2011/10/26

優しすぎるバス

サンパウロ市内、いたるところに路線バスがいます。
地下鉄があるとは言え、まだまだ発達途中のせいか、車がない人や、タクシーに乗れない生活水準の人達にとっては、きっとバスがないと移動手段に困るのでしょう。


サンパウロ市内を走ってるバスは、はっきり言って、綺麗です。車体もけっこう新しい。
でも、「路線バス、すごい綺麗だね!」と言うと、みんなに驚かれる。

バスのドアがきちんと閉まらないと発車しないこと、バスの乗務員が運転手一人だということ、ちゃんとバス停にしか停まらないこと、地下鉄と共通のプリペイド式・あるいはチャージ式のカードが使えること、短距離だからって価格交渉する人がいないということ・・・そういうの、ぜんぶ感激だよって話したら、さらに驚かれる(笑)
色んな意味で、ペルーよりサンパウロのほうが進んでいて、整っています。



そして最近、面白いものを発見しました。

ちょっとこのバスの車体を見てください。優先席の案内シールが貼ってあるでしょ?
よーーーく、見てください。
何か気付かない?





もう少しアップでご覧くださいな。
わかる?
太ってる人も、優先されるんだって!!!


これ、面白いよね?!
でも残念なことに、日本を知らないブラジル人スタッフに興奮して話しても、
「ふぅ~ん」としか言ってもらえなかった!!!
頑張って、通り過ぎて行くバスを窓越しに撮影したんだけどね…。



自己管理ができなくて太った人をこんなふうに優先するなんて…と思ったけど、
きっとこれは、普通のシートでものすごく太った人の隣に座る人がかわいそうだから
こういう心遣いが生まれたのかな…なんて、どうでも良い事をついつい考えてしまいました。

2 件のコメント:

Misako さんのコメント...

すごいですね!こんなバスがあるとは思いませんでした。日本では、あったとしても太ってることを認めて座る人っていなさそうな予感がします(笑)

Mari さんのコメント...

でしょでしょ、凄いでしょ。
日本だったら・・・確かに、体調悪かったり怪我してても、太ってる人と同じくくりにされたらちょっと嫌で座らないかも・・・?!