2008/10/31

初めての休暇

午後からリマに上京し、明日に備えてます。

明日、早朝、姉が来ます。(しつこいね!)

もー、楽しみで仕方ありません。


最愛の姉と行く、クスコ、マチュ・ピチュ、ナスカ、

そしてHogar Emmanuel。

こども達も楽しみに待っててくれてます。



最近ちょっと疲れていたので、

姉に甘えて、旅行して、美味しいもの食べて、

よく寝て、そして11月からまた笑顔で働こうと思います。


そのためにも、気合入れて楽しんできますっ!

それにしても…もうこども達が恋しいあたし。

ほんとアホだなぁ…。

2008/10/28

ダメな大人

あたしのダメなとこ。
意外と(?)よく凹むところ。それが続くところ。


昨夜、少年が一人あたしの部屋にきて
マードレにこんなこと言われた…って話しだした。
でも、途中まで話して、「やっぱりやめた」と言うのね。

「ちょっとー!最後まで話してくれなきゃ解らないよ!」って言ったら、
「セニョリータは心配しすぎるから話さない方が良いかも」って言われた。

結局色々話してくれたけど、
こどもに気を遣わせてしまうなんて…なんてダメな大人!
そして、なんてデキた少年なんでしょう(笑)


あぁーいつも笑顔でいたいのにぃ~!!!
充電が必要です。

2008/10/27

つきない悩み

昨日の夜、9歳のこどもが一人、親元に帰されました。
ちょうど第4日曜日で、家族や親戚が会いに来る日の出来事。

5人姉弟でHogarで生活していた子たちの次男である彼が
ちょっと乱暴に他の子をからかっているのをマードレが目撃して、
ちょうどその日に訪ねてきたママと話し合いをして、
みんなに挨拶する間もなく、あたしも気づかないうちに、行ってしまいました。

ご両親は離婚していて、パパは既に妊娠5ヶ月くらいの別の婚約者がいます。
ママ一人ではこども達を育てられるわけもなく、だから彼らはここで生活してた。

彼は、親元で生活をして、果たしてこれから学校に行けるのでしょうか。
お勉強出来るのでしょうか。


もう一人、11歳の男の子。
学校に行かせてもらえなくなって、今日で3週間目に突入。
学校で他の生徒にいたずらばっかりしていたちょっと問題児で、
クラスメイトの頭に怪我をさせてしまったのです。

マードレは激怒。それから、もう学校に行かせてもらっていません。
毎日、施設のお掃除やらお手伝いやらをしています。

彼には家族がいなくて、Hogarを出たら本当に一人ぼっち。
だからこそ、学校に行って学べることは学ばなくてはと思うのだけれど、
この狭い施設の中で同じような日々を送って、何になると言うのでしょうか。



ずっとその子達の面倒を見てきたスタッフたちへの相談もなく
こども達の生活をあっさり変えてしまう。
これが、今のマードレのやり方。それに対して、何も言えないスタッフ達。

これが、ここの「普通」になってしまってる。
果たしてこれって普通なのか?


18歳未満のこどもは労働してはいけません。
こどもは、学校に行く権利があります。
こどもは、こどもらしい生活を送る権利があります。
「こどもの権利条約」では、そういうことになっています。
そして大人たちには、こどもを恐怖から守り
自由な生活を送る手助けをする義務があります。

実際にこの国で働いているこども達を毎日見ているから、
そんなのただの理想論だって言ってしまえばそれまで。
そんなことは百も承知です。


でもね、ここで生活しているこども達は、働かなくても食べていける。
Hogarにはそれだけの環境がある。
健やかに成長するために、ここに居るんだとあたしは思ってる。


なのにどうして、学校に行かせてもらえないのか。
どうしてマードレの一存で親元に帰されるのか。
彼女に、そういう人事権はないはずなのですが…。


最近のあたしは、こども達に言わせると、どうやら前みたいに明るくないらしい。
スタッフたちにも、心配しすぎよって、よく言われる。

でも…この状況下、どうやって心配しないでいろと言うんだろう。
そしてあたしは、どこまで意見して良いんだろう。


何をしていても、頭から離れない。
週末にお出かけしてお昼からビール飲んでも、頭から離れない。

こども達の前では、Danielが歌ってくれたように
みんなのalegríaで居たいのに、ちょっと難しい今日この頃。

休息が必要だ~。

2008/10/23

「あたしの提案」のその後

先日、協会に提出したあたしの提案
その内容を基に、本日午後、リマで会議が開催されるそうです。

会長と、顧問と、ご婦人ボランティアグループのトップと、マードレ。
あえてあたしの名前は出さない方針にして下さるそうです。

さぁ…どう転ぶでしょうか。
何がどう変わるでしょうか。


どうか、こども達の自由な時間が増えますように。
当たり前の権利が守られる環境になりますように。
有意義な時間の使い方が出来るようになりますように。
マードレが変わっても、こども達が変わらず
平和に楽しく豊かな毎日を過ごせますように。
そう願うばかりです。

わくわくと、ドキドキと、そして
期待しすぎてはいけないという自制心で胸が一杯です。

2008/10/22

あと10日

あと10日で姉がペルーに。

え、しつこい?!
解ってます。自覚してます。

でも嬉しくて嬉しくて、こども達にも
「あと○日だ~」とカウントしては呆れられています。


今日はようやくクスコ行きのチケットを確保。
来週の金曜日にはHogarのこども達とお別れをして
土曜日の早朝に空港にお迎えに行くのです。

そう言えば、こども達と一週間も離れるなんて初めて!
でも姉に会える喜びと、一週間後のこども達との再会、
そしてこども達に姉を紹介できるという喜びを妄想しては
一人でにやにやしまくっています。

ふふふ~。
早く来週にならないかな♪

食文化

こども達に「日本食つくって!」とせがまれ続けて数ヶ月…ようやく、披露することができました。

ドイツ人のミカエラと一緒に、ドイツ&日本の日をやろうということになり、彼女とパン職人ノルベルはドイツ料理を、あたしは日本人のお友達に協力してもらってコロッケと豚汁を作らせてもらいました♪

予想通り、コロッケは大人気。でも豚汁は、微妙でした。お味噌がダメな子、豚肉がダメな子、色々。でもこれはあたしの計算通り。

ペルーではあんまり豚肉食べないみたいなんだけど、このHogarではまず豚肉は食べない。半年間ここに居て、一度も見たことないもんね。そしてここのこども達は、自分たちの食卓に並ばないものは、なかなか食べようとしないのです。

でも食文化って、何でもないようで実はすごく大切だと思っているから、あえて豚肉とお味噌を使って良かったと思ってます。「マリ~ 豚肉食べれないー」と言ってくる子に、「ここでは食べないけど、他では普通なの!食べなさい!」と言ったらちゃんと食べてくれたし。中には3回もおかわりしてくれた子もいました。

これからも時間を見つけて日曜日にちょっとだけ「Hogarでは食べないお料理」を提供していこうと思います。食べ物の幅が広がると、ちょっと世界も広がるでしょ。そういう意味では、日本での生活って凄かったなぁ…と思う。恵比寿が恋しいこの頃です。

当日の様子はお写真からどーぞ☆

2008/10/20

久々の嬉し泣き

あたしの癒し系、17歳のDaniel。

あまりにも優しい子なので、27歳にもなって、何かあると
すぐにDanielに聞いてもらってしまうダメな大人です。

夕飯後、あたしのお部屋に遊びにきてギターの練習をするのが
日課になっている最近。「歌詞を覚えてないから」という理由で
殆ど歌わない彼が、昨日は突然歌いだした。


何かと思ったら、あたしについて歌っているらしい。
何かの替え歌かなと思って流して聴いてたら、どうやらあたしのための
歌だということが判明。縫物をしている手を止めて聴き入る。

めちゃくちゃ長かったのでしっかり覚えてはいないけど…


遠いところから来てくれたマリ
マリはみんなのalegria
チビッ子たちから大きい僕らまで
マリの笑顔に包まれる
大きな心に包まれる

時々怒るとこわいけど
ズボンを縫ってくれたり
髪を切ってくれたり
いつもぼくらを助けてくれる

マリ~ マリ~ マリ~ マリ~
僕らはみんなマリが大好き


遠いところから来てくれたマリ
みんなのために友達を呼んで
美味しい日本食を作ってくれて
すごく美味しかったから
僕はスープをおかわりしたよ

今まで色んな人が来てくれたけど
マリみたいな人は初めて
マードレはあんなだけれど
マリがみんなのalegria

マリ~ マリ~ マリ~ マリ~
僕らはみんなマリが大好き


…ってな感じで、10番くらいまで延々と続く
最高に幸せな気持ちにしてくれる歌でした。
笑っちゃうくらい可愛いらしい歌詞でしょ♪


まぁご存じの通り最近は本当に色んなことがあったので
とっても疲れていましたが…この子はきっと、
あたしが疲れているのを解っていて、元気づけようとして
こんなにも素敵な歌をプレゼントしてくれたんでしょう。

聴きながら、喜びと反省で胸がいっぱいになって泣けました。
17歳の子に泣かされる27歳。ちょっと情けないよね。
でも最近は嬉し泣きよりも悔し泣きが多かったから、いいよね。


でもまぁホント、色々書くから心配させているかも知れないけど
何かあっても必ずこども達のパワーで凸になってます。
Danielみたいな「癒し系」になりたいものです…。

2008/10/18

最近の悩み

相変わらず、弟Julioは問題児。

悪いことをするとか、言う事聞かないとか、
そういう次元ではないのだけれど…日によってものすごく態度が違う。

もうあたしがどういう人間かってこと誰よりも良く解っているはずなのに、
未だに例の如くとんでもない態度を取ることがある。


挨拶もしないし目があってもニコリともしないし、そのくせやっぱり構って欲しくて
何かを借りにお部屋にちょくちょく来るものの、ありがとうとも言わないし。
これまた、3日間くらい続くと本当に疲れる。

少し前までは、こういう状態になると常に
「なんだー」「どうしたんだー」「挨拶くらいしろー」って
しつこく構っていたんだけど、今回はさすがに甘やかすのも
正直言って面倒だし、いい加減そんなの必要ないだろうと思い直し
自ら関係修復することを覚えろと思って「待ち」に入る。
しかし案の定、敵も同じように待ってた。平行線。

一昨日たまたま体調を崩しお部屋で寝込んでたので、
お見舞いを言い訳にあたしのお部屋にやって来れた彼は
ぽつりぽつりと話しだし、あたしはしぶとく3時間くらい話し続け、
ようやく関係が修復。ついに笑顔で帰っていきました。


が…昨晩からまた、悪Julioに逆戻り。

もう、やめてくれ。あたしゃ疲れてるんだよ。
18歳なんだからいい加減、自分のコントロールもうちょっとしようよ。

と、放置したい。本当は放置した方が良いのかも。


でも、なかなかできません。
なぜなら、普通じゃないから。
彼が歩んできた人生、普通じゃないから。


自分の両親が生きているのかも知らない。
もう15年くらいずっとココに住んでいる。
いつまでHogarに居させてもらえるか解らない不安を抱えてる。
来年、どこで誰と暮らすかも知らない。

ポッある日突然やってきた外国人のあたしに
「生まれて初めて出会った大切な人」だと言う子。
ここ数ヶ月間でやっと変わり始めた子。
ようやく社交的になりかけてきた子。
この歳にして人に甘えることを初めて知った子。


そんな子を、どうやって放置しろと言うのでしょう。
まぁ同じ施設に住んでるんだから、別に数日間口をきかなくたって
大した事ないかも知れない。
でも、今この子を突き放したら、全く会話をしなかった
出会ったばかりのあの頃に戻ってしまいそうで心配。



「難しい境遇のこども達の生活の中に入り込むって、
 すごく辛いことだと思うわよ。きっと想像以上に大変よ。」

ペルー行きを決めた時、ママのお友達に言われた言葉を思い出す。

その通りだった。自分が知ってる「普通」とはあまりにも違うから
比べられる「経験」も「例」もない。しかも、ここまでこども達を想うように
なってしまった時点で、もうかなり重い。

あの時は解ったつもりで「そうでしょうねぇ」って応えたけど、
こういう事だったんだなぁと、今ようやく実感しています。マリさん。


いい加減、弟離れをした方が良いのだろうか。
姉離れされたらそれはそれで寂しいけれど。

いつ結論が出るか全く予測もできないこの悩み。
とりあえず今月いっぱいは、このまま構ってみようか…
悩みは尽きません。

2008/10/15

相変わらずなあたし

こども達と一緒にいたくて、もう長いこと老人ホームに帰ってない。

週末にリマに上京しても、こども達が気になって土曜か日曜には帰っちゃう。

この無法地帯の施設を何とかしたくて、ついつい色々考えちゃう。


…相変わらずダメですねぇ。

メリハリがないというか、時間の区切り方を知らないというか。


大好きな先輩から「頑張りすぎなくて良いよ」という

とっても心温まるメールをもらって、かなりホッとしました。

そんなメールをくれる人が居るってことがまた幸せなツボだったりする。


今はちょっと踏ん張り所だから仕方ないけれど、

協会側との打ち合わせが落ち着いたら、頑張りすぎるのやめよう(笑)。



あー。

真面目に、そろそろ休養が必要だ。

こども達とも少し距離を置いてみよう。

別に全員の「良いお姉さん」にならなくたって良いし。

そんな八方美人してらんないし。

あたしだって久し振りに「妹」したいもんね。


あと2週間とちょっと!辛抱!!!

2008/10/13

えりざべす

久し振りに日曜日をHogarでまったり過ごす。

13歳のElizabethは、日本に興味津々。
いつも「日本語でこれ何て言うの~?」と聞いてくる。

そんな彼女に、初めて「ひらがな」を教えました。
一生懸命、「おはよう」とか「ありがとう」とか
自分や兄弟の名前とかをひらがなで練習。

もう「あ」「い」「す」「へ」「ま」「り」は何も見ないで書けるようになりました!

例えば他の子や学校で誰かに自慢したいとかそういう為ではなくて、
本当に日本語に興味があるのがよく解るのがすごく嬉しかったりする。


そして夜。
トレーナーの中に何かを隠してあたしのお部屋へ。
かわいいぬいぐるみと、こんなお手紙を届けてくれました。

日本語とスペイン語が入り混じったお手紙。
入り混じりすぎててかわいくてちょっと笑っちゃうけど、
「Hogar Emmanuelから居なくならないで」と「わたしの心」というのに
グっときて、またうっかり泣きそうに(笑)。


5人姉弟の長女としてこのHogarで暮らしているしっかり者の女の子。
まだ13歳なんだからもうちょっと甘えても良いのになと思うくらい
責任感の強い子だから、 せめてあたしは、
この子が甘えられるお姉さんでいたいなと思う。


たんびえん て ぼい あ じぇばーる えん み こころ あすた しえんぷれ。

2008/10/11

あたしの提案

先週の金曜日の会議から一週間。
「提案書」作りに専念し、やっと今日、日秘会館にてエンマヌエル協会との打ち合わせが出来ました。


赴任してから約5ヶ月半、こども達と生活を共にしてきた第三者としての意見をまとめて、あくまでも個人的な意見ではあるけれど…こども達の毎日を少しでも実りのあるものに。そして少しでも選択肢の多い人生を歩んでもらうために。そんな想いで、自分なりに考えたことをお話してきました。

この提案を基に協会内で今後の方針を吟味をして頂いて、来週か再来週には、Directoraを交えて革命会議を開催していただく予定となっています。


書類作り…疲れた。
けど、提案して本当に良かった。

Directoraのやり方はもちろん気に入らないけれど、今まで現場に足を運ばなかった協会側にも当然のことながら責任はある。忙しいのは百も承知だけれど、今のこの現状を知ってもらうところから始めないと、何も解決しない。

事件は現場で起きてんだ!!!とは、まさにこのこと。まだ現状は何も変わってないけれど、良いことも悪いことも含めてとにかく多くの人に真実を知ってもらう機会が出来て本当に良かったと思う。はじめの一歩を踏み出したんだよね。


はぁ。
くどいけど、なんだか本当に疲れた。
でも、すごく良い一日だった。

夜はリマで、親愛なる短期ボランティアの送別会。大好きなみんなに会って、日本食(FUJIのみそラーメン♪)を食べて、先輩隊員に「麻里ちゃんがそこに居ることに充分な意義があるんだよ」と言ってもらえて、ホッとした。

こども達と過ごす時間がなかなか確保できなくって、活動らしい活動ってなかなか出来てないからこんなんで良いのかなぁという迷いは常にあったから自信なくす時もあったけど、頼りにしている先輩たちにそういう言葉をもらえると、間違ってないよねって思える。


全てはこれから。
あたしが居なくなっても、Dorectoraやスタッフがどんどん変わっていっても、Hogarの愛しいこども達の生活は、しっかりとエンマヌエル協会が守ってくれるようになると信じて頑張る。

今回の報告も提案も、自分にしか出来ないこと。
自分の信念と志は最後まで貫きます。

2008/10/05

負けない

この日記ではあまり触れたことがなかったけれど、
実はこの施設では、たくさんの問題を抱えています。

本当の事だから書いてしまうけれど、
今のDirectoraの方針があまりにも酷い。
と言うか、方針なんてあって無いようなもの。
我慢しているこども達の気持ちを考えると泣けてくる。


全てがDirectoraの気分次第。
お掃除のために学校に行けなかったり、
鍵のかかったお部屋に閉じ込められたり、
少年達とあたしの交流が禁止されたり、
毎日こども達を叱りつけたり、
聖職者とは思えないようなスラングで怒鳴ったり、
当たり前のように嘘をつきまくったり…、他にもたくさん。

協会側はそんな内情を知らなかったので、
金曜日は協会ボランティアのご婦人たちへの報告をしに
リマの日秘会館まで行ってきました。

一時間程度で終わるかと思いきや、あたしの話しは
彼女たちの想像を遙かに上回る内容だったらしく、
協会の会長さんのオフィスを訪ねて夜まで会議をしました。


これから、「提案書」を作ります。
「ダメ出し」ではなく、あくまでも「改善提案」。
それに基づいて、Directoraと打ち合わせをすることに。

隊員個人の意見ではなく、協会からの指示ということに
してもらおうとは思ってはいるけれど、
Directoraのあたしに対する風当たりは相当強くなることでしょう。


でも、負けない。
間違ったことは何一つしていない。
こども達の生活を守るために、未来のために、まず一歩。

2008/10/04

ストレート

5ヶ月ぶりに、髪の毛をストレートに戻しました。

だいぶ伸びてしまったし、もう一度パーマをかけ直そうか
ストレートにしようか散々迷いはしたものの…
って言うか、個人的にはパーマの方が楽だし気合も入るのですが…

こども達が「ストレートが見たい!」といつも言っていたのを思い出し
美容師さんもお友達もパーマを薦める中で
最後の最後に「やっぱりストレートに!」と、お願いしてしまいました。

今まで誰かのために髪型を変えたことなんて一度もなかったこのあたしですが
愛するこども達の要望にはいともアッサリ。簡単すぎる…(笑)

まぁ、こんな自分がいても良いよね。

2008/10/02

見えてなかったもの

少し前、病院でドキっとすることが。
用事があって老人ホームに戻り、帰りにちょこっとお隣の病院に顔を出した時のこと。


Hogarの17歳の女の子が、一人で待合室に座っていました。「なにー?一人?どしたのー?」と聞いたところ、実は数ヶ月前からずっと頭が痛くて、今日で三回目とのこと。でも、診察のお願いとかもどこでするのか全然知らないのに、スタッフに一人で行ってきてと言われて、とりあえず待合室で座っていたらしい。

…って、そんなんじゃ順番こないし!意味ないじゃん!!と突っ込んで、診察に付き添うことに。とっても大人しい女の子で、Hogarの中でも滅多に喋らない部類に入る子だったので、お近づきになれるチャーンス!とも思ったわけですよ。

そして他愛もない会話をしていたと思ったら突然、彼女から家族の話を始めたのです。8人兄妹の末っ子なんだけど、お姉さんがお母さんと問題があって、殴り合ったりしてすごく大変なんだってこと。そして、「そうだねぇ。家族が喧嘩してるの見るのって本当にツライよね」って言ったら、突然、目に涙をいっぱいためて、ついに泣きだしてしまったのです。あたしはかなり驚いてしまい、でも、あまりにも幸せな27年間を歩んできた身としては彼女の家庭環境なんて理解できるはずもなく、ただただ黙って見守ることしか出来ませんでした。Hogarでは泣けないだろうから、ここで泣きたいだけ泣いてもらおう、と。


診察は鍼灸も出来る先生だったので、頭の数ヶ所に注射をするという治療。初めて見たのでちょっとドキドキものでした。リラックスしてカウンセリングをするという趣旨の診察だったらしいんだけれど、注射が終わったと思ったら、頭痛が酷くなって激しく眩暈がすると言いだし、彼女はぐったりしてしまったのです。

先生もあたしもかなりびっくりして、院長先生を呼びに走り、院長先生の診療室に乱入したは良いけど焦っててスペイン語が出てこない。そんなあたしを見た看護婦さんたちも集まって来て、一騒動。彼女は「眠るなー!」というあたしたちの声を聞きながら、きっと意識は遠ざかっているんだろうけど、ぽろぽろと涙を流し続けていました。

別のお部屋に移動して、しばらく眠ってもらおうという結論に至ったものの「寒気がして眠れない」と身体はものすごい震えていて、あったかくして眠ったと思ったら今度はまたポロポロと涙を流しながらうなされているのです。正直、見ているのが辛かった。そして、唯一この子と一緒にいるあたしが、彼女が安心するような言葉をかけてあげられないという状況がすごく歯がゆくもありました。


あれから数日経って、毎日彼女とはお話するけれど、頭痛も減ってきて、だいぶ笑顔が戻ってきたように思う。でも、いつもお喋りしない彼女が、しかもあたしに、突然一番の悩みをポツポツと語りだすってことは、本当に誰か聞いてくれる人が必要だったんだなと思った。

今でこそ彼女とは少し話せるようになってきたけれど、普段は冗談言ってふざけ合って明るく見えるHogarのこども達、実は口にしないだけで口に出来ないことがたくさんあるんだってことを改めて実感。悲しみや辛さや孤独感やストレスが病気につながってしまうほど、家族の問題に頭を悩ませているんだなってことを感じた日でした。

最近、色んなことを話せるようになって幸せに浸っていたけれど、
ここは合宿所とかじゃなくて、Hogarだったね。

2008/10/01

あと一ヶ月!

ついに亜衣ちゃん(姉)がペルーに来る日が決まりました。
11月1日の早朝にペルー上陸です。

なんと、あたしのペルー行きが決まった時から、異常な姉妹愛の深さを知っている旦那さまが、毎月貯金をして下さっていたのです。今年の亜衣ちゃんのお誕生日プレゼントは、豪華ペルー14日間の旅!なんて素敵な旦那さまなんでしょうね…(T-T)そしてお仕事忙しいのに14日間ものお休みを取ってくれた亜衣ちゃんにも感謝。

限られた時間の中、いかに充実した日々を過ごすか検討中です。クスコ・マチュピチュ、ナスカ、そしてHogar滞在は必須項目ですからね。何気に自分もペルー国内の旅行って初めて。そう、亜衣ちゃんが来るまで待っていたのです~♪ま、ホントのところ、亜衣ちゃんに会えれば行き先なんてどーでも良いんだけどね。


そうそう、姉妹と言えば。
日秘文化会館の一階には「さくらちゃん像」があります。そして横浜の臨港パークには、この子の姉妹の「リマちゃん像」があるのです。(かなりマイナーだから、なかなか知っている人はいないでしょう。)「さくらちゃん」は移住50周年を、「リマちゃん」は移住100周年の記念として建てられたものだそうです。

この子たち、海を隔てて、手をさしのべ合っているのね。離れ離れになってしまったけどお互いを想っているという何とも素敵な姉妹なわけ。まるであたしたちのよう~♪(って、あたしは100%自分の意志でここに来たからちょっと違うけど。笑)


25周年のAniversarioでこども達と日秘会館に行った時にこの像の説明をしたら、「じゃあ写真を撮ってお姉ちゃんに送らなきゃ!」ということに。「待ってるからね」という意味で、かわいい弟と一緒に写真を撮りました。

気がつけばあと一ヶ月!
あと少しで会えるなんて…嬉しすぎる!!早く来てね~。