2009/04/30

慣れたつもりでいたけれど

ペルーで生活して一年以上が経って、
生活水準の高いお洒落な地域とそうでないHogar周辺を行き来して
だいぶこっちでの「当たり前」に慣れたつもりでいました。

でもやっぱり未だに、「あぁ、ペルーだなぁ」と思う瞬間がいっぱい。



例えば。

携帯電話を忘れてきて、どうしても時間が知りたかったので
バスの中で隣のおじさんに時間を聞いてみた。
「うん、5時か6時くらいだよ、セニョリータ!」と、満面の笑顔での返答。
ありがとう、おじさん。そんなの解ってるんだけどね…。



例えば。

警察官に道を訊く。急いでるし、当然の事ながら人を選んで道を聞くわけですよ。
「電話番号かメールアドレス教えてくれたらね」と、満面の笑顔での返答。
あの…急いでるんですけどね…。



こんな国です。
なかなか素敵でしょ?

2009/04/29

豚インフルエンザ

アメリカとメキシコで感染が拡大している豚インフルエンザの影響で、残念ながら、メキシコのJICA関係者は全員、一時帰国となったそうです。


豚インフルエンザの症状は、「38度以上の熱」「倦怠感」「頭痛」「鼻水・鼻づまり」「のどの痛み」「食欲不振」「吐き気」「下痢」など、普通の風邪とあまり変わらないらしいのですが、特に「吐き気や下痢」といった症状が目立つらしい。

とあるメキシコ隊員から「昨日から下痢の症状がある」と聞いてかなり驚いたのですが、賞味期限が2年も過ぎた黒蜜をシリアルにかけて食べたのが原因だったそうな…しかも2度目…。そこまでして黒蜜が食べたかったのか?!(笑)


自分の意思ではない突然の帰国は、想像するだけでも寂しいし、悔しい。活動を一時中断、しかもいつ戻って来られるか解らないというのは隊員にとっては本当に本当に悔しいだろうなと思う。だって一緒に活動してきた仲間はそこに居るのに、自分だけ日本に帰らなきゃいけないんだもん。でも一方で、きっとJICA事務所の方々は、もっと心苦しいのではと思う。隊員の気持ちも解りつつ、でも決まってしまった事だし、安全のためには仕方のない事。大変だね…。

ペルーでも感染の疑いがある人が5名になったという情報もあるし、きっとこれからもう少し増えるような気もする。「メキシコじゃないから大丈夫~」なんて呑気な事は言ってられない状況のようです。みんなも気をつけましょう。


~ 予防対策 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
① うがい、手洗いの慣行。
② 規則正しい生活を送り、体力を落とさない。
③ 外出時のマスクの着用。
④ 不要な外出、人ごみを避ける。
⑤ 肉類(鶏肉、豚肉)、卵は十分に加熱調理。(中心温度75℃、1分以上)
⑥ 養鶏場や養豚場、生きた動物のいる市場などに不用意に近づかない。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

2009/04/28

Elias

EliasがHogarにやってきて、今日でちょうど一年。

忘れもしない、去年の4月28日。
ベルが鳴って、誰か来たなってこのオフィスの窓から外を見たら、
お父さんに抱っこされたEliasがやってきた。



当時もう2歳7ヶ月だったのに、
まだ歩けなくて、殆ど喋れなくて、大変だった。


あたしがHogarに来て一週間後にやってきた彼は、
言ってみればあたしと同級生。
一緒に、色んなことを学んできました。


あたしと一緒に日本に行く?と聞いたり、
アイコと住む?と聞いたりすると、
うん、マリと日本に行く!アイコと住む!と言う。
可愛くって、たまりませんよ。

色んなことがあるけれど、
辛い時も悲しい時もなんだかんだ言って
この子の笑顔にどれだけ励まされたかなって思う。


Elias, A-RI-GA-TOOOOO!!!

2009/04/27

「…日本人ですッ!」

昨日は日本から来られた旅行者の方、それからペルー人の方、
そして日系ペルー人の皆さんとのお食事会に参加させて頂きました。

ここ2ヶ月くらいでさらに日焼けしてしまった私は、そういう場所で
日本語とスペイン語を使い分けて話していると日本人なのか日系人なのか、
はたまた日系ブラジル人かと訊かれることが急激に増えてきた。
日系ブラジル人というのは、おそらくスペイン語が
きちんと喋れないあたりからくる推測なのでしょう(笑)

例にもれず昨日も、日本人旅行者の方々からは
「日系人の方ですか?」と。
そして通訳を担当されていたペルー人の方には
「ペルー人ですよねぇ?」と。
あはは。あたし、日本人ですッ!

さすがにペルー人にペルー人でしょと言われたのは初めての体験。
なるべく街中で浮かない様にするため、出来るだけ
現地人らしい身なりでいようと心掛けてはいたけれど
まさかこんな日がくるとはねぇ…(笑)


とにかく、この日焼けが原因の一つなのは確か。
ソバカスを通り越してシミのようなものが
目の下にちらほらと出てきたので…
ペルー原産のローズヒップオイルを購入しました。
今日からこれでお肌のお手入れをします!

ペルーはこれから秋になるので、せめて冬になったら
色白で居られるように頑張りますわ。
目指せ、日本人!

2009/04/25

モニタリング

開発経済学において「モニタリング」はとっても重要なキーワード。

お金や物を援助をするのは良いけれど、
送った後に、その使い道が正しいかどうか、
きちんと必要としている人のもとへ行き渡っているかどうか、
それを受け取った人の反応を自身の目で確かめて、
続けるべきかアプローチを変えるべきか、今後の方針を検討する。

役立てるための援助なんだからそんなの当たり前なんだけど、
残念ながら、これが出来ていないケースが殆どだと思う。


あたしの働く施設でも、色々な方からの支援を頂きながらも
残念ながら色んな事情によってこども達まで届かない事もある。
正確に言えば、あると言うよりは「あった」と言うべきかな。

これから、そういう管理をきちんとやっていけるんだ。
そういう体制に向かって確実に動き出しているんだ。
一年前と比べたら、確実に一部の人たちの意識は変わってる。
時間はかかると思うけれど、間違いなく、良くなっていく。


Hogarに住んで一年。
自分の役割りについて何度も何度も何度も何度も、
いつまで経っても自答できないまま自問してきたけれど
モニタリングのお手伝いっていうのも、重要な役割りかもしれない。

昨日も似たようなこと書いたけど、あたし、ここに居て良かった。
他人様に説明するような事でもないけど、報告書に書くような事でもないけど、
これで良いのかも知れないって思える。

まだまだ出来る事もやらなきゃいけない事もあるし、
もちろんこれで満足はしないけど、悩みすぎも凹みすぎも疲れるから
たまには自分を肯定してあげても良いかなって思いました(笑)


あと重要な王道キーワードと言えば、「参加型」そして「持続可能」。
うん、ちょっとだけ意識は変わってきたかな。
残り11ヶ月で、スタッフ達の意識変革まで手が届きますように。
地味に、細々と、やっていきます。

2009/04/24

腹筋

腹筋が、すっかり無くなってしまいました。腹筋どころか、身体の筋肉という筋肉がどんどん落ちて行き…唯一自慢できるのは、Eliasを抱っこしてたから、腕の筋肉くらいかな(笑)


先週久し振りにサルサを踊って、自分にびっくり。なぜって…腹筋がないもんだから、自分の身体に力が入らない!どうやって踊って良いのか解らないふにゃふにゃな身体になっていることに、ようやく気付いたわけです。もー、本当にびっくり。って言うか、衝撃。

小さい頃からバレエ、体操、乗馬、スキー、水泳、テニス、チア。社会人になってからは最低週2回はサルサ踊ってたのに、ペルーに来てからというもの、殆ど何もしていない。滅多に踊りに行かず、アイソレーションもせず…そりゃ、太りもすれば、なまりもするわけですよね。ペルーのご飯と、日本で働いていた頃の「通勤時間」がないのも大きな原因かな。


相当ショックを受けたので、最近はけっこうやってます。今朝も、あたしのお部屋に遊びに来るこども達をシャットアウトして、筋トレとストレッチ、そしてアイソレーション。細々と、身体を作り直して日本に帰ろうと思ってます。

なぜって、日本に居たときに所属していたチームWABISABIの今のナンバーが、あまりにもカッコ良くて大好きで、youtube動画をダウンロードして何度も何度も見ている、超WABISABIファンなあたし。でも見る度に、あぁーこんな鈍った身体じゃもう絶対にこんなの踊れないって思う。とりあえず、踊りに行く時間はないにしても腹筋と背筋だけは鍛えておこうって心に決めました。文字通り、失って初めて、腹筋の大切さに気が付いたわけです。


結論。身体が鈍ると、心も鈍る!
真面目に頑張ります。

2009/04/23

嬉しい日

■嬉しい出来事 その1

塀に囲まれたHogarには門があって、それを管理しているPortero(門番?)のおじさんがいます。普段は本当に挨拶しかしないんだけれど、今日はタイミングよくHogarのお外でちょこっと会って、もう一年も住んでいるのに初めてと言って良いくらい、普通に会話をしました。

彼はあたしの事を良く知らないと思っていたのに「セニョリータ、あんた良い仕事してるよ」と言ってくれた。あたしを褒めたって、なんにも得しない立場の彼からそう言われるっていうのは、こども達に好かれるというのとはまた別の次元で、猛烈に嬉しかったりする。


2月くらいから、以前みたいに時間割りをきっちり決めての英語クラスや日本語クラスをやらないことにして(時間通りに事が運ばないことがよーく解ったから…。笑)だいぶ方針を変えた。ここのこども達に無理に時間を作らせるのが難しいから、自分がこども達と一緒に生活する中で伝えられる事や教えられる事を大事にしていこうって。時間がある子、あるいは、自分のところに来る子に対して、手芸やら英語やら算数やらを教えたり。お食事の時間には、きれいにご飯が食べられるようにちょっと厳しくしつけたり。

でもこういうやり方って、日本でフルタイムで働いていた自分にとってはちょっと(かなり)怠けているような気もして、これで良いのだろうかって落ち着かない事も多かった。だからこそ、あの寡黙なPorteroのひと言は、グっときたわけです。ちょっと離れた存在だけれど、長年ここに努めている彼がそう言ってくれるなら、きっと間違ってはいないのでしょう。

これで良いんだね。このまま頑張るよ。



■嬉しい出来事 その2

12歳の少年で、ちょっと気性の荒い子がいます。人懐っこくて良い子なんだけれど、機嫌を損ねるともう大変。髪の毛をちょっと短く切ると怒るし(笑)、サッカーで自分のチームが負け始めるともうやめちゃうし、ちょっと注意されるだけでどこかへ行ってしまう。ちょっと困ったクンでした。

そして今日、数独をやりました。実は昨日、彼が最後までやり終えた後に答え合わせをしたら、5ヶ所だけ間違いがあって、それを指摘しただけで「もう嫌っ!」って、紙をビリビリに破く。あたしも、がっかり。あと5個なんだからもう一度考えてみなよと言っても「もう聞きたくない!」と耳を塞ぐ始末(笑)


そんな事があったので、今日も数独をやると言ってきた時は、正直「えぇ~」と思った。でも、ゆびきりげんまんして最後まで機嫌悪くならずに終わらせると約束させました。そしたらなんと、今日は全て自力でパーフェクトにやり遂げたのです。

「偉いよ!よう頑張った!チャンピョン!!!」と褒めた時、彼の目にうっすら涙が溜まっていたの、しかと見届けましたよ。あたしは、小学生の時に生まれて初めて、大嫌いだった鉄棒の逆上がりが出来た時のことを思い出したよ。嬉しくて泣きそうだったんだよね、実は。彼もきっと、すーごい嬉しかったんだろうなぁ。

自力で何かをやり遂げるという機会が、残念ながら今のHogarではなかなか無いから、忍耐力と集中力を身に付けつつ、何かをやり遂げる喜びを味わえるという意味でも、数独はかなり役に立っているようです。




なんだか嬉しい。
今日は、すごく良い日だ。

出血大サービス。聖歌を歌うElias。かわいいでしょ(笑)

2009/04/21

一周年



Hogar Emmanuelに赴任したのは、去年の4月21日。
ちょうど今日で一年間が経ちました。

こども達、スタッフ達、そしてマードレ。
ほぼ全員と言って良いくらい、色んな人とのドラマがありました。怒ったり泣いたり悲しんだり喧嘩したり笑ったり喜んだり…相当に濃厚な日々を過ごしてきたと思う。

本当の事を言うと、去年の年末とかは週末にリマに上京すると「Hogarに戻りたくない~」と思う事も何回かあった。でも、まだ残り半分もHogarで頑張ろうって思えるのは、こども達がひょっこり来た日本人のあたしを慕ってくれているお陰なのです。彼らがいなかったら日本に帰ってたかもしれないなって思う。

心の奥底には、きっと口に出せないような色んなものを抱えているであろう、ここのこども達。これまでに辛いことがいっぱいあっただろうし、将来のことを考えても不安は拭えないだろうけれど、それでも笑顔を絶やさないでいようとする彼らの姿は本当に逞しく、尊敬します。

みんなから学んだことがいっぱい。これからも、一緒に色んなことを学んでいけるように関係を深めていきたいものです。
どうもありがとう。あと一年弱、よろしくね。

2009/04/19

大使公邸

昨夜は、ペルーの大使公邸にお邪魔してきました。



日本の内閣府が主催している「世界青年の船」に参加したペルー人たちが、大使公邸にて旅の報告を兼ねて大使と会食をされるというのが主旨だったようです。が、今回は大使のご意向によって、ペルー在住の日本人の若者達とも交流の機会を…という事で、嬉しいことに、青年海外協力隊員としてご招待頂きました。

世界青年の船の皆さんに混じって、自分一人が部外者だったらどーしようかなとちょっとドキドキしながら行ってみたところ、UNICEF勤務の方や、日秘協会のご関係者の方もいらっしゃって、とにかく色んな方とお話が出来ました。

さらに、大使公邸でのお食事は、感動の嵐。なかでも特に感激しちゃったのは、いなり寿司、天ぷら、柿、食後に頂いたほうじ茶でした。たまに日本食レストランにはお邪魔するけれど、この4つに関しては、ペルーに来てから初めて頂いたような気が…。

でも、何よりも嬉しかったのは、同年代(でも殆ど年下だけど。笑)のペルー人のお友達が出来たこと。そして、休みの日に遊ぼうよとか、近いうちにみんなでHogarのこども達に会いに遊びに行くよと言ってくれたり。さらに、飲んだり踊りに行ったり、今度Grupo5(ペルーの国民的に人気のグループ)のライブに行こうと誘ってもらったり。Hogar在住のあたしとしては、同年代のペルー人と交流する機会ってなかなか無くて、実はその辺はかなり物足りなかったりしたんだけれど、これから充実していけそうでかなり嬉しいわけですよ。

せっかく日本を知ってくれたペルー人のみんなに出会えたんだから、協力隊員との交流の機会を設けたり、これからも良い関係を保っていけたら良いなぁと思います♪

2009/04/17

恐るべしインカの太陽

かつてインカ帝国において、太陽は神様だったとか。

先週Trujilloを旅行して海岸が気に入ったと書きましたが、実際に浜辺で太陽にあたったのは、最終日の午前中4時間程度。腕や肩はペルー人並みにコンガリーニョなのにも関わらず、脚があまりにも真っ白で差があり過ぎて恥ずかしかったため、ちょっとだけ日焼けしておこうと思ったのです。

その日はちょっと曇っていたし、「なんだぁ~たいして日焼けしなかったなぁー」と思いつつ、帰路についたわけです。そしてホテルに戻って着替えようと思ったら、なんと脚全体が真っ赤になってしまい、とてもじゃないけれど痛くてジーンズは履けない状態に。なので、かなりリゾートちっくなスカートでリマへ戻ることにしました。


生地が触れるだけで痛いから、当然のことながらタクシーの乗り降りも、痛い。飛行場着いても、小さい飛行機だから階段で昇るんだけど、痛い。ビールを飲んでも、痛い。綺麗な空を見ても、痛い。そしてフライト時間は一時間ちょいだから眠ることも出来ず。なかなかに拷問な時間でした。

そして夜、Hogarに到着。もう、スカートが脚に触れるだけで痛い。なのに、4日ぶりに戻ってきたあたしに、チビッ子達がすごい勢いでまとわりつく。そう、身長はちょうどあたしの腰くらいまで。嬉しいけど、すんごい痛いし!面白がるこども達に対して、けっこう本気で怒ってしまうあたし。

ただ一人、あたしを癒してくれたのは、あたしの息子Elias。
4日ぶりに会えたのが嬉しくて、あたしのお部屋で眠ると言って来てくれたのです。そして、化粧水を脚に塗りたくっていると、「僕がやるー!」と言って、あの小さな手で、ちょっとずつ、「はい右~、次は左~」と、ちょっとずつお手伝いしてくれました。最近、本当によく喋るようになった彼は「こんなに日焼けして~もう次からは塗ってあげないよ」とまで小言を言われましたが(笑)


こっちは紫外線が本当に強いと言いますが、ようやく今回それを実感しました。だって、もう5日も経ってるのに、まだ痛いもん。しかも一部、なぜか、かさぶたと化している…。なんなんだこれは。真っ白い脚も恥ずかしかったけど、日焼けしすぎて赤かったり一部かさぶたになっている脚の方が、断然かっこわるいって落ち。どうぞ、笑ってください。

恐るべし、インカの太陽です。皆さんもお気をつけて…。

2009/04/16

SUDOKU

Hogarでは数独が流行しつつあります。

ペルーの新聞には、クロスワードパズルか「SUDOKU」が
載っていることが多くて、最近は学校の先生がこども達に
算数の宿題としてそれを出すことが増えてきたみたい。
ただ…先生たち、それ明らかに新聞から取ってきただけでしょって
ツッコミたい気持ちを抑えてますが(笑)


忍耐力も集中力もないウチの子たちにとって、
数独は意味の解らない拷問のようなものでした。
でも、細々と解き方を説明するうちに、
ちょっとずつ楽しさを理解してくれる子もちらほら。

「ほらね~全部自分で出来ると嬉しいでしょ!」と言って
とにもかくにも「褒めて伸ばす作戦」。でも、自分の出来が他人より遅いと
急にやる気をなくす子も居るから結構気を遣うんだけどね。

でも、一つずつ数字が埋まっていく度に
すごく嬉しそうに確認してくる表情は本当に可愛い。
おーおー、どんどん学べよと、嬉しくなってしまう。


そして何よりも、こういうの考えついた日本って
やっぱり凄いわ。発展するはずだわ。と思うわけです。

当然のことながら、あたしも、数独にハマってます~♪
このサイトがお気に入り。皆さんも久し振り(?)にどうぞ。

2009/04/14

昨日、一年ぶりに、親友の声を聞きました。

なんだか元気なさそうだったからお電話してみたんだけど、
予想以上にびっくりされて、サプライズ好きとしてはそれだけでも
まぁ満足なんだけれど、喜んでくれてすごく嬉しかった。

日本に居た時はほとんど毎日のように連絡取り合ってたあたし達。
よくまぁ、一年以上も声も聞かずにお互い色々頑張ってきたよなって思ったら
なんだか込みあげてくるものがありました。数年前、彼女が疲れている時に
会社帰りにお電話しながらビールで乾杯した日とか思いだして(笑)

メールも良いけど、やっぱりお電話も良いよね。
声が聞けるってすごい事です。skypeのお陰ですわ。


それにしても、skype使うと結構安いのね。1分17円だって。
調子に乗って、親友とお喋りした後、姉にもお電話しちゃいました。
今まで知らなくってごめんなさい。
これからは自分からもお電話しようと思います。

2009/04/13

Viva, Trujillo!

休日を利用して、Trujilloに旅行してきました。
4月8日の夕方から12日の夕方まで、飛行機でひとっ飛びの距離。

日本では、ペルーと言うと
「クスコ」「マチュピチュ」「ナスカ」ばっかりが
有名になってしまっているけれど、
「もっとトゥルヒーヨに来れば良いのに!」と
心底思うことの連続でした。

ご飯は美味しいし、街の雰囲気は良いし、景色は綺麗だし。
短期隊員のお姉さまと一緒に旅行させてもらって
色んなこと喋って、最高の休暇でした。


2回も行ってしまったレストラン「BIG BEN」



トトーラがいっぱい並ぶHuanchaco海岸



Huanchacoの夕日



あぁー
また行きたいな!
いや、近いからきっとまた行くだろうな。

大好きなダンス、Marineraも観れたし。
Trujilloのお勧めスポットは、また時間のある時に書きます。
それにしても、一度も日本人に出会わなかったなぁ…。


さて。
休暇も頂いたし、これから頑張りまーす!

2009/04/08

こんなに大きくなりました

しつこいくらいに書いていますが、あたしの最愛のElias。
3歳7ヶ月で、やっと、こんなに大きくなりました。







歩けなかった一年前が嘘のよう。
「Agua(お水)」しか言えなかったのにねぇ…。

未だに、初めて歩いた日のことを思い出すと
目頭がじわっと熱くなります。

かわいい。本当にかわいい。
街中やレストランでも可愛いチビッ子を見かけるけれど、
やっぱりウチの子が一番!かなりの親バカです。


あと少しで、あたしもEliasも、Hogarに来て一周年。
一緒にこっそりとお祝しようと思ってます。
みんなに内緒でケーキでも食べちゃおうかな~♪ ふふふ。



さて、本日よりTrujillo旅行に行ってきます。
ごきげんよう~。

2009/04/06

決め手?秘訣?

青年海外協力隊、春募集。
mixiやブログを発見してくれて、あるいはお友達経由で、
ありがたい事に「アドバイスが欲しい」「合格の秘訣は?」と
メッセージを下さる方々が結構います。嬉しいね。

「青少年活動」は、村落開発普及員と同様に
協力隊の職種の中でも1,2を争う勢いで倍率が高いから
そういう気持ちはとっても良く解ります。
そして、何としても受かりたいという気持ちも、
本当に純粋に嬉しく思います。


ただ…残念ながら、あたしからは
中途半端はアドバイスは出来ないのが本当のところ。
だって書類はいっぱい書くことがあるし、面接では
思いもしない事を聞かれたり、自分の発言一つで
思わぬ方向に話が進んだりもする。

個人的な意見だけれど、きっとJOCVの試験で見せるべきは
「青少年活動を希望する人はこうあるべき」ではなく、
どれだけ自分の信念や方針や意見をしっかりと持っているか、
そして、それを裏付ける体験や経験を、これまでに
どれだけ、どうやってしてきたかという事じゃないだろうか。
さらに、それを任国でどうやって活かそうと考えているか。

…自分が合格した決め手は解らないけれど、
きっと、自分が語った想いが面接官にきちんと届いた。
それだけだと思ってます。あたしは、ね。

ま、任国がどこになっても、行ってしばらくすれば
「第一志望じゃなかったのに、この国に呼ばれて来たんだな」って
思えるようになる自分に気づくと思うよ。
って、こんな書き方、これから受ける人には不謹慎?!
でも、ホントです。「住めば都」ってやつですね♪


まぁ面談なんて100人いたら100通り。
志望理由も、100人いたら100通り。
面接官によって内容も違うだろうしね。

熱い心と冷静な頭脳で臨んでください。
応援しています。

2009/04/05

PACHAMANCAとクイ

昨日、JICA事務所の方の送別会ということで
みんなでPACHAMANCAを食べに行きました。


※土からお料理を取り出すところ


PACHAMANCAという言葉はケチュア語で、
「PACHA=土、大地」「MANKA=お鍋」という意味。
土の中にバナナの葉でくるんだお肉やお野菜を入れ、
石の熱で焼き上げるというお料理です。


※牛肉、豚肉、鶏肉、じゃがいも、カモーテ、そらまめ!


盛り付けの彩りがイマイチなのが残念だけれど
どれも本当に美味しくって、もう食べたくないと思っていた
じゃがいもを、普通に食べてしまいました。

とは言ってもこの量で一人前って、どうしても冗談としか思えなくて
1/3も食べられない状態で降参しましたが…。


※初めてのクイ


そしてなんと、ペルーに来てもう一年も経っているのに、
ここに来て初めてクイを食べました。

クイはモルモット(テンジクネズミ)の仲間と言われていて
昔からアンデス地方では重宝されています。
育てやすく、タンパク質が豊富で、美味しい、と。

「ペルーに旅行に来たらとりあえずクイ」的なイメージがあるけれど
なぜかタイミングがなく一度も食べたことがなかったあたし。
もう一度食べたいっ!とは思わないけれど、まぁ普通に美味しかった。


行った場所は、なんとHogarまで車で20分くらいの場所。
ちょっとしたリゾート地っぽい雰囲気で、プールあり、サッカー場あり、
バレーボールコートありと、週末を家族で過ごすのにぴったりな場所。

事務所の方々のご家族とお喋りしたり、結婚報告があったりと
なんとも幸せで平和な一日でした~♪

2009/04/03

信用するということ

「マリは人を簡単に信用しすぎる。もっと疑わないとダメだよ。」

これ、Hogarを出た子に、よく言われる言葉。
そーかな?あたしを知っているみなさん、どう思いますか??


一概に「ペルー人はこうだ」なんて言うつもりは全くありません。
ただ、どちらかと言うと、あまり思ったことを正直に言葉にしなかったり、あえて複雑な表現をしたり、濁してみたり…。何でもはっきりと言ってしまう性格のあたしにしてみれば、ちょっと難しい人が多い、というのが一年間生活して受けた印象。嘘をつかれて悲しんだことも、何度もあります。

そしてペルー人同士でも、「信用しすぎるな」とアドバイスし合うという場面にも、何度も何度も遭遇しました。色々な事情があってのことだろうし、Hogarに居た子に言われた言葉の意味や、その気持は解るけれど、あたしには大きな疑問。


別に「簡単に」信用しているんじゃない。
ただ、「信用しよう」と決めて、信用しているだけ。
もちろん、自分が信じようと思う相手だけだけれど。

「信用する」の反対が「疑う」とは言いきれないけれど、例えば会う人会う人みんな疑ってかかったら、信頼関係はいつどこでどうやって生まれるのだろう?と思いませんか。

「他者に信頼されている」「期待されている」という気持ちを自分の中に抱くことから、人間は「正しい行為」「恥ずかしくない行為」を選択するようになっていくんじゃないのかなぁ。

表面的には調子の良いこと言いながら、どうせウラでは別の事言ってるんでしょってみんなが思ってたら、いつまで経っても薄っぺらい関係のまま。何も発展しないじゃない。


何年か前、あたしは人を疑うことがすごく多かった時期があった。でも、疑ったって「+」になるものは何も生まれないってことも学んだ。だから、後で裏切られてショックを受けても良いから、とりあえず自分が信用したいと思う人のことは信用してみようと思うようになったんだと思う。

こども達に対してだって同じでしょう。あたしがバカみたいに信用してるのを知ったから、少年達の何人かに届いたものがあると思っているし。人に信頼されること、あの人の期待に応えようと思うこと、あの人を裏切って悲しませたくないと思うことって、本当に大切な事だよね。

それに、人を裏切って相手に悲しまれて、それで自分の心が痛む時だってある。(何度も親の期待を裏切り続けたあたしとしては、今、痛いほど解りますけど。笑)こども達がそういう風に感じてくれたら、それはそれで良いとも思う。そうやって彼らの「心」が成長していけば良いじゃない。もちろん、こども達だけじゃなくて大人たちにもね。


だからあたしは、信じる事をやめません。
ちょっとくらい悲しまされても大丈夫。準備は出来てるぜ!

2009/04/02

来週は旅行だぜ!

来週は祝日があるので、ちょっくら旅行に行ってきます。
行き先は、ペルー北部のTrujilloという、第三の都市。

8日の午後にHogarを出て、12日までの4泊5日。
現地にてTrujillo隊員&Cajamarca隊員と合流するのです~。


もう一年もペルーに居るのに、国内旅行をするのは
姉が来てくれた時に行ったクスコ&ナスカのみ。
なんとなく、Hogarにいなくちゃいけない気がしていて
なかなか旅行に行く気になれなかったのです。

でも、例えば連休や週末だけを使った単発でも、
けっこう行ける場所っていっぱいあることに気づいた。
それに、あたしなんか居なくても、別に問題ナシだし(笑)
当たり前なんだけれど、なんか今まで離れられなかったのよね。

弟くんと一週間会わずにいたけど、普通に生きてるじゃないですか。
そういうの見て、やっと解った。あ~、もうあと一年しかないんだから
せっかくのペルーをもっと満喫しなくっちゃ!って。

かつては「この人、あたしと別れたらもうダメなんじゃ…」
とか勝手に思いこんじゃうタイプだったから(笑)
全然そんなワケないのにね~。(かつて、だよ。昔の話よ。)
そういう意味では、あたしもだいぶ成長したもんですな。


そんな訳で、思いっきり羽を伸ばしてこようと思います。
大好きなMarineraが観られると良いなぁ。
美味しいものいーーーっぱい食べて、
隊員仲間と大いに語り合って、のんびりしてこよ~♪

Sweet Garden

Sewwt Garden

一時期、ものすごい頻度で行っていたお店。
オーナーは台湾系の方だそうです。

ペルーらしからぬお洒落なケーキや
いわゆる「お惣菜パン」にやられて病みつきでした。
だから太ったんだよなぁ…と、今、思う。
あぁ、年明けから行ってないから痩せたのか(笑)


お値段は決っして安くはないけれど
どのパンも凝っていて美味しいし、
ケーキやカロリー控えめなものまであって
種類も豊富で本当に楽しめる。

コーヒーも美味しいし、
フレッシュジュースもあります。


個人的にかなりツボだったのは…

黒ゴマのパン
メロンパン
3種類のチーズパン
あんぱん
オニオンパン
ココナッツパン
クリームパン

あたりかな。

ゴマパン

ココナッツパン

ケーキ


詳しくはwebサイトを!
あ、喫煙スペースの方が雰囲気良くってお勧めよ。

それから、忘れちゃいけない!
夜21時以降は、パンが10%offだよん。
ぜひ行ってみてください~♪


Av. 28 de Julio 1301, Miraflores
★★★★☆

2009/04/01

後任ボランティア、募集中!

えー、この度、わたくしの後任ボランティアを要請することになりましたのでお知らせします。Hogar Emmanuelのこども達に「これでもかッ!!!」ってほどの愛情を注げる方のご応募、心よりお待ちしております。

要請内容はコチラ。青少年活動@ペルーです。
http://jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=Info&yID=JL32709A05

(ちなみにペルーの要請は5件。こちら↓から。)
http://jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=List&cID=327&n=y


老婆心ながら申し上げますと…
残念ながら20代前半の若い方にはお勧めできません。要望調査票には「社会人経験3年以上」となっていますが、エンマヌエル協会の意向として、30歳前後が好ましいと言われています。というのは、最年長のこども達は18歳なので、無条件で「大人」「お姉さん」として扱われる必要性があるためです。もちろん要望調査票に「3年」と書いてあるのだから、条件を満たしていれば応募資格はどなたにでもあるわけですが、20代前半の方には…個人的には、ちょいと難しいかなと思ってしまいます。

住居については、Hogar(施設)の中か、Hogarから徒歩5分くらいの老人ホームに住むことになります。周辺の治安は正直言ってあんまり良くないから、一人暮らしは無理です。人によってはちょっとストレス溜まっちゃうかもしれないけれど、まぁ発散する時間や場所は作れるから、心配しないで試練だと思ってください。

音楽が得意、手芸が得意、世界一周したことがある、色んな外国語が喋れる、スポーツが得意…など、こども達が食いつきそうなネタをお持ちの方なんか最高♪なーんて偉そうな事言っておきながら、あたしにはそんな能力なんにもありませんけど。しかも、あたしが選ぶんじゃないしね(笑)あくまでも、ここのこども達のためになりそうという個人的観測のもとで希望を書かせてもらっているだけです。超・個人的には、良い意味で、あたし以上に強烈なキャラの方に来て欲しいと思ってますが(笑)


ま、冗談抜きで、ここで一年近く活動してて必須だと思うのは、忍耐力と、熱い心、そしてこども達に意地でも伝えたいと思う自分の信念があるか、ってことでしょーか。そして何よりも、愛情。あたしはあと一年で帰ってしまうから、あたしが帰ったあとにも変わらず彼達に対して無条件で愛情を与えてくれる人に来て欲しいと心の底から思うのです。

「仕事だからこども達を可愛がらなくちゃ…」じゃなくて、誰に何と言われようと、何があっても、正しいことは正しい、間違ったことは間違っていると、愛情でもってそれを伝えられる。そんな方が良いです。個人的に。

本当に、このHogarには、ボランティアの存在が必要なんです。 こども達のためは勿論、スタッフ達のためにも。例え今は解ってもらえなくても、「異質な人物がそこに居る」と言う事実が、後々になってきっと色んな場面で効いてくると思うから。そういう意味では、マードレ達にとっても、こういう存在って必要なのかも知れないな。


いつも弟Julioはこんな事を言います。
「マリが日本に帰ってしまったら、もうダメかも知れないと。こんな人にはもう出会えないと思うんだ」と。

あたしは、自分に良い影響を与えてくれる人なんて、365日側にいてくれるわけでもないし、例えばペルーに来てしまった今、日本でいつもパワーをくれていた大切な人たちには会う事もできない。そうなったら、想い出して自分を奮い立たせるしかない時だってあるし、そもそも人との出会いは自分で探すものだから、色んな場所に行って新しい良い出会いをたくさんしなよね、と言ったんだ。

そしたら彼は、日本とかドイツには、マリやミカエラみたいに色んなことを教えてくれる「普通の良い人」が普通に居るかも知れないけれど、僕たちの居るここには、なかなか見つからないんだよ。「普通の良い人」に出会うのって、実はすごく難しいんだよ、と。

…そうか、そう言われてみれば、そうだった。 悲しいことに、この辺りに居る人たちは、お金のために働く。生きるために働く。一度お仕事を失ったら、次のお仕事を見つけるのは本当に大変なのです。批判することも出来ないくらい、ここではこれが現実だった。「日本人にとって当たり前のこと」が、なかなかまかり通らない国なんだよね。日本に居た時は、魅力的で憧れちゃう人たちがあんなにたくさんいたのにね。こういう部分でも、豊かさの違いを痛感させられたりします。


まー色々と支離滅裂に好きなこと書いたけれど、ようは、あたしのこども達を、あたしと同じように、あるいはそれ以上に優しく厳しく愛情いっぱいに可愛がってくれるなら、どんな方でも構いません。お願だから、あまり間を空けずに来てください。22年4次隊だとちょうど良いかな~なんて思ったり♪

あたしには現職参加を認めてもらった大事な職場があるから、2年経ったら日本には必ず帰るわけです。それはもう変えるつもりもない。こども達に、「絶対に帰らないで」とか「日本に帰ったらグレるから」と言われたとしても、あたしは日本へ帰るのです。


だから…誰か、来てあげて。
あと一年間で頑張って、後任ボランティアさんの
働きやすい環境を残して帰れるようにするから。

ウチのこども達、みんな最高に可愛いよー♪