2012/07/08

ブラジルの日系人社会

昨日からまたブラジルに居ます。
3週間ちょっとの出張のため、またサンパウロ滞在です。

前回の滞在時は長期だったこともあり、数ブロック歩けばショッピングモールやスーパーがたくさんあるエリアのウィークリーマンションのような場所に泊まってました。でも今回は短いし、事務所の近くで送り迎えしてもらいやすい場所ってことで、徒歩圏内には何もないこじんまりしたホテルを選択。
お部屋もキレイだしジムも広々、バスタブは無いけど、お湯もちゃんと出るし無線LANも繋がって申し分ない感じ。

到着当日は事務所の女の子(←こうやって書くと、自分がおっさんみたい!笑)が空港まで迎えに来てくれて、お昼食べに行ったり夜はお祭りに連れてってくれて、夜まで眠らないですむようにしてもらいました。


ブラジルでは「フェスタ ジュニーナ(6月のお祭り)」と呼ばれる、6月になると各地で開催される田舎のお祭りがあります。これ、ポルトガル語のお勉強をはじめたばっかりの頃、語学学校の教材としてこのお祭りに関する文章を読んだことがあったのでよく覚えてます。

で、今は7月なんだけど、このお祭りを文字って「フェスタ ジュリーナ(7月のお祭り)」という名前にして開催されてるのがあって、そこに行ってきました。ちなみに、8月になると8月のお祭りという名前に変わって、また同じようなのがあるらしい(笑)


開催されてた場所は、家族単位とかで会員になったら色んな施設を使える大規模なスポーツクラブ。オーナーが日系人なので、このお祭りは日系人がたくさん集まるよという説明だけ聞いて行きました。


で、行ってみたら、語学学校で読んだ「田舎のお祭り」な雰囲気は皆無で、まるで日本の縁日(笑)

まず、「おしるこ」「福神漬け」でしょ~



「ぎょうざ」でしょ~

ちなみに餃子は少しわけてもらったけど、けっこう美味しかった。

他にも、「ラーメン」「カレー」「焼そば」とか色々。
もちろん、ブラジルならではの「シュラスコ」もあったけど。


あたしを連れてってくれた子は日系人で、ご家族大勢で車3台くらいで行ったので、みんなここぞとばかりに日本のものを食べまくってました。「ラーメンはおしょうゆとお味噌があったよ!」って興奮してる姿が微笑ましかった♪


あと、美味しかったのが「カイピリーニャ」の日本酒版。
カイピリーニャというのはブラジルのお酒「カサシャ(別名ピンガ)」を使ったカクテルのことなんだけど、これを日本酒に変えて作ったものがありました。

屋台を出していたお店は「TAMASHII DRINK'S」。
作ってる子たちがすんごい楽しそうに作ってくれてて良かった☆


「カイピリーニャ」ではなく、「サケリーニャ」という名前になってた。
ちなみに、あたしが飲んだのはイチゴ味。ホントのイチゴが入ってて美味しかった。


サンパウロに到着したのは朝の6時半。
このイベントに行ったのは18~21時頃。このお祭りのメイン(?)のホットワインを飲んで、このサケリーニャを飲んで、さらにみんなからビールを注がれて、眠くて眠くて仕方ありませんでしたが…
そんな中、これだけ日系人に囲まれると、ペルーの日系人協会を思い出さずにはいられませんね。

ペルーの日系人協会は知り合いばっかりで、会う人みんなに可愛がってもらってた。当たり前なんだけど、ここではあまりにもアウェーな自分に気付いてちょっと寂しくなってみたり(笑)

会場内から聞こえてくる和太鼓の音、カラオケで日本の古い歌謡曲を歌う人達の声を聴きながら、ペルーを懐かしがってしまいました。


いつかブラジルを「ホーム」と思う日がくるのでしょうか。
ペルーを超えるほどの何かが、ここにもあるのかな…???