方が派遣される予定らしいけど
それについても変更とか中止とかは懸念されていないみたい。

私が派遣されるのは2008年の3月か4月だし、
JICAとしては今回の地震の影響で私の派遣をどうこうするつもり、
あるいは中止にする必要性はないとの判断でした。

とりあえず、良かった。不安な中でも、ちょっと安心。


合格通知の「ペルー」という記載を見て、
「ペルーなら良いね」「まぁ少しは安心ね」と言ってくれていた両親が、
大地震のニュースを聞いて突然心配しだしたので
実はこれからどうなるのだろうかとかなり不安でした。

でも、とりあえず状況が解って良かったです。
あとは説得するのみ、です。

2007/08/18

(別途、合格時に書いていた日記。)

結果が出ました。受かってました。合格です。
応援して下さった皆さん、本当にどうもありがとう。

「自分が受からなかったら誰が受かるんだ」と思ってはいたけど、本当に受かってしまうと、びっくりだ。なぜって、一つ前の日記にも書いた通り、もう一つ、すごくやりたいというかやってみたい事を見つけてしまったから。

こんな書き方をすると、合格出来なかった人に失礼だと言われてしまいそうだけれど、決して軽い気持ちで受けたわけでは全くないのです。

本当に真剣に時間とお金を費やして、学生時代に大切にしていたテキストをたくさんたくさん読み返して、英語の勉強もちゃんとして臨んだんだもの。書類作るのも本当に大変だったし、試験のために貴重な夏休みを使ったし。それに、タバコやめたり健康に気をつけたり、色々頑張ったよ。超健康体に見えるけど、実は「キョジャッキー」と呼ばれたりしていたしね。かなり厳しい健康診断を通っただけでもエライと思う(笑)

WEBで発表されて、自分の番号を見つけて、純粋な嬉しさと、まぁ当然だよねっていう安心感と、じゃあこれからどーしようっていう本気の悩みが頭の中をぐるんぐるんしています。

今夜は最愛の姉に会うので、じっくり話しを聞いてもらいます。まぁ決めるのはいつだって自分なんだけど、良き理解者であり、超冷静な人の意見を聞いてみたいので。そしてお盆は、お部屋の整理整頓をして、頭の中も整理しようと思います。 今いちばんやりたい事は何なのか。じっくり考えて、答えを出さなくちゃ。

ともあれ、あるチャレンジをすると自分で決心して、それに向けて努力をして、両親を説得して(コレまだ足りてないけど。笑)、あーだこーだ悩んで、面接で熱い想いを語って、そして認められて合格出来たっていうのは本当に嬉しいことです。

そして、学生時代に学んだこと、それを通して自分の中に芽生え、就職してからも忘れないように守り続けた自分の信念は、やっぱり間違っていなかったんだと思うことが出来ます。それが、何よりもすごく嬉しい事です。

行くか行かないか、結論は今すぐには出せないけれど、とりあえず今夜は最愛の姉とともに、旨い酒を飲みたいと思います。 応援してくれた皆さん、本当にどうもありがとう。取り急ぎ、ご報告でした。

2007/08/17

ペルー沖地震

被害がどんどんスゴイ事になってきてる・・・。

死者が510人、負傷者2000人、被災者80000人以上。
そして・・・脱獄者600人?!


あたしが派遣されるのはリマ北方の予定なんだけど、
被害が集中しているのはリマ南方が多いらしい。

ママの日本語教室の生徒さんたちの出身地はどこだろう。
ご家族は、帰国した人たちは、大丈夫なんだろうか・・・。


あたしは予定通り派遣されるのか?
違う職種で行った方が良いんでないのか?

なんて思いつつも、募金しか出来ない今のあたしデス。
色んなことが不安だ・・・。

2007/08/16

きっかけ。

協力隊応募のきっかけは、思い起こせば去年の秋でした。
そうなんです。実は結構前から考えてたんだよね~。

「2年間フランスに留学することにした」と言う、 高校時代に
予備校で知り合った親友からの一言がきっかけだったのです。

自分が今、一番居たい場所はここじゃないってことを認識しているのに、
どこに行くべきか解らなくて模索していた頃だったから。
この頃は本当に迷ってばかりでお仕事にも集中出来なかったなぁ。
今思うとかなり反省・・・(笑)


彼女の言葉を聞いて、その決断がすごく気持ち良くて、嬉しくて、
「この先きっと何十年も生きて行くんだから、
たった2年間くらい自分の好きなことやって何が悪い」って思った。

それと同時に
「いやいや、もーすぐ死んじゃうかも知れないんだから、
今やりたいと思うことは全部やっておかなきゃ」とも(笑)

相反する理由だけど、とにかく「やりたい事は、今、やらなくちゃ!」でした。


もちろん留学とか転職とか、色んな手法を考えたんだけど
最終的に、青年海外協力隊を選びました。

これにした理由は本当に色々な要素があるので、そのへんはまた。
時間に余裕がある時にでもゆっくり書くことにします。

ペルーで地震!!!

15日にペルー中部沿岸部でM7.9の地震!!
ひぃ~。さっそくこんなニュースです。

日経のニュースによると・・・
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ペルー中部沿岸部で15日午後6時40分(日本時間16日午前8時40分)ごろ、マグニチュード(M)7.9の強い地震が発生した。AP通信によると、ペルーのニュース専門チャンネルは少なくとも17人が死亡、70人が負傷したと報じた。
米地質調査所(USGS)によると、震源地は首都リマの南南東145キロで、震源の深さは約41キロ。また、米ハワイの太平洋津波警報センターは中南米諸国に対し津波に対する警戒を呼びかけている。
リマでも大きな揺れが少なくとも20秒間続いたほか、余震も数回あったという。一部地域では停電や携帯電話が不通になっているほか、人々が家の外に飛び出し、帰宅を急ぐ車で道路の混雑が続いているという。また沿岸部では津波に備え、住民をすでに避難させた都市もある。
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だそうです。この規模ってけっこう大きいね。
復興支援の手が速やかに届きますように。

今までは中南米に関するニュースってそんなに注意してチェックしていなかったけれど、これからはそうも行きません。色んな情報チェックしていこう!

2007/08/15

合格しました!

青年海外協力隊、平成19年度春募集に合格しました。

任国は南米のペルー。『青少年活動』として2年間、孤児院で活動します。
19年4次隊として、年明けの1月から長野県駒ヶ根にて研修を受け、
3月末あるいは4月初旬にはペルーに旅立ちます。

よくよく見てみると、今期の募集でペルーに派遣されるのってあたし一人だけ!
なんであたし?他にも希望者いたの、面接会場で知ってるけど・・・。
別に良いけど、でもさすがにちょいと不安なんですけど・・・(笑)
まぁ、他にも希望者がいたのに合格もらえたのはありがたい事ですな。

試験のこと、合格してからの派遣前訓練のこと、Peruのこと、
これから2年間の記録を、このblogに残していくことにします。

青年海外協力隊としてPeruに派遣されている人ってあまり多くないので
これから行く人たちの参考にもなると良いなと思ってます。