ブラジルと言えば、サッカーでしょう。
こっちに来てからずっと書こう書こうと思いつつ、もう帰国直前になってしまいました。
こっちの人は、とにかくサッカーの話題ばっかり。
女性同士の間ではあまり見られないけど、男性同士の朝の挨拶は、昨日、自分のチームが勝ったか負けたかという試合結果から始まります。ちなみに、「オレのチーム」って殆どの人が言うから、みんなサッカーチームにでも入っているのかと思いきや、自分のお気に入りのチームのことを「自分の」と表現しているだけでした…。わかんないよ、そんなの(笑)
職場の社員食堂では、男性陣は基本的に毎日かならずサッカーの話題。大きなテーブルが二つあって、なんとなく男性テーブルと女性テーブルに別れてるんだけど、女性陣はそんな彼らの会話を聞いては、「あの人達、よくもまぁ毎日毎日サッカーの話ばっかりしてられるよねぇ…」というくらい。そのくらい、サッカーは彼らにとって大事なのでしょう。
そうそう。職場の人が貸してくれた、おもろい映画がありました。
「O casamento de ROMEU e JULIETA」というもの。「ロミオとジュリエットの結婚」というタイトルで、ものすごくブラジルらしい映画!
JULIETAという女の子が「PALMERAS」というチームのサポーターで、ROMEUが「CORINTHINAS」というチームのサポーター。お互いに筋金入りで、それぞれの家族は昔からそのチームのサポーターというくらいなので、お互いの家族にライバルチームのサポーターが恋人という事がバレるだけで大問題になるというわけ。
実際に、娘の彼氏がライバルチームのファンだというケースもあるらしいけど、さすがにこの映画ほど激しい騒動になることはないでしょう…って言うか、嫌だよね(笑)
ブラジル映画はあまり日本には入ってこないのが残念だけど、これはブラジル人のサッカー好きを見事に描いた面白い映画だなと思いました♪
そう言えばこっちに来る前、ブラジル人は歴史的にも戦争を好まない民族だったと何かの本で読みました。でも、戦争で死者はでなくても、サッカーでは死者が出ると、これまた別の本で読んだ記憶もあり。今では、なんとなくそれも頷ける…。まぁ、出来るだけそんなことはあって欲しくないと思うのだけれど。それで自分の身内を亡くした人は、どんな思いなんだろうかとふと考えてしまいました。
さて、先日アルゼンチン出張から帰ってきた時のこと。
入国審査を済ませた直後、遠くから、あたしのすぐ近くに居たおじさんに対して「Corinthiano!!!」と叫ぶ声が。きっとブラジルに来た最初の時期だったら解らなかっただろうけど、あの時は思わず笑ってしまった。
こっちでは、知り合い同士が、お互いの事をサッカーチームの名前に合わせて「Corinthianasファン」という感じの言い方にして呼び合うの。あまりにもブラジルらしくて、あぁ、サンパウロに戻ってきたなって、思わず笑ってしまいました。日本で、例えば巨人ファンとか阪神ファンの人がいても、「おい、巨人ファン!」なんて呼び掛けることは滅多にないと思うのだけれどね…。こっちでは、当たり前のようです。
そんな、サッカー好きのブラジル人。
2014年のFIFAワールドカップ、どれだけ仕事が滞るのかと思うと、ちょっと心配です(笑)
2 件のコメント:
仕事が滞ってしまうほどになんだw
すごいサッカー熱だね(^0^)
たぶん、会社に来ない人とか、会社に来てもテレビ見てOKとか、そんな雰囲気になるんだと思うよ・・・。
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