2008/04/30

日本はGWだとか・・・

噂によると日本はGWらしいですね。羨ましいような、なんとも言えない心境。
こちらも明日、明後日は休日なんだけど、2歳半の子を引き取ってしまったのでなかなかお休みができません。


初日は咳込んで苦しそうなのが気になっていたのと、せっかく眠っているのに夜中に起きて、パパがいないって泣き出したらどーしようと心配になってほとんど眠れなかったんだけど、2日目は大丈夫でした。

お薬も飲んでるし、栄養もたくさんとってるし、ずっと苦しそうだった風邪は思ったよりも早く回復しそうです。よかったよかった。

考えてみれば、赤ちゃんをお風呂に入れてあげるのも、早く哺乳瓶にミルク入れてきて!って人に頼むのも、がっかりしながら紙おむつを替えてあげるのも、こうやってちょっとドキドキしながら寝顔を長時間眺めるのも、初めての体験です。駒ヶ根に居る時は、こんな日が来るとは思ってなかったんだけど・・・人生、何が起こるか解らないもんですね。

最初はこの子、ここに来て大丈夫かなって思ったけど、あの微妙すぎる両親の間で育つくらいなら、ちゃんと病院に行って、みんなに四六時中ハグハグされて、ちゃんと栄養のあるご飯を食べて、18歳まで学校に通った方が良いに決まってる。

このHogarで、ものすごい愛情を注いで育ててもらえるんだからね。
頑張って、ちゃんと幸せになりなよね。そう願うばかりです。


みんながあたしのお部屋にEliasの寝顔を見に来るのが習慣に。ついでにあたしのお部屋のものを物珍しそうに見て行くのも定着しました。しかも、チビッ子だけでなく、少年たちまであたしのPCに興味津々。スタッフの大人だって「マリ、internetの使い方知ってる?!」って。いや、知ってるもなにも・・・近くにネットカフェいっぱいあるのに、やっぱりみんな、PCが珍しくて仕方ないんだねぇ。

ここに来るまでは、ノートPCとか電子辞書とか、ハイテクなものは子どもたちに見せない方が良いのかななんて思ったけど、そんな遠慮はもうやめました。

誰が何と言おうと、世の中に存在するものは何でも教えることにします。この砂漠の中の生活が、全然当たり前じゃないってことを、しっかり理解してもらいたい。だって首都であるリマは、同じ国とは思えないほど、ものすごい都会なんだもん。


生まれた場所が貧しいからってなんだい。家庭に問題があるからってなんだい。こんなに良い子たちなんだから、みんなみんな、幸せな人生を歩む権利があるんだよっ!!

2008/04/29

現実がやってきた

すごい現実に直面しました。

昨日の午前中、「今日で8日目だね。だいぶ慣れたよね。」って、マードレとスタッフと3人でオフィスで話していた時、来客がありました。誰かと思ったら、40代の男性が、2歳6ヶ月の男の子を連れてきたのです。ここHogarで預かってほしいって。

ここの環境には慣れたけれど、まさかこんな出来事がこんなに早く起こるとは思ってもいませんでした。まぁ考えてみれば、ここに住んでいる40人の子どもたちにはみんなここHogarでの初日があるわけで、こういう事ってきっと日常茶飯事なんだよね。

パパにあたる人は、ママと別れてから子どもをどっちが育てるかでかなりもめたらしい。2人の子どもがいたんだけど、6歳の息子は別の知り合いのところへ預け、この2歳半の子をHogar Emmanuelに預けようということになったそうです。

でもママに会ってみないと話が始まらないということで、みんなでママに会いに行くことになりました。砂漠の中のひどい道を、パパとEelias(赤ちゃん)と、マードレとスタッフとあたしで、運転手さんに頼んで出かけました。

ママは、パチャクーテという、新しく貧困街が出来た場所で他の男の人と住んでいました。その男性は、パパを家に入れるのが嫌だと言うので、私たちが彼らのお家にお邪魔してお話を聞くことに。お家は、ほったて小屋でした。ドアはあるものの、床がない。どーゆーことかと言うと、イスやテーブルが、砂の上に置いてあるのです。マードレに、「マリ、見てごらん。他の家もこういう状態がほとんどなんだよ」と言われるまで、なんとなく違和感を感じながらも気付けませんでした。それよりもラジオの横に置いてある金色の招き猫が気になって気になって・・・(笑)

床はなくても、マードレ曰く、お邪魔したお家はとっても良い方だそうです。それなりに整理整頓されていたし、ドアに鍵もついていたし。キッチンと言われた場所は、うーんとうなってしまうような場所だったけどね。それから、窓はなかったけど、壁と屋根の間に隙間があるから風通しは良いのがよく解りました・・・。あとは、電気は通っているけれど、水道はないので定期的にタンクのお水を買っているそうです。同じペルーでも、こうも違うのかと思うよね。


その後、みんなで警察に行き、弁護士さんと介してお話をし、正式にHogarで預かることになりました。連れて帰ると、総勢40人の子どもたちの溺愛っぷりがすごい。今まで最年少だった5歳のFabricioと4歳のMailyが、ものすごいお兄さん&お姉さんに見えるのです。夕飯後には抱っこ大会で、みんなで歌を歌っていました。

どんな歌かと言うと、「あたしはあなたを愛してて あなたは私を愛してて 私たちはとっても素敵な家族だよ」っていう内容の歌です。家庭に問題があるからという理由でここで生活している子どもたちが、この歌をみんなで歌うんだよ。これを泣かずに聞くことが出来るかい?!


ここの子どもたちは、自分が来た時もこうやってあったかく迎えられて、新しく来た子どもをこうやって迎えてあげるんだね。すごいよね。

夜は、Hogarのあたしのお部屋で、ものすごいかわいい寝顔で眠ってました。時々、子どもたちが順番にこっそりと覗きにやってきては、かわいいねって言って、帰って行きます。

12歳のSebastianも、見に来ました。ふと気になって、「キミが来た時もこんなだったの?」と聞いてみた。そしたら、「そうだよ。このくらいの時だったよ。…もう行くね。」って、目に涙をためながら出て行きました。

はぁ。聞いていいものか・・・と思ったりもしたけど、これが、ここの現実なのです。


そしてEliasの咳が気になって殆ど眠れないまま夜が明け、今日はすぐ側にあるEmmanuelが運営している病院に連れていきました。彼は2歳半なのに、まだほとんど歩けないのです。言葉も、なかなか喋れない。これからしばらくの間は、内科の先生の他に、言語リハビリと、歩くためのリハビリを受けることになりました。

お腹は、ぽんぽんです。ただの幼児体型なのではなく、栄養失調からきているのでしょう。それから普通の小さい子は「ミルク」って言葉を覚えるはずなのに、「お水」ばっかり言うのです。きっと、お家でミルクを飲ませてもらえなかったんだね。だから、ミルクがテーブルの上にあっても、「agua、agua」としか言わないのです。これまた切ない・・・。


マードレには、どうやって子どもを受け入れるかよく見てね。マリの初めての子どもだね。って言われました。そんな流れで、しばらくあたしが面倒見ることになりそうですが・・・ちゃんと区切りをつけないと、かなりの疲労がたまりそう。

昨日の朝、自分の活動としてやりたい事を色々とまとめ始めて、マードレやスタッフたちにぼちぼちと相談し始めようかなと思っていた矢先の出来事。

これも現実だけどね。

2008/04/28

一週間っ!

4月27日は、マードレのお誕生日会でした。前日の夕方から「明日は何時から始めるの?」と聞いても、誰も知らないと言う。そうだ。ここはペルーだった・・・。そんなワケで10時くらいにHogarに行ったんだけど、やっぱり誰も準備してない。

まぁ子どもたちはいつだって遊びながらだから、進まなくて当たり前と思って、みんなでのんびりと準備しました。日本でママが買って持たせてくれた風船を持ってって、チビッ子たちと一緒にふくらましました。風船を必死でふくらませるチビッ子たちの何とかわいらしいこと!!!

「マリ、聞いて!8歳の時は風船ふくらませなかったけど、今は9歳になったから出来るようになったんだよ!!!!」と、誇らしげに嬉しそうに話す男の子。風船みたいにほっぺたぷくぷくにふくらませて、なんとも愛おしかったです。ママ、風船買ってくれてありがとう!!


昨日も来客だったのでご馳走だったんだけど、今日のFiestaではなんとウィスキーを頂いちゃいました♪こっちのマードレ、お酒飲むんだね!!ちょっと、いや、かなり安心しました!!!

Fiestaでは子どもたちが歌を歌ったり、詩の朗読をしたり、とても可愛らしい出し物をしていました。あたしはチビッ子ninosと一緒に「上を向いて歩こう」を歌い、さらに、Fiestaの30分前にサルサ覚えたいと言ってきた16歳のDanielに即席で適当に教え込み、一曲だけ踊らせて頂きました。

サルサを踊るのは初めてというDanielくん、最初は必死で下を見てました。でも、「下には何もないからねっ!」と言ったら、ちゃんとニコニコ笑顔でこっちを見て、楽しく踊ってくれました♪日本で、最初は顔も見れなかった誰かさんとは大違い・・・(笑) さすがペルー人だね!!しかもまだ殆ど理解してないくせに「何曲踊る?2曲?3曲踊ろうか!」とか言うあたり、さすがペルー人だよね!!!「いや、一曲でじゅーぶんでしょ」って宥めましたけど。そしてどんどん新しいことを教えて欲しがる。ベーシックも危ういのに・・・これまた、さすがペルー人だね!!!

全然踊れないくせにFiestaで踊っちゃうのかぁ~と思っていたけれど、お陰で後から女の子たちが「サルサ教えて!」と寄って来て、お陰さまでかなりの支持率を獲得することが出来ました。むふふ。これからマードレや他のスタッフたちと相談をして、Emmanuelが運営しているPC教室のお部屋を使ってのPCレッスン、英語のスパルタレッスン、サルサレッスンという名目での体操的なもの、そして手芸レッスンをやっていきたいと思ってます。


こんな感じで一週間が過ぎていきました。最初の週は、月曜から週末まで、みっちり子どもまみれ。でも、あたしは他の住み込みスタッフとは違う存在なんだよということを示すためにも、日曜日は基本的には勤務時間じゃないんだよって事、お酒が大好きってこと、ディスコテカも大好きってこと、ちょっとずつ暴露しはじめました。そして今日も、Fiestaが終わって夕方16時頃、早々に引き揚げてきました。こういう姿勢がこの国では大事なんだなと思うわけです。


そうそう。前に書いた通り、今日は第4日曜日で、子どもたちの家族が会いに来る日と決まっています。
家族が会いに来る子にとっては楽しい日なのかも知れないけど、誰も来ない子にとっては、けっこう残酷な日だなって感じがする。

いつもは数人で片付けするのに、今日はDanielが一人で食器のお片付けをしているのを見るのがなんだか辛かった。だから、本当は16時前には帰りたかったんだけど、しばらくお喋りしながら一緒にお片付けしちゃいました。

そして帰り際、老人ホームへと帰るあたしを子どもたち数人がドアまで見送ってくれた時、なんとも切ない出来事が。4人くらいが乗った車が一台、目の前をゆっくり通ったのです。それを見た女の子Marilinが、「あぁ!あたしのママが会いに来たのかな?!…あぁ違った、似てるだけだった。」と、ぽつりと言いました。

そう、彼女のママはもう何年も会いに来ないのです。平気な顔して「もう何年も来ないの」って言っていたけど、やっぱり心の中では、ずっとずっと、ママが会いに来てくれるのを待っているんだよねって事が解る出来事でした。そりゃそうだよね。まだ13歳だもんね。


だからと言って、憐れんだところで彼女の家族の抱える問題が変わるわけではないので、余計に同情したり甘やかしたりはしたくないんだけど。こういう瞬間に立ち会うと、接し方について色々と考えてしまうわけです。


今日はみんなの家族が来ている時間帯にそっと帰ってきたけれど、来月の第4日曜日には、家族が帰った後のみんなの様子を見ておこうと思います。


お昼はFiesta、夜は老人ホームでご飯。どちらも美味しかったけど、メニューがかぶってかなり痛かったです(笑)お家が二つあるってすごく良いんだけど、こういう問題が起こるってことを理解した日でもありました。

あっという間に6日目

早いものであっという間に6日目が終わりました。
週末はお休みのはずだったけど・・・木・金とHogarの中に泊まったので、その流れで土曜日の今日も17時過ぎまでずっと施設にいました。

とは言っても、ペルー日系人協会のボランティアの方々が来て下さって、子ども達にお絵描きの時間を与えて下さったので、あたしはお手伝いだけだったんだけどね。


それにしてもこの施設、来客時の対応はすごいものがあります。朝起きたら、お部屋はもちろんのこと、パティオの落ち葉等はすべてホウキでお掃除をして、来客時間までにきっちりシャワーを浴びて服も着替えなさいという徹底ぶり。

今日は「9時半」と言われたから超頑張って、ちびっ子ninosのお部屋の掃除を手伝って、嫌がるチビッ子ども全員にシャワーを浴びさせて服まで選んであげたのに・・・他のペルー人スタッフが面倒見ている女の子たちの方が遅かった!なんだよー!!って感じでしょ。さすがペルーです。

マードレ クラウディア(英語で言うシスター。ここの一番偉い方。)には、日本人のマリの言う事を聞いてPuntualに行動することを学びなさいと言われてしまったので気合入れて頑張ったのに・・・。全ての日本人が時間通りに行動するわけではないのだけれど、まぁ仕方ない。一つの使命として、子どもたちだけでなく、スタッフたちにも影響を与えられるように遂行することにします。


まだ一週間も経たないけど、ここでの所感。

■甘えん坊
今まで書いてきた通り、みんなかなりの甘えん坊です。チビッ子たちだけでなくて、日本で言う中学生くらいの男の子たちも、ちょっとびっくりするくらい甘えん坊。「おはよー」「また明日」とかの挨拶の時にハグとキスをするのは普通だとしても、普通に話をしてる時に、手をつないできたりぴっとりくっついてきたりします。あたしが思うには、これはお年頃だからって変な意味があるわけでは全くなく、本当に温もりを必要としているんだと思う。

チビッ子たちに限っては、「Te amotってなんて言うの?」と聞いてきて、一日中、「マリ、あいしてるよっ!」と言ってくれます。今11歳くらいの子たち、2年後に13歳になった時にも言ってくれるかな・・・(笑)
最初の数日間は、中学生の男の子たちとはあんまりハグハグしない方が良いのかなとか余計なことも考えたりしたんだけど、立ち話じゃなくて座って話すとすごいじっくり話したがるし、チビッ子たちが日本語を覚えて乱用してるのを聞くと悔しそうに負けじと色々聞いてくる。とってもかわいい少年たちです。イイ男になって欲しい!いや、してみせるっ!!と、心底思います。とにかく駒ヶ根に居た時と同じくらい、いや、それ以上にハグハグな毎日です。


■掃除しすぎ!
朝5時半くらいに起きてお掃除して、7時に朝ごはん食べて、午後から学校に行く子たちは、その後もお掃除しています。だったら6時半まで寝てれば良いじゃん!とか、夕方にもまたお掃除するくらいなら、朝はしないで夕方だけにするとか、夕方はしないで朝だけにするとか、片方にすれば良いのに・・・と思ってしまうのは、あたしだけでしょうか。

とにかく時間がもったいないように思う。しかもダラダラやってる姿を見るとかなりイライラします。…なんて言ったら、茅ヶ崎の実家でのあたしのお掃除っぷりを見ている家族には笑われてしまうけど(笑) 長年のルールなのだろうから、なかなか意見しにくいけれど、少し様子を見てから考えようと思ってます。


■やっぱり英語が出来ない
14歳くらいから、学校で英語を習うようです。でも・・・泣きたくなるくらい、ほとんど理解してない!He/Sheとか、It/thatとか、is/areとか、おいおいっ!って言いたくなるくらいに理解してない子が殆どなのです。そんなんで学校の授業は成り立ってるのかなと思うほど。発音もかなり酷いものです。こんな文法をスペイン語でちまちまと説明してる自分にちょっと感動したりもします。

日本人のあたしが英語やスペイン語を習得するよりも、同じヨーロッパ言語圏の彼らが英語を学ぶほうが簡単に決まってる。簡単な宿題をするにも、あまりにも単語が解らなさ過ぎるから辞書を引かせるんだけど、その回数が多すぎてなかなか進まない。答えを教えるのは簡単なんだけど、それでは意味がないから、ちょっと本腰入れて、英語を叩き込もうと思ってます。あまりにももったいないからね。

英語と数学がそれなりに出来たお陰で、お年ごろのお兄さんお姉さんたちにはそれなりに敬ってもらうことにすんなりと成功しました♪よかったぁ~。


■世界が狭い
当たり前だけど、とにかく世界が狭い。この環境では広げようがないのかも知れないけど、とても残念に思うことが多々あります。

例えば・・・子どもたちには「韓国映画の○○知ってる?会ったことある?あの映画の歌、歌って!」とか言われます。いや、知らないよ。あたし韓国人じゃないし・・・。

スタッフには、「中国では○○はどーなの?」とか聞かれます。いや、知らないよ。あたし中国人でもないし・・・。子どもたちの面倒を見ているスタッフが、もう5回くらい「違う」って言ったのに中国と日本の区別がつかないようでは、はっきり言ってここの子どもたち、お先真っ暗ですよね。

すごい悲しくなるのは、両目をひっぱって、「見て見て!中国人みたいでしょ!マリみたいでしょ!」って言ってくる。いや、確かに目細いけど、あたし日本人だし・・・。でもって、全ての日本人の目が細いわけではないし、相対的に見て目の細いアジア圏の人口が世界のどれだけを占めてると思ってんだっ!!!って言いたい。浜崎あゆみの写真でも見せれば驚いてくれるのかなぁ。

自分がドイツに住んでいた頃(1984年とか)にも、「日本ってこの辺?」って言いながら中国大陸を指さされたから、まぁそんなもんだとは思っていたけどね。でも、今は2008年ですよ。「グローバリゼーションっていったい・・・」と、考えさせられる瞬間が多々あります。いや、ある意味でこれが本当のグローバリゼーションの影響なのかも。

まぁ子どもの頃なんて自分の生活圏が世界の全てだから仕方ないのかも知れないけれど、とにかくびっくりするくらい、あまりにも、世界が狭いのです。


■価値のあること
ここでは、マードレに、日本の歌、日本の踊りなんかも教えてね、と何度か言われています。日本の歌は、小さい子どもたちが本当に教えて教えてと言ってくるので、喜んで教えたいと思ってます。でも・・・「日本の踊り?!日本舞踊?盆踊り?んなもん教えて、このペルーの子どもたちの今後の人生にどう役立つんだいっ!!」と言いたい。いや、あと数週間したら言いますけどね。日本人らしく控えめに。

そんなものより、サルサが踊れてクラブで楽しく踊れた方が人生において百万倍も価値があるでしょ。ナイフとフォークを美しく使えたり、正しいテーブルマナーを身に付けている方が断然ステキでしょ。折り紙やミサンガ作りに興味を持ってるチビッ子たちは、細々とした作業で器用さと忍耐強さを今のうちに身に付けとくと良いでしょ。PCの基本的な使い方が解った方が仕事の幅も広がるでしょ。ここを出て接客業に付く子が多いなら、サービスの基本を知ってる方が役立つでしょ。しかも日本人観光客が多いこの国で、片言でも良いからきちんとした日本語を知ってたらかなりオイシイでしょ。自分の国が世界の他の国と比べてどう違うかとか、世界がどういう状況なのか知っておくべきでしょ。簡単な日常会話だけでも良いから、まともに英語を発音出来て会話が成り立った方が人生の選択肢がいっきに広がるでしょ。

そういうことを、あたしはやりたいのです。そう言う事を、学んで欲しいのです。


Hogar Emmanuelで生活しているという事は、この辺りの地区でお金や食べ物が足りていない生活をしている人に比べたらだいぶ良い。これは間違いない。これで満足しても良いのかも知れない。でも、これだけでは、Limaに住んでいる人たちよりも数段劣ってる。選択肢のたくさんある人生の軌道に乗るまでには、相当なハンデを背負っていることになる。

ここの子どもたち、本当にかわいいんです。

この、ものすごいかわいい子どもたちが、「毎月第四日曜日には家族が会いに来るんだよ。でもあたしの家族は、もう何年間も、ずぅーーーーーっと会いに来ないんだけどね。」とか、「兄弟?ここに?ここにはいないよ。家には4人いるけど。」とか言うんです。もう、たまんないでしょ。だから、何とか、幸せになって欲しいと思うわけです。

2年間なんて短いし、そんなに多くの事は出来ないって解ってる。けど、ここHogarで育って良かったと、ここに来たからアドバンテージがあったと、一つでも思えるような「きっかけ」を与えられる存在でありたいと思ってます。


そんな所感です。

長い日記だな・・・。
そう、今日は老人ホームの方で寝るから、すごい暇なんです。おやすみなさい・・・。

ちょっと慣れてきた3日目

残念ながら、今日はあんまり名前を覚えることが出来ず。毎日同じ時間にHogarに居るということは、その時間に学校に行っている子とはあんまり交流出来ないってこと。来週からちょっと時間を調整しようと思ってます。

さて、本日の収穫。

■Sebastian 12歳
久保田利伸に似ている少年。超かわいい。かなり好みです。でも、久保田兄さん似というだけあって、この国でもサルとかそっち系のあだ名をつけられていることが判明。あたしは、ものすごく歌が上手くてあたしの大好きなCantanteにそっくりだよ!って告白しておきました。2年間あるんだもん。ぜったいに、帰るまでに一曲覚えてもらいます。12歳なんだけど、あたしの傍にすり寄って来てくれたり、普通に手をつないできてくれます。本当にかわいい。心のアイドルです。

■Marco 16歳
自分が16歳だった頃と比べるとものすごい純粋で良い子です。こんな子どもがいたら、日本のお父さん&お母さんも幸せだろうなと思う。あたしが住んでいる老人ホームはHogarまで徒歩5分もかからないんだけど、毎朝、Marcoが迎えに来てくれることになっています。今日も良い笑顔で、新聞持って、待っててくれました。徒歩だけどあたしのアッシー君(死語)です。そしてカタカナで「マルコ」と書けるということを誇らしげ教えてくれました。ふふ。

■Patricia 6歳
ちょっと控えめな女の子。ちょっと東南アジア系の顔立ちで、目がくりくりで、めちゃくちゃかわいい。さすがに6歳にもなると色々としっかり話す。油断してたらペラペラっと普通の早さで話しかけられて、ちょっと参った。明日はもっといっぱい喋ろうっと。

■Milagros 10歳
かなり活発な女の子。10歳なんだから、もう鼻垂らして遊ぶなとうことを、近いうちにビシっと言おうと思っています。髪の毛もわりとボサボサ。せめて制服着て学校に行く時くらいは「身だしなみ」って言葉を意識してもらえるようにしたいものです。

■Minelva 13歳
いつも機嫌悪そうな印象の女の子、その一。若い方。チビッ子たちと一緒にご飯を食べることになっている役割なんだと思うけど、露骨に嫌な顔をするところがすごい。さすがペルー人という感じです。話すと良い子なんだけどね。もうちょっと笑顔でいてもらいたいものです。

■Marilin 14歳
背は低いけど14歳、わりとお姉さん。色んなことに興味津々なのか、あたしが何をどのくらい知ってるか、あたしの度量を量りたいのかは解らないけど、とりあえず何かを質問攻め。そんな暇あったら「Haz tu tareas!(早く宿題やりなさいっ!)」と言うんだけど…今日もかなり時間かけて宿題してました。

■Diana 15歳
いつも期限が悪そうな印象の女の子、その二。ちょっとお姉さんなんだけど、何が気に入らないのか・・・わりと不機嫌なことが多いような気がする。残念。


とりあえず、お年頃の女子チームの反感を買う事だけは避けたいと思い、チビッ子⇒中間層⇒お姉さんチームと攻めています。そして最後に、お兄さんチームに溶け込む作戦です。

一番よく手伝うのは、英語の宿題。見ていて溜息が出るくらい、理解度は低いようです。He/Sheの使い分けもまだ解っていないのに、けっこうな量の宿題が出ている・・・。こんな教育で良いのかな?と思ってしまいます。ま、学校にまで口出しできないから、教えるしかないんだけどね。

独占欲丸出しの我儘を言う子には、ちょっと付き合ったらフイっとすることが出来るようになってきました。そして初日、2日目には「この子と仲良くなれるかな・・・」と思っていた子と、色々と話すことが出来たりしてとりあえず一安心。


18時頃、ここに長く勤めているスタッフがスーパーに行くと言うので一緒に連れてってもらいました。VentaninllaからMicroと呼ばれるこれまたいい加減なバスに乗って行ったんだけど、彼女が「ポケットに物入れてない?」とか「時計は外しなさい」とか、自分でも気を付けてるつもりだったけど、とにかくとことんしつこいくらいに細かくてちょっと引きました。解ってたけど、「そこまで?!」って言うくらいに、ここVentanillaの治安は良くないということなのでしょうか。

スーパーというか大型ショッピングセンターに連れてってもらって、お水やらコーヒーやらお菓子やらを買いこんで、タクシーで帰ってきました。が、このタクシーの運転がめちゃ怖かった。生きて帰ってこれて本当に良かったです。

上を向いて歩こう(活動2日目)

今日は8時に老人ホームの食堂で朝ごはん。その後、Hogarへ移動。

着いたらお昼ごはんの準備をしている子たちが居たのでそこに合流。ものすごい大きなお鍋で、かまどで、お料理していました。半分屋外のキッチン、近いうちにお写真を撮りたいものです。ちなみにココのお料理、昨日のお昼の時点で「もしかして?」と思ったけど、やっぱりフツーに水道水です。それでもお腹壊さないあたしってすごいかも・・・(笑)

それから昨日も書いたけど、ここの子どもたちは、日本の歌を知っています。ちびっ子たちと一緒にお昼を食べていたら、周りに座っている子たちが「うーえーを むーいて~」と歌いだしました。

満面の笑顔で、膝の上によじ登ってきてギュっとハグハグしてきて、、「しあわせはー そらのー うえにぃー」とかわいい声で歌う子どもたちを見て、涙をこらえるのに必死でした。想像してみてよ。この状況。
でも、かなり歌詞があやふやなので、明日、ネットで歌詞を全て調べてみんなで覚えなおそうと思ってます。そして「世界で一つだけの花」の歌詞もついでに調べよう!みんなで歌うんだっ!


そして子どもたちの名前ですが・・・まだ10人しか名前を覚えられてない。頑張ったつもりだけど、まだ1/4。今週中に全員覚えたいところだけど、まだまだ先は長いです。

忘れないように、復習。

■Maily 4歳
昨日も書いたけど、Emmanuelでの最年少かつ、5人兄妹の最年少。とにかくかわいい。甘えん坊。二人で遊びたがるちょっと我儘っ子。どこまで甘やかすべきか・・・。

■Sharida 5歳
自らホウキでお掃除しちゃう、しっかり者の女の子。昨日、鉄棒(?)に飛び移ろうとして失敗して思いっきり落ちて背中と頭を打って号泣。そして今日も全く同じことをして号泣。学習能力が無いというか、度胸があるというか・・・。ちょっと笑いそうになったけど、ハグハグしたら泣きやんでまた遊び続ける姿はかなり勇ましいものがあります。

■Ximena 5歳
これまたしっかり者。自分でお洋服をきっちりたためる女の子。お絵描き大好きで、一つ絵を描くたびに「Senorita Mari~!」と呼びに来ます。その度に他の子どもとの話を中断して見に行ってしまうあたしもどうかと思うけど、明日から対処方法を考えることにします。

■Natalia 5歳
かなり控えめな女の子。彼女と二人で居ると、最年少のMailyは異常なほどの嫉妬メラメラで対抗してきます。お陰で(?)まだあんまりお喋り出来てないんだけど、これからいっぱい触れ合いたいと思ってます。

■Diana 6歳
初日はあたしの言う事を真似してきて、ちょっとカチンと来てましたが・・・ちょっと二人で遊んだらすごい懐いてきて、とってもカワイイ子だって解りました。最年少Mailyのお姉ちゃん。甘えん坊根性はさすが姉妹って感じ。

■Angela 11歳
かなり大人しめな女の子。みんなと居る時は話しかけてこないんだけど、周りに誰も居ないと甘えてくるかわいい子。でも今日、宿題教えてと言われて見てみたら、なんとスペイン語の宿題。文章を並び替えろという内容らしいんだけど、手書きの筆記体で書かれてて字が汚くて読めないし、スペイン語だし…屈辱だったけど「解らないと」言ってしまいました。だって、あと10分しかなかったんだもん。数学か英語なら!と言って去ってきました。要、リベンジ。

■Jazmin 12歳
初日から日本語の歌を覚えたいと言ってきてくれた子。ちょっとお姉さん。英語の歌も知ってるらしくて、歌が大好きらしい。そして日本語にも興味津々。今日は「買い物に行きます」と「気を付けて」という言葉を覚えて、すごく嬉しそうでした。この施設に居るって、色んなハンデを背負っているとも言えるけど、ここを訪れるたくさんの人たちから色んな影響を受けてるって事は、すごく美味しいこととも言えそうです。

■Fabricio 5歳
男の子の最年少。これまた超カワイイ。5歳の上は9歳なんだけど、今日はお兄ちゃんたちに交じって遊びました。みんなと一緒に日本語を覚えて、すごく楽しそう。でも膝の上によじ登ってくる姿はやっぱり最年少だなぁという感じ。お兄ちゃんたちにも可愛がられてて、良い関係ができてます。、

■Eric 11歳
初日、一番最初にすごい話しかけて来てくれた男の子。実はものすごく嬉しかった。知ってる日本語を披露してくれたり、色んなことを聞いてくれて、あぁココでやっていけそうだなって思わせてくれた子でもあります。今日は午後の宿題タイムにピトっと傍に寄ってきてくれて、肩を組んで一緒に「上を向いて歩こう」を歌いました。ラブラブです♪

■Angel 11歳
同じく色んなことに興味津々な男の子。この子もすごくかわいい。こっちにはPUCCAという人気のアニメがあるんだけど、今日はひたすらその話をしていた。ホームステイ先で、子どもと一緒にPUCCAを観ておいてよかった・・・。それでも興奮するとどんどん早口になるので、理解するのに必死でした。双子の兄弟が居るんだけど、その片われがどの子なのか、まだ解りません・・・。


そんなこんなで、嬉しかったこと、スペイン語で伝えられなくて凹んだこと、言ってる事がなかなか理解できずに笑われて悔しかった事、色々あったけど、色んな子どもとたくさん話せたので、とりあえず良しとします。

目下の目標は、まずは子どもたちにナメられないこと。これを死守しつつ、今週中に全員の名前を覚えて見せます。自分、animo!

活動初日

MirafloresからVentanillaへ。解ってはいたけれど、本当に、まるで別世界です。

Limaの中心から北に行くと空港があって、それをさらに北に行くと、まさか同じ国とは思えないような光景が目に飛び込んできます。写真は撮れなかったので、また今度。


Emmanuelの子どもたちは・・・到着したら、わらわらと出てきて、みんな挨拶をしてくれました。とにかくものすっごい、かわいい笑顔を見せてくれます。

15歳前後の子たちと一緒にお昼ご飯を食べたんだけど、何歳?って聞いたり学校でどんなお勉強してるの?ってことは聞けるんだけど、何年ここに住んでるのとか、趣味とか、聞けませんでした。何をどこまで聞いていいのか考えてしまい、考えているうちに学校に行く時間になってしまい、ほとんど喋れませんでした。残念。色んなネタを用意して、明日の午前中に期待っ!

10歳前後の子たちの中には、日本語をちょっと知ってる子が居たり、日本の歌を知ってて「上を向いて歩こう」とか「涙がこぼれないように」ってどういう意味?とか、日本のことを色々と聞いて来てくれる子がいてすごく嬉しかった。日本の歌をもっと覚えたいって言ってくれたので、明日は「世界で一つだけの花」でも教えようと思っています。ちなみに一人、大好きな「久保田利伸」に似ている男の子がいます。めちゃかわいいです。何かしら歌わせたいです。

「マリは他に何語を喋れるの?」とか、「英語教えて!」とか、本当に色んなことに興味津々。これから先が本当に楽しみです。Biblioteca(図書館)があったけど、本があんまりなかったので、このあたり何とかしたいなぁと思ってます。


午後からお兄さん&お姉さんたちは学校に行ってしまうので、ひたすらチビッ子チームと遊びました。みんな、食べちゃいたいくらいかわいかったけど、その分、辛かった。

今日、ほとんどずっと一緒に居たのは最年少の女の子、4歳のMayli。5人兄妹の末っ子で、なんとその5人とも、Emmanuelで生活しています。両親が居るのか居ないのか、家庭の事情までは聞いてないけれど・・・Mayli、たまにあたしの事を「ママ」と呼ぶのです。「ママじゃないよ」って、言えなかった。あたし27歳だから、彼女のママでもおかしくない年齢なんだもんね・・・。

そして、あたしが他の子と遊ぼうとすると目に涙を溜めて嫌がるのです。そこまでされちゃあと思って諦めて留まって、「じゃあ遊ぼうね」って言うと、本当に本当に嬉しそうにハグしてきて笑うのです。ここに来た時は3歳。でもきっと今はまだ、なんで自分がここに居るのか解ってないんだろうなと思う。

他の子には、「マリはどこに住んでたの?誰と住んでたの?」と訊かれました。でも、「家族と住んでたよ」って答えて良いのか一瞬迷ってしまいました。もちろん嘘つく必要はないから答えたけど、これまた苦しかった。


5時半くらいまで子どもたちと戯れて、宿題を手伝って、老人ホームの食堂で夜ご飯を頂き、お部屋に戻ってきました。なんと!お部屋に、お風呂があるっ!!!これには感激です。まぁ、熱いお湯は期待できないけど、かなり嬉しい驚きでした。

お昼にEmmanuelに着いて、子どもたちと一緒に居たのは夕方までなのに、ものすごい疲れた・・・。色んな子がいるけど、とりあえずは、名前を覚えよう!!今日はほぼ全員と挨拶したけど、正直、覚えてるのは数人です。ごめん。

2008/04/21

任地へ!!!

明日、超☆快適だったホームステイ先を出ます。
ペルーに来てほぼ3週間。本来であれば語学学校と契約したホームステイ先だから金曜日までのはずだったけれど、月曜日まで居て良いと言ってもらえて本当に良くしてもらいました。


今日はninoのお誕生日だったので、巻き寿司を作りました♪「ペルー人好み」を念頭に置いて作り、大好評だったので大満足。お客さんが来る前にはプレゼントのラッピングしたり、風船の飾り付けしたり、Jeremiasへのプレゼントを仕上げたりで大わらわ。

楽しかったけど、あたしイベントコーディネーターしに来たんだっけ?って言うくらいの勢いでした。そして夕方に落ち着くかと思いきや、子どもたちに折り紙教えたり風船作ったりの大忙し。すごい疲れたけど、やっぱり楽しかった。

リマに来て3日目にこのお家に移動して、最初はどうなることかと思ったけど、すごく良い立地のお家で、このペルーの家族たちのお陰で楽しい3週間が過ごせたことは間違いありません。

■息子:Jeremias
今日めでたく7歳のお誕生日を迎えました。正直、こんなに甘やかされて育って大丈夫なのか?と思うことも多々あったけど、折り紙とか一緒に出来てすごく楽しかった。しかも、今後の活動のためになったと思う。この子の笑顔には誰もが悩殺されてしまうこと間違いナシでしょう・・・。
毎日たくさんお勉強をしているし、通っている学校はバイリンガルだし、色んな意味で将来が楽しみな男の子です。

■パパ:Edwin
かなりガタイの良い、きっと若い頃はモテたんだろうなぁという感じのパパさんです。6月で50歳になるらしい。お仕事は自営業で、とっても優雅な生活を送ってます。夜は泳ぎに行ったりピラティスに行ったり・・・羨ましい限りです。
日本の文化にもだいぶ興味があるらしく、初めて会った時には「さよなら!」と言われて大爆笑。今は「いただきます」「ありがとう」「おはよう」とか、日本語で挨拶をしてくれます。

■ママ:Diana
最初は「早くペルー人の彼氏作りなさいよ!」って毎日のように言ってたけど、この前二人で飲んでいたら、冗談だったことが解りました。「例えばここが日本で、家族もお友達もすぐ側にいてお仕事も軌道に乗っている状態で寂しさを感じない時ならどんな男と付き合っても良いけど、今はペルーにいてお友達も少ないし言葉も通じないことが多いし、お仕事もきっと大変だと思うから、今は恋愛しない方が良いのよ!まぁ百歩譲って恋愛するなら、心じゃなくて頭でする恋愛に留めなさいね!!」ってことでした。


一人で居たい時には放置してくれるし、適度に干渉してくれるし、良い距離感のホストファミリー。しつこいくらいに、週末は家に泊まって良いんだから連絡しなさいと言ってくれる。本当にありがたいことです。


さて・・・。
お迎えが来るまであと10時間だけど、相変わらず荷造りは終わっていません。でも眠いからもう寝ちゃいます。

だって、明日はEmmanuel初日だもん!!活動開始だもん!!!

2008/04/20

やり場のない気持ち

街を歩いていると、子どもたちが道をうろうろしている姿がよく目につきます。今日も真夜中だったのに、10歳前後の女の子が「お菓子を買って」と付いてきた。

この辺りに居る子たちは、一応ちゃんと住む場所があって、少しでも生活費を稼ぐために物乞いをしているというケースが多いらしい。あくまでも聞いた話だからまだ良く知らないんだけど。


どこの国に行っても、道で物乞いをしている子どもには「お金はあげない」「物も買わない」と、自分の中で決めています。あくまでも、自分の中のルールね。

お金を渡すのは、すごく簡単。渡してしまえばその行為だけで自分の気持ちも満たされるかも知れないし。でも、あたしは「渡さない」と決めているのです。渡すなら、別のもの。子どもに相応しいものだけ、と。

無視して通り過ぎるのも、ごめんねって言うのもすごく辛いけど、でも、例えば今夜、その子に1ソル渡したからって、その子の未来が明るくなるわけじゃないから。今のところは、そういう信念。

本当は、こんな夜中にふらふらしてないでさっさとお家に帰って寝なさい!!!と言いたい。出来ることなら、腕をひっぱってお家に連れて帰りたい。でも、言えないし、できない。だけど、お金もあげない。結局、自分には何もできない。


正直言ってあたしは、物乞いをしている子どもの顔を見るのが、すごく怖いのです。なぜなら、彼らの表情には、笑顔の気配が全くないから。例えば1ソル渡しても、お菓子を買ってあげても、きっとこの子は笑わない。

暗い表情で、卑屈な気持ち物乞いをし続けて…、それでお金をもらっても、笑顔は見せてくれない。笑顔でありがとうって言える幸福感を知らないのか、忘れてしまったのか。


そう思うと、泣きたくなる。切ないとか悲しいとか、そんな簡単な言葉ではやりきれない気持ちが、ものすごい勢いで渦巻きます。

この国で、自分には、何が出来るでしょうか。

2008/04/19

Mojito

昨日も金曜の夜を満喫してきました。
ペルー人のお友達がモヒートが美味しいというバーに連れてってくれたのです。すごく雰囲気の良い落ち着いたバーで、なんでもっと早く教えてくれなかったのさ・・・!と言いたい気持ちでいっぱいでした(笑)
そしてオススメというモヒートのお味ですが、美味しかったけど、やっぱりエルカフェ@六本木で飲むもヒートのほうが断然あたしの好みです。ま、ちゃっかり3杯もご馳走になったので文句は言えませんけどね♪

そしてその後はもちろん踊りに行ってきました。
先週も行った、お家からすぐ近くのクラブです。どうやら金曜日の夜はいつも生演奏が入るらしくて、ライブが始まった時間は2人で20ソル、ビール付きという価格設定でした。バンドは先週と同じ人たちで、何気にすごいかっこよくてあたしは大好きです。

そして嬉しかったことが二つ。
先週わりとたくさん踊ったペルー人の男の子が、覚えててくれたこと!わざわざ挨拶しに来てくれて、また誘ってくれました。
そしてバーテンダーの、お腹の出たおじちゃん。彼も、あたしがカウンターでビールを飲んでたら「今日はモヒートじゃなくていーのか?」って話しかけてくれました。「今日はビールで良いの!」って言ったけど、嬉しかったので、結局またモヒート頼んじゃいました☆

嬉しかったぶん余計に、せっかく顔見知り(こっちでは「顔見知り」はほとんどAmigoだけど)が出来たのに、快適なMirafloresから離れてしまうこと、これから金曜日の夜にここには来られなくなるんだと思うと、ちょっと寂しい・・・。今度いつ踊りに行けるか解らないので、いっぱい楽しんで帰ってきました。


よくよく考えてみれば金曜日は6時間のスペイン語レッスン。そしても夜もマンツーマンでのスペイン語レッスンの場でもありました。英語も使わずに(っていうか最近めっきり英語が出てこないんだけど・・・)頑張った!楽しんだ!!


今日は起きたら12時(笑)
これから月曜日の赴任に向けてのお引越し準備と、7歳になるボクのお誕生日パーティーの準備をします。

2008/04/18

語学訓練終了!

ついに、語学訓練が終わってしまいました・・・。

こっちに着いてから大きく体調も崩さずに、元気に皆勤できたのは嬉しいけれど…ついに終わった!そして、来てしまった!!という感じ。


早く隊員としての自分の活動を開始したいけど、たったの3週間で赴任というのは他の国に赴任されている同期隊員のみんなと比べると、かなり短いというのが不安なところです。

まぁ、ホームステイをしてみて、大人との日常会話は何とかなるけど、子どもとの会話はすごく難しいということを実感するこの頃。なぜなら大人は、あたしが言いたいことを想像しながら聞いてくれるし、あたしが理解できない言葉があると別の言い方をしてくれる。

でも、子どもは、本当に容赦ないのです。折り紙とか、マジックバルーンとか、ラッピングとか、このゴッドハンドを駆使して子どものハートをグッと掴んだつもりではいるけど、会話はなかなか成立しなかったのです。この分だとあと1~2週間、語学訓練を延ばしてもらっても状況は大して変わらないでしょう。きっとなんとかなるはずだから、元気に行ってきます。


そうそう。今日、最後の語学学校が終わり、赴任先で必要になりそうなものをお買い物して、お散歩しながら帰宅。すると、いつも通るParque Kenedyの中の広場(?)で音楽が流れていて、周りで聞いていたおじちゃん&おばちゃん達が踊りだしました。めっちゃ幸せな光景で、思わずお写真を撮ってしまいました・・・。(右上のスライドショー見てね!)日本ではこんな光景、まず見られないよね。

金曜日だなぁ~、南米だなぁ~って、実感しました。
さ。あたしも今夜は(?)踊ってきます。

ちゃお。

新聞に載りました



先日、これから働く先の協会の方々にご挨拶に伺った時の様子が、こちらの新聞に載りました。

通訳ナシで片言のスペイン語で話したことや、JICA事務所の所長が冗談で言った「彼女はサルサの先生です」っていうのが本当に新聞に載ってしまったりして、かなり面白いことになっています。





それから、シニアのお二方は全然別の場所で働くのに、夫婦だと勘違いされて「斉藤さんと一緒に写っている方は旦那さんです」って書かれてて、なかなか面白いですわ。見出しにも、「日本からボランティアが2人来た」と書かれてしまい・・・本当は3人なのにね(笑)

そして、一面に載った方のお写真は、なぜか反転している。なぜだろう・・・。左胸にあるはずのJOCVのエンブレムが見えませんね。これは、不思議でたまりません。

誰か教えてくれ・・・(笑)
突っ込みどころが満載でした。

ではでは。
最後の語学学校に行ってきます。

2008/04/15

メデューサ復活っ!!!

かけちゃいました。ぐりんぐりんパーマ。
やっぱりねー、こうでもしないと気合入らなくてね。

朝食時にホストマザー(Diana)に「今日の予定は?」と聞かれ、なんとなくパーマかけたいなと思っていると話したら「なにー?!そのストレートを捨てるなんてもったいない!!!」とものすごい勢いで反対されました。

少し前に語学の先生に話した時も「髪の毛交換して~!パーマなんて10年前の流行りだよぉ」的なことを言われたり。流行りはどーでも良いんだけど、そこまで言われると…とさすがに躊躇したけど、やっぱり結果的に、行って良かったです。


Dianaが行っている美容院が超オススメ!とのことで語学学校の終わりに迎えにきてもらって、行ってきました。どうやらペルーの美容院では、例えば「LOREAL」とか「WELLA」とか有名どころのパーマ液を使っていると見せかけて、中身を詰め替えてるところが多いらしい。なので、付き合いの長い、すごく親切&丁寧な人がやっている美容院に連れて行くっ!ってことになりました。

でも、美容院に着いてロッドを巻き始めているのに、隣でコーヒーを飲みながら「Que pena!(残念!)」を連発。「ペルー人はみんなそのストレートに憧れるのになんでわざわざパーマなんて・・・」とか、「ウチの子は言うこと聞かないのよっ!」とか、「日本人の女の子がLocoなのかマリがLocoなのか・・・」とか、散々(笑)


だけど、パーマをかけ終わった後、Dianaが一言。
「Tiene razon! Queda bien!(言う通り!似合ってる!!)」、と言ってくれました。

よかったぁ~。自分でも、さすがに海外でパーマ(しかもスパイラル)なんてかけたことなかったから、どんな仕上がりになるのかかなり心配でした。しかも美容院は「Miraflores!」って感じのオシャレな美容院ではなかったから実は着いた時にはどーしようかとドキドキしたんだけど、Dianaのオススメと言うだけあって、とっても良心的な美容院でした♪


良く考えたら、ペルーに来てから一番お金使ったかも…。たいした額じゃないんだけど、払う瞬間、え?!って思いました。でも日本に比べたら全然安いんだけどね。普段本当にお金を使わないで生活させてもらってるなぁと実感。ほとんど毎晩、お家でご飯食べてるし、週末は色んな方にご馳走してもらってばっかりだし…。

いやいや。今回のパーマは、来週から髪の毛に時間かけないで済むようにかけ直したんだから、これは仕事の一環なのでした。ふふ。明日、語学学校に行ったらみんなに説明しなくてはなりません。初めてこのパーマかけた時みたいに、「昨日、雷が落ちたの」って言おうかな。

美容院終わってから、Dianaにはずっと「Nueva Mari(新しいマリ)」と呼ばれてます。自分の中では3.5ヶ月ぶりのパーマなのでだいぶ懐かしい気持ちでいっぱいなんだけど…そんなニュアンスをスペイン語で十分に説明できない自分がいます。くすん。

2008/04/14

あと一週間

語学訓練も今週で終わり。3週間なんて、本当にあっという間です。

ペルーに来てからずっと体調良かったのに、最近なんだか胃が痛むのと(食べ過ぎではありません!…たぶん。)アトピー復活の兆しが感じられるこの数日。

来週の今日には、Vntanillaに移動するんだと思うと楽しみなんだけど、今はどうしても体調を崩したくないので、大人しく過ごそうと思う。こう思えるようになった自分…すごい成長したと思ってます(笑)


今日の午後は、派遣先の施設「Hogar Emmanuel」を統括しているAsociacion Emmanuelの方々への表敬訪問でした。

思った以上のたくさんの方々に囲まれて久し振りに緊張感を覚えつつ、期待以上に親切で優しい皆さんに出会えてホッとしました。

住む場所のこと、職場での環境、色々と気遣って下さっているのがとても良く伝わったのですごく嬉しかった。本当に有難いです。ドキドキするけど、早く子どもたちに会いたい。


そして、プレスも来ていました。
が…日秘文化会館の中をぞろぞろと移動しながら不意に2、3質問をされて、かなりたどたどしいスペイン語で応えつつも、他の人に呼ばれて話が中断したり…。通訳を頼んでまとめて話す時間が後であるのかと思いきや、気づいた時にはプレスのお兄さんたちはどこかへ消えていました。

え?!あんな適当な話しかしてないけど、もうおしまい?!それで記事になっちゃうの???…かなり心配なんですけど。先に謝っておきます。日本の皆さん、JICAの皆さん、ごめんなさい。

いつも人前で話す時にはそれなりに気合入れて臨むのに心の準備ゼロで、母国語じゃなくて、という状況にはとても弱いあたし。頭の悪さ、自分の専門性の無さをあらためて呪いました(T-T)


まぁ、悔やんでも仕方ないから、来週から困らないようにお勉強しよ。
ちょっとだけやって、早く寝ます。

tortija japonesa

お好み焼きを作りました。

もともとは、ホストマザーからの「お箸の使い方を覚えたいっ!」という熱烈なリクエストに応えるためだったので焼きそばでも作ろうかなと思っていたんだけど、どうやら日本の焼きそばの味はあんまりペルー人にウケなさそうという情報と、お好み焼きはなかなかウケが良いよという大先輩のご意見をもとに、お好み焼きにプランを変更♪薄切り肉はなかなか手に入らないので、冷凍の魚介類ミックスを入れて作りました。


今日はペルーの大先輩に、中華街でお昼をご馳走になったので、その帰りにお箸を買って帰宅。黒いのと、赤いのと、青いのを、それぞれ2膳ずつ。そしてお家に帰って、黒の龍の模様がパパの、赤のお花模様がママの、青のお花模様が、子どもたちの(6歳の僕と、あたし!)ということに決めました。

ところが・・・6歳の王子様は、ドラゴン模様を使いたいのにと拗ねたお陰でママに叱られてご機嫌斜めだったのと、お箸が使えないけどフォークに逃げたくもないという意地と、馴染みのない食べ物を出されると食べる気がしないという悪条件が揃ってしまい、ほとんど食べてくれませんでした・・・。

でも、ママが美味しいといってたくさんたくさん食べてくれました。いや、そこまで言うほど美味しくないだろうとか、無理してそんなにたくさん食べなくて良いよとか、本当は言いたかったんだけど・・・もちろん今のあたしにはそんな語学力もないので、諦めて素直に喜ぶことにしました。


お好み焼きを気に入ってくれるかドキドキだったけど、いっぱい食べてくれたし、お箸の使い方、テーブルセットの仕方、お椀の持ち方、日本での食事マナーなんかをすごく興味深くいっぱい聞いてくれて嬉しかった♪パパもママも、「来週はお箸を使って食事をするんだ!」って意気込んでくれています。

あと1週間でどのくらい上達するでしょーか☆

2008/04/12

また踊ってきました。

ごめんなさい。申し訳ありません。
Lo siento mucho.
¡Disculpeme!
¡No sé cómo pedirle perdón!

ペルー人はあんまりサルサ上手くないんでしょって、勝手に思い込んでました。


今日は待ちに待った金曜日。語学学校では6時間のプライベートレッスンの日だったので、かなりくたくたでした。でも夜に、語学学校で知り合ったアメリカ人のお友達と待ち合わせしてビールをたんと飲み、フラっと良い感じのお店に入ってみました。

あたしがホームステイしているお家は色んな意味でとっても環境が良く、徒歩3分でクラブ激戦区に行けてしまうのです。(っていうか、通学路!) ずっと目を付けていたクラブはなんだかシケていたので、仕方なく他のお店に行くことに。最初はちょっと残念だったんだけど、この選択は本当に正しかったということが、今になって解ります。


そこは、「Son de Cuba」という名前のお店でした。道に面しているところはレストラン的な雰囲気で、お店の中に入ると二階建てになっていて、奥の方で踊っている人たちがチラホラと見える感じ。そんなお店が一つの通りにずっと連なっているところがあるのです。

今日行った所は前から目を付けていたクラブとは違ったんだけど、フラっと入って大正解でした。なぜなら・・・。え、ここ六本木?!カリベですか?!っていうくらい、ガシガシ踊っている人たちばっかりだったのです。そして懐かしい曲がたくさんかかってるし。みんなものすごく楽しそう。そして何よりも、かなり、上手かったです。

日本みたいに誘ってもらえるのかなぁ・・・と思いつつしばらくカウンターで様子見ていたけど、少ししたら誘ってもらえて、けっこう踊りました♪それから、突然大人数でのルエダが始まったりして、もちろんその仲間には入れないんだけど、見てるだけでも本当に本当に楽しかった!!

一緒に行った子が楽しめてるかが気になったので23時くらいに「そろそろ帰る?」と言おうと思ったその瞬間…、なんと、ライブが始まりましたっ!!!結構ゴージャスで、カッコ良くて、良い音で、聴いてるだけでも相当に幸せ。さらにペルー人のお兄ちゃんと踊って、かなり満喫させて頂きました。

本当はライブが終わるまでずっと居たかったんだけど、治安が悪いと言われているこのリマであんまり遅くまで遊ぶのもどうかなという結論を出して、だいぶ早めに帰ってきたわけです。


ちなみにここ、入ろうと思えばタダで入れます。でも、ドリンクはちょっとだけ高めです。それでも、たとえばライブがなくても、あるいは踊れる人がいなくても必ずどちらかは楽しめるというかなりお得なお店だったわけです☆☆☆

もちろん曜日によって雰囲気は違うとは思うけど・・・赴任したら月-土の13時まで働くことになっているあたし。もうここペルーでは、金曜の夜に踊ることは不可能ということに決まりました。


ま、また来れば良いや。
とにかく本当に、顔がにやけてしまうくらい、良い金曜日でした♪

2008/04/10

ペルーの飲酒事情

あたしの語学の先生は、スペイン語のみならず、ペルーの歴史、文化、社会的なこと、色々と教えてくれます。どれも面白いんだけど、ちょっと衝撃的だったことが。


先生は見るからに裕福な身なりなのと、お話を聞く限りではとっても保守的なご両親に育てられ、大人になるまでお酒もタバコも興味なかったというお嬢様。しかも32歳でとても秀才で、スペイン語講師をしつつ、英語&フランス語の通訳・翻訳者でもあるのに、未だかつて外国に行ったことがないという箱入りさんです。

博識なんだけど、たまに「世界狭いよ?!」って思うこともある方なので、どこまで信じていいのか解らないんだけれど・・・とにかくペルーでは女性がお酒をたくさん飲むこともあまり一般的ではないし、「お家でお酒を飲む、とくにビール(安いから)を飲む家庭=中流・下層階級なのよ」といったお話をしてくれました。

日本のみなさぁーんっ、これ、信じられます?!
まぁ家庭によるとは思うけど、少なくともあたしのとっても仲良しな友人たちの何人かは、電車内で飲むわ歩きながら飲むわお家でも飲むわ・・・って感じでしょ?ところがここペルーでは、お家でお酒を習慣的に飲む家庭は、生活水準の低い家庭ということになっているようです。


「えぇ~ うっそーん。」と思ったけれど、
よく考えてみれば、あたしのホームステイしている家庭もそうでした。

パパもママもほとんど飲まない。日曜日のランチで外食した時と、お家で親戚を呼んでパーティした時と、平日の夜にあたしがビール飲むと言いだしたときにパパがちょっと付き合ってくれるくらいだ・・・。

しかも、夜に自分で買ってきて冷やしてあるのを取り出して「あたしビール飲もっ」って瓶を取り出したらパパにグラスを差し出されちゃって、「ありがと。でもグラスはいらないよ」って言ったら、「僕にもちょっとちょうだい」って意味だった(笑) よく見たらパパ、両手にグラス持ってるじゃないの・・・。あの時はちょっと恥ずかしかったなぁ。どれだけ育ちが悪いと思われてしまったのでしょうか・・・。


ま、そんなネタはさて置き、あまりにも意外だったので、びっくりしたわけです。先生に言わせれば、敬虔なカトリックのご家庭では、あんまりお酒は飲まないようです。そのかわり(?)みんなよく歌うし踊るしっていう事らしい。

あたしに言わせれば、楽しく飲んで、歌って踊ることこそ最高だと思うのにな。なんとも不思議なお話でしたが、面白かったので日記に残すことに。


こんな日記を書きながらも、お部屋でひっそりとペルーの黒ビール「CUSQUENA NEGRA」を飲んでいるあたしでした。

2008/04/09

EMS




日本からEMSが届きました。

大好きな親友たちからです。


かむかむレモン、おしゃぶり梅こんぶ、

お箸、かわいいお守り、エコバッグ、

そして・・・

「HACCI 1921」のはちみつっ!


そしてそして・・・

3人からのメッセージ!!!


ちょっと泣けてきました。

まだ2週間しか経ってないのにね・・・(笑)


のん、アナっ子、かずやん、どうもありがとうね。


はちみつは、任地に行ってから、こっそりお部屋で楽しみます。

その他の子たちは、さっそく今日からデビューです♪


あぁ~。

嬉しいよぉ。

言葉にならないけど、本当にありがとう。

全部全部、大切にします。

2008/04/07

学ぶ喜び

サルサを始めたばっかりの頃に買ったCDを久し振りに聴いてました。

語学学校のお昼休みによく行くメルカドの窓際のお席で、うっかり辛いドレッシングをかけ過ぎてしまってひーひー唇を赤くしながらサラダを食べていた時のことです。

なんと、もう何年もメロディーだけを追いかけていた(というか聞き流していた)とある曲の歌詞が、8割がたは解ることに気が付きました。

あんまり嬉しくて、道行く人たちに
「ねぇねぇ!!あたしこの曲の意味が解るようになったのー!!!」って
聞かせたい気分で、ものすごく嬉しかったです。


まだまだまだまだまだまだまだまだまだ、言いたい事を伝えるのはかなり大変ですが(というか、かなり酷いスペイン語を使っていますが)、聴くことだけはだいぶ成長した気がするこの頃です。


ものすごく有難いことなんだけど、毎日毎日マンツーマンってけっこう疲れるし辛いなぁと思ってたんだけど、こういう喜びがあると、明日も頑張ろうって思う。


*お写真を更新しました。見てね♪

2008/04/06

踊ったよ!

久し振りにピンヒールを履きました。

駒ヶ根で出会った大好きなお友達に
「そのヒール脱いでしまえ!」と言われてから
ちょっと心を入れ替えようと思っていたけれど、
せっかくの週末だし、まだ都会のMirafloresにいるし…と思って、
唯一、日本から持ってきているヒールでお出かけしました。

なんだか、お着物でお出かけする時みたいに「しゃん」とするものです。


今日は、ペルー在住の日本人の皆さまに会ってきました。
本当は隊員のお友達のお友達に会う予定だったのに、
とってもラッキーなことに凄い出会いに恵まれました。

ペルーに来る前から噂を聞いていた色んな方々に
こんなに早くお会いすることが出来るとは思わなかった~♪

お茶して、美味しいご飯をご馳走になって、
KARAOKEに行って、そして踊りに行ってきました。



はぁ。



楽しかったぁ・・・!!!!!!!!!





今日はNauticaというクラブに連れて行ってもらいました。
大音量でサルサ、メレンゲが聴けただけでも幸せなのに、
いっぱい踊って、楽しくて、ホントに良い気分で帰ってきました。

でも…解ってたけど…、
ペルー人でも踊れない人いっぱいいるのね。
そして、六本木でもペルーでも、かかる曲ってかぶってるのね。
きっと、踊れれば、ペルー人でも日本人でもいいのね。
そして、ナンパしてくるラティーノって六本木でもペルーでも同じなのね。

連れてってくれた日本人&ペルー人のお兄さんたちは
すごく心配してくれたようだけど、no hay problemaでした。

心ゆくまで踊らせてくれて本当に感謝です。


Entonces, ¡Es mi vida! ¡No puedo vivir sin bailar!
Estoy muy muy contenta.
Buenas noches...


記念すべき(?)ペルーでのサルサデビューでした。

2008/04/04

ペルー日本友好の日

もうすぐ終わるけど、今日は4月3日。

さっきネットで知ったけど、なんと
今日は「ペルー日本友好の日」だったようです。
¡No lo sabía!

1899年のこの日に、日本人移民790人が
佐倉丸で ペルーのアンコン港に上陸したことに因み、
ペルー政府が1989年8月20日に制定したそうな。

ペルーでも知ってる人、いたのかな???


あたしは何も知らずに中華料理食べてアイス食べて
のほほんとした一日を過ごしてしまいましたよ。

あ!でもね!!ホームステイ先の6歳の子どもと
絵本を一緒に読んでたら(ノアの方舟!)、あたしの膝に
乗ってきてくれたのが実はすっごい嬉しかったから
「友好の日」に相応しいって言えるよね。

何気に初スキンシップでめちゃくちゃ嬉しかったのです。
所外活動で福岡保育園に行った時以来の
子どもの匂いでした~♪(ちょっと変態っぽい? 笑。)


ま、Wikipediaによると、4月3日は「仮面ライダーカブト」で
「マスクドライダー計画」が始動した日でもあるらしいけどね(笑)

2008/04/02

la primera semana

リマに来て、今日で一週間目。

色んなことがありましたが、一番びっくりしたのは、どこのネットワークか解らないけど、今朝、ネットが繋がったこと。時々途絶えちゃうけど、ラッキーなので使わせて頂きます(笑)。


表敬訪問は一通りおしまい。
日本大使館、ペルー外務省(日本のMOFAと違ってめちゃ小さくてびっくり!)、ペルー国際協力庁など。外務省のおじさまはとっても素敵な方でした。ゆっくり話してくれたから内容も良く解ったし、楽しかった。

JICA事務所で歓迎会もしてもらい、銀行口座も開設してもらい、色々なオリエンテーションをしてもらい、ホームステイ先での生活にも慣れ、なかなか快適な毎日を送っています。


最初の週末は、短期の先輩隊員たちとmirafloresにあるお土産もの屋さんを物色したり、観光バスに乗ってリマの観光を楽しみました。民芸品がとにかく可愛くて可愛くて、2年間居るから今買ってもしょうがないと思いこまないと、大変なことになりそうです。

Mirabusという観光バスは、夜間に歩くと危ないと言われているリマの旧市街を一周してくれる優れもの。3時間以上のツアーで45ソルなんだけど、全然高いと思わない良いお値段でした。これからリマに来る方にはおススメ!ぜひ夕方のバスに乗って夜景を楽しんでくださいな。


週末、ホームステイ先で嬉しいことが。6歳のかわいい男の子が居るんだけど、「ペルーにようこそ!」って、バラのお花を一輪プレゼントしてくれました。お礼を言ったら、「買ったのはパパだから!パパに言って!」って。かわいい・・・♪

ペルー人の旦那さん、コロンビア人の奥さん、そして6歳の子。Mirafloresの中心に位置するマンションに暮らしているんだけど、おそらくかなり裕福な家庭だと思われます。ペルーでは、お手伝いさんを雇うのが普通らしく、ここでもお掃除、お洗濯、全てやってもらっています。任地に行くまでの3週間だけ、お姫様気分を味わいつつ、スペイン語のお勉強に専念したいと思います。


月曜日は、来た初日からお世話になっていた短期ボランティアのお兄さんたちが任地に行ってしまうため、プチ壮行会。日本食屋さんに行って、親子丼を食べました。普通に美味しかったけど、さすがペルー。鶏肉が多すぎで食べきれませんでした。ので、かつ丼を頼んだお兄さんに、鶏肉をプレゼント。それでも苦しいって、すごいよね・・・。


さて。3週間続く語学研修。
基本的には9時から13時まで、2時間のコマが二つ。そして火曜と金曜は14時から16時までの2時間がプラス。グループレッスンかと思いきや、なんと、全てプライベートレッスン。ものすごい嬉しい事なんだけど、それ以上に疲れるのです。

昨日は火曜日で、いきなり6時間。帰ってきて、夜ご飯を食べて、宿題をしようと思ってお部屋に戻ったのにポックリ寝てしまい、気づいたら1時でした。先は長いので、無理しないで、眠くなったら眠れる時に眠る生活をしちゃおうと思ってます。

語学学校のお昼休みは、近くの定食屋さん(?)的なところに行ってます。昨日は、牛肉とお野菜の煮込み。CAU-CAUというペルー料理なんだけど、実は腸とかの内臓系はあんまり好きじゃなかったこと、注文してから気付いたのです。言葉が解らないと、ご飯の注文も難しい。


右上のスライドショーを、随時更新しようと思ってます。
良かったら、見てね。ではでは、また。