2008/05/31

Puente Piedraサルサ事情

ドイツ人のお友達と、そのお友達のペルー人たちと一緒に
Puente Piedraという場所にあるディスコテカに行ってきました。
(一人で行ったわけじゃないから心配はいりませんよ、という意味ね。)

Hogarから車で15分くらいの場所で、Mercadoとか色んなお店やレストラン、夜には
それなりに色んなクラブがあって、わりと栄えているとされているところ。
でも・・・残念ながら、行ったクラブはけっこうがっかりな感じでした。

Mirafloresにあるクラブはものすごい上手い人が多くて生バンドもあるし
行くだけで幸せなんだけど・・・やっぱりこのPuente Piedra近辺では
夜遊びするなっていう事なのでしょうか。


このへんで日本人は珍しいらしく、「踊れんのかよ~?」って
ナメた調子で訊いてくるもんだから「まぁそれなりに」って答えると、
「マジかよ?踊ってみせてよ!」的な勢いでフロアへ。


でも・・・

おいっ! そんな変則的なベーシックで、偉そうに「踊れんの?」って訊くな!!!
と、どついてやりたい感じでした。しかもベーシック(らしきもの)だけ。

まぁ、リードの種類が多い少ないは問題ではないんだけれど、
正直、それ以前の問題で・・・かなりがっかり。


ほぼ100%の確率で、クラブで出会う男の子たちはみんなあたしと踊る前に
「どこでサルサを覚えたの?」って訊いてきます。「東京で」って答えると、
みんな「マジかい?」って感じで笑うんだけど・・・
あたしに言わせれば「えっと・・・ここ、南米ですよね???」っていう状況です。
踊れないのに必死で女の子を口説いてるかわいそうな男の子たちを見る度に、
やっぱりここHogarでサルサを教えたいなぁと思ったりもしました。


お友達も出来て楽しかったし、そんなこんなでタクシーで帰宅。
久し振りに六本木で一番よく踊っていたお友達のことを思い出していたら、
なんと今朝、PCをいじっていたらちょうどメールがきていてびっくり。

全然連絡取ってなかったのに、ふと自分がその人のことを考えた時に
ちょうど日本からメールがきたって事がものすごい嬉しかったりして。


相変わらず施設内の色んな細かいことにもんもんとしていて、
踊りに行っても踊れる人もいなくて、今朝もマードレはとっても厳しくて、
また一人で凹みそうだったんだけど、ちょっとしたミラクルで元気になりました♪

今日はお昼まで子どもたちと戯れたら、老人ホームに帰って、寝ます。
明日はおじいちゃんたちとゲートボールか、おばあちゃんたちと編み物です☆

2008/05/29

2ヶ月

あっという間にペルーに来てから2ヶ月が経ちました。

すごくありきたりだけど、早かったような、長かったような。
横浜駅でママとお別れをして、成田空港で姉に見送られたのがかなり昔のことのように感じられます。思い出すと泣けちゃうくらい、ものすごい泣いたなぁ・・・(笑)

ここHogarに着任してからは、1ヶ月ちょっと。1ヶ月やそこらで活動が軌道に乗るわけないと思ってはいても、もう1ヶ月ここに居るのにこんなんで良いのかなと常に自問自答を繰り返しては答えが見つからずに悩める日々です。

ここのマードレは、わりと、いや、かなり厳しい方で、特に「お掃除」と「時間を守ること」に対してはとても細かいです。それもこれも、子どもたちがここを巣立ってからの事を考えてのことなんだけど。

厳しいけれど、裏を返せば、お掃除と時間さえ守れば誰も叱られることはないし、マードレがハッピーなら、みんながハッピーなパラダイスになるわけ。でも・・・それが出来ないのが、ここの国民性というのでしょうか。表現を変えると、叱られても全然平気!な感じなんだよね。さすがだよね・・・。

そもそも、子どもたちだけでなく、ここで働いているスタッフたちの考えがそれぞれに全く違うってことに最近気が付きました。そんなんじゃ、子どもたちが時間通りに行動できるわけがないっ。当たり前だけど、大人たちの言うことが違ったら、子どもはなにを信じて良いのか解らなくなってしまうはず。そんな環境の中で規律を守れと言っても無理なんだろうなと痛感したのです。


さらに驚いた事に、これまではスタッフ間の定期的なミーティングが全くなかったらしく、今日はじめて、これからみんなの意見交換のための定期的なミーティングをしてはどうかと提案してみました。そしたら意外とあっさりとミーティングを開催してもらえて、みんなの意識のすり合わせが出来たように思います。来週からも、毎週木曜日にこれをやろうという事になったので、一安心。

もちろん、ミーティングで話した「時間を守ろう」とかその他諸々の内容が、スタッフ自ら実践してくれるかどうか、そしてそれが上手く子どもたちに伝わるかどうかは、全く解らないけれど。

でも、とりあえず定例ミーティングだけでも続けていこうと思う。一週間、自分の部屋の子どもたちがどうだったかと言う事をスタッフ全員で共有したりマードレがこう言っていたからこうしようとか、そういう相談を全員で出来るようになれば良いなという希望を胸に・・・。


あたしのここでの活動は、子どもたちのお世話や英語やら日本語やらマナーを教えることとは別に、この施設の組織体系づくりや人間関係のコーディネートも必要となりそうです。

子どもと接する時間と、スタッフたちとの会話の時間、同じように大事にしていこうと思った一日でした。全員で協力して同じ方針を共有しないと、いつまで経っても誰も満足出来ないだろうから。

目標は、マードレが怒らない平和な日々をみんなで過ごすこと!これ、かなり高い目標ですが、特に「時間を守ること」なんて一人一人が意識すれば全然難しいことじゃないはず。だから、まずは大人たちから変えていく方向でいきたいと思います。


・・・ってことを、スタッフたちにスペイン語で上手く話せたらなぁ。

2008/05/26

リマでの週末

ただいま。Ventanillaに帰ってきました。
先週の木・金はJICA事務所で色々とお仕事があり、週末を短期ボランティア隊員の先輩たち、そしてリマのお友達と一緒に満喫し・・・最高の4日間。

同年代のお友達が作れないことがここでの生活の目下の悩みでもあったので、協力隊員としての大先輩でもあり、年齢も近い隊員のみんなと4日間を一緒に過ごし、色んなことを話せたのが自分にとっては何よりのリラックスになりました。

何気ない会話の中からたくさんのヒントをもらったり、はっとする瞬間があったり、安心させられたり。本当に先輩たちってすごいなぁと思わされる機会がたくさんありました。そして何よりも一緒に居て楽しい。そんな仲間と一緒にペルーに居られることの有難さもあらためて実感して帰ってきました。


一方で、まるで食い倒れツアーのような苦しい4日間でもありました。
何を食べたかと言いますと・・・

【木】
昼食 Parque Kenedy近くのCHIFA。語学訓練期間を思い出す味。
夕食 日本食レストラン、FUJIにてSushi Especial(特上!)。
FUJIで頂いたPiscoは絶品!もう安物のピスコサワーは飲めないかも・・・。

【金】
昼食 Sweet Gardenのパンとケーキ。笑っちゃうくらい美味しい。
夕食 JICA事務所にてバーベキュー。大量にサラダを作る。
お腹いっぱいで帰ったのに、夜中にみんなでお菓子を食べたような気が・・・。

【土】
昼食 中華レストラン、WA LOKにてご馳走になる。
夕食 みんなで味噌煮込みうどんを手作り。
お昼後にはアイスも食べたし、夕方にはセントロで肉まんも食べたっけ。

【日】
昼食 腹痛隊員のため、お野菜たっぷりのお雑炊を手作り。
夕食 みんなでトマトクリームパスタを手作り。
お餅を揚げて、みんなでお醤油味のおかきをむさぼりましたね・・・。


とにかくみんな、狂ったように食べまくりました。
自分も含め、みんなどこかおかしいのでは・・・というくらいの勢い。

私は任地ではいつも食堂でのご飯を頂いてます。つまり、出されるものを頂くだけ。久し振りにレストランでたくさんのお料理が載ったメニューを見るだけで、もう何を選んで良いのか解らないという状態に陥ってました。

お腹が減ってないのに、食べちゃう。そして、いつまで経ってもお腹が減らない・・・そんな日々。みんなで食べたから、余計に美味しかったんだよね~。


そんなあたしも、今日から体重を落とすと決めました。
なぜなら、普段、ここでの生活ではあんまり鏡を見る機会ってないんだけど、ホテルのお部屋を出入りする度に鏡に写る自分の顔をしげしげと眺め、顔がひどくまんまるになっていることに気づいたためです。ホント、丸いのなんのって(笑)

リマで買ってきたラグマットをお部屋に敷いて、とりあえず毎晩、ストレッチと筋トレが出来る環境を整えます。そして2週間後にリマに行く時には、元に戻してから行きます。



今日は久しぶりに子どもたちに会って、みんな「お帰り!久し振り!」と迎えてくれてすごく嬉しかった。けれど・・・4日間、ひたすら日本語ばっかり使っていたので、何気ない日常会話を聞きとるのもちょっと大変でした。

さて。 これでもかと言うくらいリフレッシュしたし、今週から気合入れて行きます。

2008/05/21

またまた子育て日記

今日はEliasの病院の日でした。

歩くようになるためのセラピーに通っているんだけど、
ポテポテと歩きながら診療室に入って行ったら
仲良くなった先生たちが大喜び!!!
みんなすごくびっくりして、喜んでくれました。

そして病院内を二人で歩いていたら、
初めてEliasを連れてきた時にあたしたちを目撃した
他の患者さんたちからも、「前は歩けなかった子よね?!」と
たくさん声をかけてもらいました。すっごい嬉しかった!!!


午後、Hogarに戻ってからお昼ごはんを食べ、
お部屋でおむつを替えていた時のこと・・・。

Eliasをベッドの上に置き去りにして隣のお部屋に行ったのです。
そしたら、大きな声で、

「Mariー!!!」

と聞こえるではありませんか。
まさか!?と思ったけど、その、まさかでした。

Eliasがあたしの名前を呼んでくれたのです。
すごいっ!!!くわんげきっ!!!


あと一時間くらいしたら、彼のパパが会いにきます。
歩く姿を見て、どれだけ喜んでくれるだろうか。

想像するとちょっと胸は痛むけど、でも、やっぱり楽しみです。

2008/05/19

歩いた!!!

2歳半のEliasが、歩きました。
ポテポテっと。

前から2~3歩くらいなら歩けたんだけど、
今日は7~8歩、普通にポテポテと歩きました。

まさか、ここまで感動するとは思わなかった。


スプーンでご飯を食べてくれた時も
あたしにだけキスしてくれるようになった時も
セラピーを楽しんでくれるようになった時も嬉しかったけど

ずっと上手く歩けなかったこの子がちょっと歩いただけで
まさかここまで胸がいっぱいになるとは・・・。


その時周りにいたチビッ子たちも、
Eliasが歩いた瞬間、みんなあたしの顔を見て
「良かったね!やったね!歩いたね!」って言ってくれました。

あたしの親心を理解しているチビッ子たちにも感動して、
また一人で泣きそうになりいました。

良いね。子育て。
大変だけど、すごい感動。

その小さな足で、どうか幸せな人生を歩めますようにと願うばかりです。

大問題

ペルーに来てから特に困ったことも大きな問題もなく、
ここの環境や風習に馴染めないってこともなく、
全てそれなりに順風満帆にやってきたと思ったのですが・・・
最近、かなり深刻な問題に悩まされています。



それは・・・

湿気!!!!


日本の梅雨よりもひどいです。
今は、冬。吐く息がたまに白いです。
そして、毎朝、霧雨。つまり・・・お洗濯ものが乾かないってこと!!
冬で湿気が多いってだけでも変な感じなのに太陽が出なくて、
常に霧がかかってて、そして、お洋服が匂う・・・(T-T)

あたしがこの世で最も嫌いなものの中の一つに
「洗濯物の生乾きの匂い」というものがあります。

そう。最近は洗って日のあたる場所を探して干しても
Tシャツやタンクトップ程度でも、カラっと乾かないのです。
デニムを洗ったらどうなるんだろう・・・と思うと怖くてなかなか洗えません。


どーなの、こんな服を着てる自分。
ふとした瞬間に、生乾きの匂いのする自分。
最悪だ・・・。常に良い匂いがしてないと嫌なのにっ!!!


あーあ。何か良い方法ないかなぁ。
「部屋干しトップ」みたいなイケてる洗剤ないのかなぁ。

最近は使ったバスタオルを、ドライアーで乾かしています。
お洋服をお洗濯した後も、ドライアー使おうかなぁ。


さらに衝撃的なことに、Hogarのスタッフに、

「これからの季節は除湿剤を買ってお部屋に置かないと
靴にHongoが出来るから気を付けてね」

って言われました。


え・・・

Hongo・・・?!


Hongoって、まさか、キ、キノコ?!?!?!?!?!

あたし、キノコも大嫌いなんですけど・・・!!!!!!



まさかと思い、念のため辞書を引いてみた。
「ガビ」って意味があると願いながら。

でも・・・「キノコ、真菌、菌類」という意味しかありませんでした。


今週末はJICA事務所で会議なので、
都会で除湿剤を大量購入してこようと思います。

ちなみに、2時間半前に洗った髪の毛、まだ乾きません・・・。
恐るべし、ペルー。

2008/05/16

折り紙大会




昨日は本当に「折り紙大会」でした・・・。正直、かなり疲れた。

いつも教えてるのは小学生の男の子たち。動物作りにみんな夢中で、放置してもそれなりに自分たちで試行錯誤して作れるようになりました。特に9歳のMarceloはかなりのツワモノ。お利口さんだし、あたしのお気に入り君でもあります。

でも昨日はお姉さんチーム、お兄さんチーム、そして幼稚園児の怪獣チームからの要望が強く、午前中に2回、午後1回、夜1回、教えました。総計で4時間くらい・・・?かなり頑張ったと思います。っていうか、疲労困憊。

特に3歳~6歳の怪獣チームは本当に大変でした。一人じゃ出来ないし、他の子を待てないし、椅子に座ってられないし、「一番」になりたいし、喧嘩するし、あたしが作ったの欲しがるし、出来ないのにもっと難しいのやりたがるし、時間がないのに何個も作りたがるし、途中で紙の色を変えたがるし・・・もう、本当に大変でした。


「折り紙」って子どもの頃から好きだったし得意だったし、日本の文化の一つとして本当に素晴らしいと思う。集中力とか思考力とか手先の器用さとか忍耐力とか色彩感覚とか、そういうものが養われると思うから。

でも・・・あんまり小さいうちから無理してやることはないなと、心底思いました。今日も折り紙、やりたいって言われるんだろうなぁ~。折り紙も、年齢別の時間制にしてしまおうかと真剣に悩みます。

だって、例えばキリンを作る時に誰かがいないと、後からまた教えなきゃいけないから全員揃うのを待つでしょ。誰かに折り紙が一枚欲しいと言われてうっかり渡すと、後から他の子にずるいずるいって散々言われるでしょ。全員に均等に、同じタイミングでって、この施設の中では本当に大変なんだよね・・・(T-T)


そんなこんなで夕飯後はかなりくたくただったんだけど、小学生の女の子から「なんでいつも男の子たちと遊んでるのにあたしたちの部屋に来てくれないのー?!もっと来て欲しいのに!!」と言われて、それがすごく嬉しかったので、つい頑張ってしまったわけです。はは。

大変と言えば大変だけど、折り紙やりたいやりたいと言ってくれるのは嬉しい。そして、小さな手で一生懸命に折り紙する子どもたちの姿は本当に可愛いものです。なんとか、みんなで仲良く、ひがんだりしないで出来る良い仕組みないかなぁ。

出発前にママがいっぱい折り紙を買ってくれて本当に良かったなと思う反面、折り紙の在庫が早くなくなったら良いのにと、ちょっぴり思ってしまうこの頃です(笑)


今日は金曜日っ!しかも昨日と同様、祝日のため学校はないらしいので、一日中、子ども相手。スタッフと相談して、新しい試みを始めることになったので今日からその準備。楽しみだな~♪

2008/05/15

水曜日は休息日。

ここでの生活パターンを決めました。

月火はHogarに寝泊まり。
水は夕方で切り上げて老人ホームで休息。
木金はまたHogarに寝泊まり。
そして土曜日、適当に切り上げて老人ホームへ。
週末はお買い物をしたり、おじいちゃん&おばあちゃんとお喋り。
あるいは週末を利用してリマへ遊びに行く。

こんな一週間の流れにさせてもらいました。


昨日は水曜日で、老人ホームに帰って夕食後に一人お部屋でビールを飲んだんだけど、文字通りバタンキューでした。きっとスペイン語の映画を英語字幕で観て、頭がかなり疲れてしまったせいでもあるとは思うんだけど・・・。

先週、2日続けて帰ってた時は一人でアルコールをラッパ飲みしても(失礼!)全然元気に深夜までDVD見てたのに、2日間Hogarで働いてから老人ホームに帰ったら、結構疲れが溜まっていることに気が付きました。おそるべし、子どもパワー・・・。まだまだ慣れていない証拠かな。週の真ん中に帰ることにして大正解。引き続き、このペースでやっていこうと思います。


そうそう。今朝はちょっと良い出来事が。
老人ホームとHogarは800メートルくらい離れてます。てくてくと歩くその間、家具屋さんやら洗車屋さんのおじさんたちがたむろしているお店の前を通らなくてはいけないんだけれども、いつも少し離れたところから声をかけられてちょっと感じ悪くて怖くもあったのです。

でも今日は思い切って、返事をしてみました。そして、案の定「チニータ!(中国人)」と言われたので、「中国人じゃなくて日本人!中国人と日本人の違い知ってる?日本人のほうが断然美人なのっ!」と言ってみたところ、大ウケ。無事に仲良くなることが出来たので一安心。

JICAの派遣前訓練中、危険な事件に遭遇しないためにも、行動範囲内のお店や行き先に、用はなくても挨拶するくらいの知り合いをたくさん作っておきなさいというのがありました。とりあえず「たまに前を通る謎のアジア人」から「このへんで働いてる日本人」に昇格したので、これから適当に小話をして、適当に仲良くなっておこうと思ってます。


ちなみに、ネットはHogarでしか使えません。
なので、水曜夜&週末はネットが使えないと思っていてください。使えるのは、月火、木金、そして土曜日の午前中くらいです。よろしく。

今日は祝日らしく、子どもたちは学校がありません。
10時頃から「折り紙大会」ですっ・・・!!

2008/05/14

子育て日記



ここHogarで引き取って、3週間目に突入。最近のEliasについて。


■ご飯
なんとスプーンで、自分でご飯を食べられるようになりました。本当は左利きなんだけど、右手でスプーンを握る習慣がついてきた模様。嬉しい限りです。まだスープをスプーンで飲むのは難しいけど、ご飯はなかなか上達。すごいよね。このHogarで一番品のある子に育ててみせますっ!

■トイレ
そう、あたし、Eliasのおむつも換えています。ほんとにママみたいでしょ。最初の頃は、そりゃー大変だったんだけど・・・最近はちゃんと、トイレに行きたいという意思表示をちゃんとするようになりました。辛抱強く待つしかないみたいです。

■セラピー
まだちゃんと歩けないEliasは、隣にある病院でセラピーを受けています。が、1~2週間に一度だけなので、あたしが毎日やることに。これも最初は嫌がっていたんだけど、最近は楽しんでやってくれるようになりました。楽しみの一つ。

■歩く!
来た頃は「両足で立つ」ということもなかなか出来なかったEliasだけど、今は、仁王立ちでオモチャのラッパを得意げにぷーぷー吹いたり、3~4歩は一人で歩けるようになりました。早く自分で歩けるようになって欲しい!!!

■喋る!
だいぶ喋るようになってきました。この前、「agua(水)」じゃなくて「leche(牛乳)」という言葉を聴いた時には、マードレを二人で感激!かなり嬉しかったぁ~。その他にも色々と喋るようになってきたけど、まだ自分の名前とかは把握できてないみたい。

■その他
これまた驚きなんだけど、靴下が自分で履けるようになりました!長いのは無理なんだけど、短めの靴下なら自分で履けるようです。


一般的に2歳半の子どもってどのくらい発育しているものなんだろうと思って、生まれて初めて「育児情報」のサイトを見てみました・・・。が、びっくり!普通に歩いてお友達と喋りながら遊べる年齢だって!!そうか~そうなんだぁー。本当に遅れているんだなという印象です。

あたしが見たサイトによれば、今のEliasは1歳半くらいの発育状態。一年の差を縮めるのはきっと無理だと思うから、ゆっくり、のんびり、元気に健康に育ってくれることを願うばかり。

乳幼児にとって、親と一緒に過ごす時間って本当に大切なんだなと改めて実感しました。まだまだ子どもどころか結婚もしたくないくらいなのでこんなこと考えたことも無かったけど、子どもの成長に日々感動したり、本気でイライラしたり、親の偉大さを痛感したり・・・そんな予想もしていなかった日々を送っています。

2008/05/13

気持ちの良い一日

昨日、ここに来て4週目に突入。
初めて、なんだかスッキリした気分で一日を終えることが出来ましたっ。

午前中はディレクトーラのマードレに時間を頂いて、2時間くらいじっくりお話をさせてもらう。そして、ここで教えて行くべき事、あたしがすべき事、この施設の問題点と現状、あたしの勤務時間や時間割的なもの、大まかに決めました。

最近ここの生活に慣れてきて、「厳しいマードレだなぁ」という印象だったんだけど、あらためてじっくり話してみると、子どもたちを想う気持ちは他のスタッフと同じ。いや、それ以上かな。ただ、尋常でないほどの超キレイ好きなのと、厳しくしつけようという理想が高いのとで、他のスタッフ(かな~り緩め)との温度差が目立ってしまうだけでした。

あたしの仕事は、子どもたちの面倒を見るだけではなく、厳しいマードレと緩めなスタッフとの調整役というなんとも繊細な部分にまで渡りそうな予感(笑)。この辺は匙加減を誤ると危険な状況に陥りかねないので気を付けないとね・・・。


さて、あたしの仕事ですが。

■英語■
お兄さんお姉さんチームに英会話を教える。少しでも良いから(って言うかそんなにたくさん教えられないから。笑)、正しい発音で正しい英語を教える。せめて、サービス業についた時に困らない程度の英会話が出来る程度にはなってもらいたい。

■日本語■
全員に日本語をちょこっと教えることに。まさかマードレから言われるとは思わなかったのでびっくり!さすがに毎週は厳しいので、隔週くらいで出来たら良いなぁと思ってます。チビッ子たちには耳で覚えさせるだけだけど、お兄さんお姉さんチームの希望者には、ひらがなの読み書きもということに。まさかこんな形で日本語教師デビューとは!大先輩(ママ)に相談しなくっちゃ!

■子育て■
マードレの外出時は、基本的には常にあたしがEliasの面倒を見る。これはもう、ハイっ!喜んで!!という勢いです。子どもの成長を、こうやって毎日見られるってすごいよね。まぁ、最近この子に「Mama」と呼ばれるのが、辛くもあり嬉しくもあったりするんだけど。

■ダンス■
「日本の踊りを」とまた言われてしまったけれど、いや、それよりもサルサとかの方が・・・と必死の提案(抵抗?)をしてみました。「まぁ両方ね」という感じで承諾してもらいました。これまた楽しみです。

■その他■
手芸、折り紙など、好きな時に教えて良いそうです。その他には食事マナー、時間を守る、お行儀、お掃除、世界の色んなことに目を向ける、一緒に遊ぶ、一緒にスポーツ・・・そんな感じで多岐にわたります。一言で言えば、当たり前の事を当たり前に出来る紳士淑女を育てなさいってことですな。


先週までの3週間は、正直言ってどういう役回りを担えば良いのか今一つ解らず、うろうろ&ちょこちょこと手伝っていたんだけど、今日は初めて全てにおいて積極的に色んな事が出来たような気がします。納得できる一日でした!やった!!!

そして今までは気が向いたらHogarに泊まり、「なんだかなー」という(適当すぎる!笑)気分の時には老人ホームに帰っていたわけですが、水曜日&週末だけは老人ホーム、その他はここHogarに寝泊まりすると決めました。そしてそれを昨日、子どもたちに話したら、めっちゃ喜んでくれた・・・。よかったよぅ。あたしも嬉しいよぅ。


そんなこんなで、ある程度、行動の指針となるものが出来て、スッキリ。とは言っても具体的なレッスンはすぐに始めるわけではなく、子どもたちとの時間を確認しつつ、再来週から具体的に始めることにさせてもらうんだけどね。

なぜなら・・・来週の木&金はJICA事務所にて会議&despedida(送別会)があるからお仕事はお休みさせてもらっちゃうのさっ!うひひ。土日の宿泊先も確保すれば、丸4日間、Mifarloresで過ごせるってこと♪踊りに行けるぅぅぅ~☆事務所の皆さん&短期ボランティアの兄さん姉さんたちに会えるぅぅぅ~☆☆☆めっちゃ楽しみだ!これを励みに頑張るぞっ!!

なんだか久し振りに良い気分です。
まだまだ、全てはこれから始まるんだけどね!

2008/05/12

Dia de la Madre

こっちでも母の日でした。先週リマに帰った時は、デパートの広告が冊子になって各家庭に届いたりして商戦ムード満点だったんだけど、ここVentanillaではわりと素朴な感じがします。まぁ、もちろん場所にもよるとは思うんだけど。

でも・・・「母の日」って、あたしの居る環境にとっては、ちょっと残酷なんです。だから今週は心が痛くて、けっこう辛かった。

みんな「学校で作ったの」といって刺繍やら絵やら色んな手作りプレゼントを持って帰って来るけれど、本当のママに渡せる子どもは何人居るのかな。残念ながら、ココには殆どいないんだよね。Hogarのマードレに渡すわけでもなさそうだし。何だかなぁ・・・と思ってしまう。


Hogarの敷地内には幼稚園があって、そこにはウチの子どもたちも通ってるけど、大半は外から通ってくる子どもたち。もちろん、殆どの子どもにパパとママがいます。

金曜日の朝にはパティオで盛大なフィエスタをやっていたけど、パパやママが来ないここの子どもたちにとっては果たして楽しいイベントなのだろうか?外から通っている子どもたちの両親は、我が子の写真を撮りまくってて本当に幸せそう。でも、ウチの子どもたちにとっては、あたしには生き地獄のようにしか思えませんでした。お菓子がもらえるくらいしか、良いことなかったんじゃないかなぁ。

そしてお昼前には、小学生~高校生たちの学校でやってる同じくご家族同伴のフィエスタに遊びに行ってきました。お兄さんお姉さんチームは明るかったけど、小学生チームの男の子たちがなんとなく浮かない顔をしてるように見えたのは、これまた気のせいでしょうか。

それとも、「保護者が運動会に来てくれたけど、友達の手前なんだか照れくさくて素直になれないお年頃」だったのでしょうか。どっちかなのか、両方なのか、あたしにはどうも区別がつきませんでした・・・。


日曜日は「何もしない!」と決めて、朝ご飯は老人ホームでゆっくり頂きました。おじいちゃんおばあちゃんたちと、「Dia de la madreだねぇ~」って話をしていたら、この一週間、子どもとの会話にけっこう気を遣ったこととか、子どもたちはどんな気持ちなんだろうとか、ここのおばあちゃんたちに会いに来てくれる子どもは居るのかなとか、自分のママは元気かなとか、たくさんの想いが込み上げてきて、うっかり色んな意味で泣けてきました。

ペルーに来て、何気に初の一人泣き。
そんな母の日でした。

2008/05/09

Casa de reposo

Emmanuelの老人ホームは、Casa de reposoという名前です。
Reposoは休息とか安息とか、そういう意味。
まさに、名前の通りだなぁとしみじみ思うこの頃です。

最近は子どもたちと馴染みたくてHogarで寝ることが多かったけど、風邪を言い訳に2日続けて老人ホームに帰ったら、おじいちゃん&おばあちゃんたちがすごく喜んでくれて、スタッフの人たちとも一緒にいっぱいおしゃべりして、楽しかったのです。

「ビクトルさんが、マリちゃんがいない~って寂しがってたのよ」と老人ホームのマードレが教えてくれたり、リマ市内にある老人ホームに遊びに行って来たおばあちゃんがパーティーで出た天ぷらをお土産に持って帰ってきてくれたり。

こういうのも、ちょっといいでしょ。そして天ぷらという懐かしい響きに、食べながらちょっとグッときました(笑)


この老人ホームは、門番の人にお願いしないと中から外に出ることも出来ません。さすがに80歳、90歳ともなると色々あるんだろうし、外は危険がいっぱいだから。そんなわけで、忘れ物や着替えを取りに来て10分でまた戻るって時にもわざわざ「鍵を開けて下さい」とお願いしなくてはならないのです。

その手間が申し訳ないなぁといつも恐縮してしまうのだけれど、昨日、何度も何度もごめんなさいって言ったら、「あなたの家なんだからそんな事気にしなくて良いのよ」ってマードレが言ってくれました。

「あなたの家」っていう響きにまたグッときて、ニヤつきながらHogarに向かったのでした。

2008/05/08

内職

風邪を引いてしまいました。
リマに帰った時に、風邪を引いたようです。

そういえば駒ヶ根に居た時も、
東京に帰った時に風邪を引いたような・・・。
なんて学習能力のないあたし。情けない。
まぁ全然大したことないんだけど、
JICAから支給されたお薬をありがたく飲んでいます。


でも、それを言い訳にして(?)、夜は子どもたちとは
過ごさずに内職。ネイティブチェックのお手伝い。
ネイティブチェック・・・なんて懐かしい響き(笑)

今年はAPECがペルーで開催されるので、その関係で
日本人渡航者に向けてのWEBサイトを作っているらしく
JICAペルー事務所がお手伝いをしているらしいのだけど、
人手不足のためにあたしもちょっと協力しているというワケです。

翻訳者はどうやら日本人ではないらしく、かなり酷い。
「コスモポリタン」を「コスモス」と翻訳していたり、
台湾とタイを間違えていたり、かなり面白い状況。
きっとあたしが日本で働いてた時に、各国にお願いしてた
翻訳原稿もこんな感じだったんだろうなぁ・・・と一人苦笑しつつ
引きこもって作業を進めています。

お陰で、ペルー経済、産業、観光地にめっきり詳しくなりました(笑)
ご丁寧にスペイン語原稿まで頂いたので、ちょっとしたお勉強にもなります。

今度リマに帰った時は、事務所の男の子に何かご馳走してもらえるそうです。
わーいわーい!新鮮なセビッチェが食べたい。美味しいお酒も飲みたい。
人生、何が役に立つか解らないなぁと思うこの頃です。


今日は休日!
お兄さんお姉さんチームにサルサを教えてきまーす♪

2008/05/06

危険信号

気づいたら、ポテトをおかずにして

お米を食べている自分がいました。

パクパクと。


あぶないっ!!!

こわいっ!!!

最初は「よくこの2つを一緒に食べれるなぁ」と思っていたのに。

何も感じないで食べてる自分にびっくり。気を付けます。


とは言ってもこの環境、暗くなったら出歩けない環境だし、

お酒も飲めないし・・・となると、食べる以外にストレス発散できる場がない。

さぁ問題だ。


とりあえずこれから毎晩、

ボレロとアイソレーションだけでもやることにします。


太りたくないよぉ・・・。




そうだ!今週末もリマに行くことになりました!

とは言っても、土曜日だけの日帰り。

日系人協会の催しで「子どもの日」イベントがあって、

Hogarのチビッ子たちを引率して行ってくるのです。

引率するのあたしだけだけど、大丈夫かな・・・?!

今夜は「こいのぼり」の歌の練習。

子どもたち、リマに行けることになってウキウキです♪

2008/05/05

優雅な週末と現実

週末、ちょっと都会に帰ってました。

土曜日の午後、Policlinicoから出るバスに乗って、赴任前に住んでいたホームステイ先にお世話になってきました♪日曜日にはそのバスがないので、月曜日の朝8時に日秘文化会館を出る車に乗せていただき、Ventanillaに帰ってきたわけです。この2泊3日コース、なかなか良いものです。

今週から具体的な活動内容についてスタッフたちと相談することにさせてもらったので、あたしの勤務時間についてもこれから。土曜日は午前中だけ、ということにさせてもらえれば、これからも週末を使ってLimaで気分転換をしたいなぁという淡い期待を抱いています。

久し振りにホームステイ先でまったりお喋りして、同年代の人たちと日本語を話し、お腹いっぱいなのに無駄にスターバックスに行き、日用品を購入して、読書もして、お昼寝もして、優雅な週末を満喫しました。それから一枚5ソルのDVDも6枚購入。これからも帰るたびにDVDを増やして、いっぱいスペイン語のお勉強をしようと企み中です。


こっちに戻って、朝からスタッフに、全ての子どもたちがどうやってココに来たのか、両親たちはどうしているのか、教えてもらいました。最初に聞いてしまって先入観を持つのが嫌だったので、2週間経って慣れたので訊いてみることに。

今41人の子どもたちが居るけれど、みんな本当に、当たり前のように壮絶なドラマを抱えていることが解りました。


チビッ子男の子の中で一番あたしを慕ってくれている子は、両親ともに亡くなっていました。知らなかったから、あらためて衝撃。5月5日、今日は彼のお誕生日なので、ドイツ人のパン職人さんと一緒に、パンとデザートを用意するつもりです!家族のぶんまで、みんなでお祝いしてあげるんだ!いっぱいハグするぞー!!!


そうそう。夢のような週末から目が覚めたもう一つの瞬間。

今日、2歳半のEliasのパパが会いにHogarにやってきました。10時に来ると言っていたのに11時過ぎまで来なかったことに少し腹を立てたりもしましたが・・・パパに会ったEliasの笑顔、そして髪の毛を切って新しい服を着てちょっと太ったEliasに会ったパパの笑顔を見てたら、また泣けてきました。

二人ともすごく良い笑顔なのに、一緒に暮らせないという現実。
なんなんだ、この現実。

きっともう、この子のママはずっと会いに来ないんだろうな。

2008/05/02

子育てギブアップ。

2歳半のEliasを、水曜日に手放しました。
とは言っても、同じ敷地内のマードレのお部屋に移動しただけだから、これからも毎日会うし、マードレが不在の時にはあたしが面倒を見ることになるんだけど。

なぜかと言うと、この子、2歳半なのにまだ一人で歩けないし、ちゃんと喋れない。この二つが大きな問題なのに、スペイン語をろくにしゃべれないあたしが面倒見ていて良いワケないってことに気がついたのです。


最初はみんな、「マリ、日本語も教えてバイリンガルに育ててよ!」なんて冗談言ってたけど、この年齢で殆どまともに喋れないうえに、適当なスペイン語で躾なんて出来るわけないでしょ。まして普通の子よりも発育が遅れているんだから、こりゃ大問題だよね。何か訊いても、「No!」ばっかり。そんなに「No」ばっかり言われて育てられたのかな・・・と心配になるほど。

それに、みんながワイワイ周りに居る時はほとんど喋らないんだけど、二人っきりでお部屋に居る時には、なぜだか解らないけどすごい喋るってことに気づいたのです。でも、あたしにはそれが理解できない。だから、これはマズイなって思ったわけなのです。

そんなこんなで、マードレたちに相談して、お引越しすることに決まりました。「のんびり眠れる」という安堵感と、Eliasのために用意されたベッドがあたしのお部屋から運ばれていく瞬間の寂しさが、なんとも言えない親心をたった3日間で芽生えさせてくれたことに気がついたわけです。ま、一度も子育てしたことない人が、外国語で子育てや躾をするなんて無理なんだから仕方ないよね・・・(笑)


とにかく、早めに気が付いて良かったです。病院とかお買い物なんかは付き添って一緒に行かせてもらうつもりだけど、これからは、自分の活動に専念しろって事かな♪これで一件落着ですね。


さ。今週末はリマに帰るぞぉー!
久し振りに(と言ってもたったの2週間だけど)ホストファミリーに会って、
都会の空気を満喫してきます。わくわく・・・♪