昨日の夜、9歳のこどもが一人、親元に帰されました。
ちょうど第4日曜日で、家族や親戚が会いに来る日の出来事。
5人姉弟でHogarで生活していた子たちの次男である彼が
ちょっと乱暴に他の子をからかっているのをマードレが目撃して、
ちょうどその日に訪ねてきたママと話し合いをして、
みんなに挨拶する間もなく、あたしも気づかないうちに、行ってしまいました。
ご両親は離婚していて、パパは既に妊娠5ヶ月くらいの別の婚約者がいます。
ママ一人ではこども達を育てられるわけもなく、だから彼らはここで生活してた。
彼は、親元で生活をして、果たしてこれから学校に行けるのでしょうか。
お勉強出来るのでしょうか。
もう一人、11歳の男の子。
学校に行かせてもらえなくなって、今日で3週間目に突入。
学校で他の生徒にいたずらばっかりしていたちょっと問題児で、
クラスメイトの頭に怪我をさせてしまったのです。
マードレは激怒。それから、もう学校に行かせてもらっていません。
毎日、施設のお掃除やらお手伝いやらをしています。
彼には家族がいなくて、Hogarを出たら本当に一人ぼっち。
だからこそ、学校に行って学べることは学ばなくてはと思うのだけれど、
この狭い施設の中で同じような日々を送って、何になると言うのでしょうか。
ずっとその子達の面倒を見てきたスタッフたちへの相談もなく
こども達の生活をあっさり変えてしまう。
これが、今のマードレのやり方。それに対して、何も言えないスタッフ達。
これが、ここの「普通」になってしまってる。
果たしてこれって普通なのか?
18歳未満のこどもは労働してはいけません。
こどもは、学校に行く権利があります。
こどもは、こどもらしい生活を送る権利があります。
「こどもの権利条約」では、そういうことになっています。
そして大人たちには、こどもを恐怖から守り
自由な生活を送る手助けをする義務があります。
実際にこの国で働いているこども達を毎日見ているから、
そんなのただの理想論だって言ってしまえばそれまで。
そんなことは百も承知です。
でもね、ここで生活しているこども達は、働かなくても食べていける。
Hogarにはそれだけの環境がある。
健やかに成長するために、ここに居るんだとあたしは思ってる。
なのにどうして、学校に行かせてもらえないのか。
どうしてマードレの一存で親元に帰されるのか。
彼女に、そういう人事権はないはずなのですが…。
最近のあたしは、こども達に言わせると、どうやら前みたいに明るくないらしい。
スタッフたちにも、心配しすぎよって、よく言われる。
でも…この状況下、どうやって心配しないでいろと言うんだろう。
そしてあたしは、どこまで意見して良いんだろう。
何をしていても、頭から離れない。
週末にお出かけしてお昼からビール飲んでも、頭から離れない。
こども達の前では、Danielが歌ってくれたように
みんなのalegríaで居たいのに、ちょっと難しい今日この頃。
休息が必要だ~。
3 件のコメント:
マードレが子供達にそこまで残酷なことをしているとは知らなかった。
昨日の少年帰宅の一件は、もしかして「週末の会議」で逆ギレ??
ああ、何か心配になって来たよ~。
長期戦を覚悟してマリコは適当に気を抜いてね。そうしないと、心身共にバテちゃうぞ。
もうすぐアイちゃんが到着するから、思いっきり休暇を楽しんで気分転換してね。
ひどい!(>_<)
。・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ヨチヨチ
ってか、みんな小学生みたいな年齢なんでしょ?
そりゃ、イタズラぐらいするって!
やんちゃな子だっているよ!(T_T)
なのに、ひどいすぎるね!(T_T)
この前の「提案」って、ほんとに「提案」だけなの?
改善できない場合は…の脅し文句はなかったのかな?(-_-;
ってか、
つらいぃ~(T_T)
トップを入れ替える提案を今度はしないと…。(いやまじで)
>kararin
すごいでしょ。さすがにここまでは想像しなかったでしょ。あたしだって、まさかここまでイっちゃってるとは思いもしませんでしたわ…ははは。
>名無し
ただのボランティアですからね…そんな意見は出来ないけれど、とにかく事実を報告するという事だけは意地でも続けようと思っております。
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