2012/08/28

青年海外協力隊「サポーター宣言」

ブラジルからは、ブログを更新する暇もなく帰国していました。何の報告もせずにごめんなさい。時差と暑さにやられて、しばらく復活するのに時間がかかっておりました…。



さて!嬉しいことがあったので報告しちゃいます!

青年海外協力隊のホームページでは「サポーター宣言」というコンテンツがありますね。
(↓「サポーター宣言」のトップページ)
http://supporter.jica.go.jp/

これは、企業や団体、自治体、教育機関等が何らかの形でJICAボランティア事業を支援しているという事を表明する場となっていて、今回ここに、私の勤務する会社が登場しました。
(↓「THK」へのインタビューページ)


ボランティア休業制度を整え、「今後も前向きな支援を」と言ってくださる人事部門代表の方と、実際の協力隊経験者ということで私へのインタビューが実施されました。

ご丁寧にJICAの方やライターの方がインタビューに来てくださり、色々と掘り下げてお話を聞いて下さいました。帰国してから、もう2年と4ヶ月。応募した時から数えると…5年3ヶ月前くらい?!応募当時の想いとか、「現職参加」が決まるまでの事とか、現地での活動についてもお話は及びました。が…事前にある程度内容を伺っておいて本当に良かった!なぜなら…月日が経ちすぎて、よくよく考えて思い出さないと、言葉にならないんだもん(笑)


協力隊に応募しようと思った頃は、こんな日が来るとは思いもしなかった。
自分が、会社を辞めずに協力隊に行かせて貰えること。
帰国してからもきちんと受け入れられて、面白い仕事をさせて貰えること。
しかも、南米での経験がきちんと活かせる場があるということ。
そして何より、こういった公式の場で、「サポーター宣言」をしてくれる企業で働けているということ。


学生時代、国際協力のことばっかり考えて生きていました。
洋服を買うにも、果物を買うにも、どこで作られたものなのかが気になったり、毎日のように国際問題について友人と議論しまくったり、国際協力フェスティバルではボランティアしている団体のブースで熱く語ったり…。

そんな中、民間企業に就職することに抵抗を感じていたのも確か。利益を追求していくうちに、本当に大切なことが見えなくなってしまうんじゃないかっていう気持ちがあったのでしょう。だから(?)みんなが就職活動を始める時に、どうして良いのか解らなくて、迷って迷って、ちんたらし過ぎて親にも心配かけて怒られました。

結果的に、今の勤務先と出会って、なんだか面白そうだなと思うことが出来て、ご縁があって入社。その頃は、学生時代の仲間達と話していたように「どこに居たって国際協力しようと思えば一人でも続けられるよね」って、漠然と思っていたっけ。


そんな気持ちで働きはじめた会社が、一社員のボランティア休業を認め、サポーター宣言にまで賛同してくれた。長年、国際協力に携わってきた自分にとって、こんなに嬉しいことはありません。


掲載された自分のお写真はなんともブサイクで、身内からはさんざん言われましたが(笑)まぁ大切なのは文章の方なので良いことにして…。ペルーでの2年間、帰国してからの2年間を振り返る良い機会になりました。そして、これから先の働き方・生き方も。

ご関係者に感謝です。
本当にありがとうございます。


2012/07/08

ブラジルの日系人社会

昨日からまたブラジルに居ます。
3週間ちょっとの出張のため、またサンパウロ滞在です。

前回の滞在時は長期だったこともあり、数ブロック歩けばショッピングモールやスーパーがたくさんあるエリアのウィークリーマンションのような場所に泊まってました。でも今回は短いし、事務所の近くで送り迎えしてもらいやすい場所ってことで、徒歩圏内には何もないこじんまりしたホテルを選択。
お部屋もキレイだしジムも広々、バスタブは無いけど、お湯もちゃんと出るし無線LANも繋がって申し分ない感じ。

到着当日は事務所の女の子(←こうやって書くと、自分がおっさんみたい!笑)が空港まで迎えに来てくれて、お昼食べに行ったり夜はお祭りに連れてってくれて、夜まで眠らないですむようにしてもらいました。


ブラジルでは「フェスタ ジュニーナ(6月のお祭り)」と呼ばれる、6月になると各地で開催される田舎のお祭りがあります。これ、ポルトガル語のお勉強をはじめたばっかりの頃、語学学校の教材としてこのお祭りに関する文章を読んだことがあったのでよく覚えてます。

で、今は7月なんだけど、このお祭りを文字って「フェスタ ジュリーナ(7月のお祭り)」という名前にして開催されてるのがあって、そこに行ってきました。ちなみに、8月になると8月のお祭りという名前に変わって、また同じようなのがあるらしい(笑)


開催されてた場所は、家族単位とかで会員になったら色んな施設を使える大規模なスポーツクラブ。オーナーが日系人なので、このお祭りは日系人がたくさん集まるよという説明だけ聞いて行きました。


で、行ってみたら、語学学校で読んだ「田舎のお祭り」な雰囲気は皆無で、まるで日本の縁日(笑)

まず、「おしるこ」「福神漬け」でしょ~



「ぎょうざ」でしょ~

ちなみに餃子は少しわけてもらったけど、けっこう美味しかった。

他にも、「ラーメン」「カレー」「焼そば」とか色々。
もちろん、ブラジルならではの「シュラスコ」もあったけど。


あたしを連れてってくれた子は日系人で、ご家族大勢で車3台くらいで行ったので、みんなここぞとばかりに日本のものを食べまくってました。「ラーメンはおしょうゆとお味噌があったよ!」って興奮してる姿が微笑ましかった♪


あと、美味しかったのが「カイピリーニャ」の日本酒版。
カイピリーニャというのはブラジルのお酒「カサシャ(別名ピンガ)」を使ったカクテルのことなんだけど、これを日本酒に変えて作ったものがありました。

屋台を出していたお店は「TAMASHII DRINK'S」。
作ってる子たちがすんごい楽しそうに作ってくれてて良かった☆


「カイピリーニャ」ではなく、「サケリーニャ」という名前になってた。
ちなみに、あたしが飲んだのはイチゴ味。ホントのイチゴが入ってて美味しかった。


サンパウロに到着したのは朝の6時半。
このイベントに行ったのは18~21時頃。このお祭りのメイン(?)のホットワインを飲んで、このサケリーニャを飲んで、さらにみんなからビールを注がれて、眠くて眠くて仕方ありませんでしたが…
そんな中、これだけ日系人に囲まれると、ペルーの日系人協会を思い出さずにはいられませんね。

ペルーの日系人協会は知り合いばっかりで、会う人みんなに可愛がってもらってた。当たり前なんだけど、ここではあまりにもアウェーな自分に気付いてちょっと寂しくなってみたり(笑)

会場内から聞こえてくる和太鼓の音、カラオケで日本の古い歌謡曲を歌う人達の声を聴きながら、ペルーを懐かしがってしまいました。


いつかブラジルを「ホーム」と思う日がくるのでしょうか。
ペルーを超えるほどの何かが、ここにもあるのかな…???

2012/05/27

夢の帯

出逢ってしまいました。
日曜日、中学時代からの友人と「月に一度は和服でお出かけしよう!」と始めた月一マリコズ和服デートの第一回目。銀座をお散歩していた時のことです。

アンティークの和服屋さんということでフラっと立ち寄ったお店。
そこであたしを待っていたのはなんと、アジアの布で仕立てられた素敵な帯たち。
長年の密かなあたしの夢が、形になっていたのです。



高校生くらいの頃からエスニック柄が大好きになって、チャイハネとかのいわゆるアジアン雑貨屋さんでスカートやらストールを買いまくっていたあたし。ペルーに住んでいた時も、南米独特の色使いとデザインセンスに魅せられて、布はたくさん買いました。
そして思ったのが、この布を、和服に使えないものか・・・ということ。帯が無理なら、半衿でも帯揚げでも良い。少しでも、どこかに入れてみたい!

密かにずっと、そう思っていました。
そして昨日、何気なく入ったお店にあったのは、こんなお洒落な帯たちでした。

インドシルク、インド更紗、ペルシャ更紗、タイシルク。
その他にも、スマトラ島の絞り、バリ島の木綿、ウズベキスタンの絣とか。
なんでもお店のご主人が、年に一度は旅して、着物や帯に仕立てるために布を仕入れに行かれているとのこと。アジアだけでなく、アフリカやヨーロッパにも行かれるのだとか。



感激しすぎて、もう言葉になりません。
昔から大好きだったエスニック柄が、大好きな着物と一緒に身につけられるなんて!


着物も帯も、買っても着ていないものがまだまだ箪笥に眠っているから、しばらくは買わないと心に決めていたけれど、かれこれ2年以上も我慢しました。だから、そろそろ買っても良いよねと自分に言い聞かせて、インドシルクで仕立てられたこの名古屋帯を購入。


このピンクとグリーンのトーンが絶妙。そして、一見派手なんだけど、ゴールドで入っている刺繍がギラギラしてなくて落ち着いてて品がある。散々迷った揚句、信じられないような破格のお値段だったので、一緒に帰ってきました♪

去年作られたものということで、ちょっと日焼けしている部分もあるけれど、締めたらぜんぜん解らない!今から次の週末が待ち遠しくてたまりません(笑)


来週から6月。
単衣の季節なので、こんなコーディネートでお出かけしたいと思います☆

素敵すぎて危険。
思い出すだけで溜め息が出てしまいます。

2012/05/07

新しい季節


大好きな新緑の季節になりました!
桜の花びらが散ってしまった後の、緑が綺麗な葉桜のこの時期が大好き。



桜並木の下を歩くと何だかワクワクするね!中学高校時代を過ごした山手学院の坂道も、気持ち良いのかな。


4月末からのゴールデンウィークは残念ながら大型連休ではなかったけれど、生活スタイルを見直すために色々と整理をしました。

ペルーから帰国して、ブラジル出張行く前に、そして帰国した年末、年始と何度も断捨離をしたはずなのに、またゴミ袋4つ分くらいの洋服や物を捨てました。もう読まない本はBOOKOFFに買ってもらったし、お部屋も心もスッキリ!

今回やっと思ったのは、「どこに住むにしても必ず持って行く物」にだけ囲まれて生活したいという事。まぁ、それが出来たら苦労しなんだけれど・・・。とにかくお掃除も整理整頓も大の苦手だった自分がそう思えるようになっただけでも、大きな成長だと思うことにしよう。
これからは、きちんとした生活を送りたいと思う。連休中はその為の良い準備の時間が作れた気がするし、とっても有意義に過ごすことが出来ました♪



そうそう、またブログのタイトルを変えたのかというツッコミが聞こえてきました。
よく見てくれてありがとう。(笑)

Viva la vida」と言うのは、スペイン語で、元々はフリーダ・カーロというメキシコの女流画家の絵にこういう言葉があるという事を、学生時代に知り合った友人から教えてもらったの。



最近ふと思い出して、改めて何て良い言葉なんだと思いました☆

vivaとは、万歳!という意味の間投詞でもあるし、Vivir(生きる)という動詞の命令形でもある。
vidaとは、人生、生命、生活、活気、生涯、生き方、暮らし・・・色んな意味。

フリーダ・カーロの絵は「美しき生命」という邦題がつけられているけれど、あたしは、「自分の人生を全うすべし!」とか、「やりたい事をとことんやったれ!」という意味に解釈してます。


2010年の後半から2011年の間は色んな事があり、周りに流されたり振り回されたりして辛かったなぁ・・・とずっと思っていたけれど、3月の終わり頃にやっと気づけた事は、自分の軸が決まっていなかったからバランスが取れなかっただけだと言う事。そりゃ、振り回されて苦しいわけだよね。

これからはお仕事はもちろんだけど、サルサをストイックに楽しんで上達して、着付けの学校にもまた通うし、自宅では大好きなお料理もしっかりしようと心に決めました。

そんな想いでの、「Viva la vida」。
ぼちぼち楽しみまーす☆

2012/04/25

お勉強再開!


DELEのC1レベルを8月に受験することに決めました。

試験は8月末だから、あと4ヶ月。
4ヶ月間はとりあえず独学でひたすら問題集をやって、
それで落ちたら諦めて(笑)学校に通って来年また受けよう。

来月からまたサマータイムが始まるから、
早起きは辛いけど、そのぶん早く帰って有効に時間を使おうと思う。

お弁当も作るし、もっと運動もする。
やることいっぱいだ~♪


自宅で眠っているDELE本を持って明日から出勤!
C1じゃなくてB2の復習からだね・・・。


2012/04/24

新年度のご挨拶


長い間、放置しすぎました。
そして、5ヶ月弱も放置していても、このブログにアクセスしてくれている方が
少なくとも一日に10~20人くらい居ることが解りました。
嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。ありがとう。

「明けましておめでとう」には遅すぎるので、
「新年度、明けましておめでとう」と言わせてもらう事にしましょう。
いや、それでも遅いけど・・・。


去年は波乱万丈だったことを言い訳にしていましたが、
今年はちゃんと地に足をつけて、誰にも振り回されずに行こうと思います。

仕事も、サルサも、お着物も、お料理も、国際協力も。
今はリハビリ期間だけど、来月あたりから本腰入れますね。