2010/11/11

8ヶ月

ご無沙汰しまくりです。
皆さま、お元気でしょうか。

まったく更新しないまま11月も中旬に差し掛かろうとしていますが、
こんな放置ブログを飽きもせずに覗いてくれている人がいるってこと、ちゃんと知ってます。本当に嬉しい限りです。どうもありがとう。


日本に戻って、8ヶ月目。
すっかり日本人になりました。

最初の数ヶ月間はどうなることやらと思ったものの、
8月くらいからちゃんと会社に通えるようになって
お仕事もすごく楽しくなってきて、毎日元気に過ごしています。

あれもやりたい、これもやりたい…。
純粋にそう思えるから、疲れ果てても心は元気♪



11月1日の早朝、展示会に向かう前に、
愛するこども達とSkypeでお喋りしました。

帰国して数ヵ月後にSkypeした時は、
妹分のMarilinにはあたしを見た瞬間に大泣きされてしまったし、
そのしばらく後にお電話した時には、数人の女の子に電話越しに
泣かれてしまったし…大丈夫かなと思ってました。

でも、1日は、Skypeして、あたしが先に泣いちゃった。
30分くらいみんなとお喋りして、しみじみ、
嬉しいのと寂しいのと、みんなの笑顔が見れて嬉しいので
うっかり泣きだしてしまいました。展示会行く前なのに…。

そしたら、誰が言い出したのか解らないけれど、
みんなが「世界に一つだけの花」を日本語で歌ってくれて、
おバカなあたしはさらに号泣(笑)
たぶんErickあたりが歌い始めてくれたんだろうね。


相変わらず、愛するこども達とは繋がっています。
距離はあるけど、この気持ちはいつまでも繋がってる。

そんな自信が、あります。
だから、毎日幸せだよ。


Hogarのみんなも、幸せでいてくれますように☆

2010/10/07

グローバルフェスタ@日比谷公園

約8年ぶりに、日比谷公園のグローバルフェスタに行ってきました。

大学生の頃はWFP(国連世界食糧計画)のボランティアをしていた関係でブースのお手伝いをしていたけれど、今回は「ペルーOV有志の会」として参加!学生の頃は、大学卒業とともにこのイベントからも卒業かと思っていましたが・・・これから毎年、ペルー隊員OVとして参加することになるのでしょう♪



「ペルーOV有志の会」の大先輩にお声がけ頂いて、今回は活動報告のパネルを作ることに。隊員がまだまだ少ないペルーですから、自分一人の報告じゃあまりにも寂しいと思って、現役&OV(Old Volunteerのことね)にも任意で情報提供をお願いしてみました。

全員とはいかないけれど、現地で頑張っている現役隊員数名と、短期で活動していたOVからの協力もあって、なんとか7人分のパネルを作成。職場の上司にお願いして、会社のPCを使わせてもらって、ギリギリ滑り込みセーフな感じで作ったんだけどね(笑)


ブースを訪れた人たちの中にはこのパネルを一生懸命読んで下さる人がいました!ただ単にペルーに興味があるとか、青年海外協力隊に興味があるとか、知り合いが協力隊に応募するらしくて気になるとか、ホントに色々。


中には、パネルを読みながらすごくマニアックなペルー話をされているご夫妻がいらっしゃって、只者じゃないと思って話しかけてみると、なんと30年くらい前にはお二人ともペルー隊員だったそうな!旦那様は地方、奥様はリマ隊員。

良いですねぇ・・・。任国マジックかな?駒ヶ根マジック?いやいや、帰国後マジック?さすがにそこまでは伺いませんでしたが(笑)、30年経った今でもこうやってこういうイベントに来られるって素敵だなと思いました。


ブースでは、学生時代の後輩ちゃんの力を借りて、ペルーのフェアトレードコーヒーの販売も行いました!帰国して再会した彼女との会話の中で、偶然にもペルーのフェアトレードコーヒーを扱われている方と知り合いだと言うことを聞いていて、グローバルフェスタの準備を始めてからふと思い出してお願いしてみたら、ものすごい協力をしてくれました♪


あたしはブースでペルーについて聞きたいとか、協力隊制度について知りたいと言ってくれる人たちの相手でてんてこ舞い(?)だったけど、ちゃきちゃきとコーヒーの宣伝をして売り歩いてくれる彼女はとっても逞しかった!手伝ってくれて本当にありがとう!!!

虎ノ門にある有名な珈琲屋さんでも扱われているというこのコーヒー。今回はこのイベントのため、前日に焙煎して下さったそうで香りがめちゃくちゃ良い!酸味が少なくて、かなり好みの味。今度はぜひお店にお邪魔してみたいものです☆



OV大先輩は、ペルーの楽器や衣装をたっくさん持って来て下さいました♪


サンポーニャもケーナも、ブースに居るあたし達は殆ど吹けないんだけど、ブースの前を通る人たちには大人気。そしてカラフルなポンチョはこども連れのお父さんお母さんにも好評でした。アンデスのポンチョもチューヨも、日本人にとってもよく似合う!そしてあたしは小さいこども達を見ると、Eliasをはじめ、Hogarのみんなをついつい思い出してしまうのでした・・・♥


そしてやっぱり個人的に一番嬉しいのは、「協力隊に、青少年活動で応募したい!」と言って色々と相談してもらえること。中には関西から、このイベントのために東京に来たという子までいて、感動してしまいました☆

自分がペルーでの2年間を通して悲しいことも辛いことも嬉しいことも楽しいこともふんだんに経験できたから、協力隊に興味があると言われると、ついつい薦めたくなってしまう。でも、良いと思うか否かは人それぞれだから、なるべくニュートラルなことを言うようにしてるんだけどね。

そんな葛藤の中、色々と相談してもらえるとやっぱり嬉しくて、相手はそこまで期待してないだろうけど、ついつい、おせっかい妬きたくなってしまうのですけど・・・(笑)


そして、協力隊関係者との再会。
ブルキナファソ、ケニア、ホンジュラス、エルサルバドル、パラグアイ、コスタリカの隊員たちと再会♪帰国して広尾で会った以来の人も居たけど、協力隊OVってなんでこんなに一緒に居るだけで楽しいうえに居心地が良いんだろうと、当たり前だけど毎度のことながら感じてしまいました。

日々の生活の中で、協力隊員たちとの交流を欲しているわけではないけれど、会ったら会ったで、なんだか救われる気になる。こういう時間と空間が自分には必要だったなぁって、思ってしまうのですね。多くの隊員OVがそうだと思うんだけどね・・・◎


そうそう。日曜日には、サルサのお友達も遊びに来てくれました。
「こんなに沢山の日本人が国際協力のために動いている。静かな感動。」というコメントまで。そうなんだよね。久しぶりにこのイベントに参加して、自分は他のブースなんて殆ど見られなかったんだけど、すっごい団体数、すっごい人数が居て、本当に面白い。

さらにここ数年は、このイベント、一般の民間企業も出展しているとか。
本当はそれこそ見に行きたかったんだけど、本当に時間なくてどこも見れなかったのが残念!いつか、何年後かわからないけど、あたしの働く会社の姿勢も、少しずつこういう方向に目が向いてくれたら良いなと、そのために自分に何ができるかなと、考えさせられもしました。学生時代にこのイベントに来ていた頃は、民間企業の参加なんて基本的には無かったような気がするなぁ・・・。


学生時代は、国際関係を専攻して、国連機関やNGOや外務省でのボランティアをしてるからこのイベントに参加していると思ってた。けど、会社を休業させてもらってペルーに行って、帰国してからもまたこのイベントに関わることになるとは。三つ子の魂百までじゃないけど、「国際協力」はやっぱりあたしの人生とは切り離せないものだと思うし、どこに居ても、どこの所属しても、本人が望めばどんな形であろうと国際協力は出来るんだよね。そんな事をあらためて感じた週末でした。


思った以上に良いお天気で、日差しに怯えながら(すっかり日本人?!)二日間、みんなで楽しく頑張りました♪
手伝ってくれたみんな、遊びに来てくれたみんな、どうもありがとう!!!


また来年も日比谷で会いましょう~♪

2010/09/16

過去は過去!

素晴らしい時間と経験と愛情をこれでもか!ってくれた

あの愛しいペルーのこども達に何かをしたくて、

したくてしたくてしたくてしたくて、とにかく何かをしたくて、

帰国する前から今まで何が出来るか色々考えてました。


ペルーで何かをするのが一番だと思っていたけど、

いやいや、ここでも出来ることあるかも知れない。

難しいことは間違いないけど、可能性はゼロじゃない。


そんなことを思った。

やっと、目が覚めた。



ペルーのあの過酷な環境で2年間頑張った自分はかわいい。

もっと出来たこともある。でも、良くやったとか思っちゃう。

自ら虎穴に入ってボロボロになって、だからこそ虎の子たちの愛情も信頼も得た。

自分だから出来たとか、自負してる。調子に乗ってる。



だけど、過去は過去!



もう協力隊員じゃないんだから、

この立場で、あたしだから出来ることがあるよ。


今はこの場所で。

2010/09/13

関西へ♪

関西にいってきました。
大阪&奈良&京都を2.5日で。

会社の同期に、たぶん4年ぶりくらいに会えた。
すっごい久しぶりなのに、会ってみたら全然そんな気がしない。
東京と大阪。本社と支店。だけど、何でも話せる関係に感激。
よく、先輩達に「お前ら仲良すぎ」って笑われるけど
やっぱり持つべきものは愛する同期だって、心底思いました。

そして、協力隊同期にも会いました。
日本への適応レベルが似てるから、おもしろい。
レストランや電車で、バッグを手放しで置いておけるようになった自分を
ほら、凄いでしょ。日本人になったでしょって自慢したりして(笑)
朝まで元気に飲んだくれて、やっぱり協力隊は居心地良いなと思いました。

京都タワー。空色は、ちょっとだけ秋の装い。




そして今日。

協力隊を育てる会の方が、現職参加した隊員と
隊員を送り出してくれた企業を対象にということで
インタビューにいらっしゃいました。

帰国&復職してからバタバタ(フラフラ?)と半年近くが過ぎて
じっくり振り替える余裕もあまりなかったけれど、
改めてインタビューという形式で色々と訊いてもらうことで
自分の考えや認識が新しくなったり。とっても良い機会だったように思います。


さらに、上司と、上期の評価面談もやりました。

思い起こせば3年前の面談の日に、
「協力隊に行くので辞めさせてください」って衝撃告白をしたんだった。


ふふふ。
9月になると、いつも思い出す。
懐かしいな。

2010/08/22

ラテンアメリカのこども達と。

先週の土曜日、横浜の桜木町にある
「みなとみらい21クリーンセンター」に行ってきました。
毎週土曜日に開催される「ラテンアメリカ青少年の会」に参加するためです。

母国語であるスペイン語を忘れないようにと、毎週土曜日の14時~17時、日本在住のラテンアメリカのこども達とそのお母さん、そしてボランティアの方々が集まります。

元ペルー隊員OVの方と、あたしが帰国してから通っているスペイン語学校のペルー人の先生が、偶然にもこの会の発足に関わっていて、今年でもう10年目になるとのこと。帰国してからと言うもの毎週土曜日は何かしら忙しかったけど、やっと時間が出来たので遊びに行くことにしました。


ペルー隊員OVにとんかつの美味しいランチをご馳走になってから、「みなとみらい21クリーンセンター」に到着。ラティーノと言っても日本での生活が長いんだろうから、実際のところどんな感じなのか全く想像も出来ずに、とりあえず案内されるままについて行きました。

行ってみたら、既に数人のこども達が遊んでました。
だいたい、小学校低学年から中学生まで。
これ、どこかで聞いたことある、ちょっと懐かしい年齢層。
そうです。まるで、Hogarに戻ったかのような感覚。


この日は、ボリビア、コロンビア、ペルーのこども達が10人くらい集まってました。

すぐには懐いてくれないのかなと思いきや、意外にもすぐに馴染みました。
こども達とすぐに仲良くなれる。これは自分の数少ない才能と言わせてもらっても良いかも知れません(笑)


基本的には「母語教室」として運営されているらしいんだけれど、
今回は夏休みも終わりに近づいていることもあり、夏休みの宿題を手伝います。

あさがおの観察日記、絵日記、お手伝いカレンダー、読書感想文の主旨が解らないというペルー人のお母さん(猛烈に美人だった!)と小学校1年生の女の子。3人で、頑張って内容を考えました。一生懸命ひらがなを書く彼女は、とっても可愛らしかったです。


夏休みの宿題は全部終わったというボリビア人の小学校5年生の彼女と、算数のドリルをやりました。

3桁の掛け算なんだけど、ちょっとミスが多い。そして、集中力がない(笑)
でも、Hogarのこども達に比べるとやっぱり飲み込みは早いし理解度も高いので、正直言ってぜんっぜん、楽でした。


ペルーに居た頃はほぼ毎日、お昼ごはんを食べた後はみんなで宿題タイム。
幼稚園から小6のこども達の宿題を、至る所で勃発する喧嘩やふざけ合いを制しながら毎日見てました。夜は夜で、教えてもすぐに忘れちゃう中学生達に数学と英語を教えてました。

もちろん集中力や理解力が足りないのは別に彼らの責任だけではないんだけれど、打っても響きにくいという状況で何かを教えるというのは、どれだけ気力があっても足りないくらいに空しく、想像を絶する忍耐力が必要なことなのです・・・。

なんて事を書き出すと脱線しそうだけれど、まぁそんな悔しさを経験した後ということもあって、ヤル気があるかどうかは別として、飲み込みの早いこども達にこうやって教えるというのは、ちょっと新鮮でもありました。この日、会の主催者でもあるスペイン語の先生には「疲れたでしょう?大丈夫?」と何度も何度も聞かれたけれど、あたしは疲れるどころか、もの凄く嬉しかった。あと3人くらいいけますよ!ってな勢いで(笑)

そして何より、こども達と触れ合えたことが幸せでしょうがなかった。
日本に帰ってきた隊員達は、たぶん、自分が派遣されていた国の言語を使う機会が欲しいんだと思う。もちろん、それは、あたしも同じ。でも、こども達とこうやって触れ合って、わいわいがやがや冗談を言い合いながらお勉強をする。こういう時間が、ずっと恋しかったんだなって実感しました。場所もこども達も全然違うけど、ペルーのHogarで毎日感じていた、なんでもない幸せな感覚が蘇りました。


この会は17時までなんだけれど、終わりに近づいた頃、コロンビアの中学生の女の子が泣き出してしまいました。ペルー人の先生が、スペイン語のお勉強をしなさいと、文法のプリントを取り出した途端の出来事でした。

14歳で、日本語ペラペラ。スペイン語も聞いたらだいたい解るけど、例えば1月~12月という単語をスペイン語で言えなかったり、読み書きが殆ど出来ないという状態。お母さんがスペイン語で話すと、日本語で応える。家庭でも、ずっとそうやって会話してきたのでしょう。日本語や英語のお勉強は大好きなのに、苦手なスペイン語をお勉強しなさいと言われると、拒否反応が出てしまうのでしょうか。

あたしも小学校3年生まで西ドイツに住んでました。日本とドイツを行ったり来たりだったので、ドイツ語も適当、日本語も適当。あたしの言語能力は酷いものでした。今だって、そのコンプレックスは心の奥底に燻っています(その頃のせいにするわけじゃないけれど。笑)。

だからこそ、14歳の彼女が、今のうちにスペイン語をきっちりお勉強しておかないと後になって困るっていうのが、痛いほど解ってしまう。彼女にそういう話をしたら、やっとちょっとだけ納得してくれたみたいで、これからは日本人のあたしと一緒にスペイン語のお勉強を進めていくという、なんとも不思議な話になりました♪


日本語がまだまだ苦手な子には日本語で。
スペイン語が話せない子にはスペイン語で。
そして、お父さんお母さんにはなるべく日本語で。
それなりに両方操れる子にはごちゃ混ぜで(笑)

切り替えながら、時にごちゃ混ぜになりながら、みんなで色んなお喋りをする。
毎週は行けないけれど、時間を作ってなるべくこういう時間をみんなと共有したいと思ってます。


小学生、中学生の彼らにとっては、自分の頭の中が日本語になったりスペイン語になったりして、不安定になってしまうのかも知れない。大人になる前に、これだけ習慣も文化も宗教も違う環境で、支えてくれる人たちがこれだけ居る環境で生活できる時間というのが、いかに貴重かと言うことに気づいている子は一人もいないと思う。もちろん、あたしも小さい頃は全然解ってなかった。親は大変だったと思うし。でも、後から気づく時が、必ず来るんだよね。

2つの世界に片足ずつ突っ込んでるようで不安定だという感覚もあるかも知れない。でも、こういう環境が後々、人生の選択肢を増やしてくれるんだとあたしは思う。選択肢を増やせるチャンスが目の前にあるんだから、今、出来ることをやっておいて欲しい。それに貪欲になってもらいたい。後から後悔しないために。(あたしは、帰国してからドイツ語をすっかり忘れて、何よりもそれを後悔しています・・・。)

今までの自分の経験を、彼らに少しでも伝えてあげたいなと思った土曜日でした。

この会では、スペイン語が喋れなくても、興味がある方は大歓迎!
いつでもご連絡ください。一緒に、こども達に会いに行きましょう♪

2010/08/04

パードレ加藤に会いました


気がつけば、随分長いこと、ブログの更新をしてなかった・・・。
これから離れるということは、ペルーのみんなを思う時間も減ってしまうということ。
もちろん、みんなのことを想わない日なんて一日もないんだけどね。

帰国前、このブログどーするの?完結するの?と
色んな人から聞かれたんだけれど、ずっと繋がっていたいから
これからもこども達とコンタクトを取り続けて、書き続けようって決めたのにね。
最後に書いたの、7月中旬。あと少しで一ヶ月・・・?!
ま、だからこそ日本に馴染んできたんだと前向きに考えよう♪



一週間くらい前、あたしの第2の家となった
Hogar Emmanuelの創設者、パードレ加藤(神父さま)に会いました!


日系人で始めての神父さま。
84歳。

彼のことは、何度かこのブログでも触れてきたけれど
本当に偉大で、ペルーの日系人社会の中では「宝物」のような存在です。


去年、病気が悪化して本当にヒヤヒヤしたけれど
数回の手術を繰り返して、だいぶ元気になられました。
それでもなんとなく覇気がなさそうに感じられたり、
お話していても心配になったり・・・不安を抱えてあたしは帰国しました。

そして7月末、日本を訪問されたパードレに4ヶ月ぶりに再会してみると
顔色は凄く良いし、ご自身も「日本に来てから調子が良い」と言われているし、
力強い笑顔を見て、本当に安心しました。


パードレのお陰でたくさんのこども達が救われているし、こども達だけでなく
近くに設立された病院にも、連日たくさんの患者さんが押しかける。
本当に、社会的弱者のことを真っ先に考えて生きてこられた素晴らしい方です。
パードレがHogarを創ってくださったから、今のあたしが居るんです。

もうお歳だから、これが最後の日本訪問・・・
だなんて毎年言われているけれど、
来年も、再来年も、ずっとずっと(やっぱり超心配だけど)来て欲しいなと思う。

長生きしてね、パードレ!!!

2010/07/17

史上最強の贈り物

昨日の夕方、ペルーからのEMSが届きました。
ペドロくんが送ってくれたもの。



すごい重さでした。
5キロくらいあるんじゃ…と思わせるようなシロモノ。
送料、いくら払ったんだろう…。


前に日本からペルーにEMSを送った時、「受け取ってもskypeで話しながらじゃないと開けちゃダメ」と無理を言って、開けさせるのを我慢させました。今回は、まるでその仕返しかのように、翌日まで待たされたあたし…(笑)

ウキウキしながら開けてみると、最初に飛び出したのは箱入りのチョコレート。
これは、ママへのプレゼントでした。



そして、チョコレートの箱をどけたら、

なんとそこには、

愛するHogarのこども達からのお手紙の山。





Para: Mariko-san (まりこさんへ)

De: Ninoska (ニノスカより)





という、見なれたNinoskaの文字を見て、

そしてさらに、下に重なる封筒の多さを見て、

不覚にも号泣(笑)




ペドロくんや彼の家族が、

あたしやママや亜衣ちゃんのために送ってくれたものは

もちろんすっごく嬉しかった。



でも、それよりなにより、

こども達からのお手紙をこっそり入れてくれた心遣いに感激です。


さらに、お手紙をペドロくんに託したのに

いままでメールやお電話やチャットで話しても

ずっとそれを黙っていたHogarのみんなが凄い!!!

なんだ、ちゃんと秘密を守れるんじゃ…

これ、奇跡としかいいようがありません(笑)




あたしの妹、Marilinからのお手紙。

めっちゃ長かった。でも、2行読んだだけでもう泣けた(笑)
あたしが彼女を可愛がる気持ち、ちゃんと解ってくれてるみたいで安心しました。


Ninoskaからのお手紙。

Hogarのみんながマリによろしくって言ってるって。
そしてEliasが、「僕が日本に行くための飛行機を買ってってマリに言っといて」と書いてある。かわいい。


Erickからのお手紙。めっちゃ笑った。

ちゃんとお手紙が届いたか、証拠写真を撮って送って。
ちゃんとご飯食べなさいよって書いてあった。君はあたしのパパか?(笑)


ペドロくんからのカード。

ちょっと体調くずしたり疲れてたりするのを察して励ましのメッセージをくれました。
君は本当にペルー人か?!(笑)


他にもね、

セニョリータのために良い成績とるからねとか

あの頃はいろんな悩みを聞いてくれてありがとうとか

あたしがプレゼントしたお写真をわざわざ貼り付けて送ってきたりとか

友情の詩を書いてくれたりとか。

嬉しすぎるでしょう!!!



そして、ペドロくんからママ宛てのお手紙もありました。

その中に、


この2年間、ペルーとこども達には、とてもこううんな年でした。

おおくのこども達のせいかつは、大きくかわりました。

それはまりこさんの教えのおかげです。

かのじょはゆうきがある人です。

きんべんで、しんらいできる人です。

まりこさんは、ペルーですばらしいしごとをしました。

まりこさんがこどもの時のあなたのきょういくにかんしゃします。

今、わたしたちペルーの人達は

まりこさんというモデルになる人ができました。




と、ありました。

もー。言葉になりません。嬉しすぎて泣けてくる。



お電話もメールもチャットも良いけど、

こうやってみんなからお手紙をもらうって、本当に感動する。


メールよりもあったかくて、

お電話よりも照れたりしなくて、

いいよね。



あと、こんなものも入ってた。

アルパカちゃん。

アルパカ100%のアルパカのぬいぐるみ。すっごい気持ちいい手触りです。
でも…一緒に寝たら毛でくしゃみが出そうかも。かわいいでしょ。


ペルーの懐かしいお菓子や食材もいっぱい。

Hogarのこども達と相談して決めてくれたらしい。

ま、こども達はどーせ自分達が食べたいお菓子の名前を言ったんだろうけど(笑)




あたし、こんなに幸せで良いんでしょうか。

とにかく、すごいパワーを愛情をもらったことに間違いはありません。

les quiero muuuuuuuuuuuucho hermanitos!!!!!

arigato por todo!!!!!!!

2010/07/08

メール

Hogarの子が、メールをくれました。


みんなマリに会いたがってるよ

Eliasがまた大きくなったよ

ワールドカップ残念だったね

新しい女の子が何人かきたよ

アイコやママは元気なの

いつペルーに来れるの

今度いつ会えるの





Hogarを出た子も、メールをくれました。


もうお母さんと住んでるよ

リマでペドロにご馳走してもらったよ

彼はすごく親切な人だね

ドリカムの新曲、意味解らないけど良い曲だね

お姉ちゃんと一緒にHogarに行ってきたよ

いつペルーに来れるの

今度いつ会えるの






最近なんだか体力が衰えて

それに比例するように集中力もなくなって

疲れもたまりやすくなっちゃって

会社もちょっと休みがちだった。



自分のことばっかり考えるようになると

悲しいことに、自然とペルーが遠のいていく。




けど、こども達からのメールに救われる。

みんなの中の自分の存在が消えないことが本当に嬉しい。

les agradezco mucho.




今夜、電話しよう。

明日は、ペルー料理、食べに行くんだ。

2010/07/01

親バカ

親バカなのは、百も承知。

愛息Eliasの動画を整理してたら、いっぱい出て来ました。


●Hogarに来たばっかりで、あたしのベッドで起き上がったのに、まだ眠るElias。

小さかったねぇ、この頃。


●歩行器を使うようになって、みんなに可愛がられるElias。

この歩行器、マードレと一緒に買いに行ったんだよね。


●まだ自分で服を着られなかった頃のElias。

この頃、お顔がまんまるだね。


●もの凄いよく喋るようになったElias。

なんて想像力が豊かなんだと、親バカ丸出しで感動。


●お兄ちゃんっぷりを発揮するElias。

ま、Gastonと同じ年齢だってことが後から発覚しましたが(笑)


●あたしとEliasの最後のビデオ。

たまりません…。


会いたいよぉ。
でも、もうちょっと我慢するよ。

2010/06/27

3ヶ月

ペルーから戻って、気がつけば3ヶ月が経ちました。

早い。

けど、まだ3ヶ月なのか・・・とも思う。

あのお別れからもう、一年くらい経った気がするんだもん。



今朝はちょっと早起きして、

日曜日の午後を満喫しているこども達にお電話しました。

Eliasと話して、Aikoがどーのこーのって言ってて(笑)

まだ日本語で数字数えられる?って訊いたら

「いち」しか言ってくれなかった・・・!ま、そんなもんですよね・・・。

これ、Pedroくんが送ってくれた、本日のEliasのお写真。



中学生の女の子達ともお話しました。

でも、2人も泣かせちゃった。なんて罪なオンナなのかしらあたし(笑)


前は、色々聞いて、ハグして、一緒に泣いたりできたのに

今はただ、電話越しに聞いてあげるだけ。

泣かれちゃっても、なにもできません。

例え電話でも、話したいと思ってくれるのは

本当に嬉しいけど、やっぱり辛い。


自分が必要とされているってことに感激しつつも、

悲しい気持ちが拭いきれない月曜日です。




先月、やっと日本での生活にも仕事にも慣れたなと思ったけれど、

今月になって、また慣れたなと思った。

ってことは、やっぱりまだ慣れていなかったということかも知れません(笑)


「今すぐペルーに戻りたい熱」はもう下がったので今は「平熱」ですが、

半年、一年が経ったら、どうなっていくのでしょうか。


こども達のことを考えない日は一日もないけれど、

自分のことで頭がいっぱいな時間が増えたのは間違いありません。

忘れたくなくて、ずっと関わっていきたくて、

Hogarに居た頃からずっと考えていたことを決めました。

それは、ある中学生の女の子の、Madrina(代母)になるということ。


3歳からずっとHogarに住んでいて、お母さんは居るのに、一度も訪ねて来ない。

でも、彼女はずっと、待っているのです。

お誕生日には、いつも泣いてしまう。お母さんが恋しいんだよね。


今年になって、初めて「おじさん」という人が訪ねて来ました。

Hogarではよくあることだけど、

15歳くらいになると、ひょっこり「家族」が訪ねてきて

中学校も終わってないのに、こどもを連れて行ってしまいます。

もう大きいから、お家に連れて帰って、働かせようという魂胆。

悲しいけど、それが現実です。何度も、悔しい思いをしました。


そう考えると、誰も身寄りがなくて、中学校を卒業した後もHogarに住んで

チビッ子の面倒を見ながらお勉強させてもらえる方が断然良いってことになる。

実際、今、Hogarにはそういう子が、二人居ます。


あたしがMadrinaになりたい子も、

まぁ本人の希望次第だけれど、そうなって欲しい。

せめて学費だけでも、あたしに出させてもらいたい。

そんな話を、エンマヌエル協会にしてみました。

マードレにも、マリコが彼女のMadrinaになると言っているから

親戚が来たからって、相談もしないで勝手に手放すなと言ってくれるそうです。

とりあえず、これで一安心。

せめて中学校は、落ち着いて卒業させてもらえることは間違いなし。



この縁はもう、切っても切れません。

あたしのAhijadito(代子)に会いに行くために、あたしも頑張ります♪

2010/06/24

Copa Mundial

ワールドカップのこと、
スペイン語では「Coma Mundial」と言います。

ペルーは出場してないけれど
案の定(というか、それ以上)かなり盛り上がっているらしく
みなさん職場でもテレビ見て色んな国の応援をしているらしいです。


で、嬉しいのが、あたしが出会ったペルー人、
みんな日本を応援してくれているらしい。


この前のカメルーン戦の時なんて
試合が始まる直前に実家のお電話が鳴って、
母が出てみたら、お世話になった元ホームステイ先のママだった。

「日本がんばって!」

って、それだけのためにお電話くれたりして(笑)


そして今朝、試合が終わった頃、
今度はあたしの携帯にメールが届いた。

「Omedeto Gozaimasu!」

だって(笑)



一昨日、Hogarにお電話したら、こども達も

「日本、決勝に行けると良いね!」

と言ってくれました。


そう言えば、Hogarでサッカーやらバレーボールやらする時って
いつも「ペルー vs 日本」って言って遊んでたなぁ。


嬉しいね。

2010/06/12

懐かしいビデオ

ご無沙汰しています。
お仕事が楽しいので、毎日元気にやっています。

過去2年間のお写真を整理していたら
こんなにかわいいビデオを見つけてしまいました。



これだけでご飯3杯は食べれます。
会いたいよぉ…。

2010/05/30

¡Viva, la tecnología!

テクノロジー万歳!!!

早朝に、Hogarのこども達と、skypeでお話しました。
4時過ぎに起きて、会社に行く支度を万全にして、5時過ぎからskype開始。
ノートPCを持ってはるばるHogarまで行ってくれたPedroくんのお陰です。

なかなかネットが繋がらずにやきもきして
もうダメかなと思いながらも読書で気を紛らわせて待つこと20分弱。

繋がりました。
みんなの顔が、見れました。

天使のようでした。
いや、あたしにとっては、天使そのもの。
感動のあまり、言葉が出ません。
でも、涙を堪えて、ほとんど全員とお喋り。

Arroz con lecheを歌うElias。
翼をくださいを歌うErick。
きよしこの夜を歌う、もう一人のErick。
マイケル・ジャクソンを歌うJose。
テレて一言も話せないMinerva。
家族によろしくねと言ってくれるみんな。
あたしの顔を見て泣き出しちゃうMarilin。
我慢出来ずに、あたしも泣きました(笑)


お家を出なきゃいけない時間になったんだけど
「あぁーこのままみんなと喋ってたい。会社行きたくないよ。」
と言ったら、

「ちゃんと会社に行って、ちゃんと稼いで!そしてペルーに会いに来てよ!!!」
と、Sebastianが言ってくれました。

こんなに愛されてる。
嬉しいね。言葉になりません。


一人でめっちゃニヤニヤしながら駅まで歩いて、
電車では座れなかったけど、なんのその。
あたし、世界で一番の幸せ者です。


最高の月曜日!ARIGATOOOOO!!!

切り替え

日本での生活、仕事、人付き合い…もう2カ月も経ったしだいぶ慣れたつもりだけれど、実は、以外なところに落とし穴があって、それが結構面白い。


例えば、職場で。
電話対応だとか人との会話は凄く普通に戻ったと信じているんだけれど、金曜日に、久しぶりに「提案書」的なお堅い内容のものを書こうとしました。自分でもある程度の自覚はあったから、念のために上司にチェックしてもらったら、おかしい、おかしい…。書いた時は真剣なんだけどね、客観的に指摘されたら大爆笑してしまうような事、サクっと書いてました。うっかり部外に出さなくて本当に良かった…!


例えば、こども達と話す時。
日本に戻ってから、まだそんなにチビっ子達と触れる機会がなかったのでしょう。未だに小さい子に話しかけようと思うと、最初にスペイン語が出てきてしまう。なんとなくぎこちなく感じてしまって、日本語で遊べない。日本のこども達、びっくりなようです。


例えば、音楽を聴いてる時。
サルサやクンビアを聴きながら通勤していると、頭の中は100%スペイン語モードになってしまう。昔と比べたら意味が殆ど解るようになってきたなぁ~なんて自己満足しながら電車に乗ってると、誰かにぶつかった瞬間「ay, disculpa!」とか言ってしまう。これ、相当、恥ずかしい。


他にも、まだまだいっぱいあります。
どうしてもまだ、仕事や家族、つまり日本の事は日本語で、ペルーの事はスペイン語で考えてしまうから。まだ切り替えが上手くいかないんです。

日本に戻ったこの2ヶ月間であんまりやっていない事、あるいはスペイン語で考えたり話したりするのに慣れていた事に関しては、まだまだ日本語が出て来ません。うっかりスペイン語で話すのもどうかと思うから、つい黙ってしまったり。今日も、日本語でどう言ったら良いのか解らない、っていうか忘れてしまって、自分的に面白すぎたこともあり(笑)

そんな事が、これからもまだまだありそうです。
でも、まだ慣れてないのね可哀そうに…って思ってやってください。

あと一カ月もすれば、もっと慣れるかな…?
いつになったら「日本人」に戻れるか、様子見てみましょう。

2010/05/26

ペルー料理"Miraflores"恵比寿店

昨日、会社帰りにペルー料理を食べて来ました。

実は先週の金曜日には五反田にあるArco Irisというペルー料理のお店に行ったんだけれど、一週間と開けずにまた行ってしまいました。と言うのも、メキシコ料理はイメージ湧く(と言ってもタコスとか。笑)人が多いらしいけど「ペルー料理って何?!」って人が周りに以外と多くって、そして気づけば会社帰りにサクっと寄れる場所にお店がいくつかあるわけです。

今回は、"Miraflores"というお店。
渋谷にもあるらしいけど、会社に近い恵比寿に決めて、ペルー料理は初めてというお友達と行って来ました♪

結論としては、気に入った!
美味しかったし、すごい楽しかった!


一応予約しておこうかなと思って会社のお昼休みにお電話してみたら、対応してくれたセニョーラは「エ?ナニ?キョウ?」と、かなりカタコト。なので、とりあえず予約はスペイン語でしました。そしたらセニョーラ、ちょっと嬉しそうだった。

恵比寿駅西口から5分ちょっと歩いてお店に着いてみたら、なんとまぁ綺麗な店内。超・庶民的な内装かと思いきや、期待以上に雰囲気が良い。日本語でのコミュニケーションは大変そうだけど優しくて明るいセニョーラ。ポイント高いのではないでしょーか。


セニョーラとも仲良くなり色々とお喋りしました。リマ生まれだそうで、リマの話題で盛り上がったり。しばらくしたら、「お願いがあるんだけど…」と言われ、メニューの翻訳でもして欲しいのかなと思ってOKしたら、かかってきた予約のお電話の内容が理解できないから代わりに喋ってくれ、と(笑)

とりあえずお電話に出てみると、お誕生日のお祝いのためのディナーの予約でした。お誕生日ケーキに書いてもらう名前、お料理のコースの予算、ケーキのお値段、etc。店員じゃないあたしが相談に乗っているという構図があまりにも面白くて笑いを必死で堪えていたのに、一緒にいたお友達二人が目の前で大爆笑するもんだから、うっかり笑ってしまいました。やばい!と思ったけど、お電話の相手のお姉さんも笑っていたから、良いでしょう♪素敵なパーティーになると良いですねぇ。


さて、3人で行ったので、お料理も色々と頼みました。

①セビッチェ(魚介のレモンマリネ)
新橋のペルー料理屋さんのセビッチェには適いませんが、美味しかった。
日本で食べると、「まぁ日本だからこれが限界だよね」と思わされる
セビッチェがある中、ここのお店のはその枠を超えていた気がします。

②パパ ラ ワンカイーナ(じゃがいものチーズソースかけ?)
日本人でコレが嫌いな人はいないんじゃないのかな。
まったりしたソースがかかったじゃがいも。これも、味が濃すぎず美味しかった。

③カマロン ア ラ プランチャ(エビちゃんの香草グリル)
普通に美味しかった。ユカ(おいも)が一緒についてきて、嬉しかった。

④アンデスパン(ガーリック風味のパン)
セニョーラのお電話のお手伝いをしたので、サービスでもらっちゃっいました。
焼きたてで、モチモチで、めちゃ美味しかった。
ペルーでこんなの食べたことない!

⑤ポヨ アラ グリル(チキンの香草焼き)
スパイスが効いてて、お肉は柔らかくて、超美味しかった。
かないお腹いっぱいだったけど食べちゃいました。

⑥チリモヤムース

ペルーにいる友人のお勧めでもあったので頼んでみました。
確かに、美味しい!懐かしいチリモヤの味を楽しみました☆
日本人のお友達いわく、パイナップルと牛乳を混ぜた味…だそうです♪

⑦マサモラ & アロス コン レチェ(紫とうもろこし&甘いお米・・・?)
頼んだのはチリモヤだけだったのに、サービスで頂いてしまいました♪
思い出いっぱいのマサモラに感激です。


こんな感じで、お腹いっぱい!
あ、食べかけのお写真ばっかり…撮るのも忘れて食べてましたから(笑)
もちろんペルーのビールを飲んで、ピスコサワーも試しました。先週、五反田で飲んだピスコサワーは悲しくなるくらい薄かったんだけど、このお店のは美味しかったから本当に嬉しかった…!!!

本当はアンティクーチョ デ コラソン(牛の心臓の串焼き)が食べたかったんだけど、ちょうど品切れでありませんでした。他のお客さんがみんな帰ってしまった後もセニョーラの弾丸トークは止ることなく、厨房が暇になったシェフともお話しすることに。

そしたらなんとそのシェフ、リマのJose Antonioで働いていたそうじゃないですか!Jose Antonioのアンティクーチョが大好きだったのに…。アンティクーチョ、本当に好きなんです。焼きたてのやつにAjiをつけて食べたかったんです。次回は事前にアンティクーチョ予約をして行こうと決意しました。


気兼ねなく適当なスペイン語でお喋りして(だから成長しないのか…。笑)、懐かしいラテンのBGMとビデオを見ながらお酒を飲んで、お友達とペルー料理を楽しむ。幸せな時間でした!!!

このお店、お料理、雰囲気、お店の人たち。
かなり気に入ってしまったので、きっとまたお邪魔することになりそうです☆

2010/05/24

嬉しいんだか悲しいんだか

日曜日、ペルー&日本でずっとskype。

合計して4時間くらいお喋りしてました。

そのせいか、Hogarのこども達の夢を見ました。

いや、新しいPCにお写真を写して整理してたからかな。



あたしは旅行かなにかでペルーに行っていて、

サプライズでHogarを訪ねたらちょうど遠足の日で、

ウキウキとバスに乗ったら、Hogarを出て行ったこども達がいた。


もう連絡も取れなくなってしまった子が殆どだから

久しぶりに会えたのが嬉しくて嬉しくて、みんなでハグしまくった。

いっぱいお喋りした。みんなすごく優しかった。

泣き虫で凹みやすいダメダメなお姉さんをあやす弟達の構図だった(笑)



でも、夢でした。

久しぶりに夢で会えたのは嬉しかったけど…

もう連絡手段がないって本当に悲しい。


「離れていても どーせ元気でいるよね」って

そう簡単に、日本みたいに言える環境じゃないから。


お金なくても、お勉強が出来なくても良いから、

とにかくまっすぐ育って欲しいなぁ。






すっごい懐かしいお写真。

一昨年の7月だね。


あたしのカワイイ弟たち。

みんな元気でいますように。

2010/05/18

自分への投資

先週から、スペイン語を習い始めました。

最低でも週に一回はペルーにお電話してスペイン語を話してはいるけれど、なんだかんだ日本に帰って一ヶ月以上経ち、自分のスペイン語がぼろぼろになってきているのを感じていました。動詞の活用とか、めちゃくちゃに間違える。解っているのに、考えないで話そうと思うと、すぐ間違える。危険信号です。
都内には色んな学校があるけれど、値段の幅はかなり広い。そして、webサイトを見るだけでは、先生の教え方や学校の雰囲気も解らない。一時間でいくらかなって算出してみると、学校によって倍以上も差があったりもする。

知り合いから聞いた全ての学校のwebサイトを見たけれど、結局、母の日本語の生徒さんが先生をされているという学校の体験レッスンに行って、先生だけでなく、生徒さんのレベルも高そうな学校に通うことに決めました。毎週土曜日の11時~12時半まで、とりあえず2ヶ月間通ってみます。

ちなみに、あたしが通うことにした学校は、他の語学学校と比べると、ちょっと高めのお値段です。ただの会話学校ではなくて、通訳や翻訳者を養成する学校でもあるからかも知れません。もちろん安いのは魅力的なんだけど、自分の性格からして、それなりにお金をかけないと、本気でお勉強しようという気にならない。もう30年近く生きてるんだから、そのくらい解りきってます(笑)



学生時代、大好きな弓削先生はいつも

「自分に投資しなさい」

と、言われていました。



時間も、お金も、労力も、愛情も、何もかも、
もったいぶらずに自分を信じて投資することが大切だって、教えてもらいました。

その通りです。


自分が何かを得るためにお金や時間を使うのに、それをもったいないと思ったら、一歩も前に進めません。お金がなくても、時間がなくても、本当に何かを身に付けたかったら、覚悟を決めて、投資するのです。

結果は、自分次第。
だから、ちょっとくらい高くても良いんです。



2年間こども達と一緒に暮らして、相手の話すことはだいたい解るし、ペルー人と喧嘩できるくらいになって帰ってきました。だけど、レベルチェックテストなるものを受けたり、同じクラスの人と会話をしたりして、結局あたしのスペイン語レベルは「中学生の日常会話」レベルでしかないって事が、良く解りました。とほほ、です。

必死でお勉強した、駒ヶ根での65日間。
無我夢中だった、ペルー最初の3ヶ月間。

基礎は身に付いたけど、その後は、たいしてお勉強してないんだもん…。
そりゃ、語彙だって増えないわけですよ。


そんなあたしに、ぴったりの語学学校かも知れません。
予習も必要、復習も必要。
生徒のレベルも高いから、劣等感ありまくり(笑)
井の中の蛙、帰国してようやく大海を知りました…。


ちょっと大変だけど、楽しいです。
ちゃんとしたスペイン語が使える人になるぞ!!!

2010/05/10

幸せいっぱい

久しぶりに幸せオーラが漂う日記が書けそうです(笑)
ま、基本的にいつだって幸せなんだけどね。


土曜日は、2年ぶりの駒ヶ根(JICAの訓練所)に行って来ました!
「任国事情講座」では二人の新しいペルー隊員と、「職種別座談会」ではたくさんの青少年活動の隊員と交流してきました。

ありったけの想いを伝えるには短すぎる時間で…本当に伝えたかったことはあと5倍、いや10倍くらいあったような気もするけど、最低限の必須項目はおさえられたかなという感じで、行って良かったです。

そして年齢に関係なく、元気で前向き、すれ違えば気持ちよく挨拶をしてくれる訓練所の雰囲気は、やっぱり好きだなぁと思いました。職場では挨拶してもみんな仕事に一生懸命でわざわざ目を合わせてくれない人も多い。これまで常識外れのキャラの濃すぎる協力隊員ってどうなのよ(自分含めて。)って思ったこともあるけど、やっぱり挨拶は基本ですから、そういう意味ではさすが協力隊~♪って感心してしまいますね☆

さらに、期待の後任隊員さんにも会えました!!!
素敵な爽やかな女性でした。こども達の喜ぶ顔が、目に浮かびます。何があってもとにかく自分流に楽しんで、こども達の良いお姉さんになって、元気に帰国して欲しいものです。ペルー在住のみなさん、どうぞ宜しくお願いします。


片道5時間、往復10時間という駒ヶ根から帰った翌日は…従弟の結婚式!
くたくたで帰りましたが、やっぱり親戚の結婚式だもの、気合入れたいわけです。姉に和服を着付け、あたしは振袖で出席しました。


おばあちゃんとパパと亜衣ちゃん。


久しぶりすぎるパパとのツーショット。


従兄弟達&かわいらしいお嫁さん。


気持ち良い五月晴れに恵まれて、式は森の中みたいな素敵な雰囲気で、超有名イタリアンでの披露宴だけあってお料理は感激して頂くのがもったいないくらい美味しかった☆ 帰国してからこんなに美味しいフルコースを頂いたのは間違いなく初めてで、恥かしいくらい大興奮しました。まるでおのぼりさんです(笑)

小さい頃、短パンはいて追いかけっこしたりブランコ取り合ったりして遊んだ従弟が、すごい緊張しながらも立派にスピーチをしてみんなに愛されているのが良く解るようなあったかい披露宴で、出席させてもらって本当に良かったなと思いました。素敵なお嫁さんにめぐり合えて良かったねぇ♪

そして…相変わらずの妹バカですが、姉の着物姿、あたしがコーディネートしただけあって(買ったのはママだけど。笑)すっごいよく似合ってて嬉しかった!もっとお着物でお出かけしようね~☆



さて、結婚式から戻った夜。
ペルーからなんとも嬉しい連絡がありました。

土曜日に、Hogarの5人のこども達がPrimera comunión、つまり聖餐式(せいさんしき)といって神と信徒の交わりを表す初めての儀式を受けたそうです。簡単に言うと七五三的なイメージだけれど、もっと宗教色の濃い、かなり真面目な儀式です。そして、そのPadrino(代父)に選ばれたのが、あたしが半年くらい前にHogarに遊びに来ればと言って連れて行ったPedroくんでした。

自分が紹介したどこの馬の骨(笑)とも解らないお兄ちゃんがHogarのこども達にものすごい信頼されて、そしてマードレやスタッフ達も「彼にPadrinoになって欲しい」というこども達の要望を聞き入れるとは…正直、ちょっと驚きです。凄いことですよコレは。あたしも本当に良い置き土産してきたなぁ…(笑)


マードレと、Pedroくんと、こども達。


この写真見て、泣きました(笑) この信頼しきった顔!!!嬉しいけど悔しいぜ…。


でもあたしにはEliasが居るから良いもん♪ ケーキ食べてご機嫌の様子。


5人のこども達と若すぎるお父さん(笑)


こども達は、すっごい強く、ぎゅぅ~っと、ハグしてくれたそうです。優しくて信頼できるお兄さんがPadrinoになってくれて、嬉しかったんだろうね。そして、彼らのためにプレゼントを買うのが嬉しくて嬉しくて涙が出そうだったと話してくれる彼の話を聞いて、引き受けてくれて本当にありがたいなと思う反面、すごく羨ましくもありました。

なぜなら、あたしもペルーで中学生のこども達に堅信式のMadrinaになって欲しいと真剣に頼まれたことが何度かあった。でも、あたしはキリスト教徒じゃないから、なれなかったのです。それでも、みんなの堅信式にはカメラを持って他のお父さんお母さんと本気バトルを繰り広げながら、親バカ丸出しで写真を撮りまくってた。それが出来なくなっただけでもちょっと寂しいのに、なんだか疎外感…(涙)

でも、そんな気持ちを察して、大量にお写真やビデオを撮って、送ってくれたのでしょう。みんなであたしの話をしたとも言ってくれました。「マリはみんなのmama espiritualだから、母の日おめでとう!マリのママにもよろしく!」ってメッセージまでくれました。嬉しくて、泣いちゃいました。


こんな幸せな気持ちで過ごす週末も久しぶりです。
幸せいっぱい、どうもありがとう。



そして…skypeでスペイン語を喋りながら、なんと、早くも考えないと喋れなくなりかけている事に気付きました。土曜日から、スペイン語会話を習いに行きます!もっともっと上手くなってやる~!!!

2010/05/03

やりますよ。

気が付いたら、もう5月。
ブログの更新をしようしようと思いつつ、全然していませんでした。

こんなに更新してないのに、
ちゃんと見てくれてる人がいるんだもんね…ごめんなさいね…。



いつも更新したい気持ちはあるのに、更新をしなかった理由…


1. 書く暇がなかった。
2. 書く気力がなかった。
3. 書けるような状態じゃなかった。


はい、どれも正解です。
とにかく毎日、色んなことを考えてました。

会社に慣れるのも必死でした。
自分がズレてるんじゃないかって心配も拭えないし。
通勤途中、こども達の事を思い出すと、涙が出てきたし。
都会の人ごみの歩き方も忘れたし。
頭の中は日本語とスペイン語が紛争中だし。
なんとなく友達が減った気もしちゃうし。
(↑いや、ただ単に、みんな結婚しただけ。笑)
とか言いながら、自分から遠ざけてるのかも知れないし。
日本に馴染めないのか馴染みたくないのかも解らなかったし。
とにかく、色んな迷いがありすぎました。


でも、先週、今からちょうど2年位前に
ある刊行物向けに自分が書いた文章を読み直しました。
なんか、かっこいーこと書いてた(笑)


「2年間で出来ること。2年後だから出来ること。」

だってさ。



そーだよね。
あの2年間を経て、今だから出来ること、あるよね。



ちょっと前まで、迷って迷って、不安で寂しくて、

ここ(日本)ではあたしの変わりなんていくらでも居るし…
でもこども達にとってのあたしの変わりなんて居ないし…

とか思ってたけど、そうでもないかも。


今のあたしだから、ここで出来ること、あるんです。

世界中のどこに居ても、何を職業としていても、
国際協力の一翼を担える人でいたい。

学生時代、仲間とそんなこと語り合ってたね。
で、今でもそんな事を思えるって、すごい幸せなのかもね。


そんなわけで、あたし、やりますよ。
もっともっと頑張れば良い。


で、頑張って、ご褒美に一週間くらいこども達に会いに行って、
「あたし頑張ってるんだぜー♪お前ら、あたしに負けんなよ!」って言うんだ!


やりますよ。
愛するこども達のためなら!!!

2010/04/26

一ヶ月

日本に着いて、一ヶ月が経ちました。


「通勤」という行為自体にも、だいぶ慣れました。
働き出した翌週には気分が悪くなって会社に行けない日があったけど
もう寝坊も遅刻もしないで普通に通えるようになりました。

職場には、もうだいぶ前から居たような気もするようになりました。
まだまだ持ち駒は少ないけど(少ないからこそ?)
久しぶりのお仕事は楽しいし、感覚もだいぶ戻ってきた気がします。

電話対応だって、もう(やっと?)普通にできます。
職場や友人同士との会話の中で、うっかりスペイン語の単語が出そうになっても
ちゃんと思いとどまって日本語で考えるようになりました。
ま、考えても出てこないこともありますが(笑)

そんな感じで、ぼちぼちやっています。
ゴールデンウィークが終わったら、ペルー帰りだからって言い訳をすることも
そうやって見られることもなく、普通に仕事ができるんじゃないかなと思ってます。



日本での生活は、楽しいし、面白い。
何が良いって、まずは、食生活。

そう、ペルーで(と言うかHogarで。)一番苦しんだ「食」が日本では本当に豊富。
日本食は当たり前だけど、アジア各国、中南米各国、何でも食べれるんだもん。
しかも、食べたい時にいつだって作れるし食べられる。コレは本当に凄い。

土曜日は、姉とオンワードのファミリーセールに行きました。
ペルーに居た時は、必要だから服を買う。そこまで気に入ってなくても、
他に無いし、仕方ないからそれを買うっていう感じでした。
でも日本でお買い物をすると…本当に良いものを、納得して買える。
だから、大事にしようって思える。コレも凄い幸せなことです。


一方で、色んな場面で「どーでも良いことにお金かけてるな」と思う事がたくさん。
そして日本特有のあの手この手で「流行」に乗らせようという雑誌なんかを見ると
すっごいくだらなく思えてしまう自分に興ざめ。

勿論そんなのはずっと前から好きじゃなかったけど、
数年前よりも日本でその傾向が色濃くなっているのか、
あたしが過剰反応しすぎなのかは自分では判断できないところです…。
でも、本当にくだらないんだもん。
ま、それが「平和」な証拠なのでしょうかね。



そうそう、昨日の夜、東京駅でアメリカ人のお兄ちゃんに
「新木場までどうやって行くの?」と英語で聞かれ、
アメリカ人なら多少のスペイン語は理解するだろうと決め付け
最後の最後まで英語に対してスペイン語で対応してしまった。

この図太さ…ちょっと疲れてたから英語で考えるのが面倒だったとは言え、
解ってくれたからまぁちゃんと人助けできたとは言え、やっぱりありえませんね。

こういう所は、これからちゃんとしようと思います。ごめんねお兄ちゃん。

2010/04/18

戻ってきた・・・!



お騒がせしました!
Eliasが戻ってきたそうです!!!


戻ってくる前、最後にお電話をしたのは13日。
なんと翌14日に、日曜日にHogarに遊びに行こうとしてくれた
友人がスタッフから戻ってきたことを聞かされて連絡くれました。
聞いた瞬間、嬉しさと安心のあまり泣いてしまいました。

その翌日、お電話で、Eliasとちょこっと話しました。
「Mari-!!! Mañana vienes, ya?!(マリ、明日来てね!)」
と言われてしまって、嬉しいやら寂しいやら…
いやいや、嬉しいんですよ。


日曜日、お友達がEliasのお写真を撮って送ってくれました。
あたしが教えた歌も、一緒に歌ってきたそうです。

なんか、あたしが帰る時よりもちょっと大きくなった気がします。
かわいい…。愛しい…。


友人談によると、Hogarのこども達はみんな元気で、
みんなとあたしの話をして、楽しい午後を過ごしてきたとのこと。
あの場にいられないのは寂しいけれど、
こうやってみんなが覚えててくれるだけでも本当に嬉しい。


おーし!
今週も頑張れそうです。

2010/04/13

戻ってこない・・・。

4日から、Eliasがお父さんと出かけて、まだHogarに戻ってないらしい。
もう、かれこれ10日間です。


一般的には、実の親と一緒に生活するのが
こどもにとっては一番幸せだなんて言われているけれど
実際には、そうでもない現実だってあるんです。

Hogarで生活しているこども達を迎えに来る親は
これまでの2年間でもたくさんいたけれど、
全てのこども達が喜んで出て行くわけではない。
すごく悲しいことだけれど、それが事実です。

家庭内暴力、経済的な理由から学校に行かせてもらえない、
一日に3回のご飯を食べることができない…。
それを解っているからか、親が迎えに来たにも関わらず
「お家に帰りたくない!」と言う子もいるほど。

Hogarでの生活に口では不満を言いながらも
本当はすごく恵まれた環境だってことは、
小さい子でもなんとなく解ってるのです…。



Eliasの両親にはまた赤ちゃんが生まれて、
お父さんがその子をEliasにどうしても会わせたいと言って
半日の約束でお出かけさせたわけです。
それが、先々週の日曜日。

ずっと気になってて、昨日の夜もHogarにお電話して
マードレとも話したけれど、あれからずっと音沙汰はないらしい。
もう、Eliasは戻ってこないような気がします。

お父さんが第四日曜日に訪ねてくると
いつだってEliasは嬉しそうにしてたけど、
「Pachacutec(生まれた場所)に戻りたい?」って話になると
必ず「Hogarが良い!ここに住みたい!」と言っていた。


もちろん、あたしだってEliasには家族と暮らしてもらいたい。
でも、彼のお父さんがどんな人か知ってるから、
やっぱりHogarでみんなに愛されて暮らして義務教育を終えたほうが
彼のためだなとも思う。ご飯も、病院も、服もお水も全て揃う。


でもやっぱり、もう帰ってこないのかな。
この先のあの子の人生を思うだけで、涙が出てきそうです。
半日だけという約束を無視して、今まで無償で面倒をみてきたHogarの人たちの
心配をよそに、10日間もなにも連絡しないお父さん。
これからは、そういう誠実さに欠けるお父さんと暮らすのか…。


あたしのプレゼントしたぬいぐるみのオバキータさんも、
二人で撮ったお写真も、一緒に遊んだおもちゃも、全部Hogarにあるのにね。



ほんとうに、悲しくて、泣けてくる…。




Ojala que estes bien con tu familia.
Te amo Elías...!!! Nunca me olvides!!!!!!!!

2010/04/12

最近のあたし

日本に帰ってから3週間目に突入しました。

毎日、色んなことがあります。
一人で居ると、色々考えちゃいます。
でも最近の一番の悩みは、「疲れ」ですかね…。


まず、家の中と外とか、屋外と電車の中やビルの中とか、
目まぐるしい温度変化に身体と頭がついていきません。
お肌も乾燥しまくって、最近ようやく慣れてきた感じがします。

日本に帰ってきて、色んなところで幸せを噛み締めているけれど
やっぱりペルーが大好きな気持ちは変わらないわけで、
どうしても毎日、心の落ち着きどころが微妙。なんとなく不安定。

Hogarにお電話したら、あたしの最愛のEliasが
一週間前にお父さんに連れられて外出したのは良いけれど
それからずっと戻ってこないとか…。心配で心配で仕方ありません。

職場のみんなは大好きで、帰ってきたぁって感じはあるけど
その一方でまだ自分一人だけすごい「お客さん」みたいな気がしてしまう。
電話の対応も、ちょっと気をぬくとしどろもどろな日本語になっちゃうし
100%集中できてるのかなって自問自答してしまう。

満員電車の中での悲しい出来事に直面すると、必要以上に凹む。
今日の帰り、目の前の座席が空いたから座ろうかなと思ったら
隣のおじさんにむぎゅうううっと無言で押されて、すごい悲しかった。
そう考えるとペルー人の男性はみんなバスの中でも優しかったなぁ…。

朝の通勤が心配で心配で、平日にお酒を飲むのが恐い。
2年前までは東海道線の中でも平気でビール飲をんでいたこのあたしですが、
今はとてもじゃないけどそんな事をする気にはなれません。

懐かしい人達に会いたいけど、会ったら会ったで凄い疲れる。
会いたい人はいっぱいで、会えたら嬉しいに決まってるんだけど、
立て続けに会ってしまうと、精神的にも体力的にもどっと疲れる。
平日だったら5日に一度、週末なら土日のどちらかしか今のところは無理。
まるでおばあちゃんのような過ごし方…(笑)

通勤中にクンビアを聴かないと落ち着かなくなってしまいました。
大嫌いと言い張っていたクンビアですが、今は毎日聴いてるし、土曜日に
従姉妹と六本木のクラブに踊りに行った時に出会ったペルー人と盛り上がって
わざわざGrupo5をリクエストして踊ってしまいました♪


昨日は早く寝たのに、朝から信じられないダルさ。
身体のいたるところが痛いし。

少しだけ凹み気味ではありますが、まだ日本に戻って3週間なんだから
このくらいで当たり前かなと思うようにします。
あまりの体力の無さに自分でがっかりしてしまうんだけど、きっとどんなに寝ても
この疲れはそう簡単に取れないらしい。だから、慣れるまで待ちます。
いわゆる「逆カルチャーショック」ってやつから来る疲れなんだろうね。

普通に現職参加した人達は、どんな生活してるんだろうか…。
みんな元気に働けているのかな…。

あたしはぼちぼち、頑張りまーす。

2010/04/05

社会復帰

1日から職場に復帰してます。

帰国してから、たったの一週間。
JICAの帰国後プログラムを終えて、休む間もなくの職場復帰。


大丈夫かなと思ったけど、
思ったより、なんとかやってます。

協力隊なんて行かせてもらって本当に良かったのかなって
何度も思ってしまったけれど、いざ会社に行って見たら
迎えてくれたみんながすっごい優しくて
本当に良かったなと安心しました。

全体が見えないなりに、ちょこちょこと
お仕事の勘を取り戻す為に作業したりとか
自分がいなかった期間の資料やなんやかんや
色んなものを漁りながら感覚を取り戻しているところ。

通勤だって、大丈夫よ。
ちゃんと早めに会社に着いてるし。


ただ、一つだけ問題なのが…職場の空気。
これは雰囲気って意味の空気じゃなくって
空調とかの意味での空気。

木曜日から3日間働いたけど、
夕方になると、必ず息苦しくなって吐きそうになる。

でも、面白いのが、木金月と、
気持ち悪くなる時間が30分ずつくらい延びてきてる。
このままいけば、あと2週間も出勤すれば
例え22時まで残業したって大丈夫になるかも!(笑)


でもこれ、愚痴じゃありませんよ。
前向きに順応しようとしてるから、こうなるだけでしょう。

たぶん大丈夫。
すぐに慣れます。

ただ、一人になった時とか、
電車や街中で見るこども達の姿が
me hace llorarな時があったりはするけれど。


でも、桜も綺麗だし。
明日はお天気も良さそうだし♪
元気だしていきます!



色々とメールを下さっているみなさま。
なかなかまとまった時間が取れずにお返事もできなくてごめんなさい。
決して返信する気がないのではなくて、
ちゃんとお返事を書きたいので、時間をかけたいだけです。
待っててくださいね。お願いします。

2010/03/30

一週間

ペルーを発って、
最初の一週間が過ぎようとしています。


家族や友人達に迎えられ、
美味しいご飯をたくさんいただいて、
JICAの帰国後研修では2年ぶりの同期隊員と再会し、
日本の整然とした雰囲気を楽しむ。

母の手料理にはじまり、
地元の美味しいラーメンも食べたし、
ずっと見たかった桜も見れた。
和菓子も食べたし、生ビールも飲んだ。
収納場所に困るほどのお着物を取り出して興奮もした。
新しい携帯電話も購入したし、
お家で無線LANも使えるようにしたし。
快適な生活が始まりました。

2年前と変わらない(全然老けてない!笑)家族を見て安心し、
懐かしい同期隊員達の日本人離れした様子を笑いあう。

すごい楽しい一週間だった。
かなり満喫しました。


まだまだ日本に慣れてなくて、面白い事もいっぱい。

ファミレスのドアを開けてくれた人に向かって「Gracias!!!」。
朝、起こしに来た親に向かって「Si, si, si... gracias...」。
電気屋さんのお兄さんの説明を聞き返すのに「como?」。
ニト(ペットのネコ)に注意しようとして「Oye, que haces Elias?!」。

Eliasじゃないし…。間違えすぎですね。


街中で後ろから足音が聞こえると
バッグをひったくられるんじゃないかと警戒する。
携帯電話がポッケに入っているか、10分毎に確認してしまう。
少し歩いては、すぐに後ろを振り返る。

誰も襲ってこないし…。習慣って恐ろしいですね。



そして、ちょっと疲れました。
時差からくる疲れもあるけど、それとはまた別の部分での疲れ。


静か過ぎる、異様な雰囲気が漂う満員電車。
まっすぐ歩けないほどの沢山の人で溢れる街。
何を買えば良いかも解らなくなるほどの物で溢れるデパート。
駅のお手洗いには、お化粧直しに必死な女子軍。

2年前までは、これが普通だった。
でも今は、どうして良いのか解らない。


お買い物に行ったけど
物が多すぎて何を買って良いのか解らない。

朝の満員電車に乗ると
意味もなくちょっと緊張する。


そして、ペルーが恋しいと思う。
Hogarのこども達に会いたくて仕方がない。
3日に一回はお電話しちゃってる。

Zapallalの茶色い景色が懐かしい。
お写真を見ては、みんなに会いたくて泣けてくる。
こんな状態で、日本でやっていけるのかなとも思う。



でも、今日の夕方、品川駅でコレを見ました。
懐かしくって嬉しかった。
大丈夫だって思った。


Hogarのこども達、教会での日曜日のミサで
絶対にあたしの健康と幸せを祈ってくれてるって知ってる。
だから、頑張ります。

2010/03/27

日本!

遅くなりました。

一昨日の夕方、無事に成田に着きました。
姉がわざわざお仕事を休んで迎えに来てくれて、感動の再会でした。


ペルー最終日。
最後の最後まで荷造りに終われてました。
色んな人からもらったぬいぐるみ。数点だけスーツケースに詰め込んで、残りは知り合いの娘さんにあげてきちゃいました。かなり心は痛んだけど、全部で14個もあったから…仕方ありません。


無事に成田に到着。
2年間お世話になったシニアボランティアのお二人と、そのご主人と。
お疲れさまでした!!!


帰りのバスでは、姉とビールで乾杯。
顔の日焼けだけは阻止したはずでしたが、こうやって見ると、やっぱりあたしは黒い…。


JR横浜駅のホームで。
懐かしの東海道線に、赤いジャージが映えますね。


自宅に到着。待ち受けていたのは、母と祖母、そして家庭の味でした。
ひじき、ぶりの照り焼き、おぼろ豆腐、たらの芽の天ぷら、鰹のたたき、いかそうめん…。お家のご飯、最高です。


親友のママから届いた「おかえりなさい」のお花。
まさかこんなお花を贈ってもらえるとは思わず…感激!


さらに、「おかえりなさい」ケーキ。
親友が持ってきてくれた桜ケーキと、ママが用意してくれてたあたしのお気に入りケーキ。二人とも、流石です。


家に来ていたウサギのピーちゃん。
前からいた猫ちゃんが嫉妬しちゃうくらいの可愛らしさ。でも爪でひっかかれて痛かった…。


夜、コンビニへ。
カップラーメンの種類の多さに感激。買わなかったけど…かなり興奮しました。


帰国翌日、帰国後プログラムのため、JICA広尾へ。
ラッシュのピーク時は過ぎていたものの、品川駅のあまりの人の多さにびっくりしてパチリ。来週からの通勤が猛烈に不安…。


JICA終了後、地元で携帯電話を購入。
機能が多過ぎて、全然使い方が解りません。メール送るにもかなりの時間がかかってます!!!



ペルーを出る時は名残惜しくて寂しくて、空港に着くのも嫌だったけど…日本に戻ってこれだけの歓迎を受けると、やっぱり無事に帰ってこれて本当に良かったと思います。

のんびり過ごしてるつもりだけど、やっぱりまだまだ疲れはとれません。
明日もちょっとまったりして、来週からの日々に備えます!


二年ぶりの日本の印象は…なんだかしっくり来ませんが、お仕事を始めたらきっとすぐに慣れるのでしょう。日本に戻って色々と思うこと、もうちょっと落ち着いたら書いていこうと思います。

とりあえず、自宅のネット環境がイマイチなので、改善したら色々と。
日本には無事に着いて元気に楽しくやってますのでご心配なく☆

2010/03/23

ペルー最終日

2年間のペルー生活が終わります。

今夜、飛行機に乗って日本に帰ります。


すごい寂しいけど、悲しくはありません。

日本で待っててくれた家族や友人たち以外にも、

これからペルーであたしの「帰り」を待っててくれる人達がいるからね。

この2年間、遠くからの応援・激励、本当にありがとう。



久しぶりの日本。

めっちゃ楽しみです!

携帯買ったら、連絡します。


再会を心待ちにして・・・♪

我慢

今日は泣いてばっかり。


朝起きて、フルーツ食べながらこども達の涙を思い出して泣き

Hogarを出て行った女の子が空港まで来てくれるってお電話くれて泣き

午前中、ずっとお世話になってた美容院に行ってお別れして泣き

午後、お世話になった人とお別れして銀行に着いたら一人で泣き

夕方、タクシーの中でまた色々思い出しては泣き

夜、元ホームステイ先で最後の夜ご飯食べてたら泣き

友人とピスコサワー飲みに出かけたら泣き…


明日、帰るんですけどね。

こんなんで大丈夫なんでしょうかね。



もう帰るしかないけど、Hogarのこども達を思うと、涙が溢れてきます。

こんな気持ち、日本に帰ったら忘れてしまうんだろうか。

信じられない。信じたくない。

けど、夢だったように感じちゃうのかな。それだけは嫌だな。


2年間なんて本当に短い瞬間でしかなかったけれど、

こども達の人生に少しでも触れられたことは間違いない。

彼らを忘れて、放置して生きていくなんて、したくない。


境遇が厳しい子ほど、最後のお別れは辛そうだった。

それだけ、誰かが必要だったってことだね。



なにはともあれ、帰らなきゃいけないので、大人しく帰りますが。

いい加減、明日の夜まで泣くのは我慢します。


本当は、今すぐにでもHogarに飛んで行きたいのだけれど。

2010/03/22

一生の思い出。

今日のビデオ。
Eliasが歌ってます。

この歌は「Arroz con leche」という歌で、日本で言うところの「はないちもんめ」的な感じです。ペルーのちびっ子達はみんな知っています。

本当の歌詞は「me quiero casar, con una señorita de Portugal!(ポルトガル人の女の子と結婚したい)」なんだけど、Hogarのちびっ子達は「con una señorita de Japón!!!」と歌ってくれるのです。


それを最初に覚えたのは、Elias。
今日も、カメラの前で歌ってくれました。


本当はまだ続きがあるんだけど、「Japón!!!」まで歌って満足しちゃうElias。


ま:「続きは?」

友:「もっかい!」

ま:「あたしと結婚したいの?結婚する?」

え:「マリと一緒に日本に行きたいの!」

ま:「ほんと?! いつ?いつ? 明後日?!」

え:「今すぐ!」

ま:「今?! 行こう行こう!!!」

友:「日本いっちゃったよ~」



なんて幸せなビデオでしょう。

一生、これでご飯食べていけそうなくらい幸せです。


Te amo Elías!!!!!!!!!

2010/03/21

Despedida

Despedidaとは、スペイン語で、お別れ、お別れ会って意味です。
今日はHogar Emmanuelのこども達やスタッフ達が、あたしのためにDespedidaをしてくれました。行きたいけれど行きたくない。すっごい複雑な心境のもと、友人達に付き添ってもらって行って来ました。


先週の日曜日にHogarを出てからほんの一週間。でも、いつもの茶色い景色は、なんだかとっても懐かしく目に映りました。
初めてこの景色を見た時は、涙が出ました。けど、しばらくすれば、ここに帰るのが当たり前で、こども達と住む「砂の惑星」が「自分の家」でした。


こども達との、一週間ぶりの再会。
前は一週間も二週間も逃亡したいと思うくらいストレスが溜まった事もあったけど、今日、7日ぶりに会ったら「なんて可愛いんだお前達!!!」と思ってしまいました。


ぐだぐだの司会が微笑ましい、お別れ会。
みんながコッソリといっぱい練習してくれたの、知ってました。
聞いたことなかったけど、すごい感動的な歌詞で、既に号泣。


歌って、踊って、お別れ会終了。最後にみんなに「ありがとう」を。
案の定、話し出す最初から泣いてしまうという、お話にならない状態でした(笑)


一人一人に、記念のお写真と5円玉を。
みんなにありがとうと言って、プレゼントを渡して、ハグして、泣いて、ボロボロ。


みんなと記念撮影!
いつもお写真を嫌がったり真顔のままの子が、めっちゃ笑顔!
嬉しい。本当に、記念になるお写真です。


帰り。
今度は車じゃないので、みんなが抱きついて出してくれない。
小さい子は、あたしが居なくなるの解らないかなと思ったけど、ちゃんと解ってた。


泣き出すElias。
「マリと一緒に日本に行く!今すぐ行く!」と言って泣いてくれちゃいました。4歳半では、あたしがHogarから居なくなること理解してくれないかと思ったけど、ちゃんと解ってました。大きい子と同じくらい、ちゃんと。
この涙には、完敗でした。


最高の思い出です。
Hogarに居られて良かった。

2年間、ありがとうございました!!!