2009/11/27

ヒット

最近のお気に入りの炊飯器料理を紹介しようと思います。
キムチのお雑炊というかお粥というか…そんな感じの一皿。

某韓国料理店の並びにある食材店でキムチを仕入れます。
購入したら、移動前に必ず密封タッパに詰め替えます。
そうでもしないと、ビニール袋を5重にしてバッグに入れても
バスの中でバッグを開ける度に激しくにおったりするので要注意。
しかもペルー人にとってキムチの芳しい香りは
「変な臭い」以外の何モノでもないはずなので…。


さて、お米半合、お大根10センチくらいでお粥を炊きます。
Hogarでご飯を炊く時は基本的にこれが多いです。
某隊員に「それって病人食ですよ…」と言われましたけど
今となってはあたしの生命線のような存在です(笑)

もちろんお米を炊いてからお大根を入れても良いんだけど
時間短縮のためにまとめて入れちゃいます。そして、ほんだしを少し、キムチ、
さらにインスタントのお味噌汁の元(賞味期限切れ。笑)を入れ、
最後に玉子を落としてぐつぐつし、完成。あればゴマを散らして出来上がり。


なんて適当というか思いつきというか…
ちゃんとした環境にいたらありえない作り方だけど、
でも普通にちゃんと美味しいです。


書いてて自分で笑えてしまう、そんな食生活。
正直言って、そうでもしないとやっていけないのです。
選択肢が一切ないHogarでの食事には疲れました。
こども達と一緒に生活してきたからこそ深まった関係だけれど、
さすがにもう食欲が湧かなくて、飽きてしまいました。
だからこんな試行錯誤のお料理が生まれるのですね。

でも、こんなありえないお料理を作るのも、あと4ヶ月の辛抱です。
そう言えば昨日、Hogarの少年の髪の毛を切ってた時に
「マリちゃん(←本当にマリちゃんと呼んでくれている。笑)あと16週間じゃん!」
って言われて本当に驚きました。


いやー、週で数えるとグっとくるねぇ。
あと16週間で日本帰国…。信じられません。

複雑な心境だけど、16週間で美味しいご飯…
こればっかりは夢見ずにはいられません♪

2009/11/24

自分史上最高のカレー

週末、とんでもなく美味しいカレーを作ってしまいました。

【材料 4~5人ぶん?】



牛ひき肉 
玉ねぎ
ズッキーニ
インゲン
パプリカ
にんじん
生姜
にんにく
アーモンド
トマト缶(角切りのやつ)
バター
ヨーグルト
カレー粉
クミン
クローブ
黒こしょう
パプリカ

※分量は全て適当です。お好みで(笑)


【作り方】
いけてるお鍋に、バター、みじん切りのにんにく、すりおろした生姜(にんにくの3~4倍入れて良いと思う)を入れて、玉ねぎを炒めます。じっくり炒めたら、牛ひき肉を投入。この時点で、塩(材料外)と黒胡椒、カレー粉等を適当に味付け。

ひき肉に火が通ったら、細かめに刻んだその他のお野菜(ズッキーニ、インゲン、パプリカ、にんじん)を全て投入して、しばし炒める。ここで全部火を通す必要はないので、とりあえずトマトの缶、そしてトマト缶一杯分くらいのお水を入れ、カレー粉、クミン、クローブ、黒こしょう、パプリカのパウダー類を気合を入れて投入。これは、何度もお味見をするので実際に入れた量がいつも解りません。



だいたい味が調ったら、ミキサーで細かくしておいたアーモンド(30粒くらいかな)と、ヨーグルトを投入します。あとは蓋をしてコトコト弱火でじっくり煮込んであげてください。

ゆで卵でも添えて、完成。お米の用意も忘れずに。



美味しかった~。
インド風のカレー作ったのもかなり久しぶり!
これで活動も頑張れるというものです。

2009/11/21

生きてます

どうも、ご無沙汰です。
Hogarでインターネットが通じなくなってしまい、週末にリマに出てこないとネットが使えません…。この状況はあと2週間くらい続くと思いますので、もし何か緊急の用件があればお電話をお願いします。

この一週間で色々ありました。
一番衝撃的だったのは、せっかく10月の終わりに来てくれたドイツ人の子が、Hogarを去って行ってしまった事。もっと長く居てくれるはずだったのに行ってしまった事、彼女がここに居たいと思える環境ではなかった事…色々と考えると、これまた悲しいやら情けないやら…です。

ま、悲しんでても仕方ないからね。
とりあえず、こども達は元気。あたしも元気です。


Elias、大きくなったでしょ~?
だいぶお兄さんんになってきましたよ♪


そんな訳で、ブログの更新もメールのチェックもなかなか出来ませんが
便りのないのは元気な証拠と思っててくださいまし。

2009/11/15

いつも色んなお写真を載せていますが、
何も飾らない、本当の素の姿を公開します…!


あたしのオフィスで、コロンブスの航海航路を調べ、それをノートにお絵描きしなきゃいけない宿題をしているSebastianの図。

あたしスッピン、髪の毛はぼさぼさ、病み上がりでマフラーぐるぐる。
机の上は散らかってるしかなり酷い姿だけど、
あまりにも日常っぽさが出ていて気に入ってしまいました。
外出しないでHogarで一日中こども達と過ごす時は、いつもこんな感じです♪

それにしても…この腕の黒さ、なんなんだいったい…。
香ばしすぎやしませんか…。

2009/11/13

最後の(?)救援物資

母から救援物資が届きました。

自分が欲しかったので色々ネット注文したりして、それをまとめて送ってもらったんだけど、いつも以上に期待をうわまわる気の利いたものが色々と入っていました…♪

これは、頼んだレトルト食品類。


ママが入れてくれたお菓子。
甘納豆はいっぱい入ってたけど、隊員達の連絡ボックスにおすそ分け。


そして…
予想もしなかった、YAMAHAのリコーダー!!!

これは、こども達きっと喜ぶだろうな~。
ママ、ありがとう。
大事にします。大事にさせます。


そして日本茶とちりめん山椒と…
やっぱり日本人だなぁと、いつも感じるんだよね。


残り4ヶ月半。
もう、食材を送ってと頼む事もないでしょう。
これだけあればやっていけます。

2009/11/12

夢に登場

我が愛息Eliasの幼稚園のお迎え
(と言っても、Hogarの敷地内なんだけど)に行ったら
「マリー!昨日はマリと一緒に眠ったよ」と言って抱きついてきた。

ほにゃ?!
いや、昨日は一緒には寝てないし…
何を勘違いしてるのか…?と思って
何度か聞きなおしたりしてみたんだけど
「マリの部屋に行った!一緒に寝た!」って言い張る。

最初は全然意味が解らなかったんだけど、
よくよく聞いてみたら、どうやらあたしのお部屋で
一緒に眠る夢を見たらしいって事が判明。

嬉しかったぁ…☆
ふふふ。また幸せに浸らせてもらいました。

2009/11/11

familia

辛い事もあるけれど、やっぱりこども達と一緒に過ごすと嬉しくてしょうがない事っていっぱいある。思わずニヤつく瞬間もいっぱいある。あぁ、もうあたしこの子達のfamiliaだなって感じる事が、去年よりもずっと増えてる事に、日が経つに連れて感激が深まる。


自分のオフィスで、中学生の女の子に英語を教えていた時のこと。

「先週のテスト、5点(20点満点で)だった…」と
恥ずかしそうに告白する彼女に「今すぐ答案用紙持って来いっ!!!」と
ひとっ走りさせ、なんともひどい結果に終った用紙を見ていたら…


"What city would you like to know?"
という質問に対して、

"I would like to know Japan."
と書いてあった。


"Japan"は"city"じゃないから本来ならその時点でアウトだけど
別にあたしが見るとは限らないテストの解答用紙に
そんな回答を書いてくれるって、すごい嬉しい。
テストで緊張して、"Tokyo"って出てこなかったんだよね…(笑)

彼女はずっと前からあたしの妹のような存在で、
まだ15歳だけどだいぶしっかりしていて、色々話せる仲良しな子。

きっと彼女にとって遠い存在だった「日本」も「日本人」も
この一年半できっと身近になったんだなぁと思う。
去年このテストを受けていたら、Japanとは書かなかったでしょう。

「5点しか取れないってどーゆーこと?!
 Japanは国名!首都はどこ?!日本の首都、もう忘れたの?!」
と、口を尖らせながら復習させつつも、思わずニヤけてしまうのを
何とかこらえて気付かれないようにするのに必死でした。



18歳の女の子が、夜、あたしのお部屋にやってきた。
去年は殆ど喋らなかった彼女だけど、今年に入ってから、すっごいよく喋る。

数年前まで、手当たりしだい目に付いた薬は何でも飲んでしまっていて
スタッフ達も頭を悩ましていたし、去年はひどい頭痛に悩まされて
一緒に病院に通ったりもした彼女。Hogarに住むこども達は全員と言って良いほど
何かしら精神的に問題を抱えているんだけれど、彼女も例に漏れずその一人。
もちろんあたしは、その薬の件は知らないフリして接してました。

そんな彼女が、あたしのお部屋に来て、その頃の事を自ら話してくれました。
そして、最近また、薬を飲みたい衝動に駆られるんだって事まで。

Hogarでの生活の事、学校の事、家族の事、2時間くらい色々喋って
ちょっとスッキリした顔になってくれて一安心。
最後には、次に薬が飲みたくなった時にはここに来て
薬なんかよりずっと美味しいラムをこっそり二人で飲もうねって冗談言って
いっぱい笑ってお部屋に帰っていった。

Hogarのこども達が、自分の過去を赤の他人に話して聞かせるって
きっと凄い事なんだと思う。最初は、聞いちゃいけない事のような気がして
あたしは誰にも家族の事なんて聞けなかったし。
そう思うと、あぁ、彼女と良い関係になってるなぁって、また、しみじみ。


こういう出来事に、いちいち感動しちゃってます。
一年半、寝食を共にするって、こういう意味があったんだよね。

2009/11/09

疲れ?歳?

文化週間のお手伝いのせいか、それとも年齢のせいか、食事の栄養状態が良くないせいなのかは全く解りませんが、ここ2週間くらい疲れがまったく抜けない状態が続いております…。こども達と半日も一緒に過ごすと、もうくたくたになっちゃって寛容で居られないので、休憩が必要なくらい。こんな隊員が青少年活動で良いのか?(笑)

かれこれ2ヶ月くらいサルサを踊っていないからか、マリネラのレッスンに通っていないからなのか、全く原因は不明ですが…確かな事は、ちょっと休んだくらいじゃ疲れがなかなか取れなくなっちゃったって事です。しかも最近では、街中(スーパーやタクシー)でseñora!と呼ばれる事が去年に比べてぐぐっと増えたって事実に気付いたり…。


señoraとは結婚している人、あるいは子どもがいる人のこと。それに対してseñoritaは直訳すれば「お嬢さん」的な感じでしょうか。ま、ペルーで28歳と言えば既婚者・出産した事がある人の方が多いに決まっているし、señoraとseñoritaでどっちか迷ったら敬意を込めてseñoraと呼ぶのが一般的な事も知っています。けど、去年と比べてここまで呼ばれる比率が変わった事が、最近は面白くてしょうがいない。

仲の良い人たちに言わせると、まぁ一年半のHogar生活での疲れが顔に出てるんじゃないのと言われたり、そりゃスペイン語が上達して歳相応に見られるようになってきたんじゃないのとか、色んな人生経験のお陰で貫禄がついてきたんじゃないのとか、色んな意見があります。きっと、どれも否定は出来ないでしょう。


週末に文化週間のお手伝いをした時のお写真。

うん、あたし一人だけseñoraっぽいわ~(笑)

さすがにこの日はちょっと疲れたけれど、そんな疲れも和服で過ごす楽しみとコスプレ大会の青年たちの勢いと、翌日の日本食の美味しさに癒されてだいぶ元気になった気がする。今回は日秘会館のお手伝いをさせてもらいながら、なんだかんだ楽しませてもらっています(お写真♪)。


毎日これでもかってくらいに色々な事件が起こったりするけれど、
たくさんの経験が積み重なって今の自分がいるんだなって事を
今更ながらしみじみと実感したりもしました。

そう言えば、もうすぐ29歳。
これまたかなり楽しみだったりします♪

2009/11/06

日本文化週間

11月1日~20日まで、リマの日秘会館にて
「SEMANA CULTURAL DEL JAPÓN(日本文化週間)」が開催されています。



去年からこのイベントの存在は知っていたけれど、Hogarから殆ど出なかったので行けず…。でも今年は、着物でお手伝いをと依頼を受けたのでちょくちょく出かけることになりました。



ペルーの日系人協会って凄いなぁと思うのは、すごい過密スケジュールがきちっと組まれてそれがとの通りに運営されているところ。ま、日本ではそれが当たり前かも知れないけれど、全員が日本人ではないこの環境でそれがまかり通るって、やっぱり凄い事だとあたしは思うのです。

生け花、盆栽、折り紙の展示。
日本映画の上映。
アニメ、コスプレ、マンガ大会。
茶道、お琴、三味線。
「武士道」についての講演。
そして、日本食。
とにかく充実。日本、満載です。


お手伝いにかこつけて、あたしも楽しもうと思います。
土曜日はコスプレ大会を覗いたら、お琴と三味線のコンサートのお手伝いへ。
日曜日は日本食を覗きに(いや、食べに!)行ってこようと思います。

2009/11/01

怒涛の一週間

激しかった一週間が、ようやく無事に終ろうとしております…。

【月曜】
楽しかったイキトス旅行明け、ドイツ人ボランティアの子を迎えに行こうとウキウキとマードレに出かけて来ます報告をしようと思ったら「そんなの聞いてないわよ!」っと久しぶりの大激論になり、かなり雲行きの怪しい週明け。いや、今回の連絡の行き違いは本当に誰の責任でもないんだけどね…とにかくタイミング悪し。この時点で今週の運勢はもう決まっていたのかも…(笑)

【火曜】
前日から体調の悪かったEliasを病院に連れて行ったりと面倒を見つつ、午後にはやっとドイツ人の子をお迎えにPueblo Libreまで。全くスペイン語をお勉強して来なかったとのことで(ある意味、すんごい見上げた根性!笑)、仕方なく忘れまくっている英語をフル回転させて夜までずっと頑張った…それだけでもクタクタなのに、とにかく施設内は問題山積み。夜はEliasと仲良く就寝で唯一癒される(もちろん束の間です)。

【水曜】
Eliasがだいぶ元気になって、これでドイツ人の子ともじっくり色々お喋りできるかなと思ったら、最年少Gastonとその姉Jazminの面倒まで任されてしまい、朝はあたしのお部屋で3人の面倒を見る…。午後になったらみるみる体調悪くなりつつも、引き続きドイツ人の子のために英語の通訳を頑張るものの、夜になったら発熱しちゃってお部屋に撤収。スペイン語喋れないのに、心細かったろうなぁ…。

【木曜】
朝から体調悪くて撃沈。ドイツ人の子にも病院や老人ホームの事を説明してあげようと思って「朝から病院行くけど付いて来る?」と同行させたものの、病院まで行ったらもう英語を話す気力もないくらい体調悪くって待合室で横になりそうな勢いのあたしに同行させただけになってしまった…。もちろんHogarに戻っても自室に引きこもり。またしても彼女の面倒見て上げられない罪悪感とストレス。熱は上がる一方…(笑)

【金曜】
もっかい病院に行って、2時間くらい待たされた挙句、お尻のお注射でようやく解熱。痛いお尻をさすりながら、エンマヌエル協会のおじさまと一緒にHogar運営改善のためのミーティングを開催。これはなかなか良い話し合いだったので、頑張って行って良かった。熱も下がってきたのでHogarのご飯を少し食べてみたけれど…やっぱり病院にHogar食は無理!(笑)お部屋でおにぎりを作ってほおばりました。ちょっと元気になってきた。

【土曜】
ドイツ人の子をスペイン語授業に連れてってあげるため、Pueblo Libreまで遠征。リマのバスは、スペイン語力と土地勘のどちらが欠けてもなかなか乗りこなせないとても複雑なしくみなので、あたしが同行するしかないのです。とりあえずスペイン語解らない状態でのHogar生活に疲れた彼女をドイツ人の集うHospedajeに預け、Hogarに戻る。そしてPuente Piedraの日本人のお友達の日本食を食べに出かける…!やっと光が見えてきた土曜日。

これです、これ。2品とドリンク合わせて10ソーレス(約350円)…安すぎるぅ!!!


豚汁と、カツカレー。最高に美味しかったです。この組み合わせで
ここまで感激できるのは、青年海外協力隊員くらいでしょうね(笑)目にした瞬間、
食べきれるわけないと思ったのに、病み上がりでコレを完食した自分も凄い。
いやぁー、Kくん、Pちゃん、本当にありがとう~♪

そして夕方はペルー映画を観に行ってきました。「cu4tro(クアトロ)」というタイトルで、4人の監督さんの短編を組み合わせたやつで…うん、聞きなれた当国のスペイン語で内容はちゃんと解ったけど、結局何が言いたいのかはよく解らなかったです…。

【日曜】
乗換えしなくてHogarまでバス一本で帰れるようにちゃんとバスの乗り方も降り方も教えたのに、ドイツ人の子が帰ってこず…超心配していたのですが、結局待ってたけどバスがずっと来ないから今日もhospedajeに泊まって明日Hogarに帰ってくるそうな。夜に届いたメールを見たら、教えたところと全然違う場所でバス待っていたそうな…。心配して損しました、本当に。

まぁそんなこんなで、とりあえず体調も良くなってきたのでもう大丈夫そうです。
明日から、ボチボチがんばるわ~。しかし…ホントに疲れました。