2011/11/29

日本に帰ります

最後の打合せも無事に片付き、晴れてサンパウロ出張が終わりました。
事務所からスーツケースを持って、グアルーリョス国際空港へ向かいます。

三ヶ月弱の予定だったけど、二ヶ月に短縮。
後半は特に出張続きだったこともあってバタバタしたものの、
なかなか充実した二ヶ月間だったと思ってます。

病気もせず、危険な目にも遭わず、毎日気をつけて過ごせた。
仕事で関わる人はもちろん、絡まない人たちとも仲良くなれたし。
corazón rotoも一つも置いてきてません。たぶん(笑)

一日中、外国語ばっかり聞いてるのは正直疲れるし、
こども達相手じゃないから理解できなくても笑ってアハハ~とか言えないし、
もちろん解ってないけど解ったフリなんてことも出来るわけない。
かと言って、通訳なんて頼みたくないし。

ちょっと意地はったぶん、毎日けっこう疲れました。
でも、周りの人たちの優しさにかなり救われました。
みんなすごい忍耐力で聞いてくれたからね。嬉しかった。


イライラが溜まって、でもブラジルではなかなか吐き出せなくて、
日本で支えてくれてる人たちに八つ当たりしたし。
だけどその度にみんな(会社の人もそうでな人も)本当に優しくて、
いつも支えてもらってるだなってことを深く実感しました。
そして、自分の小ささも見えてまた情けなくなったり・・・(笑)
とにかく、本当にありがたいね。


正直言って、ここに残りたいよりも帰りたい気持ちの方が強いけれど、
みんなが心配してくれているほど辛い思いもしてないし(別にしてない?笑)、
ストレス溜めすぎて(そんなに)太ったりもしていません。


ペルーから戻って1年8ヶ月。
自分の中に色んな迷いもあったけど、日本から離れた場所でペルーを見たら
それはそれでまた吹っ切れたものもあったりして。
だから、相対的に考えてみると、本当に来て良かったね。


新しい言葉と環境で、新しい人たちの中に一人身を置いて、
自分で自分の居場所を作るのは、なかなか難しい。
だからこそ、これほど勉強になるこ事もそうそう無いと思う。

いい勉強をさせて頂きました。感謝。
さて、長旅辛いけど、頑張って帰りまーす。


別のスタッフ達がくれたプレゼント。

Obrigada e Arigatoooo!!!

2011/11/28

嬉しいプレゼント

帰国を明日に控えてお仕事をしていたら、若手スタッフ2人から呼び出されました。


お仕事では殆ど絡んてない2人。20代半ばの男の子と、ほぼ同い年の女の子。

何か相談でもあるのかなと思ったら、会議室に連れて行かれ、プレゼントを渡されてしまいました。


ブラジルに限らず、ペルーでも大人気の「natura」のハンドクリームやリップクリーム。

ちょうど昨日、もうちょっと買って帰ろうかなって散々迷って少しだけにしたんだけど、

まさかこんな形でいただけるとは・・・。しかも、これ、そんなにお安くないんだよね・・・。


あたし、この出張期間中、別に彼ら2人のためになるようなお仕事なんて全然してないんだよ。

特に女の子とは全く絡んでないし、先週の金曜日に初めて一緒に遊びに行ったくらい。


それなのに、「ブラジルの思い出を持って帰って欲しくて」って。

素敵すぎます。2人の心遣い。


なんでこんなに優しいんだ・・・。

こんなに愛されて良いのでしょうか。

また調子に乗っちゃいます(笑)


本当にどうもありがとう。

このプレゼントに比べたらホントに何でもないんだけど、

日本からもってきた手ぬぐいハンカチを、明日贈りたいと思います・・・♪

2011/11/27

ブラジル人とサッカー

ブラジルと言えば、サッカーでしょう。
こっちに来てからずっと書こう書こうと思いつつ、もう帰国直前になってしまいました。

こっちの人は、とにかくサッカーの話題ばっかり。
女性同士の間ではあまり見られないけど、男性同士の朝の挨拶は、昨日、自分のチームが勝ったか負けたかという試合結果から始まります。ちなみに、「オレのチーム」って殆どの人が言うから、みんなサッカーチームにでも入っているのかと思いきや、自分のお気に入りのチームのことを「自分の」と表現しているだけでした…。わかんないよ、そんなの(笑)

職場の社員食堂では、男性陣は基本的に毎日かならずサッカーの話題。大きなテーブルが二つあって、なんとなく男性テーブルと女性テーブルに別れてるんだけど、女性陣はそんな彼らの会話を聞いては、「あの人達、よくもまぁ毎日毎日サッカーの話ばっかりしてられるよねぇ…」というくらい。そのくらい、サッカーは彼らにとって大事なのでしょう。


そうそう。職場の人が貸してくれた、おもろい映画がありました。
「O casamento de ROMEU e JULIETA」というもの。「ロミオとジュリエットの結婚」というタイトルで、ものすごくブラジルらしい映画!

JULIETAという女の子が「PALMERAS」というチームのサポーターで、ROMEUが「CORINTHINAS」というチームのサポーター。お互いに筋金入りで、それぞれの家族は昔からそのチームのサポーターというくらいなので、お互いの家族にライバルチームのサポーターが恋人という事がバレるだけで大問題になるというわけ。
実際に、娘の彼氏がライバルチームのファンだというケースもあるらしいけど、さすがにこの映画ほど激しい騒動になることはないでしょう…って言うか、嫌だよね(笑)

ブラジル映画はあまり日本には入ってこないのが残念だけど、これはブラジル人のサッカー好きを見事に描いた面白い映画だなと思いました♪

そう言えばこっちに来る前、ブラジル人は歴史的にも戦争を好まない民族だったと何かの本で読みました。でも、戦争で死者はでなくても、サッカーでは死者が出ると、これまた別の本で読んだ記憶もあり。今では、なんとなくそれも頷ける…。まぁ、出来るだけそんなことはあって欲しくないと思うのだけれど。それで自分の身内を亡くした人は、どんな思いなんだろうかとふと考えてしまいました。


さて、先日アルゼンチン出張から帰ってきた時のこと。
入国審査を済ませた直後、遠くから、あたしのすぐ近くに居たおじさんに対して「Corinthiano!!!」と叫ぶ声が。きっとブラジルに来た最初の時期だったら解らなかっただろうけど、あの時は思わず笑ってしまった。

こっちでは、知り合い同士が、お互いの事をサッカーチームの名前に合わせて「Corinthianasファン」という感じの言い方にして呼び合うの。あまりにもブラジルらしくて、あぁ、サンパウロに戻ってきたなって、思わず笑ってしまいました。日本で、例えば巨人ファンとか阪神ファンの人がいても、「おい、巨人ファン!」なんて呼び掛けることは滅多にないと思うのだけれどね…。こっちでは、当たり前のようです。


そんな、サッカー好きのブラジル人。
2014年のFIFAワールドカップ、どれだけ仕事が滞るのかと思うと、ちょっと心配です(笑)

2011/11/26

最後の金曜日

昨日は、サンパウロで過ごす最後の金曜日。
事務所の若手のみんなと、遊びに行きました。
というか、みんながあたしのために、サルサクラブに連れて行ってくれたんだけどね。

お仕事を終えて、みんなで職場近くでビール。
これは、ビール瓶がプラスチックの保冷容器に入っているの図。
ちなみに3本くらいまとめて頼んでも、一本しかこの容器には入れてくれません…。まぁ、常温ビールでも普通に飲めるあたしだから、そんなことはどうでも良いんだけどね。ビールの冷たさに拘らないのは、ペルー人もブラジル人も同じなのかな?

課題は色々あったけど、この日にだいぶ片付いてきて、やっと一息。
振り返ってみると、この二ヶ月間、お仕事のことで話す相手はそこそこ限られてた。毎日打ち合わせする相手は、だいたい2人。だから、お仕事ではまったく絡まない人がけっこういたのね。でも、いつもの話だけど、お仕事が終わると(お酒が入ると?)ホントに色んな話ができる。なんだかんだ20人以上いるから、この最後の金曜日に、やっと全員とたくさんお喋りできたのが嬉しかった。ぎりぎり間に合った!って感じ(笑)


バスで移動して、サルサクラブへ。
やっとバスに乗れて、しかも、空いていたのであの念願の「優先席」へ!「太っている人マーク」を間近で撮れて満足してたら、みんなに笑われました。だって面白いんだもん!!みんな酔っていたので、バスの中ではスペイン語とポルトガル語と日本語とで大騒ぎ。みなさんごめんなさいね…。


サルサクラブに着いたけど、お腹減っている人のためにホットドッグ屋さんで注文。
なんだけど、ホットドッグ用のパンが終わっちゃったから、ハンバーガー用のパンにソーセージ挟むわよっておばちゃん。出来あがったら「はい、新商品のドッグバーガーよ!」って、なんか満足そうで可愛かった(笑)


昨日、初めて会った女の子。職場の子の、大学時代のお友達だって。
なんか知らないけど、すごい仲良くなりました。帰国5日前に仲良くなってしまう…すごい嬉しいけど、ちょっと寂しいね。デザインのお仕事をしているという彼女。「いつか日本に旅行したいとずっと思ってた!」とのこと。うんうん、ぜひとも来てもらおう♪


ここが、みんなで行ったサルサクラブ。Azucar。お砂糖という意味ね。
「Club Cubano」って言うからこてこてのキューバン系かと思いきや、サルサもバチャータもメレンゲもレゲトンもありの、いわゆるラテンディスコ。六本木で言うとまさに「El Cafe Latino」みたいな感じ。選曲までかなりかぶってて、もう六本木が恋しくて恋しくて、連れてきてくれたみんなには申し訳ないけど今すぐにでも帰りたくなってしまいました…(笑)実はみんなサルサは踊れなかったんだけど、サルサ好きのあたしの為だけにここを探して連れてきてくれたとのこと。優しいね。
「マリ、白状しろ!嘘はやめろ!ホントは日本人じゃないでしょう!日本に帰らないでラテンアメリカに残りなよ!」と、嬉しいことを言ってくれました。日本で長年働いていた日系人の人に至っては、「お前たち、これが普通の日本人だと思うなよ…」とみんなに説明するほど。そのくらい、みんなの優しさとサルサが嬉しくて、はしゃいでしまいました。


ブラジル滞在は、ちょうど二ヶ月間。
どうしてもペルーと比べてしまうあたしは、

「ブラジル大好き!絶対帰ってくるからね!待ってろよ!!!」

って言えるほど、あんまり好きになれなかったなと思ってました。
金曜日の午後までは。


でも、やっぱり出会った人達とか、一緒に仕事をした人達とか、楽しい時間を共有できたみんなとの出会いは、本当に大切で、ありがたい時間だったと思う。新しい環境で、あたらしい言葉で、しかも短期間で自分の居場所を作るってなかなか大変なんだけど、結局のところは受け入れてくれるみんながいるから「居場所」が出来るわけだよね。

みんな、どうもありがとう。楽しい幸せな金曜日でした♪

2011/11/25

もいちどアルゼンチン

水曜&木曜と、またアルゼンチンに行ってきました。

今回はちょっとドキドキ。
まるで、味方がいないところに一人で乗り込むような感覚・・・。
しかも一年半以上も使ってないスペイン語での話合い。

結果的にはなんとか無事に任務は終えたのだけれど、やっぱり反省だらけ。
自分の課題とか、詰めの甘さとか、これから勉強すべきことが、良く解りました。


ただでさえ頭の回転が遅いのに、スペイン語で話してると、
どう切り返そうかと思案するものの答えが浮かばず、言いたいことを言いたいように言えず・・・。
これが、こども達相手のいつもの金八先生ちっくな愛のあるお説教だったら
いくらでも喋れるんだけどね・・・ビジネス会話になると、自信のなさも手伝って、一気に弱気に(笑)

初日の打合せを終えるも、明日の話合いの流れを考えると夜も眠れず。
こう言ったらいいかな、ああ言ったらいいかなと、もんもんと考えてしまいました。


個人的な要望とか、思いとか、本当に自分の中から湧いてくる気持ちはまぁ普通に話せても、
やっぱりビジネスのこと(しかもちょっとマニアックな業界)、誰かの通訳となると、本当に難しい。
小さい頃から国語ができなさすぎた自分としては、言語能力コンプレックスもあってなお難しい。

だけど、技術的なことは無理としても、簡単な交渉くらいはビシっと出来るようになりたいね。
道のりは長いけど、慣れたら絶対に感覚は戻るし、相手がこどもなのが大人になるだけだと思う。

ポルトガル語も大事だけど、やっぱりスペイン語をもうちょっと頑張ろうと思ったのでした。

2011/11/22

雨のサンパウロ

ブラジルと言ったら、太陽がさんさんと降り注いでいる印象を持っている人が殆どだと思うけど、実際には、びっくりするような雨が降ります。

このお写真では解りにくいかも知れないけど、傘をさして歩いても足元びしょびしょになるほど…。
雨が降りそうな日には、なるべく折り畳み傘を持って出かけるんだけど、ここまで降られると頑張って歩く気にもならなくて、雨脚が弱まるのを待ってしまいます。そんな時に、カフェの前だったりマクドナルドのスタンド前だと温かいコーヒーでも飲めるんだけど、何もない場所で雨宿りしてしまうと、寒くて寒くて、悲しい気持ちになります(笑)

ちなみに、このお写真の場所は、パウリスタ大通りと言って、サンパウロ市内で一番の大通り。外資系企業や銀行のオフィスがあったり、あとは確かJICA事務所や日本領事館もこの通り沿いと言っていたかな。ちなみにあたしの住まいは、ここから3ブロックくらい歩いて左折して、ちょこっと行った先のウィークリーマンション。ちゃんと気を付けて生活すれば、そんな危ないことは無さそうな雰囲気。


雨とは全然関係ないんだけど、この、黄色い丸っこいの、見えますか。
これは公衆電話です。日本人にしてみれば、なんでこんな形してるの?頭をすっぽり入れて電話したら、騒音を遮断できるから?なんて思ったりもしたのだけれど。ブラジルの人達に、そういう理由でこの形なの?と聞いても、「いやぁ~そんなの考えた事もないから知らないよ」と言われてしまいました…。気になるよ(笑)

あたしは、この丸っこいやつに頭をすっぽり入れて電話をかけるのってなんか可笑しいなと思ってしまうけど、もしかしたらブラジル人は日本のかつての電話ボックスを見たら可笑しいと思うのかな?いやいや、あれは、日本が最初じゃないか。アメリカのスーパーマンがあれで着替えてたんだもんね。

まぁ…どうでも良いんだけど…ちょっと気になったので書いてみました。
つまらならい日記でごめんなさい(笑)

2011/11/20

ペルー出張

ペルーに出張してきました。

ブラジル事務所の方が「一緒にどう?」と言って下さったので、当初の出張予定には無かったけれど、とんとん拍子で行かせて頂くことになりました。正直、こんなに嬉しいことはありません。リマの空港に降り立つ前のあの景色を見られるのも、リマに上陸できるのも、もっともっと先のことだと思ってました。


訪問先は、つっこみどころ満載で、今までにない新鮮な出張になりました。

連れて行かれた場所が、思い出がありすぎるエリアを何度も何度も通過したので、ホロっと涙がでてきて大変でした(笑)

Puente Piedraという郊外の町。この町からバスで10分くらいの場所の、もっと何もないエリアに住んでたのね。メーカーの工場がけっこうたくさんあるってこと、昔住んでた頃は知らなかった。でも、よく行ってたスーパーの近くにある工場を訪問したり、新しい発見がいっぱい。


サンパウロに帰って来る前、空港から近いHogarにも顔を出す事ができました。

もう、この景色に、ノックアウト。涙が止まりません。


6歳になったElías。ほんの少しだけど、他のこども達にも会えました。


パードレ加藤。お元気です。


滞在時にお世話になった方たちにも、駆け足で挨拶して。


とにかく慌ただしい出張だったけれど、フリーの時間を上手いこと使えて良かった。
好きで好きでたまらないペルー。
久しぶりにリマの空気を吸って、少し冷静になれました。

短いし、出張だったけど、行かせてもらえて良かった。感謝です。

2011/11/13

Salsa Congress no Brasil

金曜日から火曜日まで、ブラジルのサルサコングレスが開催されています。
日本で開催されるJapan Salsa Congresに比べると、ぶっちゃけそこまで有名な海外ダンサーがたくさん招待されているわけではないのだけれど、ワークショップが充実していて、けっこう楽しませてもらっています♪


金曜日の夜、フリーの後にショーがあったんだけど、ルンバあり、サンバあり、ガフィエラあり、タンゴあり、ズークあり、そしてサルサと、かなり幅広いというか寛容というか、ブラジルらしいオープニング。サルサコングレスなんだから、タンゴとかズークとかいらないよ~なんて内心ちょっとだけ思ってたけど、やっぱりパフォーマンスに魅せられてウキウキしている自分がいました。それもそのはず、サルサ踊るのも、爆音でサルサ聴くのも、二ヶ月ぶりくらいだもんね。

ワークショップもすごく充実してて、朝の9時~19時半まで9コマ×5ヶ所で開催。つまり、一日に45コマ。正直言って、そんなたくさんのワークショップ、時間通りにオーガナイズ出来るのかと思いきや、開始時刻は5分くらい遅れるものの、ちゃんとサクサク進むんだよね。またいつもの悪い癖で、これがペルーだったら…と思わずにはいられません(笑)


今日は、ワークショップたくさん受けて来ました。
チャチャ、On 2、もひとつOn 2、ルンバ、シャイン、またまたOn 2。全部で6コマ。

かなり勉強になったチャチャ。
よくよく考えたら、チャチャのレッスン受けたの初かも。これでチャチャのシャインも恐くない?!でも、3日間通してこの1コマしかないのが残念…。もっと受けたかったなぁ。


On 2のペア。このインストラクターのお姉さんと仲良くなりました♪
レッスンではパートナーチェンジすることなく、最初に組んだ人が…だと、一時間ずっと、…な気持ちを引きずるはめになる。なんとも残念なことに、On 2のコマなのに、On 2のカウントが解らない人に誘われて組んでしまった!
あたしが何度かカウント違うよねって直したら、不満そうな顔でインストラクターを呼んで、「彼女日本人で、カウント解ってないみたいだから…」と言いだす始末。いやいや、日本人だって数くらい数えられるって。┐(´~`)┌
さらにルーティンもなかなか覚えられない相方さんに、いや、確かここは左手が上だったよ…と主張してみたら、また「先生、この日本人の子が…」って!おいおいおいおい、日本人なめんなよ~!!このくらい初見で覚えろやいっ!と、ポルトガル語で言えない小心者のあたし…。でも、インストラクターのお姉さんは、いつもあたしの味方でした(*^^)v

そんなこんなでものすごい不完全燃焼感は残ったものの、このワークショップはすごい良かった。お姉さんがホントに素敵な人で、もっとサンパウロの滞在が長かったらきっと習いに行っていたように思います♪一言、日本語を知ってました。「SUGOI!!!」って。かわいいね☆


そして、かっこ良かったのが、ルンバ。
キューバから来ていたこの二人。キューバンサルサのコマも持ってたけど、やっぱりルンバが凄かった!こればっかりは、ちゃんと時間かけてレッスンしないと絶対にかっこよく踊れる日は来ないだろうと感じる…(笑)
これもペアで踊ったんだけど、すごい楽しかった。もっと上手く、土着感出せたら、本当に楽しいんだろうね。必死でこのお姉さんを真似るものの、絶対にイケてない自分が解ってるから、だいぶ悔しいまま踊り続けないといけない。しかも、慣れない動きに、参加者はみんな汗びっしょり。健康のためにリンゴ酢を毎日少しずつ飲んでいるあたしは最近特に新陳代謝が良くて、なんでこんなに汗かいてるんだろう…ってちょっと恥ずかしくなりました。とほほ。


最後はOn 2。彼らは確か去年のJSCにも来てくれていましたね。(あたし行けなかったけど。)
もう朝からずっと立ちっぱなしでかなり疲れていたけど、一時間があっという間に過ぎちゃったこの二人のレッスン。ルーティンはもちろんスタイリングも素敵で、良いワークショップでした♪



そして、会場の隅っこではシューズが売ってました。
なんと、一足、75レアル(3,322円くらい)。安すぎでこんなの大丈夫?!と思ったんだけど、履いてみたら、結構良いのね。すごい安定するし、小指もあたらない。こっちに持ってきたシューズはもう捨てて帰ろうと決めて持ってきたボロボロのやつだったから(なぜか出張中ですけど、サルサシューズもジャズシューズも持ってきているあたし。笑)新しいのを買うチャンス!と思って、思い切って黒と茶色の二色を大人買い。そしたらなんと、二足で140レアルに値引きしてくれました!6,200円だよ…。安すぎてびっくりよ…。
まぁ、どのくらい長持ちしてくれるかは解りませんが、デザインもシンプルで、安定してて、足首の留め具のところがゴムになっててちゃんとフィットするのが嬉しいね。結構良いお買い物をしたような気がします◎


出張中のくせに随分楽しんでるっぽいって?週末なんだから、このくらいさせてくださいな(笑)。ただでさえ、飲みに行ったり全然せず、この一ヶ月半の間、外食したのって10回くらいだし…。
でもお仕事は、最近やること多くて、忙しくて、やっと充実してきて本当に嬉しい。去年まで、何から手を付けて良いか迷うくらい忙しかったのに、もう半年以上、出来る事がなかったからね…。やっと先が見えて来た感じ。そんな充実した一週間の後、週末に久しぶりにたくさん踊って、幸せを噛み締めてます。

たくさん働いて、たくさん踊らないとね。生きる醍醐味だよね。
No salsa, no life!!!

2011/11/08

サンパウロの地下鉄

サンパウロには、地下鉄があります。
5路線も走っています。(その他は、サンパウロ都市圏鉄道会社と呼ばれるものの路線。)


東京と比べたら5路線なんてどーってことないとお思いでしょうが、
ペルーのリマには地下鉄なんてないんですよ。

だから、あたしにとっては、すごいこと。
こんな地下鉄マップを見るだけで感激してしまうのよね。



縦に通ってる青い路線が一番最初に出来たらしく、中心から左に通ってる黄色い路線が、あたしが通勤で使う一番新しいの。

これが、青い路線のホーム。
なんとなく薄暗くて、車両もかなりレトロ。エアコンがないかわりに大型扇風機がぶんぶん。日本食材を買いにLiberdadeという駅に行ったり、お買い物に行くのにたまにこの路線に乗ると、髪の毛がぼーぼーになります(笑)


こっちが、最新の黄色い路線のホーム。
車両は韓国製で、ものすっごい綺麗。未だに開発途中で、これからオープンする駅がいくつかあるみたい。ホームドアも付いてるし、社内にはモニタがあって、この黄色い路線のメイキング映像がずっと流れてます。エアコンが効きすぎて、たまに寒いくらい。

これを見たら、「新興国」なんて言えないよね。車両だけじゃなくて、宣伝のポスターとかも良い素材使ってるし、よくやってるなぁって感心してしまいます。


朝は通勤ラッシュだけど、まぁ、東京も同じようなもの。駅のホームにはとにかく警備員や案内係の人がたっくさん居るので、安心して地下鉄に乗ることが出来ます。もちろん、スリに合わないようにって毎日気を付けてはいるけれど。


なかなかに快適な地下鉄だけど、一つだけ不満があります。

それは、自動改札について。

このカードが、日本でいうSuicaやPasmoのようなもの。
チャージして、改札にかざして入るようになってます。
どこまで乗っても、2.90レアル(約130円)なので、これが必要なのは入る時だけ。しかも、サンパウロ市内のバスも、地下鉄から降りて、確か15分以内くらいだと(はっきり覚えてなくてごめんなさい)思ったけれど、バスに一律2.90レアルで乗れるんだって。親切だよね。


またまたブラジル人に叱られそうだけど、何でもかんでもペルーと比べてしまうあたしは、こんな機能やルールが整っているだけで「すごい!」って思ってしまうんだよね。

でも、やっぱりありました。落とし穴が。
なにって、このカード、改札機が反応してくれるのがめちゃんこ遅い!!!

日本のSuicaなんて、触れなくてもサクっと行けるでしょ。
残念ながらこっちのは、心を込めて3秒くらい念じないと、改札機が開いてくれないのです…。

さらに、鈍いのはこのカードのせいかと思ったら、実はそうでもないみたい。改札機自体も、非常に反応が遅いんです。この前、会社帰りに早くお家に帰りたくて、前の人に続いてサクサク改札出ようとしたら、扉が閉まってきて、見事にはさまれましたよ!痛いし、恥ずかしいし…。まるで、せっかちなあたしが悪いみたい!(笑)

ちなみにこれが、出口専用の改札ね。
人が通ると、開く仕組み。普通の自動ドアと一緒だよね。なのに、なんでこんなに鈍いんだろう…。


あれだけ最新式の車両を入れる余裕があるなら、全ての改札の反応をもうちょっと早くして欲しいと願うのは、あたしだけでしょうか。


でも、不満といったらこのくらい。
安心して乗り物を使えるだけでも、ありがたいのかも知れません。


「降りる方が優先ですよ」って書いてあります♪
これも、もちろん誰も守ってないけどね…(笑)

2011/11/06

頑張ってはいるけれど

ポルトガル語は、なかなか上手くなりません。
喋れることは喋れるけれど、スペイン語と比べてしまうから、もどかしくて自分にイライラ。

とは言っても、ペルーには二年間いたし、50人のペルー人と一緒の場所に暮らして、朝から晩までお喋りしてお説教して遊んで歌って宿題して恋愛相談にのって病院にまで行っていたし、日本人と会話する機会の方が断然少なかったし、スペイン語はそれなりに喋れて当たり前。
それと比べたら、2ヶ月半くらい語学学校に通って、あとはお仕事のメールをちょこっと送る時に頑張ってポルトガル語書いてみるだけで、こっちに来てからまだちょっとしか経ってないんだから、上手いこと表現できないのは仕方ないのよね。

スペイン語だったら、まぁ通訳するのはさすがに難しいけど、自分が思ったこと、思った瞬間に言葉に出来るでしょ。例えば車に乗ってて、通りに見えたものについてすぐ何か口に出せたり、くっだらないこと思いついて周りを笑わせたり。
それがポルトガル語だと、もう、悲しいくらいにそういう事ができないんだよね…。頭の中がまとまった時には、話題が既に変わってたりとか、なかなかに切ないよ(笑)


個人的に、最近の面白かったこと(と言うか、情けなかったこと)。

土曜日は豚の角煮を作ろうと思って、スーパーに行きました。
でも、お肉売り場に着いてから、「豚肉」ってなんて言うのか解らないことに気付きました。牛肉はスペイン語もポルトガル語もcarneなのに、鶏肉と豚肉はぜんぜん表現が違うんだよ…。で、たぶんコレだろうなと思うのがあったんだけど、もしかしたら牛肉の別の部位かも知れない…とか、色んなことを想像したら本当は豚肉なのに、何が何だか解らずに自信を喪失してしまいました。

意を決して、近くに来た優しそうなマダムに声をかけてみた。
「あの~、すみません、スペイン語解りますか?」って聞いてみたら、もろアジア人のあたしに、スペイン語解るかと聞かれてマダム大爆笑!そして、少し解るとは言ってくれたけど、cerdo(豚肉)は解ってもらえませんでした。
「牛肉でもなく、鶏肉でもない、あの4本足の動物だよ~」と説明したら、優しく説明してくれました。豚のことは、porcoと言うそうです。豚肉の場合は、suíno。そう言えば、映画『紅の豚』に出てくる彼の名前は、ポルコでしたね。イタリア語とポルトガル語は、こんなところで繋がっているのですね。勉強になりますね。

そんなこんなで、普通のバラ肉はなかったけど、骨付きのスペアリブを購入。

お陰さまで、とっても美味しい豚の角煮が出来上がりました♪
恥はかいてみるものです。一時の恥なんだから!


それから、デパートのお店で、試着してもいいですか?と言いたかった時。

「posso experimentar?」と言いたかったのに、スペイン語のprovarに脳内を邪魔され、なぜか咄嗟にでてきたのが「posso cumplimentar?」でした。
cumplimentarって、挨拶するって意味ですけどね。もう、嫌になるよね。服を片手に、「挨拶していいですか?」と聞いてしまったの。しかも、出張で来られていた上司のご家族へのお土産購入に付き合っている時。情けなくてちょっと嫌になりました(笑)

スペイン語だと、試すは「probar」で、挨拶は「saludar」。まぁ、ポルトガル語でもこれに該当する単語は存在するんだけど、上に書いた長い方の表現を使うほうが一般的なんだよね。もう、長い単語は使いたくない!嫌っ!


それから、さっきデパートに行ってきた時のこと。

「黒いのありませんか?」と言いたかったのに、「preto(黒)」を、間違えて「perto(近い)」って言ってしまった!だって、スペイン語では黒って「negro」なの。なんとなく、「perto」の方が響きが似てるでしょ…。だからだよ…。高尚な間違え方だと思い込みたい…。けど、「近いのありませんか?」って、おかしいよね。そして、お姉さんに、笑われた。接客業のくせに!笑顔で受け流してくれればいいのに!思いっきり笑われて、もう買うのやめようかなって思いましたけど…。

結局は、黒のブラジルジャージを購入。持っているペルージャージに対抗してみようと思います。

ほら、後ろはキラキラのスパンコール。
素材や縫製はペルージャージの方がしっかりしてるけど、キラキラが可愛いから、いいことにしようかな。日本に帰国するのは12月なのに、バカだから冬物を持って来なかったあたし。これを着て(もちろん中に着こむけど!)帰ろうと思ってます☆いや、本当のこと言うと、帰るためという以前に、本当に寒くて眠れない日があるから、夜の部屋着としても活躍してくれることでしょう。



そう言えば。
ふと思ったんだけど、あたしは南米だったらどこでも好きだろうとか、南米だったら喜んで行くだろうとか、そう思っている人って、多いと思う。今回だって、念願叶ったりって勢いで喜んで来てると思っている人が殆どだろうし。

でも、別にブラジルに来たかったわけじゃないんだよ。
仕事だから、行けと言われて、了承して、来ただけなんだよね。


まだまだ、ブラジルは好きではありません。
もちろん嫌いではないけれど。

あと一ヶ月ちょっと。もっと好きになれるといいな。

2011/11/05

初めてのアルゼンチン

1日から3日まで、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスに行ってきました。
とは言っても出張だったので、1日の夜遅くに着いて、その日はホテルで眠って、2日間お仕事して帰ってきただけ。実質のところ2日間にも満たないほどの短い滞在だったけど。

でも、スペイン語圏ということ(頑張ってポルトガル語で考えなくていいこと)、ペルーと同じインディオの血が混じっている人達がいること(お土産物にもインディオグッズがあった!)、ペルーと同じ系列のデパートがあること…なんだかそういうちょっとしたことが嬉しくて、リフレッシュできた気がします。


ホテルの近くの通り。2日間ともすっごくお天気が良くて気持ちよかった。

ブエノスアイレスは、「南米のパリ」と言われているらしく、綺麗な街並みでした。
例えばリマやサンパウロと比べると、綺麗な地域が限定されているわけじゃなくて、市内の広範囲にわたって綺麗な場所が多い。本当のパリと比べたら、やっぱりどこか「作られた感」はあるのだけれど、確かに綺麗。もちろん、空港の近くとか郊外になると、所得の低い人達の住む街があって、やっぱりそういうエリアは緑も少なくて、茶色いイメージなんだけどね。


出張で行ったから、本当にお仕事用のスーツとバッグ、そして部屋着しか持って行きませんでした。でも、夜22時頃から観られるタンゴのショーがあって、急遽、それに行くことに!こういう時のためにかっこいいドレス持ってきてたのに、まさかアルゼンチンでこんなチャンスがあるとは思わず、全てサンパウロに置いてきていました…。

こんな服装で行くの嫌~!こんなバッグしかない~!!!と一人でぶーぶー言いながらも、El Viejo Almacénという所に行ってきました。

80ドルで、ドリンク飲み放題、ホテルまで送迎付きという観光者向けのもの。だけど、ホテルに並べられていた数々のパンフレットの中から、一番クラシックなショーを!とフロントのおっちゃんに聞いて選んで、大正解。音楽はもちろん、ダンサーのレベルも高くてすごく素敵なショーでした。


そして今、このお店のサイトを見て、ネットで事前に予約できたこととか、10%オフになったことを知っちゃった(笑)
まぁ、お仕事で行ったのにタンゴショーを見られただけでもラッキーだよね♪



久しぶりに話したスペイン語は慣れるのに半日かかったし、お仕事の話、しかも通訳をするのはやっぱり大変でした。必死で通訳しながら、ポルトガル語の単語が混じって笑われたり。業界用語がちゃんと訳せないとか、一つでも自信のない単語が出てくるとそれが気になって急に自信なくなったり。課題がたくさんあることもよく解りました。

でも、やっぱりスペイン語が好き!
(ポルトガル語はまだちゃんと話せないから好きじゃないだけ。笑)
スペイン語圏が好き!と、思って帰ってきました。

さて、あと一ヶ月ちょっと。
どれだけブラジルを好きになれるでしょーか。



あ。
一つ、書き忘れました。

みんな、ブラジル男性はかっこいいかっこいいと言うけれど、
個人的にはアルゼンチン男性のほうが断然かっこいいと思いました。

以上!