2011/10/31

一ヶ月

日本を発ったのが9月30日だったので、ちょうどサンパウロに来て一ヶ月が経ちました。
病気もしてないし(お腹さえ壊してない!)、規則正しく生活してるし、飲み過ぎてもいないし、食べ過ぎてもいない。体重計に乗ってみたけど、別に体重も増えていませんでした。ペルーで一時期、あれだけ太った自分にとっては、快挙です。


この一ヶ月で、事務所のみんなとも打ち解けたと思う。
これは金曜日の夜にみんなで飲みに行った時のお写真。お仕事中にはあんまり交流がない人達ともたくさんお喋りできて、本当に楽しかった♪ポルトガル語はまだまだ本当に下手なんだけど、一生懸命聞いて理解しようとしてくれるみんなの優しさに感謝です。


毎週土曜日に連れて行ってもらう市場には、日系人が経営されてるおうどん屋さんがあります。
これ、小さいサイズ。この前の週末に初めて食べたんだけど、天ぷらは揚げたてだし、美味しいのね。かまぼこも、出し巻き卵も入ってた。そして驚くのが、お客さんが日本人や日系人ばかりではないということ。ブラジル人のお客さんも、けっこういるんだよね。
ちなみに「小さいうどん」と言うとき、「UDON」は男性名詞となって「UDON PIQUENO」となるらしい。おもろいね(笑)



一ヶ月もすれば調味料も調理器具も一通り揃ってくるんだけど、やっぱりサンパウロと言えど、なかなか手に入らないものもあります。あたしがずっと探してたけど見つからなかったもの。それは、「ラー油」です。

中華風のスープを作るのが好きなんだけど、ラー油をちょっと入れないと気が済まないのね。
日本食材を取り扱うスーパーに行っても売ってなかったから、作ってしまいました☆

サラダ油とゴマ油に、適当ににんにくと生姜とお葱を入れて。(適当すぎだけど。)

良い香りになってきたら、唐辛子を入れた瓶に油を投入!



すっごい良い香りです。唐辛子たっぷりなので、けっこう辛めです。
こんなに香ばしいラー油、自分で作れるんだね。感激してしまいました。

良いサイズの瓶がなかったので、スーパーでジャムを買って、ジャムをプラスチックの容器に移しました。空き瓶を洗って、ちゃんと煮沸して、手作りラー油の完成です。1~2日置いたら、味が馴染んで美味しくなってくれるでしょう♪


幸いにも週末はけっこう時間があるので、お料理を楽しんでます。
無いものはいっぱいあるけど、こうやって週末に作れば良いんだよね。

今週末は、豚の角煮を作ると心に決めてます。今から楽しみ…☆

2011/10/26

優しすぎるバス

サンパウロ市内、いたるところに路線バスがいます。
地下鉄があるとは言え、まだまだ発達途中のせいか、車がない人や、タクシーに乗れない生活水準の人達にとっては、きっとバスがないと移動手段に困るのでしょう。


サンパウロ市内を走ってるバスは、はっきり言って、綺麗です。車体もけっこう新しい。
でも、「路線バス、すごい綺麗だね!」と言うと、みんなに驚かれる。

バスのドアがきちんと閉まらないと発車しないこと、バスの乗務員が運転手一人だということ、ちゃんとバス停にしか停まらないこと、地下鉄と共通のプリペイド式・あるいはチャージ式のカードが使えること、短距離だからって価格交渉する人がいないということ・・・そういうの、ぜんぶ感激だよって話したら、さらに驚かれる(笑)
色んな意味で、ペルーよりサンパウロのほうが進んでいて、整っています。



そして最近、面白いものを発見しました。

ちょっとこのバスの車体を見てください。優先席の案内シールが貼ってあるでしょ?
よーーーく、見てください。
何か気付かない?





もう少しアップでご覧くださいな。
わかる?
太ってる人も、優先されるんだって!!!


これ、面白いよね?!
でも残念なことに、日本を知らないブラジル人スタッフに興奮して話しても、
「ふぅ~ん」としか言ってもらえなかった!!!
頑張って、通り過ぎて行くバスを窓越しに撮影したんだけどね…。



自己管理ができなくて太った人をこんなふうに優先するなんて…と思ったけど、
きっとこれは、普通のシートでものすごく太った人の隣に座る人がかわいそうだから
こういう心遣いが生まれたのかな…なんて、どうでも良い事をついつい考えてしまいました。

2011/10/23

嬉しい救援物資

嬉しい差し入れが届きました。
日本から出張で来られた上司が、持ってきて下さったもの。

ルクエのスチームケース。

調味料類。


マンションはガスコンロもあるんだけど、毎回、マッチで火を付けないといけないの。コンロをいくつか使うとなると、これが実は面倒で、手が濡れてたりするとマッチするのも面倒で、ルクエがあったらなぁと思い続けて三週間。

ルクエは、こっちでも買えない事はないのだけれど、やっぱり輸入品だから日本と比べるとすっごい高い。迷っていたけど、上司が来られる時にお願いすることにして、Amazonでサクっと発注!かさばるのに、本当に持ってきて下さいました。感激。

そして、欲しかった調味料たち。思いがけない方からのプレセントという形で受け取りました♪ リクエストしたのはコンソメと鶏がらスープの素なんだけど、なんと、干し貝柱スープのおまけ付き。優しいね。しびれるね。

協力隊時代もそうだったけど、こういう贈り物って本当に嬉しい。
ありがたいことです。


さて、今夜は何を作りましょう。
選択肢が多すぎて、迷って迷って決められません。

ついさっき、上司を連れて近所のスーパーに行ったけど、もっかい行ってこようかな☆

2011/10/22

Samba Rock!!!

少し前のブログに、ブラジルでのダンスについて書きました。
そこで、「Samba Rock」について、ちょっと微妙だとか、あんまり興味ないみたいな、偉そうなことを書いてしまいましたね。昨日の夜、深く反省し、あの発言を悔い改めようと思う出来ごとがありましたので、謹んで報告申し上げます。


金曜日、同年代の仕事仲間の子と、二人で必死で打ち合わせした後のこと。
「今夜、彼氏のコンサートとライブがあるんだけど、良かったら一緒に行かない?」とのお誘いが。どうやら彼はサックス奏者らしく、どっかのホールでJazzとブラジリアンが混ざったようなバンドに呼ばれて演奏するから、一緒に聴きに行こうと。そして、その後はSamba Rockのクラブでの演奏があるから、そっちに移動するとのこと。

とりあえずサンパウロに来てからこの三週間、一度も爆音で音楽を聴いてなかったので、二つ返事で行くことにしました。その時は、Samba Rockには実は全くもって期待してなくて、最初のJazzっぽい方が良いと思い込んでいたのだけれど。

でもね、コンサートが終わってSamba Rockのクラブに移動して、度肝抜かれました。

このビデオ、ただのデジカメで撮影しただけだから音がすごく悪いんだけど、実際にはもの凄い迫力で、圧倒されました。最高です。あたしの乏しいボキャブラリーでは表現できないくらい興奮してしまいました。

ちなみに、左後ろでサックス吹いてるのが、仕事仲間の子の彼氏。とっても親切な彼で、素敵なカップルでした。まぁ、あたしは、緑のTシャツ着てコンガを叩いてるお茶目なお兄ちゃんに釘付けでしたけど。ほら、周りはみんなモノクロで、彼だけカラーに見えるでしょ!って、ただの照明の具合なんですけど(笑)


歌い手さんも3人登場してね、最初のこのおばちゃんが、そりゃもう凄い迫力。

あぁ…本当にこれ、音が悪いね。この感動をそのまま伝えられないのがもどかしい!
この後、日系人の渋カワイイおっちゃんに続いて、若いかっこいいお姉ちゃんが歌って、最後にこの緑のコンガのお兄ちゃんも歌ってました。もー、言葉になりません。


初めてだし見よう見まねだけど、たくさん踊れて凄く楽しめた。
最初はBachataと同じカウントをこっそり頭で数えていれば、あとは慣れて普通に踊れます。立て続けに誘ってもらえて、Salsaやってて本当に良かったって、心底思いました。(これで調子に乗って踊りすぎると、踊れないラティーナの反感を買うことになるから要注意なんだけど。笑)


やっぱりラテンディスコは、どこに行っても肝は同じ。
肌の色も年齢も言葉も関係なく、流れる音が気持ち良ければ、誰とでも踊れて通じ合えるね。

Samba Rock、聴いたこともないくせに興味ないようなこと言ってごめんなさい!早速週明けには、仕事仲間の子&彼氏から、Samba RockのCDをたくさん貸してもらうことになりました。
新しい言葉を身につけるには恋愛と音楽が一番!?だから、ひたすら聴いて、お勉強します♪


あぁ…楽しすぎて、お写真撮るの忘れてた…。

2011/10/18

これぞ南米。

おもろい事件がありました。


2週間くらい前から何度か繰り返して説明してきたはずなのに、
期日になってから、まったく伝わっていなかったことが判明(笑)

あれ、これはマズイなと思って、また説明。
時間をかけて、こんこんと説明。

そして、「ありがとう!わかったよ!!」と。



解ってもらえたなら良かったと、期待と不安に胸を膨らませた翌日。
頑張ってくれたのは解るけど、方向性が昨日と全く変わってない。

もう諦めても良いだろうか…という気持ちが
一瞬よぎったりしたものの、やっぱり、もう一度説明。

そしたら、「ありがとう!昨日説明してくれたのと同じ話だよね!!!」と。

あたりまえだよ…。
2週間前からそう言ってるんだから。


挙句、「週末までに間に合うかなぁ・・・」とポツリ。

え、勝手に期日を延ばしちゃう?!



ぎゃふん。





いや、好きだよ、こういう南米っぽさ。

最終的には、心配したあたしがバカだったみたいなやり方で、
なんとか乗り越えられるとか思ってるんでしょ。

よぉーく知ってる、そういうの。



でもね、それが笑って許されるのは、南米大陸の中だけです。

今のあたし、身体は南米にいるけれど、メンタルは日本ですからね。残念ね。



よく、「肩に力入れすぎないで頑張ってね」とか言ってもらったけど、
「うん、それはきっと大丈夫」って思えてたのは、こういう事で脱力するって解ってたから(笑)

おもしろくなってきた~。

2011/10/17

やっぱり難しいポルトガル語

日本で、三月後半~六月上旬まで、約三ヶ月間お勉強させてもらったポルトガル語。

最初の頃は月水金土って、頑張って週に四日も通って詰め込んでたから、毎日毎日、宿題に追われるばっかりで、正直言ってきちんと消化できてなかったような気がします。やってる時は、理解できてるつもりだったんだけどね。と言うか、理解はしてたけど、身についてはいなかったんだろうなと思う。

今、学校に通ってた時のノートを全部持ってきて、じっくり復習しています。やっぱり、日本人一人という環境になってから2週間経つけど、今一度ノートを読み返すと、あぁ、そうだったよね、こういう表現、教わってたよねって、身に沁みることがたくさんあります。

何冊もあって重たいからノートは置いて行こうと思っていたけれど、やっぱりみんな連れてきて良かった。ペルーに行った時も、駒ヶ根で初めてスペイン語をお勉強した時のノートを持って行って、たまに読み返して助けられたことを思い出したから。


たまに、すごく語学センスがある人っているでしょ。
ちょっとコツを掴んだら、どんな言語でもすぐに話せるようになっちゃう人。
それで、5ヶ国語とか7ヶ国語とか操れちゃう人。そういうの、すっごく羨ましい。

あたしは、ぜんぜんダメなんです。
言語ごとに頭の切り替えだって出来ないし(笑)

半べそかきながら、努力と根性でノートを作って、こどものように音読して、反復しないと頭に入らないし、いざと言うときに出てこない。だけど、そんなど根性勉強法でも、続ければそれなりに喋れるようになるって事を、ありがたい事に協力隊の経験で実感したから、今でも頑張れるんだろうなと思う。大学を卒業した頃なんて、もう20代半ばを過ぎたら新しい言語なんて身に付くわけがないって思い込んでたけど、本当は、そんなの言い訳で、地道にやればそれなりに出来るんだよね。



とにかく、継続と反復。

超飽きっぽい自分にとっては何よりも苦手ないことだけど、宝くじで3億円当てたいとか、ドラえもんのどこでもドアが欲しいとかタケコプターが欲しいとか、そんな夢を見るよりも、ずっと現実的で、実現可能なこと。

そう言い聞かせて、頑張るしかないね~。



だけどね、一つだけ、言わせてもらいたいことがある。

日本人のあたしが、スペイン語だのポルトガル語だの、ごっちゃになりながら必死で話してるんだから、たまに違う単語が混じったりしても、「は?」って顔しないで、ちょっとくらい想像して欲しい。方言を話してるようなもんでしょ!あたしの苦しみと比べたら、そのくらい譲歩してよ!って、思ってしまう…(笑)

雨ばっかり

ブラジルと言ったら、どんなイメージでしょうか。

日本人に質問したらきっと、サッカー、コーヒー、サンバ、危険、アマゾン、そして、暑いってイメージが一般的だと思うんだけど。みなさんはいかがでしょ?


ペルーのリマと同じような気候と聞いていたので、そんなに厚手の洋服は持って来なかったんだけど、これが大失敗。例年は10月からどんどん暑くなるらしいけれど、今年は、雨ばっかり(しかも雷つき!)で、とっても寒いです。

ここで着るためだけに適当な上着を買うのももったいないと思って、実はかなり迷ってました。寒いの、我慢もしてました。でも、とっても親切な日本人の方に、ニットを2つも貸して頂きました。11月になったら暑くなるから、この数週間のために買うなんてもったいないから!と言って。なんて親切な方なんでしょう…。感激です。


今日も、例に漏れず、雨。
本当は地下鉄でお出かけして、公園に露天がたくさん出るというところに行ってみたかったのだけれど、朝からずっと雨がすごかったので、近くのカフェでブランチして、日本でポルトガル語お勉強してた時のノートを久しぶりに復習。まったりコーヒーを飲んで、のんびりしてきました。

これはフランスパンに、牛肉と、お野菜をビネガーで炒めたもの。
美味しかったけど、お肉が厚くて、途中で嫌になってしまった…(笑)


お洒落なお店がけっこうあるからショッピング!と思ったりもしたけれど、お洋服やお化粧品は買い足さなくて良いように一通り持ってきたから、実は買いたいものはない。こっちでは春夏ものしか売ってないし!
今あたしが欲しいのは、自炊生活を快適にするためのキッチン用品だけなのでした…。


仕方なく、マンションに戻って、ジムに行って、なぜかマシンを使わずにひたすらヨガ。
今日は時間があったから、一時間みっちりできました。

身体の稼働域が、かなり広がった。
継続は力なり。嬉しいことです。


そんな感じで、平和な日曜日おしまい。
明日から、しっかり頑張ります☆

2011/10/15

食材天国、サンパウロ。

協力隊時代、中南米の他の国の隊員と情報交換すると、ちゃんとした、何を食べても美味しい日本食レストランがあるだけで、リマってやっぱり凄いんだって、何度も何度も思ってました。少し大きいスーパーに行けば、まぁお酢とかお海苔とかなら買えたしね。

特に、他の国での活動を終えて、ペルーに旅行でやってきた隊員OBと会うと、「ここは天国だ!」って、みんな言っていたような気がします。そして、あたしも、それを信じていました。中南米で、食材に関して一番イケてるのは、ペルーだと(笑)


でもね…サンパウロに来て、目が覚めました。
もちろん、ペルーをバカにするつもりは、一切ありません。
ペルーは、何があっても愛し続ける神秘の国ですから。

だけど…普通の市場で、絹ごし豆腐と、ささがき状態になったごぼうと(もちろん普通の状態のもあります)、お葱が売ってるんだよ。それに、先週も書いたけど、ゴーヤとか蓮根とか里芋とかもね。



もう一度言うけど、ブラジル製の、美味しい、絹ごし豆腐が売ってるんだよ。
ペルーでは、お豆腐は、専門の小さなお店に行かないと手に入りませんでした。大型スーパーにかろうじてあるのは、プラスチックのタッパに入った木綿豆腐だけ。

日本に帰る前、ペルーのこども達に大好きなしらたまを作ってあげようと思ってお料理大会をして、しらたまを増量させるために、その木綿豆腐を買いました。でも、あけてみたら、すっごい異臭が漂って、お味見する気にもならない程で、むなしくサヨナラした事件を思い出しました。

でも、ブラジルでは、サンパウロ市内の、週末の市場で、ブラジルで作られた絹ごし豆腐が…。
あ、しつこいですね。ごめんなさいね。

つまり、それだけ感激すべきシロモノってことなんです。



一度連れて行ってもらったことのある「Pão de Açúcar」というちょっと高級スーパーに、みりんがあったことを思い出し、マンションから最寄りのお店をネットで検索!ラッキーなことに、歩いて5分くらいの場所に、ありました。
ペルーで言うと、「Vivanda」みたいな感じかな。一つの会社が、いくつかの種類のスーパーを経営していて、お店の雰囲気、価格設定、品揃えなんかも、少しずつ違うのです。

確かに少し高いんだけど、少し良い調味料が置いてあるから、やっぱり、こういうお店はありがたいと思う。オリーブオイルとかビネガーだって、本当に色んな種類があって、その中から選べるのも嬉しいよね。そして、みりんも、ちゃんとありました。



お家に帰って、ごぼうちゃんの袋をあけました。
美しいです。お水と一緒に、袋に入って売られているので、アクもそこそこ抜けていて、とっても助かります。きんぴらごぼうを作るべく、午前中はお料理の時間と決めました。


最初からささがきになっているから、調理も簡単!ニンジンを切るだけで、あっさり完成。
先週、ごま油を買っておいて本当に良かった!
でも、作り始めてからお砂糖がないことに気がついて、マンションの一階にある無料のコーヒースペースから、袋入りの小さいお砂糖を拝借してきましたけど。お砂糖も、買わないとね…。


自分のためにも会社のためにも、夜間は一人で出歩けないし、一人でサルサ踊りに行くとかもっての他だし、引きこもりがちな毎日。あたしにとって、踊る意外の唯一のストレス発散のための手段が、お料理です。(マンション備え付けのジムには行ってるけど、やっぱり踊らないと生きていけないからね…ジムだけだと飽きるよね。)

そんなわけで、お料理をする時間と環境があるというのは、本当にありがたい。ずっと、普通のホテル住まいだったら、2週間で発狂してたかも知れません(笑)

何かと出費はかさむけど、食材が豊富なだけ、助かります☆

2011/10/11

小銭の扱いかた

ブラジルに来る前に読んだ何かの本で、お買い物する時の小銭は、切り上げられたり切り下げられたりすることがあるって書いてありました。例えばスーパーで、小銭がなくてお札だけでお支払いしたとすると、たまたまレジに端数ぴったりの小銭がないと、お釣りをくれなかったり、レジに置いてある飴やガムを「はい、とって」と言われて、チャラになるって聞いたのです。

ペルーでは、「小銭ないからお札は受け付けないよ!」とか、平気で店員さんとかタクシーの運転手さんが言うんだよね。客商売してるんだったら、お釣りくらい用意しておくのが道理だろ!って、何度も何度も突っ込んだけど…本当に無いもんは無いんだから、仕方ないんです。小銭を持っている人を探しに行くとか、タクシーだったら、路上の通行人に両替してもらうとか、ありとあらゆる手を使わないと、解決されない事だってあるのです。ありえないけどね…(笑)

でも、ブラジルは、切り上げたり切り下げたりして、みんな納得するらしい。「すごいな~。でも、ほんとかな~。」と思ってたあたしも、この数日間で、ついに納得しました。


まずは、ブラジル通貨の説明から。

ブラジルの通貨は、ご存じの通り「Real/レアル」です。まぁ実際にこっちでは単語の最初の「R」を発音しないから、「ヘアウ」と読むし、1レアル以上、つまり数字が2以上になると、複数形の「Reais/ヘアイス」という発音になるのだけどね。

そして硬貨の種類は、6種類。1レアル硬貨と、レアルの一つ下の位の、1、5、10、25、50センターボがあるのです。(このお写真には全部ないけど。)


土曜日に、靴下(あ、ちなみに3足セットのスニーカー用のやつね。)を買った時、「R$ 10.20」と言われました。で、10レアル札を出して、小銭を出そうと思ったら、「いらないわよ。大丈夫!」と、レジのお姉さん。あぁ、こういう事か、ラッキー♪と思いました。

そして今日、会社帰りに、サンダルを買いました。日本でも人気のHavaianasのビーチサンダルを、お部屋で履くために。これが、確か「R$ 24.99」だったかな。レジで、25レアル、お札で出したら、レシートしか返ってこなかった。まぁ、このくらい本当にいらないんだけど。

つまり、今日の為替レートで考えると、靴下での8.64円の得と、サンダルでの0.43円の損。
何年もここで生活して、損したり、得したり、何回も何回も繰り返すうちに、きっとどうでも良くなってくるんだろうね。


自分が大学生の頃にバイトしていたお店では、定期的にレジのお金が売上と合っているか確認してた。基本的に、±ゼロ。稀に、+5円だったり、-10円だったり、そんな誤差しかなかったし、誤差がないのが当たり前だと思って生きて来ました。と言うか、誤差が生じないべきだと思っていたわけです。あのペルーだって、小銭がないって、売る方も買う方も必死になったりするんだもん。

でも、そうじゃない世界があるってことを知りました。ふと恐ろしいことを思ってしまったけれど、これだけ許容範囲の広い人達の国で、仕事の話、どこまできっちり詰められるだろうか…って。あぁ!考えちゃいけない!!!悲しくならないように、このへんでやめておこう!!!


ところで…
じゃぁ、小銭の必要、あるのかな…って、思いません?!
6種類もあるの、半分くらいにしても良いような気がしてきました。どうかな?

2011/10/10

「ハルとナツ 届かなかった手紙」

ドラマ「ハルとナツ 届かなかった手紙」を観ました。


2005年に、NHKの放送80周年を記念して制作されたらしいんだけど、お仕事でブラジルに関わるまで、この映画の存在を知りませんでした。(なんで観なかったんだろ…と思うくらい、良かった。)

ペルーに行く前には、日系人の方達と一緒にお仕事することもあるだろうしってことで、出発前にいくつか本を読んだりもしたし、実際にリマに住んでいた間に日本人移民110周年のイベントがあってお手伝いさせて頂いたこともあった。だからそれなりに解っているつもりだったけど、ブラジルの日本人移民については、正直、あんまり考えた事なかったです。Wikipediaで概要を読んだだけ。こっちでも、ものすごい日系人にお世話になっているのにねぇ…。


小さい姉妹が、家族でのブラジル移住のために離ればなれになってしまうというストーリーだから、あたしの姉バカっぷり&こども好きを知っている人なら想像できるだろうけど、もう泣けて泣けて泣けて泣けて、どうしようもない内容なんです。気がつけば、テーブルはティッシュの山…(笑)。やっぱり、ペルーに渡った人達と同じように、ここブラジルでも想像を絶するような苦境を乗り越えて、今の地位を築かれたわけですね。「日本人は勤勉だ」という印象まで植え付けて…。本当に、頭が下がります。

2008年は移民100周年記念だったんだけど、何かの本で読んだところ、ブラジルのテレビ局までもが日本人移民の特集番組を作ってくれたそうです。それから、リオのカーニバルでは毎年チームごとに色んなテーマで踊りや衣装のネタを競うらしいけど、そこにも日本人移民をテーマにしたパレードもあったそうな。


例えブラジルや南米に興味がなくても、とっても観がいのあるドラマだと思います。ぜひ観てね♪

2011/10/09

dança do Brasil

ブラジルのダンスについて調べてみました!!!
いや、正確に言うと、ブラジルのダンススクールで主に教えられているダンスについて、ですね。ここに挙げるのは必ずしも、ブラジル発祥のダンスばかりではありません。インターネットでスクールを探して出てくるダンスの種類はどこもほぼ同じ傾向で、周りのブラジル人に聞いてみても、みんなが答えるお勧めのダンスはほぼ一致してます。

どちら様のビデオかは存じませんが、勝手にYoutubeの動画なんぞ拝借して紹介したいと思います。(と言うか、自分が週末の息抜きに習いに行く場所を探していただけなんですけどね。)


★Samba-Rock
ブラジルと言えば、サンバでしょう。って思っている人が多いと思います。でも、普通のサンバカーニバルで見るようなサンバではなく、60年代ロックとサンバを組み合わせたような感じみたいです。

このビデオの人達、楽しそうだよね。でも…どうやらこの複雑なアームの使い方が特長らしいんだけど、これをお金を払って習いたいかと言われると、ちょっと微妙。だったら普通のサンバステップが上手く踏めるように、ストイックなサンバのスクールを探した方が良さそうな気がする。と言う訳で、これは却下。


★Forró
「フォホー」とか「フォッホー」って読みます。とりあえず見て。

ブラジル東北部の踊りで、ヨーロッパのフォークミュージックから派生したらしい。昨日の飲み会で、みんなに何かダンス習おうと思ってるって話したら、みんなコレがいいんじゃない?!って言うの。あたし、どんだけ凄いのかと思って探したら、うーん…。まず、音楽が好きになれない。そして、このビデオの人達が上手いのは解るけど(って言うか、絶対にサルサ踊る人達だと思うけど)、これなら、リードされたらフォローできるよね。サルサの合間に、メレンゲとかバチャータをなんとなく覚えるのと同じ感じで、これ、いけちゃうよね。そう考えると、これもお金と時間を投資するほどには思えないので、却下。


★Zouk
なぜかブラジルで大人気のズーク。

カリブ海にあるフランス領の島で生まれたダンスなんだよね、確か。最近は日本でもじわじわとファンが増えているようだけど、なんだかなー。あたしも数年前、もともとズークを踊れるお友達に教わって、クラブでレゲトンがかかったら代わりにズーク(もどき)でリードされて踊ってた時期もありました。だけど、この、ぐねぐね感はなくて良いと思ってしまう自分。それ以外の部分に関しては、普通にフォローできるから、これも良いでしょう…。


★Samba de Gafiera
リオデジャネイロ発祥の踊り。

名前は「Samba de~」と付くけど、音楽はサンバだけでなく、ボサノバやショーロでも踊ったりするそうです。日本で一度、ズーク同様、お友達にちょっとだけ教えてもらったことがあるけど、よう解らなかった…。DVDも貸してくれたけど、やっぱりよく解らず、放置(笑)
でも、音楽は一番グッとくるんだよね。これまでの4つを比べたら、まぁ一番やってみようかなという気になるのはこれなんだよね。と言うか、他のにあんまり興味湧かないだけなんですけどね。


なーんて考えてると、やっぱりサルサにしようかな、なんて思ってしまう。
せっかくだから、あえてサルサじゃない別のダンスをやろうかと考えて色々探してみたんだけれど…いまいち惚れこめない。ペルーの「Marinera」くらいの勢いで魅せられるようなの、ないのかなぁ…。

とりあえず、一つ見つけた近所のスクール、覗きに行ってきます。

2011/10/08

市場&お引っ越し

早起きして、市場に連れて行ってもらいました。
ペルーに居た頃、Hogarからバスで十分くらいの場所に大きな市場があって、こども達とよく一緒にお出かけしてた。あとは、Hogarでの生活でストレス溜まると、市場までお出かけしてお散歩したり。一昨日、お電話でペルーのダニエルと話したせいか、色んなこと思い出して胸がきゅんとなりました(笑)

市場の雰囲気が懐かしくて、たぶん今日、ブラジルに来て一番はしゃぎました。今日から新しい長期滞在者用のマンションにお引っ越しなんだけど、これから自炊が出来るのが本当に嬉しくて、お野菜や果物を買えることに興奮しちゃいました。やっと、「生活」が始まります。

フルーツも、いっぱい。日本のスーパーではなかなか目にしないものがたくさんあります。ペルーでも見なかったフルーツも売ってて、面白い。こっちに居る間にたくさん試してみようと思います。
これは、パッションフルーツ。こっちでは「マラクジャ」と言います。
日本にもあるけど、あんまり一般的じゃないよね。こっちでは、ジュースにして飲んだりします。酸っぱくて、美味しいよ。あとは、カイピリーニャというカクテルに入れたりするんだけど、残念ながら、あたしは断然、ペルーのピスコサワーのマラクヤ味の方が美味しいと思ってしまいます。まだまだ、ブラジルへの愛が足りていないのでしょうか…。いや、ペルーへの愛が深すぎるのですね、きっと。


週明けから地下鉄に乗って通勤するので、ちゃんと着けるように乗り方を教えてもらいました。お休みの日なのに、わざわざついて来て下さって、本当に感謝です。日本の人達に、「サンパウロで一人で地下鉄に乗る」なんて言うとすごい心配されるので、大丈夫な証拠に、ちゃんとお写真を撮ってきました。
ほら、すごい綺麗でしょ。実はあたしもびっくりしたんだけど、ちょうどこの線は去年できた一番新しい線で、ホームドアまでついてました!まるで南北線…よりも綺麗かな。朝の通勤時間はめちゃんこ混むらしいけど、乗ってる時間は20分もないので、頑張ります♪


お昼ご飯は、ついに、ブラジルの代表的なお料理「フェイジョアーダ」を食べました!!!(こっちでは、水曜日と土曜日がフェイジョアーダの日とされているらしいです。)
ちょっと、Wikipediaさんから引用させてもらいましょう。
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フェイジャン・プレト(Feijão Prêto)と呼ばれる黒いフェイジャン(隠元豆)と豚の脂身、豚や牛の干し肉または燻製肉、リングイッサ(Linguiça)というソーセージ、豚の耳や鼻、豚足、尾、皮などを、ニンニクと岩塩の塩味でじっくり煮込んだ料理。素焼きの壺に入れ、皿に盛ったバターライスや籠に入れたパン、繊切りにして炒めたコービ(couve、ケール)、ファロファと呼ばれるバターやベーコンで炒めたマンジョッカ芋(タロイモやキャッサバ)の粉、オレンジのスライスと一緒に供される。
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だそうです。

見た目があまり美しくないので、日本人はみんな嫌がってあまり食べないと聞きました。豚さんの色んな部分が入ってるし、食べてると、豚さんの毛まで出てきたりするから、そういうのが嫌いな人は、本当に無理かも知れない。でも、初めてのフェイジョアーダ、すごく美味しかったよ。もちろん、朝に市場で食べたお肉入りのパンのせいか、半分も食べられなかったんだけどね…(笑) 見た目は恐いけど、一度は食べてもらいたい一品です!


そして、ここが、今日からあたしのお部屋。
「女性が一人で住んでも安心なところ」って、すごく気を遣って探して下さったとのこと。本当に、ありがたいです。綺麗だし、立地も良いし、冷蔵庫も電子レンジもガスコンロも洗濯機もインターネットもテレビもある。同じ南米でも来てる目的が違うから比べちゃいけないのは解ってるけど、ペルーでのあたしの生活で、こういうもの、一つも無かった。あったのは、JICAのT氏に頂いた炊飯器のみ。よくあんな生活出来てたなぁと、今更ながら思います…。

市場とスーパーに連れて行って頂いたおかげで冷蔵庫の中も充実したし、やっと、お荷物を全て出して、落ち着けました。ホテルは一週間もいると飽きてしまうし、いつも一緒に夕飯を食べてもらうのもちょっと心苦しかったし。今日からやっと自分のペースで生活が出来そうです。

踊ることもそうだけど、一人で生活している時のお料理時間も、あたしにとってはストレス発散の大事な方法。今夜は何を作ろうか…考えながら、パウリスタ大通りをお散歩してきます☆

飲み会

昨日は、お仕事関係の人達との飲み会に連れてってもらいました。

まだ時差ボケが完全に抜けきってないせいか、一日中眠かったのと疲れが溜まってたせいか、そんなに飲んでないのにけっこう酔ってしまったらしく、ホテルまで送って頂いて、お化粧も落とさずに眠りこけてました。


日系人の方は二人居たけど、もう日本語で甘やかして欲しくないので、ぜんぶポルトガル語で頑張りました。でも、やっぱりお酒が入ると楽しくて、下手だけどなんでも話せてしまう。もちろん、ちゃんと通じるか通じないかは別として。

勤務5日目でちょっと疲れてたから、まっすぐホテルに帰りたいって言おうかなと夕方になって一瞬考えもしたけど、行って良かった!色んな人とお喋りできて、いっぱい笑って、本当に楽しかった。あぁ、あたし、ブラジルでもこんなに楽しめるんだなって思って、なんか安心しました☆


そんなわけで、元気にやってるので、みなさんご心配なく!!!
今日は、市場に連れてってもらいます。今日の午後からキッチン付きのマンションにお引っ越しするので、一週間ぶんの食材を買いに行ってきます♪

2011/10/06

サンパウロのラーメン

今日は、まっすぐホテルに帰ってのんびりしようと思ったけど、ラーメン食べに行こう!とお誘い頂いて、美味しい味噌ラーメンを食べてきました。
福島原発の影響で日本からの食材輸入に規制がかかっていたんだけれど、ようやく再開したらしく、平日だけどお店は混んでいました。人気のお店のようです♪


帰り道、タクシーの中から撮ったお写真。
茹でたとうもろこしと、いま日本で大人気のアサイーのジュースを売ってます。

この路上の雰囲気、ペルーそっくり。
なんだか懐かしくなりました。


明日は金曜日。
職場は、カジュアルデーだそうです。
みんなどんな服装でくるのでしょうか。ちょっと楽しみ。

土曜日は、ウィークリーマンションにお引っ越し。
もっと快適な生活になるから、今から楽しみです!

2011/10/05

Danielと繋がった

急遽、ブラジルじゃなくてペルーのネタ。


ずっと連絡が取れなくて心配していたDanielと、たった今、Facebookで繋がりました。

Hogarを出て行った大きい少年達とは、基本的にメールかFacebookで連絡取り合える状態だったんだけど、唯一、Daniel兄弟だけはずっと連絡が取れなくて、出て行く時にあげた携帯電話も川で遊んでて落としてなくされたし、Gmailはパスワードを忘れたせいか送っても返信ないし。だから、複雑すぎるパスワード設定するなってあれだけ言ったのにねぇ…(笑)


施設を出てから地方に行っちゃったし、百歩譲ってお母さんと一緒に住めるようになったからそれなりに安心して、もう連絡とるのは諦めかけてたんだけど、今日、やっと、繋がった。

たまらなく嬉しい。
すっごい手を焼いたけど、いつも助けてくれた子だから。

今は、リマに来て働いているみたい。
ペルーに会いに行ったら、きっとまた会えるね。
一緒にご飯食べて、また、スニーカー買いに行けるんだ。


嬉しい。
本当に嬉しくて、ただでさえ時差ぼけで眠れないのに、今夜は本当に眠れないかも知れない…。

頑張ってると、いいことあるね。
agradezco por todo.

ブラジルの朝ご飯

ポルトガル語で、朝ご飯のこと、「café da manhã」って言います。
発音すると、「カフェダマニャ」って感じ。(←鼻がつまったように読んで。)
で、直訳すると、「朝のコーヒー」って意味になります。

親戚の(?)スペイン語だと「desayuno」という単語があるけれど、ブラジルのポルトガル語はこういう表現なのね。コーヒーが飲めない人も、朝ご飯のこと「café da manhã」って言うのかな…?


今は普通のホテル住まいだから基本的に朝ご飯はホテルで頂くんだけど、今日は特別に、典型的なブラジル朝ご飯を頂きました。
鉄板で温めたパンに、クリームチーズをのせたやつ。そして、カフェオレ。ちなみに、カフェオレとは言わずに「café com leite(コーヒーと牛乳)」って表現します。これはスペイン語と同じような言いまわし。どちらも、美味しかったです。


この3日間ずっとお仕事してるので(出張だから当たり前ですけど)、あんまり書く事ありません(笑)
サンパウロがどれだけ都会かってことを伝えたいんだけど、なかなか良い写真が撮れなくて、今日やっと撮れた、まぁまぁ都会に見えるのだけ載せておこうかな。

本当は、こんなもんじゃないよ!
ペルー人もびっくりだよ!!

…ネタがなくてごめんなさいね。

2011/10/03

肉。そして、肉。

今日からお仕事でした。
下手っぴなポルトガル語でも、みんな真剣に耳を傾けてくれて、嬉しかったです。

お仕事の話は置いといて…
お昼は、「Ponteio」というシュハスコ屋さんに行きました。
お店でお写真撮れなかったけど、お店のサイトを見てください。

肉。肉。肉。そして、肉。
種類はお店によって違うみたいだけれど、今日行ったお店には、21種類の部位がありました。


「もうお腹いっぱい!」と言っても、お肉の刺さった巨大な串を持ったお店のおっちゃん&お兄ちゃん達にテーブルを取り囲まれ、断ったとしても、「あぁ、それ彼女のお皿に入れてあげて!」と、一緒にテーブルに座っている身内までもがいつのまにか敵と化す…。まるで「わんこそば」の世界でした。いや、お蕎麦の一口よりも、お肉の一口の方が断然辛いから、やっぱり同じ扱いをしたらいけないのかも。

とにかく、この三ヶ月間で私を太らせないで下さい。太らせないでいてくれたら、最後に美味しいコロッケと餃子を作ってあげますからって、意味不明の約束をしてきました(笑)


そして、夜は歓送迎会的なものがあったのでまたみんなでご飯に行ったのだけれど、なんとここでも肉!今度はテーブルで焼くタイプ。言わば、焼き肉です。

ここで焼いているのは、上の牛さんのイラストで言う7番目の部位。シュラスコ屋さんでも大人気の「ピッカーニャ」という、お尻(腰?)の部分のお肉だそうです。
本当に美味しいんだけど、お昼の時点でお腹いっぱいで、夜になっても全然お腹が減らなかったので、あんまり感激できませんでした…。


ブラジルの伝統的なカクテルで「カイピリーニャ」というのがあります。
これはカサシャ(ピンガとも呼ばれる)サトウキビの蒸留酒で作られたカクテルで、一般的にはライムとお砂糖で味付けするもの。でも、このお店では「マラクジャ(パッションフルーツ)」で味付けしたのをお願いしました。
まだちょっと時差ボケが抜けきってないから今日も17時過ぎに突然眠くなって、これ、美味しかったのに、飲み干せませんでした。とは言え、半端ない強さだから、無理して飲まないで良かったんだけどね。


帰り道、車でホテルまで送って頂いたんだけど、よく噂で聞いていた「すき家」がありました。
本当にあるんだね…でも、あたしが好きな(と言うか、唯一食べた事あるだけ。笑)「高菜明太マヨ牛丼」なんて、無いんだろうなぁ…と思ってしまいました。まぁ、3ヶ月弱だから、お世話になることも無さそうですが。


3日目と言えど、お昼も夜もメインがお肉という事実に、少し先行きが不安になりました。
太らないように、とにかく気を付けます…。

2011/10/02

2日目終了。明日からお仕事。

土曜日の朝に到着したので、昨日と今日は、言ってみれば慣らしのための二日間。

今日はサンパウロ市から少し離れた「Embu」という町に連れて行ってもらいました。
民芸品や骨董品、あとは普通の家具とか色んなものがバランス良く売られてる市場みたいな雰囲気。ブラジル人の観光客もたくさん集うような人気スポットでした。

移動中、道路やら町並みを見ては「すごーい。ペルーは○○だったのに~」「ペルーにはこんなの無かった~」と何度か呟いたら、現地スタッフの方に「あのねぇ、ペルーと比べないでくれる?!」と言われてしまいました(笑)。そうですよね、リマとサンパウロの規模を比べちゃぁいけなかったですね…。

民芸品市場の様子。落ち着いてて良い雰囲気。


可愛いもの、面白いものがたくさんあって早くも色々と購入してしまいたくなったけど、観光で来たんじゃないし、先はまだまだ長いから、何も買わずにお写真だけ撮って退散。

あ、一番気に入ったのはコレね。お尻の飾り(?)シリーズ。
他にも、栓抜きとか、時計とか、色々ありました(笑)

日本の皆さん、ラテンアメリカではボリュームのあるかっこいいお尻が、どんなに大切か解って頂けましたでしょうか。この写真を撮りまくってたら、一緒にいた日本人の方はちょっとひいてたかも…。ま、いっか。


夕方は地下鉄に乗って移動。
今はホテル住まいだけど、来週からお引っ越しする予定の長期滞在者向けホテルにお邪魔しました。家具もキッチン用品も全て揃ってるし、何一つ不自由することは無さそうなので、これまた一安心。こんな素敵な所に住ませてもらって良いのでしょうかと自問しつつ、いや、もう過酷環境での協力隊時代は終わったんだ…と自分に言い聞かせました。全然してないけど、まるで出世したかの気分。いや、間違いなく気分だけですが(笑)

その後は近くのショッピングセンターまで歩いて、ウィンドウショッピング。そこまで大規模ではないものの、映画館もそこそこ有名なブランドのお洋服もあって、なかなかの充実ぶり。驚いたのは、ブラジル製の服飾ブランド、化粧品ブランドがけっこう多いこと。いや、もしかして驚くことがおかしいのかな?ペルーと比べたら、やっぱりダメですよね。


あんまりお腹が減ってなかったので、フードコートにある怪しげなタイ料理のお店で軽めの夜ご飯。正直言って、大失敗!今日一日でサンパウロの都会っぷり&出来るっぷりに感心しまくってたのに、チェーン店のお店でこんな味が出せる意味が解らず…ご飯を残さない主義の私も、あっさり白旗をあげました。もう二度と行かないよ…。でもまぁ、一人で行ってこんな思いすると悲しいけど、一緒にこの衝撃を分かち合えた人がいたので、ネタにもなったし良しとしよう。


帰りは一人でタクシーに乗ってみた。
一人で乗っても恐いと思わないくらい清潔だし、スマートフォンくらいの大きさのカーナビを付けていて、ちゃんとホテルの住所を入れて調べてくれた。しかも、メーターもある!と言う事は、乗る前に、価格交渉という名の騙し合いをしなくても良い!!つまり、疲れることも頑張ることもなく、普通にタクシーに乗って目的地に着けるのです。凄すぎる!!!

ホテルの手前に来たところで、間違えて反対方向に曲がってしまった運転手さん。10メートルくらい離れてしまったけど、「あーここだよ!もう停めて!ここで降りるから!」と言ってお支払い。メーター通りに請求されて、おつりもちゃんと返ってくる(ペルーだったら、「小銭がない」とか言われてもおかしくない)。

で、降りようとしたら、なんと運転手さん、「一周しようか?」と聞いて来てくれた。あ、してくれるなら頼むよって言ったら、本当にホテルの周りをぐるっと一周してくれたのです。以外と一通の道が多かったから遠回りになってメーターがどんどんあがって、もしかして最後の最後にホテルに着いたら追加料金請求か?と思いつつ、請求される前に先手必勝で「ありがとね」ってしれっと降りようとしたら(セコいね。いかにもペルー的。笑)、なんと!衝撃の一言!

「お嬢さん、間違えちゃってごめんね

だって!!!


思わず、耳を疑いました。慣れないポルトガル語だけど、確かに「ごめんね」って言ってくれたよ。すごいよ!!!んもーーー、追加料金は請求されないわ、謝ってくれちゃうわ、こんなタクシー運転手さんにラテンアメリカで出会えるとは!!!!

ペルーでの苦労(と言う名の騙し合い)は、一体何だったのでしょうか…(笑)
いや、あの頃の苦労があるから、喜びが感じられるのでしょうね。いやー、すごいね。



なーんて、感心ばっかりしていると、そのうち痛い目に遭うってことくらい想像できてます。
だからご心配なく。これからも気を引き締めて行きます。

明日から、やっとお仕事。
今までメールや電話でしかやり取りしてない人達に会えるから、すごく楽しみ。
みんなの前でする挨拶ネタ、考えてから寝ようと思います。


さすがに更新のネタも減ると思いますが、面白いことがあったらまた書きます♪

2011/10/01

São Paulo到着!

無事にサンパウロに着いてます。
アメリカ(ダラス)で乗り継ぎ便の出発が少し遅れたものの、朝9時前くらいには入国できました。荷物も早々に出て来たし、審査もあっさりスムーズで、なんだこんなもんかとちょっと拍子抜け。


あまり自ら好んで乗ろうとは思わないアメリカン航空。大韓航空以外の機内食にはそもそも期待しないので、最初から食べるつもりもなかったけれど、まぁ、こんなもんだよね。
アメリカンのエコノミーはアルコールが有料なんだけど、ビールを頼んだらCAのおっちゃんが内緒でサービスしてくれた!旅の幸先が良い気がして、お陰さまで上機嫌♪

そうそう、日本→ダラスと、ダラス→サンパウロの機内の雰囲気は明らかに違って面白かった!
日本からの便は、もちろん色んな国籍の人がいるけど、みんな静か。だけど、ダラスからサンパウロ行きに乗った瞬間、懐かしのラテンの雰囲気が漂っていました。

赤ちゃんたちの鳴き声大合唱、泣かせておきっぱなしでお喋りしまくるお母さんたち、通路が込み合っててもお構いなしに自分の荷物に夢中なおじさんたち。座席が後ろの方がったから、なかなか辿り着けなくて思わずイラっとしてしまったんだけど、いやいや、こんな程度でイライラしてたらラテンアメリカで三カ月(しかも仕事)もやっていけるわけないじゃーん!と自分に突っ込んでおきました。あたしも、すっかり日本人になってるなぁ…(笑)


アメリカからは、メキシコ湾・カリブ海をのぞいてはずっと大陸の上。窓際席じゃなかったからあんまり見えなかったけど、ペルーのすぐ傍を飛んでいるっていうのは、なんとも嬉しいような悲しいような、寂しいような…。

アンデス山脈は見えないけど、迫力の大陸が見えました。(ちゃんと撮れてないね…)

ホテルはMatsubara Hotel。快適です。

チェックインしてからシャワーを浴びてのんびり。13時頃にお迎えに来ていただいて「A Mineira」というレストランにランチに連れてって頂きました。ミナスジェライス州という地域のお料理らしく(まだ特長もなにも解らないけど…)種類も豊富ですっごく美味しそう!

だけど…疲れと眠気のせいかなんと食欲がなく、ひたすらサラダを食べてました。お肉の匂いをかぐだけで若干気持ち悪くなるくらい弱ってて、超すっぱくて美味しいピクルスを大量にとってきてサラダをお腹いっぱい頂きました☆

ペルーで鍛えられたはずの強靭な胃袋も、年齢には勝てないということ…?!と思うとショックだけど、きっとあと2~3日もすればあたしの身体も南米仕様に戻ってくれるのでしょう。あとは、太らないように気を付けるだけです(笑)


ホテルまで送ってもらって、近くをお散歩してネイルサロンでも探そうかなと思ったんだけど、眠気に勝てず、撃沈。起きたら21時でした…。さて、何時に眠くなるのかな。