2010/04/26

一ヶ月

日本に着いて、一ヶ月が経ちました。


「通勤」という行為自体にも、だいぶ慣れました。
働き出した翌週には気分が悪くなって会社に行けない日があったけど
もう寝坊も遅刻もしないで普通に通えるようになりました。

職場には、もうだいぶ前から居たような気もするようになりました。
まだまだ持ち駒は少ないけど(少ないからこそ?)
久しぶりのお仕事は楽しいし、感覚もだいぶ戻ってきた気がします。

電話対応だって、もう(やっと?)普通にできます。
職場や友人同士との会話の中で、うっかりスペイン語の単語が出そうになっても
ちゃんと思いとどまって日本語で考えるようになりました。
ま、考えても出てこないこともありますが(笑)

そんな感じで、ぼちぼちやっています。
ゴールデンウィークが終わったら、ペルー帰りだからって言い訳をすることも
そうやって見られることもなく、普通に仕事ができるんじゃないかなと思ってます。



日本での生活は、楽しいし、面白い。
何が良いって、まずは、食生活。

そう、ペルーで(と言うかHogarで。)一番苦しんだ「食」が日本では本当に豊富。
日本食は当たり前だけど、アジア各国、中南米各国、何でも食べれるんだもん。
しかも、食べたい時にいつだって作れるし食べられる。コレは本当に凄い。

土曜日は、姉とオンワードのファミリーセールに行きました。
ペルーに居た時は、必要だから服を買う。そこまで気に入ってなくても、
他に無いし、仕方ないからそれを買うっていう感じでした。
でも日本でお買い物をすると…本当に良いものを、納得して買える。
だから、大事にしようって思える。コレも凄い幸せなことです。


一方で、色んな場面で「どーでも良いことにお金かけてるな」と思う事がたくさん。
そして日本特有のあの手この手で「流行」に乗らせようという雑誌なんかを見ると
すっごいくだらなく思えてしまう自分に興ざめ。

勿論そんなのはずっと前から好きじゃなかったけど、
数年前よりも日本でその傾向が色濃くなっているのか、
あたしが過剰反応しすぎなのかは自分では判断できないところです…。
でも、本当にくだらないんだもん。
ま、それが「平和」な証拠なのでしょうかね。



そうそう、昨日の夜、東京駅でアメリカ人のお兄ちゃんに
「新木場までどうやって行くの?」と英語で聞かれ、
アメリカ人なら多少のスペイン語は理解するだろうと決め付け
最後の最後まで英語に対してスペイン語で対応してしまった。

この図太さ…ちょっと疲れてたから英語で考えるのが面倒だったとは言え、
解ってくれたからまぁちゃんと人助けできたとは言え、やっぱりありえませんね。

こういう所は、これからちゃんとしようと思います。ごめんねお兄ちゃん。

2010/04/18

戻ってきた・・・!



お騒がせしました!
Eliasが戻ってきたそうです!!!


戻ってくる前、最後にお電話をしたのは13日。
なんと翌14日に、日曜日にHogarに遊びに行こうとしてくれた
友人がスタッフから戻ってきたことを聞かされて連絡くれました。
聞いた瞬間、嬉しさと安心のあまり泣いてしまいました。

その翌日、お電話で、Eliasとちょこっと話しました。
「Mari-!!! Mañana vienes, ya?!(マリ、明日来てね!)」
と言われてしまって、嬉しいやら寂しいやら…
いやいや、嬉しいんですよ。


日曜日、お友達がEliasのお写真を撮って送ってくれました。
あたしが教えた歌も、一緒に歌ってきたそうです。

なんか、あたしが帰る時よりもちょっと大きくなった気がします。
かわいい…。愛しい…。


友人談によると、Hogarのこども達はみんな元気で、
みんなとあたしの話をして、楽しい午後を過ごしてきたとのこと。
あの場にいられないのは寂しいけれど、
こうやってみんなが覚えててくれるだけでも本当に嬉しい。


おーし!
今週も頑張れそうです。

2010/04/13

戻ってこない・・・。

4日から、Eliasがお父さんと出かけて、まだHogarに戻ってないらしい。
もう、かれこれ10日間です。


一般的には、実の親と一緒に生活するのが
こどもにとっては一番幸せだなんて言われているけれど
実際には、そうでもない現実だってあるんです。

Hogarで生活しているこども達を迎えに来る親は
これまでの2年間でもたくさんいたけれど、
全てのこども達が喜んで出て行くわけではない。
すごく悲しいことだけれど、それが事実です。

家庭内暴力、経済的な理由から学校に行かせてもらえない、
一日に3回のご飯を食べることができない…。
それを解っているからか、親が迎えに来たにも関わらず
「お家に帰りたくない!」と言う子もいるほど。

Hogarでの生活に口では不満を言いながらも
本当はすごく恵まれた環境だってことは、
小さい子でもなんとなく解ってるのです…。



Eliasの両親にはまた赤ちゃんが生まれて、
お父さんがその子をEliasにどうしても会わせたいと言って
半日の約束でお出かけさせたわけです。
それが、先々週の日曜日。

ずっと気になってて、昨日の夜もHogarにお電話して
マードレとも話したけれど、あれからずっと音沙汰はないらしい。
もう、Eliasは戻ってこないような気がします。

お父さんが第四日曜日に訪ねてくると
いつだってEliasは嬉しそうにしてたけど、
「Pachacutec(生まれた場所)に戻りたい?」って話になると
必ず「Hogarが良い!ここに住みたい!」と言っていた。


もちろん、あたしだってEliasには家族と暮らしてもらいたい。
でも、彼のお父さんがどんな人か知ってるから、
やっぱりHogarでみんなに愛されて暮らして義務教育を終えたほうが
彼のためだなとも思う。ご飯も、病院も、服もお水も全て揃う。


でもやっぱり、もう帰ってこないのかな。
この先のあの子の人生を思うだけで、涙が出てきそうです。
半日だけという約束を無視して、今まで無償で面倒をみてきたHogarの人たちの
心配をよそに、10日間もなにも連絡しないお父さん。
これからは、そういう誠実さに欠けるお父さんと暮らすのか…。


あたしのプレゼントしたぬいぐるみのオバキータさんも、
二人で撮ったお写真も、一緒に遊んだおもちゃも、全部Hogarにあるのにね。



ほんとうに、悲しくて、泣けてくる…。




Ojala que estes bien con tu familia.
Te amo Elías...!!! Nunca me olvides!!!!!!!!

2010/04/12

最近のあたし

日本に帰ってから3週間目に突入しました。

毎日、色んなことがあります。
一人で居ると、色々考えちゃいます。
でも最近の一番の悩みは、「疲れ」ですかね…。


まず、家の中と外とか、屋外と電車の中やビルの中とか、
目まぐるしい温度変化に身体と頭がついていきません。
お肌も乾燥しまくって、最近ようやく慣れてきた感じがします。

日本に帰ってきて、色んなところで幸せを噛み締めているけれど
やっぱりペルーが大好きな気持ちは変わらないわけで、
どうしても毎日、心の落ち着きどころが微妙。なんとなく不安定。

Hogarにお電話したら、あたしの最愛のEliasが
一週間前にお父さんに連れられて外出したのは良いけれど
それからずっと戻ってこないとか…。心配で心配で仕方ありません。

職場のみんなは大好きで、帰ってきたぁって感じはあるけど
その一方でまだ自分一人だけすごい「お客さん」みたいな気がしてしまう。
電話の対応も、ちょっと気をぬくとしどろもどろな日本語になっちゃうし
100%集中できてるのかなって自問自答してしまう。

満員電車の中での悲しい出来事に直面すると、必要以上に凹む。
今日の帰り、目の前の座席が空いたから座ろうかなと思ったら
隣のおじさんにむぎゅうううっと無言で押されて、すごい悲しかった。
そう考えるとペルー人の男性はみんなバスの中でも優しかったなぁ…。

朝の通勤が心配で心配で、平日にお酒を飲むのが恐い。
2年前までは東海道線の中でも平気でビール飲をんでいたこのあたしですが、
今はとてもじゃないけどそんな事をする気にはなれません。

懐かしい人達に会いたいけど、会ったら会ったで凄い疲れる。
会いたい人はいっぱいで、会えたら嬉しいに決まってるんだけど、
立て続けに会ってしまうと、精神的にも体力的にもどっと疲れる。
平日だったら5日に一度、週末なら土日のどちらかしか今のところは無理。
まるでおばあちゃんのような過ごし方…(笑)

通勤中にクンビアを聴かないと落ち着かなくなってしまいました。
大嫌いと言い張っていたクンビアですが、今は毎日聴いてるし、土曜日に
従姉妹と六本木のクラブに踊りに行った時に出会ったペルー人と盛り上がって
わざわざGrupo5をリクエストして踊ってしまいました♪


昨日は早く寝たのに、朝から信じられないダルさ。
身体のいたるところが痛いし。

少しだけ凹み気味ではありますが、まだ日本に戻って3週間なんだから
このくらいで当たり前かなと思うようにします。
あまりの体力の無さに自分でがっかりしてしまうんだけど、きっとどんなに寝ても
この疲れはそう簡単に取れないらしい。だから、慣れるまで待ちます。
いわゆる「逆カルチャーショック」ってやつから来る疲れなんだろうね。

普通に現職参加した人達は、どんな生活してるんだろうか…。
みんな元気に働けているのかな…。

あたしはぼちぼち、頑張りまーす。

2010/04/05

社会復帰

1日から職場に復帰してます。

帰国してから、たったの一週間。
JICAの帰国後プログラムを終えて、休む間もなくの職場復帰。


大丈夫かなと思ったけど、
思ったより、なんとかやってます。

協力隊なんて行かせてもらって本当に良かったのかなって
何度も思ってしまったけれど、いざ会社に行って見たら
迎えてくれたみんながすっごい優しくて
本当に良かったなと安心しました。

全体が見えないなりに、ちょこちょこと
お仕事の勘を取り戻す為に作業したりとか
自分がいなかった期間の資料やなんやかんや
色んなものを漁りながら感覚を取り戻しているところ。

通勤だって、大丈夫よ。
ちゃんと早めに会社に着いてるし。


ただ、一つだけ問題なのが…職場の空気。
これは雰囲気って意味の空気じゃなくって
空調とかの意味での空気。

木曜日から3日間働いたけど、
夕方になると、必ず息苦しくなって吐きそうになる。

でも、面白いのが、木金月と、
気持ち悪くなる時間が30分ずつくらい延びてきてる。
このままいけば、あと2週間も出勤すれば
例え22時まで残業したって大丈夫になるかも!(笑)


でもこれ、愚痴じゃありませんよ。
前向きに順応しようとしてるから、こうなるだけでしょう。

たぶん大丈夫。
すぐに慣れます。

ただ、一人になった時とか、
電車や街中で見るこども達の姿が
me hace llorarな時があったりはするけれど。


でも、桜も綺麗だし。
明日はお天気も良さそうだし♪
元気だしていきます!



色々とメールを下さっているみなさま。
なかなかまとまった時間が取れずにお返事もできなくてごめんなさい。
決して返信する気がないのではなくて、
ちゃんとお返事を書きたいので、時間をかけたいだけです。
待っててくださいね。お願いします。