2008/12/29

お祝してもらいました

いっぱい嬉しいことがありました。

26日、日本の職場のみんなからのビデオレターが届く。
いつも通り(?)テキトーな感じがたまらなく良かったです。
みんな本当にありがとう。



27日の夜中はAndreaとスタッフCarmen、Ruthと一緒に
お出かけして、日付が変わるとともに
頭から思いっきりビールをかけられてお祝いされました。



朝、こども達がすごい勢いで
「Feliz cumpleaños! O- ME- DE- TO---!!!」と
ハグハグしに飛びついて来てくれる。
苦しい&痛い&重いくらいの抱擁(笑)



お昼は弟JulioとAndreaと一緒にVentanillaでご飯。
あたしがエクアドルに行ってしまうから本当は拗ねたくて
仕方ないところをぐっと我慢した弟、偉い。よう頑張った(笑)
そしてちょっとだけビールを付き合ってくれました♪
施設を出たことは残念でならないけれど、
こうやって一緒にビールを飲めるのは本当に嬉しい。



4時までにはここ出るからね!と散々言っておいたのに…
スタッフたちにもう「ちょっと待ってて!」と言って待たされる。
想像がつくだけに、断れないあたしはお部屋待機。




その間、Marilinという女の子が恥ずかしそうにあたしのお部屋に。
彼女とはずっと仲良しだったんだけれど、ここ数ヶ月間、おそらく
嫉妬心が沸点に達して、あたしとは喋りたがらない、挨拶もしないという
何ともひねくれた拗ね方をしてしまって手を焼いていた女の子。

そのMarilinが「con muchco cariño」と言って、かわいいぬいぐるみと
お手紙をプレゼントしてくれました。嬉しくて嬉しくて、ありがとうってハグしたら
泣きだしてしまいましたよ。今年最高のプレゼントだね、これは。




そして4時を過ぎてようやく、こども達が「urgente, urgente!」と呼びにきました。
緊急事態と言われても・・・(笑)解りやすいなぁと思いつつも食堂に行ったら
みんな集合しててくれて、ケーキを囲んで歌ってくれました。
幸せいっぱいですよ~♪


さ、今日からエクアドル。
飛行機は15時発だと思い込んでいたけど、今見たらなんと12時だった!危ない!
「山口出張事件」のように飛行機に乗り遅れるわけには行きません・・・。
急いで支度して、空港へ向かいます。


それではごきげんよう。
2009年も最幸な一年にしましょう。

2008/12/28

28歳

もうすぐ2008年も終わり。
そしてあたしは今日で28歳になりました。

あたしの2008年を振り返ろうと思っても、12月に入って色々あったからまだ頭の整理が出来てない(笑) 今までありえないと思ってた出来事に翻弄されたというか、嵐が来て、あと少しで完成しそうだった堤防が決壊したというか、なかなか上手い表現が見つからないけれど…「最後の最後にこんな事件が待ってたのか!」という感じ。

ここ数年間、毎年必ずと言って良いほど自分の誕生日はある程度の満足感を持って迎えていたけれど、やっぱり世の中そう甘くはないんだなぁという勉強をした一年でもあったように思う。まぁ、改めてそれを認識しただけでもかなりの収穫と言えるのかも知れないけれど。というか、母親に言われたように、今までの人生が恵まれ過ぎていたのかも知れない。


2007年の終わりとともに5年弱お世話になった会社を一旦離れ、大好きなサルサチームを離れ、どっぷりはまったお着物も手放し、大切な家族や友人たちとも離れ、今に至って一番痛感するのは、日本には「自分の居場所」が本当にたくさんあったということ。

これは言葉を変えれば、自分の落ち着ける場所、当たり前の様に居て良い場所、もっと言いかえれば、「選択肢」がいっぱいあったとも言えるのかも知れない。そう、あたしの日本での生活はかなり「豊か」だったわけです。有難いことだよね。


でもペルーでは、自分でゼロから「自分の居場所探し」が必要だった。環境が変われば誰だって当然だけど、そもそも任地近辺では治安の関係であんまり外出が出来ないから選択肢の分母がまず少ない(笑) つまり、貧しい。

さらに最初の頃は先輩隊員どころか同期隊員もいない、職場に同年代の人がいない、しかもあんまり外に出歩けない…って環境での生活は、けっこう孤独との戦いでもあった。今だから言えるけど、あの頃はかなり苦しかったです。


ブログにもちょこちょこ書いてる通り、色んなことがあるけれど、それでも楽しく過ごせているのはこども達の成長や変化に毎日触れられているから。そして、こども達とあたしとの関係も日に日にどんどん変わっていくのがまた面白い。それに、自分が元気だとこども達もひっついて来るし、逆に凹んでたりイライラしてたりすると、こども達との関係も微妙になってしまう。まるで鏡を見ているみたい。

かつて弟Julioに「eres muy contagiosa」と言われた。「contagiar」とは「伝染・感染」という意味で、つまりあたしの喜びが伝染すれば、あたしの悲しさも同じように伝染するという事。あたしの気づかないうちに、こども達がそれをすごい敏感に感じ取っていたらしい。だから2009年は、あたしもこども達もみんな笑顔で過ごしたい。もう「マリ、悲しいの?」だなんて絶対にこども達に気を遣わせないような自分でいたいなと思う。



もう28歳?
いやいや、まだ28歳。


まだまだ「しっかり」してないし、自分が思い描いていた28歳とはかなりかけ離れている現実にちょっと苦笑。でも、純粋で素直なこども達との生活は、自分に対する発見が多くて本当に面白い。あんまり欲張らないで、とにかく大切なHogarのこども達に対して、少しでも自分の信念を「contagiar」出来る人になりたいものです。


いつも応援してくれるみんな、今年もどうもありがとう。
これからもどうぞよろしくね。

2008/12/26

究極の選択

今は夏休み。こども達を、休暇中だけお家に連れて帰りたいというパパやママがHogarにやってきます。

でも、こども達、必ずしもお家に帰りたいわけではないのです。あたしにしてみれば、このHogarで理不尽なマードレのもとで(失礼!でも事実。)生活するよりも、自分の家族と過ごした方が良いに決まってると考えてしまう。だけどこども達によっては、お家に戻るよりもココに居たいという子もいるわけです。


今日、ここで生活している5人姉弟のパパとママがやってきました。二人は離婚していて、パパは既に別の奥さんとこどもが一人。ママは、別の男性と暮らしています。

パパもママもそれぞれこども達を連れて帰りたくて、喧嘩が始ってしまいました。お互いにそれぞれ文句をつけ合って、その場にいたマードレもスタッフもあたしもお手上げ状態。

最終的に、こども達を呼んで、本人たちの意見を聞くことに。一番小さい4歳の女の子がママのお家に帰りたいだけで、残りの4人は本当はみんなHogarに居たいのです。パパもママも、もう別の人と一緒に暮らしてるってこと、ちゃんと解っているから。

スタッフが「パパと一緒に行きたい?」と訊いた時、なかなか「No」と言えないこども達。さっきまであたしには「ここに居たいの!お家には行きたくない!」とハッキリ言っていた彼らも、本人を目の前にしたら、はっきりそうは言えないのです。優しいね。

小さい子たちが4人とも行かないと言ったもんだから、最年長のお姉ちゃんは本当は行きたくないんだけれど、「じゃ、あたしはパパのところに一週間だけ行くね」って答えました。本当に優しい子。

こども達の返事を待つ間のパパとママの不安そうな顔。返事に詰まるこども達の顔。なんとも重い空気で、押しつぶされてしまいそうでした。そんな選択を迫られるこども達は、きっともっと辛かったんだろうなぁ。


ペルーでは、というか所得の低い人たちが住むこの辺りの地域では、両親が離婚してたり、未婚の母だったり、親の違う兄弟だったりというのが、実は悲しいことに「当たり前」なのです。近所のこども達とお喋りしていても、片親しかいないとか、姉妹だけど別々に暮してるとか、叔母さんと暮らしているとか、5回に1回くらいは聞くような気がする。

あたしにとっては彼らの状況がなかなか信じられない事だとしても、彼らにとっては、きっと彼らの両親、そのまた両親の頃から、ずっとそういう環境だったんだろうなと思う。ある意味で、それが「普通」になっちゃってるんだろうね。


発展していると言われる国に住むあたしたちにとっての「普通」が、ここの人たちにとっての「普通」になるには、あとどれだけの時間が必要なんだろう。悲しいかな、ものすごい遠い事のように思えてなりません。

Hogarを巣立っていくこども達には、ここで言う「普通」が普通ではないということ、世の中にはもっと別の「普通」があるんだってことを、しつこいくらいに教えていこうと思う。いつか、自分の歩んできた人生が当たり前ではなくて、もっと良い選択肢を手に入れる事がまだまだ出来るってことに気付いてもらうために。

Feliz Navidad!

…とは言ってもクリスマスは終わってしまいましたが、聞いたところによると1月6日まで飾りはこのままにしておくらしいです。日本では25日の夜にはデパートや街中では一気にお正月モードに突入してしまうけれど、年明けまでクリスマスって…日本人のあたしにとってはなかなか面白い。

さて、日本ではクリスマスといえばクリスマスツリー。だけどこちらではNacimientoと言って、キリスト生誕の様子を必ずと言って良いほど飾ります。知りあいのお家でもそうだし、ここHogarでも、敷地内に一つ、各お部屋に一つずつ。近くにある市場でも、みんな経済的に余裕があるわけではないのに、このNacimientoのための飾りは凄い勢いで売れているのを見かけました。

12月に入ると、毎日の様にペルーの企業や色んな学校、教会のグループの人たちが、こども達へプレゼントを持って遊びに来てくれました。お菓子を食べて、プレゼントをもらって、一緒に遊んで、こども達は本当に嬉しそう。ドイツ人Andreaとあたしは、一緒にクッキーを作って、恒例のお菓子袋を作って、ささやかだけどこども達にプレゼント。「日本のクリスマス」が好きじゃないあたしにとっては、こっちの方が断然楽しいな♪


24日は20時から22時までの長時間ミサに参加し、Andreaはコーラスの皆と一緒にドイツ語でクリスマスの歌を歌ってくれました。近所のお友達もギター弾いたりして、なんか微笑ましいミサでした。

ミサの後はみんなでご飯。うっかりココアをこぼした子がいてマードレが激怒し、雲行きがちょっと危うくなったけれど…なんとか持ちこたえて平穏な時間を過ごしました(笑) いつも同じようなご飯だけど、さすがにクリスマスはちょっと違ってこども達も新鮮な気分だったみたい。

日付が変わるとパティオで花火。キリスト教徒ではない自分にとっては、そこまで祝うべき日なのか今一つ理解しきれない部分がありつつも、花火を持ってはしゃぐこども達の笑顔は本当に可愛かったです。そしてやっぱり、日本の花火の技術って凄いよなぁと一人で感心してしまいました。


25日はちょっと良いお昼ご飯を食べて、その後はクリスマスツリーの下並んだプレゼントをそれぞれ探すこども達。中には、欲しかった物がもらえなかった子が泣いてしまったりというハプニングもあったけれど、車やぬいぐるみやお人形をいっぱい貰って、ちょっと羨ましいくらい…。

お天気も良いし、みんなでパティオでお喋りしたり歌を歌ったり。「クリスマス」って雰囲気ではないけれど、平和で楽しい時間が過ごせました♪なんか歌ってと言ったら、照れながらもクリスマスと新年を祝う歌を披露してくれた5人。かわいいでしょ。


夕方には弟Julioがやってきて、ちょっと話す。
少し前に買ったばかりのギターをプレゼントして、年が明けたらサルサを教える約束もしました。24日に訪ねた時は叔母さんも従兄妹たちもみんな良い人そうだったけれど、叔父さんが彼ら兄弟2人のことをあまり歓迎していないらしくて、ちょっと(たぶん彼にとってはだいぶ)居心地が悪いみたい。

すごい心配だけれど、本当に残念なことに今は何もしてあげられない。人付合いが苦手な彼にとっては試練の時かも知れないけれど、とにかく今は応援するしかないのです。何かあったら電話しなって言うことくらいしか出来ないのです。

ま、あたしも頑張るから、お前も頑張れ。

2008/12/22

行ってしまいました

こども達が、一人、また一人と、Hogarを去って行きいます。


2週間前には6歳のPatricia。
先週は7歳Julianaと4歳Nataliaのかわいい姉妹。
昨日は癒し系17歳Danielと、その弟15歳のJuan Carlos。

そして今日、最愛の弟18歳のJulioとその弟16歳のRicardoまで。
しかもこの二人のお見送りが出来ませんでした。最悪だ。


理不尽なことが普通にまかり通る場所。
そんなの解ってたけど、何とか出来るんじゃないかって思ってた。

権力という名の暴力に屈しなくて済む方法を必死で探したのに、
どこからでも良いから少しづつ良くしていくために、
ちょっとでもHogarのこども達の居心地が良くなるように、
自分に出来る事を色々と頑張ってきたつもりだったけど・・・。


今まで、どうにもならない事ってないと思ってた。
必死で頑張れば何とかなるって信じてた。
なぜだか、ずっとそんな自信もあった。

だから「正義は勝つ」って思ってたのにね。
でも、結局は、あたしには何も出来ませんでした。

こんな悲しいことってない。
今まで生きてきて、こんなにも無力な自分を痛感しています。


もしかしたら1月にディレクトーラが変わって
良いマードレが来てくれたら、12月に出て行ったこども達は
みんな戻って来られる可能性はかなり高い。

あんまり期待はできないけれど、心の片隅に少しだけ希望を持ちつつ、
もう過ぎてしまった事だからと自分に言い聞かせて早く元気になろうと思う。

そうだった。癒し系DanielもJulioも、いつもあたしに
「señorita, sonríe!(笑って!)」と言ってくれてたしね。
こども達に心配かけてる場合じゃないっつーの!



それにしてもJulio・・・
プレゼントしたかったものがたくさんあったのにな。
この残念な気持ちはどうあがいても拭えないな。


Mi hermanito, ¿dónde estás ahora? No te olvides que yo te quiero mucho como mi hermanito. Siempre pienso en ti y solo te deseo que tengas buen tiempo con tu nueva familia. Como tu sabes, pase lo que pase, eres mi hermanito precioso. Muchísimo gracias por todo.

ペルーの嫌なとこ

7月に、携帯電話を失くしたと書きましたね・・・。


実はまた、昨日、紛失してしまいました。

リマからこっちに戻ってくるバスの中での出来事です。


無くした経験があるから用心して

パーカーの内ポケットに入れていたのに、

どうやら服を切られてしまったのですね。

百歩譲って、何かにひっかけて服が破けてしまい

そこから落っこちたと思えなくもないけれど。


あぁ・・・どっちにしても、凹む。

明日か明後日あたりにでも新しいのを購入出来ればと思っていますが

取り急ぎ、携帯電話は使えない状態ですのでご理解ください。

2008/12/19

ペルーの良いところ

昨夜、夕飯を食べた後、友人宅にお邪魔するために
どうしてもスーパーでビールが買いたかった。

でも時間は22時20分くらいで、いつもお世話になっている
最寄のスーパー「Plaza Vea」は22時まで営業なのです。

うーん・・・もうビールは無理かなぁと諦めながら
タクシーで前を通ってみると、なんと、まだやってる!

ここで降ります!と言って覗いてみると・・・
普通にお店に入ってお買い物することが出来ました。


日本だった22時ちょい前くらいから入店を止められたりする
お店が殆どなのにねぇ。すごいよねぇ。

普段は店員さんの対応や効率の悪さにイラっとすることが多いけど、
ペルーのちょっと良いところを実感した日でした♪

2008/12/17

正義は勝つ

自分の思い通りにしたいマードレ。

そして彼女に服従するしかないスタッフたち。


彼女たちに問いたい。

ここ、誰のための施設ですか?

誰のために働いてるんですか?


あたしは、何が起きても、誰に何と思われようと言われようと、

こども達の今日と明日と未来のためにここに居続けると決めている。

いつかこの気持ちがこども達に届くと信じているから。


だから、そんなねじ曲がった暴力には屈しない。

屈する必要がないってこと、こども達にも伝えたい。


負けてたまるか。

いつだって、正義は勝つのだ。

2008/12/16

ゴミ漁り

一週間くらい前の出来事ですが、
28年近く生きてきて、初めてゴミ箱を漁りました。


なぜなら…弟くんとケンカ(?)をしたからです。もうマリの部屋に置いてある自分があげたものは全て返して欲しいと言われたのですんなりと引き渡し、「さっさと捨てりゃー良いじゃんっ」て言い放ったらあたしの部屋のゴミ箱に捨てて出て行った…。

話ても話しても、解ってるくせに「解らない」と言われ、特別扱いされたいのが見え見え。もうこうやってあたしが必死に言葉を探しながら真剣に話をするっていう時点でキミは特別なんだよってことを本当は解ってるくせに、こういう方法でしかそれを確認できない彼の幼さに最近はだいぶ疲れてしまっていたわけです。


そんな訳であたしも相当頭にきてたもんだから、夜中のうちにそのゴミを袋にまとめてみんなの共同のゴミ捨て場にすごい勢いで捨てに行ったわけ。あの時はものすごいスッキリした良い気分だったなぁ。
でも翌日になって、だいぶ冷静になって、急に後悔。今までもこういう事は何度かあったんだけど、折り紙とかミサンガとか写真とか、まぁ100歩譲って許せるかなぁというレベルのものだったから。


でも今回ばかりは、そうも行かなかったです。弟くんが初めてあたしにくれた「Alegría」と書かれたワンちゃん。マリはこのHogarのAlegríaだからという意味と、いつもalegreでいてねという意味でプレゼントしてくれたもの。そしてもう一つは、たまに拗ねて変な態度とっては悲しい思いさせて困らせてごめんなさいって、書いてくれた詩のようなもの。




姉にメールで「捨てちゃった」と報告(愚痴?)メールをし、ふとこれを失くした今、ちっともalegreじゃない自分に気づいたから…。漁りましたよ。ゴミ捨て場を漁りました。生ゴミも埃もいっぱいで、虫もぶんぶん飛んでたよ。よく頑張って探したと思うよあたし。

まぁ本人に教えるつもりはないけどね。
喜ばれるのも悔しいから、隠し持っておくことにします。



それにしても…あたしにゴミを漁らせる男Julio。
お前、きっと大物になるぜ!

っていうか、頼むから良い男になってくれよ…!!!

2008/12/15

chocolatada

昨日、年に一度のイベントが無事に終わりました。chocolatadaといって、ココアとパネトン、そしてパンと缶詰の牛乳、お砂糖、キヌア、ココアの素…なんかを袋詰めしたものを近隣住民に配給(?)するわけです。一昨年は5,000人、去年は7,000人、そして今年は10,000万人!と協会の会長さんが張り切っていらしたので本当に大変でした…。

■お手伝い
日本人のお友達が遊びにきてくれました。殆ど労働要因として呼んでしまったようなものなんだけれど、来てくれてよかった~。こども達と戯れてもらう時間は殆どなかったのが申し訳なかったけれど、若者に来てもらって本当に良かった。

そして会ったことのない日本人ご夫妻がいらっしゃったので「こんにちは~」と挨拶してみたところ、なんとJICA事務所の新しい所長さんご夫妻でした(笑)かなりウケた。ずっとタイミングを逃していたので、ついにお目にかかれて良かったです♪


■季節感なし!
基本的にはクリスマスイベントなんだけれども、ものすごい暑くて、クリスマスって感じが全くしませんでした。タンクトップで出かけたくらいだからね…。ドイツ人ボランティアの子と、来てくれた日本人のお友達と、何度も「え、これ12月?」って突っ込み合いました。タンクトップで聴くクリスマスソングはなんとも不思議で面白かった。


■Pachacutec
午前中の配給はご近所のPachacutecという貧困街に行ってきました。各グループに分かれて行ったんだけれど、なんと我々のグループは2,401人を対象としていたのでめちゃくちゃ大変でした。

ふと感じたことは、やっぱりあたしの任地よりも貧しいと言われているだけあって、人々の表情が少し違う。そして大人たちの、こども達への接し方が少し攻撃的というか、かける言葉がだいぶ強いなぁという印象を受けました。生活に余裕がないから?忍耐力もあまりないのかなと感じたわけです。


■流れ作業を知らないペルー人
あらかじめ準備はしていたものの、袋詰めしたものとパネトンを一緒にするという現場作業が発生。ペルー人のお手伝いの若者たちと一緒に1,000個以上も残っていた袋の作業をしたのだけれども、ここでふと発見したことがあります。ペルー人の若者たち、「流れ作業」という概念が全く頭になかったのです。

ドイツ人と日本人、工業先進国出身の我々にしてみれば、「大量の単純作業を効率良く終わらせる=流れ作業」なんだけれど、現場を仕切るまでみんなものすごい非効率な個人プレイをしていましたね。そりゃ、ドイツや日本が発展するに決まってるよね…。


■APJのマドリーナ達
このイベントを仕切ってくれるのはボランティアのおばさま達。マドリーナと呼んでいます。殆どの方が日系人なんだけれど、本当に親切だし、会ってお話が出来るだけであたしは嬉しい。しかも「クリスマスは?年末年始はどうするの?家に遊びに来なさい!」とまで言ってくれるおばさまが何人かいて、本当にその気持ちが嬉しかったです。あたしの弟くんはすごい観察力が鋭くて、「マリはマドリーナ達に会えるのいつも楽しみなんでしょ」って言われました。その通りです!


■こども達
Hogarのこども達は、お掃除やお手伝いを本当に良く頑張っていました。イベントの前一週間と当日の朝は最後までお掃除をしっかりやって、イベントが終わった後はココアまみれになったパティオのお掃除をきっちりやるわけです。すごいよね。


そんな感じで、無事にイベントは終了。
あたしはかなり疲れてしまったけれど、でも、色んな人たちに会えて良い一日でした。
これ、来年もやるのかぁ…。
もう少し効率良くできるように口出しできる存在になっていたいものです。

2008/12/13

卒業式

今日は幼稚園の卒業式でした。

12月が学年末なので、夏休み前の最終日が卒業式。


ウチのチビッ子たちは正装で参加。

例にもれず親バカのごとくお写真を撮りまくりました♪


それにしても、卒業式なのに遅刻してくる人たちが続々。

ウチの子達(男の子と女の子の双子ちゃん)のママも

かなり遅れての到着だったもんだから、

男の子Fabricioはずーっとご機嫌斜めで

付き添うあたしもちょっと大変でしたわい(笑)


最終的にママが来てくれたから一安心。

式の途中で、ママが持って来てくれたお洋服と靴にお色直しまでする二人。


どうしても日本のこども達と比べると

「前途洋洋」と言いきれない部分はあるけれど

人との繋がりを大切にできる、

人に愛される大人になってもらいたいものです。


卒業おめでとう。

2008/12/11

一気飲み!

炭酸水を一気飲みするあたしの息子Elias。

どーお?

めっちゃかわいいでしょ。


今日はかなり疲れていたので、癒されました。

お買いもの

最近めっきりブログの更新頻度が落ちていてごめんなさい。
体調を崩したわけでもなく、今週末のイベントの準備やら何やらで
ちょっと疲れてて更新していなかっただけです。

でも、自分のお楽しみはちゃっかり。
ギターとiPodを購入しました!


かわいいギターでしょ♪
s/.170と言われたのを、最終的にs/.130まで値引きしてもらいました。
日本円で4,300円くらい?安い・・・安すぎる(笑)

そしてiPodくん。
今まではnanoを使っていましたが、容量不足に悩まされていたので
ついにclassicに乗り換え!120GBだよ~♪
もちろんこれは日本で買うのと同じようなお値段です。


12月だし、自分へのご褒美ってことで。
大事にします。

2008/12/06

くやしいとき~

今日は金曜日!


リマに上京し、お友達に誘われてお出かけの予定でした。

夜にシャワー浴びて、お化粧して、着替えて、

うきうきして出かけるつもりだったのに…

突然、胃が痛みだして断念。


こんな状態で行っても楽しめるわけないし

正しい選択だと思う。そしてこんな自分、

ちょっと大人になったなとも思う。(え、当たり前?笑)


でも・・・せっかくお化粧したのに誰にも会ってない。

くやしい!

2008/12/05

失望と後悔と反省と…

ちょっと悪いことをしてしまった少年達。

うしろめたくてあたしに顔向けできない彼ら。

悲しさと失望のあまりか、その子たちと

今まで通りに接することが出来ない自分。


そして、かつて散々好き勝手をして

同じように親を悲しませた自分を省みては

後悔と反省に苛まれまくり、こうやって傷ついて初めて、

どれだけ周りを傷つけたかを知るあたし。


時間をかけて築いてきた信頼関係を取り戻すために

あたしが大人になって、あたしが受け入れてあげなきゃ。


もう無理かも!って思ったりもしたけど、

散々期待を裏切り続けた自分をずっとずっと見守ってくれてた

両親の気持ちを思うと、敬意を払わずにはいられない。

2008/12/01

お誕生日

今日は母のお誕生日。

生んでくれたこと、
お転婆娘をしぶとく育ててくれたこと、
遠い日本で見守ってくれていること。

Hogarのこども達と生活を共にしてあらためて
子育てには並々ならぬ忍耐と愛情が必要なんだと解った今、
私のためにしてくれた全ての事に感謝です。

ママありがとう。
そしてお誕生日おめでとう。

2008/11/27

弟よ

ああ弟よ 君が泣く


…ついにこの時がやってきました。
残念ですが、弟Julioを突き放すと決めました。

もちろん前々から何度も何度も試みてはいたのですが
その度にすっごい態度が悪くおかしくなってしまって
毎回かなりの苦労をして話し合いをしてきたのです。


昨日の日記に書いた通り、ちょっと悪さをやらかした少年達と
良い子にしている弟くんとの溝が見え始め…
今しかないと思い、もう特別扱いは一切しないよという話をしました。

特別扱いはしないけれど、でもキミはずっとあたしの弟で、
いつもみたいに拗ねられて話しかけてもお返事してくれなくても
あたしはいつもココに居るんだからねってことを
これまで何度も繰り返し言ってきたように伝えたんだけれど…
どこまで彼の心に届くかは謎です。


明日から、いつも通り接したい。
けれど…相手はどう出てくるでしょうか。
かなりの難題。どうにかして乗り越えたいものです。

2008/11/25

荒れてます

すごく悲しいけれど、
最近のHogar、ちょっと荒れてます。


なんでそんな事するんだよっ!

って、こども達に言いたい。
ここを追い出されたいなら勝手にすれば良いけど
あたしは何のためにマードレと闘っているんだよ…。

別に誰に頼まれたわけでもないけれど
こども達をこの施設に守るのが
自分の役割だと思って頑張ってきたつもり。

でも、こども達が悪さばっかりしていたら
守れるものも守れません。


原因は一つではなさそうだし、
色んな相乗効果(?)によって貯まった
少年達のマイナスエネルギーが
間違った方向に行ってしまってる…。

ここ数週間、少年達の顔つきがちょっと違う。
何をしてるの?ちゃんと学校行ってるの?


うぅぅ…。
とにかく話をしよう。

2008/11/24

ミカエラ

妹のようなお友達、ドイツ人のミカエラがアレキパへ行ってしまいました。


先週20歳になったばっかりでだいぶ年齢も離れているし、3ヶ月間ってものすごい短い期間だったけれど…とにかく気が合って色んなことを話せる仲だったので、ここに残された身としては、実はかなり寂しかったりします。

何かを作るとか企画するとなるといつも一緒に楽しんで手伝ってくれたし、 そうこうするうちにすっかりあたしの発する日本文化オーラの虜になって、ドイツに帰国して大学に入ったら、日本に留学すると決めたと断言する始末。



最後の一週間は、姉が持って来てくれた白玉をこども達と一緒に作ったりお着物を着つけてあげたりして楽しく過ごしました。(ちなみに白玉&きな粉はこども達に大好評!ありがとう亜衣ちゃん♪)

ここでは、悩んでも悩んでもどーにも解決できない事。だけど考えずにはいられない事があまりにも多くて、すぐ隣のお部屋で同じ志を持って何でも話せる人って存在は、あたしにとってはかなり大きかったのです。

でもアレキパでの職場には、修道女は居ないらしい。ここを離れる事を寂しがってはいたけれど、新しい場所で働くことにワクワクしている彼女を見るのがとっても気持ち良かったりもしました。ぜひ頑張ってもらいたいなと思うし、あたしも彼女に負けないようにもっと頑張ろうって思える良い時間を過ごせました♪


2月には彼女に会いにアレキパ旅行と決めました!
それまでにちょっとだけドイツ語勉強してみせるぞ~☆

2008/11/20

APEC Perú

昨日からAPEC Perúのための休暇が始まってます。

え、APECのために?! なんで?! と思うでしょ。


そーなんです。ぺルーでは、学校も会社もみんなお休み。

ほぼ100%と断言できるほど、一般国民の生活に影響あるはずないのにね…。

さすがペルーでしょ。


今朝見たこっちの新聞でも麻生さんのお写真が載ってました。

頑張ってもらいたいものです。

2008/11/19

ボジョレーヌーヴォー解禁

こちらはまだ水曜日だけど、日本ではもうボジョレーヌーヴォー解禁日ですね。

なぜか解禁日には、部署も勤務地も違うけれど気の合う(けれどかなり濃い)先輩と一緒に飲みに行くという習慣があったのが、今とても懐かしい。そういえば去年の解禁日には、川崎駅近くお店でペルー行きの報告をしたんだったっけ。

きっと日本みたいにボジョレーヌーヴォー解禁日で大騒ぎする国のほうが少ないとは思うけれど、あたしの任地Zapallalではまさかそんなものを購入できるはずもなく…(笑)。久し振りに解禁日にワインを飲まないという年を過ごすことになります。


別にボジョレーヌーヴォーが好きなわけではないけれど、学生の頃にワインの試飲販売をしていたのと、就職してからも会社のメールマガジンのおまけコーナーで特集を書いたりと、何かと思い出深い項目の一つなので、なんだか色々と懐かしくなりました。

週末に時間があったらリマに行って、大きなスーパーではどんな風に扱われているのかを見学してきます。ふふふ。

2008/11/18

念願の「場所」を確保

先日、念願のあたしのサロンがオープンしました。
ま、サロンといってもただのお部屋。
あたしのオフィスの隣のお部屋なんだけれどね。

マードレが、あたしのお部屋に少年達が来るのが
ものすぅーーーーーっっっごく嫌そうだったので、
色んな事情を考慮しつつも、ようやく公の場所を確保。
とにかく色んな事が起こる施設なので、一つのことを決めるにも
何とも長い長い長い長い道のりが必要だったわけです…。


午前中と、夕飯後の宿題開始の時間まで、
少年少女たちはこのサロンで遊ぶことが出来ます。
音楽聴いたり、色んな国の本を読んだり、世界地図見て首都クイズしたり、
日本語のあいうえお表を見てちょっとお勉強してみたり、
リコーダーを吹いてみたり、ギターの練習をしたり、
時にはサルサをちょっと習ってみたり、
ミサンガ作りに挑戦してみたりするのです。
そして来週には中古のPCを設置し、PC教室も開講予定だもんね!


この施設で(というか「この国で」と言うべきか解らないけれど)
時間割を作っても、なかなか正しく機能しないのが悲しいところ。

時間を守るのが当たり前という自分の常識と、
可愛いこども達だからこそきちんと育って欲しいという願望とで
今まで何度も切ない思いをしてきたけれど…
もう、「上手く機能すればラッキー」って程度に思うようになった最近。


お陰で今日は久しぶりに英語クラスを開講できた。
マイナス2人だったけれど、基礎の基礎からの復習で終わったけど、
あたしはすごく楽しくて、みんなも楽しんでくれて、良かった。

そして最近、「いつも来てくれるこども達」とばかり一緒に
過ごしていたことを深く反省しました。
やっぱり少しずつでも良いから全員といっぱい話そう。


って、すごい当たり前のことを改めて感じた時間でした。
今日はミカエラのお誕生日!
内緒でケーキを買いに行ってきます~♪

弱気な時

凹みやすくなったら要注意、なあたし。
弱気になると、ちょっとした事で簡単に凹んでしまうのです。こう見えて。

そんな時に思い出すのが、学生時代に大好きだった
辺見庸さんから頂いたメール。


  落ちこんでいるようですが、落ちこむ必要はありません。
  麻里子さんはこれから、1000回でも2000回でも、
  いいこともよくないこともあるわけだから、
  ものごとを気長に、楽天的に考えることです。
  他者の話を真剣に受けとめるところが、
  あなたの長所でもあるのだと思います。

と。


そーだそーだ。そーだった。
あたしってば、いつも真面目すぎるんだ。

ちょっと適当にしよっと。
もっと楽しもっと。

2008/11/17

生きてるよー

ちょっとご無沙汰してました。

休暇を頂いてから更新していなかったけれど、
バタバタと忙しく元気にやっています。

相変わらず凹んだりこどもに慰められたりしながらも
色々と試みて細々と頑張っていますよ。

状況が落ち着いたらじっくり書きますわ。
だから心配しないでね!

2008/11/12

姉、帰国。お仕事復帰。

姉が昨晩、帰国しました。
あっという間の12日間でしたが、本当に楽しかったです。

何一つとして問題のない、全てが完璧すぎる旅行で、こんなにツイてて大丈夫かなと思うくらい。でも「あたし達、いつも頑張ってるんだから当たり前だよね~!」と言い合うアホ姉妹。


■クスコ・マチュピチュ&ナスカ
7日間の旅。かなり強攻スケジュールではあったけれど、自然を満喫し、日焼けもし、地元に人々ともたくさん交流できた、理想的な旅でした。めちゃくちゃ疲れたけれど、思い残すことはないってくらい楽しみました。

■Hogarのこども達
スペイン語を喋らない姉、英語を喋らないこども達。通訳しなきゃなぁ…なんて思っていたけれど、さすがこども達。そんなの必要ありませんでした。身振り手振りで、けっこう通じ合ってる。そしてあたしの弟分Julioは、照れながらも辞書片手に一生懸命あたしの姉と会話をしている姿がとっても微笑ましかったです。

■あたしの居場所
いつもお世話になっている方々、元ホームステイ先の家族、そしてpoco a pocoへの宿泊。色んな知り合いを紹介することが出来たし、あたしの「シェルター」を知ってもらえたこと。


きっと今までたくさん心配かけていたんだろうけれど、あたしのペルーでの交友関係や生活、そしてHogarのこども達を知ってもらって、色んな意味で安心してくれたのではないかと思います。


さ、今日から一人。
気持ち入れ替えて、張り切って行きます!

2008/11/08

旅行

クスコに3泊4日、ナスカに1泊2日、旅行してきました。
念願のクスコ&マチュ・ピチュ、ナスカの地上絵もじっくり満喫。

かなり充実していて、とにかくたくさんの場所に行ったけれど、
本当に必ず毎日、素敵な出会いがたくさんあった旅でした。


クスコでは運転手のおじさん、アグアスの駅で会ったこども達、
旅行会社のお姉さん、馬ツアーのお兄ちゃん。
ナスカで話しかけてきてくれた女の子、運転手のおじさん。
会う人会う人、みんな面白くて、ちょっとした会話がすごく面白かった。

疲れたと言えば疲れたけれど、今までと全く違う環境で
色んな刺激を受けて、お休みを満喫しました。


明日はついに、姉を連れてHogarへ!
あたしのEliasが、この一週間でかなり悪ガキになってしまったという連絡が。
やっぱりあたしが居ないとダメなのね…なんて早くも調子に乗ってますが(笑)
何はともあれ、明日がすっごく楽しみです。

早くこども達に会いたい。
一週間ぶりの再会、楽しんできます。


クスコ、マチュピチュ、ナスカのお写真は、あたしのwebアルバムからどうぞ。
怖いくらい全てが完璧な旅行でした~♪

2008/11/01

到着

ついに・・・姉が到着!!!

昨日の夜は楽しみでほぼ一睡もしてません。

夜通し20分置きくらいに時計を見てたような気がします。


そして今も、明日からのクスコ旅行に備えて

お昼ご飯まで仮眠しようと思ったのに、嬉しくてどーしても眠れません。

これはもう、お昼にビールとピスコサワーを飲むしかなさそうです。



赴任時に持ってこようか迷った洋服や小物、

聴きたかったCDやDVD、

日本酒と酒の肴と日本のお菓子、

あたしの可愛いこども達へのお土産、

吸いたかったCATSER MILD、

従姉妹たちからの素敵なお土産、

こっちではなかなか買えない物・・・


ものすごい色々お願いしてしまったんだけど、

重量ぎりぎりで、全部持って来てくれました。感激・・・。

ありがとう。


しばらくブログの更新はしないと思いますので、

あたしの息子Eliasのヨダレもののお写真をお楽しみください。


では、ランチは「Punto Azul」でのペルー料理を満喫して頂きます♪

2008/10/31

初めての休暇

午後からリマに上京し、明日に備えてます。

明日、早朝、姉が来ます。(しつこいね!)

もー、楽しみで仕方ありません。


最愛の姉と行く、クスコ、マチュ・ピチュ、ナスカ、

そしてHogar Emmanuel。

こども達も楽しみに待っててくれてます。



最近ちょっと疲れていたので、

姉に甘えて、旅行して、美味しいもの食べて、

よく寝て、そして11月からまた笑顔で働こうと思います。


そのためにも、気合入れて楽しんできますっ!

それにしても…もうこども達が恋しいあたし。

ほんとアホだなぁ…。

2008/10/28

ダメな大人

あたしのダメなとこ。
意外と(?)よく凹むところ。それが続くところ。


昨夜、少年が一人あたしの部屋にきて
マードレにこんなこと言われた…って話しだした。
でも、途中まで話して、「やっぱりやめた」と言うのね。

「ちょっとー!最後まで話してくれなきゃ解らないよ!」って言ったら、
「セニョリータは心配しすぎるから話さない方が良いかも」って言われた。

結局色々話してくれたけど、
こどもに気を遣わせてしまうなんて…なんてダメな大人!
そして、なんてデキた少年なんでしょう(笑)


あぁーいつも笑顔でいたいのにぃ~!!!
充電が必要です。

2008/10/27

つきない悩み

昨日の夜、9歳のこどもが一人、親元に帰されました。
ちょうど第4日曜日で、家族や親戚が会いに来る日の出来事。

5人姉弟でHogarで生活していた子たちの次男である彼が
ちょっと乱暴に他の子をからかっているのをマードレが目撃して、
ちょうどその日に訪ねてきたママと話し合いをして、
みんなに挨拶する間もなく、あたしも気づかないうちに、行ってしまいました。

ご両親は離婚していて、パパは既に妊娠5ヶ月くらいの別の婚約者がいます。
ママ一人ではこども達を育てられるわけもなく、だから彼らはここで生活してた。

彼は、親元で生活をして、果たしてこれから学校に行けるのでしょうか。
お勉強出来るのでしょうか。


もう一人、11歳の男の子。
学校に行かせてもらえなくなって、今日で3週間目に突入。
学校で他の生徒にいたずらばっかりしていたちょっと問題児で、
クラスメイトの頭に怪我をさせてしまったのです。

マードレは激怒。それから、もう学校に行かせてもらっていません。
毎日、施設のお掃除やらお手伝いやらをしています。

彼には家族がいなくて、Hogarを出たら本当に一人ぼっち。
だからこそ、学校に行って学べることは学ばなくてはと思うのだけれど、
この狭い施設の中で同じような日々を送って、何になると言うのでしょうか。



ずっとその子達の面倒を見てきたスタッフたちへの相談もなく
こども達の生活をあっさり変えてしまう。
これが、今のマードレのやり方。それに対して、何も言えないスタッフ達。

これが、ここの「普通」になってしまってる。
果たしてこれって普通なのか?


18歳未満のこどもは労働してはいけません。
こどもは、学校に行く権利があります。
こどもは、こどもらしい生活を送る権利があります。
「こどもの権利条約」では、そういうことになっています。
そして大人たちには、こどもを恐怖から守り
自由な生活を送る手助けをする義務があります。

実際にこの国で働いているこども達を毎日見ているから、
そんなのただの理想論だって言ってしまえばそれまで。
そんなことは百も承知です。


でもね、ここで生活しているこども達は、働かなくても食べていける。
Hogarにはそれだけの環境がある。
健やかに成長するために、ここに居るんだとあたしは思ってる。


なのにどうして、学校に行かせてもらえないのか。
どうしてマードレの一存で親元に帰されるのか。
彼女に、そういう人事権はないはずなのですが…。


最近のあたしは、こども達に言わせると、どうやら前みたいに明るくないらしい。
スタッフたちにも、心配しすぎよって、よく言われる。

でも…この状況下、どうやって心配しないでいろと言うんだろう。
そしてあたしは、どこまで意見して良いんだろう。


何をしていても、頭から離れない。
週末にお出かけしてお昼からビール飲んでも、頭から離れない。

こども達の前では、Danielが歌ってくれたように
みんなのalegríaで居たいのに、ちょっと難しい今日この頃。

休息が必要だ~。

2008/10/23

「あたしの提案」のその後

先日、協会に提出したあたしの提案
その内容を基に、本日午後、リマで会議が開催されるそうです。

会長と、顧問と、ご婦人ボランティアグループのトップと、マードレ。
あえてあたしの名前は出さない方針にして下さるそうです。

さぁ…どう転ぶでしょうか。
何がどう変わるでしょうか。


どうか、こども達の自由な時間が増えますように。
当たり前の権利が守られる環境になりますように。
有意義な時間の使い方が出来るようになりますように。
マードレが変わっても、こども達が変わらず
平和に楽しく豊かな毎日を過ごせますように。
そう願うばかりです。

わくわくと、ドキドキと、そして
期待しすぎてはいけないという自制心で胸が一杯です。

2008/10/22

あと10日

あと10日で姉がペルーに。

え、しつこい?!
解ってます。自覚してます。

でも嬉しくて嬉しくて、こども達にも
「あと○日だ~」とカウントしては呆れられています。


今日はようやくクスコ行きのチケットを確保。
来週の金曜日にはHogarのこども達とお別れをして
土曜日の早朝に空港にお迎えに行くのです。

そう言えば、こども達と一週間も離れるなんて初めて!
でも姉に会える喜びと、一週間後のこども達との再会、
そしてこども達に姉を紹介できるという喜びを妄想しては
一人でにやにやしまくっています。

ふふふ~。
早く来週にならないかな♪

食文化

こども達に「日本食つくって!」とせがまれ続けて数ヶ月…ようやく、披露することができました。

ドイツ人のミカエラと一緒に、ドイツ&日本の日をやろうということになり、彼女とパン職人ノルベルはドイツ料理を、あたしは日本人のお友達に協力してもらってコロッケと豚汁を作らせてもらいました♪

予想通り、コロッケは大人気。でも豚汁は、微妙でした。お味噌がダメな子、豚肉がダメな子、色々。でもこれはあたしの計算通り。

ペルーではあんまり豚肉食べないみたいなんだけど、このHogarではまず豚肉は食べない。半年間ここに居て、一度も見たことないもんね。そしてここのこども達は、自分たちの食卓に並ばないものは、なかなか食べようとしないのです。

でも食文化って、何でもないようで実はすごく大切だと思っているから、あえて豚肉とお味噌を使って良かったと思ってます。「マリ~ 豚肉食べれないー」と言ってくる子に、「ここでは食べないけど、他では普通なの!食べなさい!」と言ったらちゃんと食べてくれたし。中には3回もおかわりしてくれた子もいました。

これからも時間を見つけて日曜日にちょっとだけ「Hogarでは食べないお料理」を提供していこうと思います。食べ物の幅が広がると、ちょっと世界も広がるでしょ。そういう意味では、日本での生活って凄かったなぁ…と思う。恵比寿が恋しいこの頃です。

当日の様子はお写真からどーぞ☆

2008/10/20

久々の嬉し泣き

あたしの癒し系、17歳のDaniel。

あまりにも優しい子なので、27歳にもなって、何かあると
すぐにDanielに聞いてもらってしまうダメな大人です。

夕飯後、あたしのお部屋に遊びにきてギターの練習をするのが
日課になっている最近。「歌詞を覚えてないから」という理由で
殆ど歌わない彼が、昨日は突然歌いだした。


何かと思ったら、あたしについて歌っているらしい。
何かの替え歌かなと思って流して聴いてたら、どうやらあたしのための
歌だということが判明。縫物をしている手を止めて聴き入る。

めちゃくちゃ長かったのでしっかり覚えてはいないけど…


遠いところから来てくれたマリ
マリはみんなのalegria
チビッ子たちから大きい僕らまで
マリの笑顔に包まれる
大きな心に包まれる

時々怒るとこわいけど
ズボンを縫ってくれたり
髪を切ってくれたり
いつもぼくらを助けてくれる

マリ~ マリ~ マリ~ マリ~
僕らはみんなマリが大好き


遠いところから来てくれたマリ
みんなのために友達を呼んで
美味しい日本食を作ってくれて
すごく美味しかったから
僕はスープをおかわりしたよ

今まで色んな人が来てくれたけど
マリみたいな人は初めて
マードレはあんなだけれど
マリがみんなのalegria

マリ~ マリ~ マリ~ マリ~
僕らはみんなマリが大好き


…ってな感じで、10番くらいまで延々と続く
最高に幸せな気持ちにしてくれる歌でした。
笑っちゃうくらい可愛いらしい歌詞でしょ♪


まぁご存じの通り最近は本当に色んなことがあったので
とっても疲れていましたが…この子はきっと、
あたしが疲れているのを解っていて、元気づけようとして
こんなにも素敵な歌をプレゼントしてくれたんでしょう。

聴きながら、喜びと反省で胸がいっぱいになって泣けました。
17歳の子に泣かされる27歳。ちょっと情けないよね。
でも最近は嬉し泣きよりも悔し泣きが多かったから、いいよね。


でもまぁホント、色々書くから心配させているかも知れないけど
何かあっても必ずこども達のパワーで凸になってます。
Danielみたいな「癒し系」になりたいものです…。

2008/10/18

最近の悩み

相変わらず、弟Julioは問題児。

悪いことをするとか、言う事聞かないとか、
そういう次元ではないのだけれど…日によってものすごく態度が違う。

もうあたしがどういう人間かってこと誰よりも良く解っているはずなのに、
未だに例の如くとんでもない態度を取ることがある。


挨拶もしないし目があってもニコリともしないし、そのくせやっぱり構って欲しくて
何かを借りにお部屋にちょくちょく来るものの、ありがとうとも言わないし。
これまた、3日間くらい続くと本当に疲れる。

少し前までは、こういう状態になると常に
「なんだー」「どうしたんだー」「挨拶くらいしろー」って
しつこく構っていたんだけど、今回はさすがに甘やかすのも
正直言って面倒だし、いい加減そんなの必要ないだろうと思い直し
自ら関係修復することを覚えろと思って「待ち」に入る。
しかし案の定、敵も同じように待ってた。平行線。

一昨日たまたま体調を崩しお部屋で寝込んでたので、
お見舞いを言い訳にあたしのお部屋にやって来れた彼は
ぽつりぽつりと話しだし、あたしはしぶとく3時間くらい話し続け、
ようやく関係が修復。ついに笑顔で帰っていきました。


が…昨晩からまた、悪Julioに逆戻り。

もう、やめてくれ。あたしゃ疲れてるんだよ。
18歳なんだからいい加減、自分のコントロールもうちょっとしようよ。

と、放置したい。本当は放置した方が良いのかも。


でも、なかなかできません。
なぜなら、普通じゃないから。
彼が歩んできた人生、普通じゃないから。


自分の両親が生きているのかも知らない。
もう15年くらいずっとココに住んでいる。
いつまでHogarに居させてもらえるか解らない不安を抱えてる。
来年、どこで誰と暮らすかも知らない。

ポッある日突然やってきた外国人のあたしに
「生まれて初めて出会った大切な人」だと言う子。
ここ数ヶ月間でやっと変わり始めた子。
ようやく社交的になりかけてきた子。
この歳にして人に甘えることを初めて知った子。


そんな子を、どうやって放置しろと言うのでしょう。
まぁ同じ施設に住んでるんだから、別に数日間口をきかなくたって
大した事ないかも知れない。
でも、今この子を突き放したら、全く会話をしなかった
出会ったばかりのあの頃に戻ってしまいそうで心配。



「難しい境遇のこども達の生活の中に入り込むって、
 すごく辛いことだと思うわよ。きっと想像以上に大変よ。」

ペルー行きを決めた時、ママのお友達に言われた言葉を思い出す。

その通りだった。自分が知ってる「普通」とはあまりにも違うから
比べられる「経験」も「例」もない。しかも、ここまでこども達を想うように
なってしまった時点で、もうかなり重い。

あの時は解ったつもりで「そうでしょうねぇ」って応えたけど、
こういう事だったんだなぁと、今ようやく実感しています。マリさん。


いい加減、弟離れをした方が良いのだろうか。
姉離れされたらそれはそれで寂しいけれど。

いつ結論が出るか全く予測もできないこの悩み。
とりあえず今月いっぱいは、このまま構ってみようか…
悩みは尽きません。

2008/10/15

相変わらずなあたし

こども達と一緒にいたくて、もう長いこと老人ホームに帰ってない。

週末にリマに上京しても、こども達が気になって土曜か日曜には帰っちゃう。

この無法地帯の施設を何とかしたくて、ついつい色々考えちゃう。


…相変わらずダメですねぇ。

メリハリがないというか、時間の区切り方を知らないというか。


大好きな先輩から「頑張りすぎなくて良いよ」という

とっても心温まるメールをもらって、かなりホッとしました。

そんなメールをくれる人が居るってことがまた幸せなツボだったりする。


今はちょっと踏ん張り所だから仕方ないけれど、

協会側との打ち合わせが落ち着いたら、頑張りすぎるのやめよう(笑)。



あー。

真面目に、そろそろ休養が必要だ。

こども達とも少し距離を置いてみよう。

別に全員の「良いお姉さん」にならなくたって良いし。

そんな八方美人してらんないし。

あたしだって久し振りに「妹」したいもんね。


あと2週間とちょっと!辛抱!!!

2008/10/13

えりざべす

久し振りに日曜日をHogarでまったり過ごす。

13歳のElizabethは、日本に興味津々。
いつも「日本語でこれ何て言うの~?」と聞いてくる。

そんな彼女に、初めて「ひらがな」を教えました。
一生懸命、「おはよう」とか「ありがとう」とか
自分や兄弟の名前とかをひらがなで練習。

もう「あ」「い」「す」「へ」「ま」「り」は何も見ないで書けるようになりました!

例えば他の子や学校で誰かに自慢したいとかそういう為ではなくて、
本当に日本語に興味があるのがよく解るのがすごく嬉しかったりする。


そして夜。
トレーナーの中に何かを隠してあたしのお部屋へ。
かわいいぬいぐるみと、こんなお手紙を届けてくれました。

日本語とスペイン語が入り混じったお手紙。
入り混じりすぎててかわいくてちょっと笑っちゃうけど、
「Hogar Emmanuelから居なくならないで」と「わたしの心」というのに
グっときて、またうっかり泣きそうに(笑)。


5人姉弟の長女としてこのHogarで暮らしているしっかり者の女の子。
まだ13歳なんだからもうちょっと甘えても良いのになと思うくらい
責任感の強い子だから、 せめてあたしは、
この子が甘えられるお姉さんでいたいなと思う。


たんびえん て ぼい あ じぇばーる えん み こころ あすた しえんぷれ。

2008/10/11

あたしの提案

先週の金曜日の会議から一週間。
「提案書」作りに専念し、やっと今日、日秘会館にてエンマヌエル協会との打ち合わせが出来ました。


赴任してから約5ヶ月半、こども達と生活を共にしてきた第三者としての意見をまとめて、あくまでも個人的な意見ではあるけれど…こども達の毎日を少しでも実りのあるものに。そして少しでも選択肢の多い人生を歩んでもらうために。そんな想いで、自分なりに考えたことをお話してきました。

この提案を基に協会内で今後の方針を吟味をして頂いて、来週か再来週には、Directoraを交えて革命会議を開催していただく予定となっています。


書類作り…疲れた。
けど、提案して本当に良かった。

Directoraのやり方はもちろん気に入らないけれど、今まで現場に足を運ばなかった協会側にも当然のことながら責任はある。忙しいのは百も承知だけれど、今のこの現状を知ってもらうところから始めないと、何も解決しない。

事件は現場で起きてんだ!!!とは、まさにこのこと。まだ現状は何も変わってないけれど、良いことも悪いことも含めてとにかく多くの人に真実を知ってもらう機会が出来て本当に良かったと思う。はじめの一歩を踏み出したんだよね。


はぁ。
くどいけど、なんだか本当に疲れた。
でも、すごく良い一日だった。

夜はリマで、親愛なる短期ボランティアの送別会。大好きなみんなに会って、日本食(FUJIのみそラーメン♪)を食べて、先輩隊員に「麻里ちゃんがそこに居ることに充分な意義があるんだよ」と言ってもらえて、ホッとした。

こども達と過ごす時間がなかなか確保できなくって、活動らしい活動ってなかなか出来てないからこんなんで良いのかなぁという迷いは常にあったから自信なくす時もあったけど、頼りにしている先輩たちにそういう言葉をもらえると、間違ってないよねって思える。


全てはこれから。
あたしが居なくなっても、Dorectoraやスタッフがどんどん変わっていっても、Hogarの愛しいこども達の生活は、しっかりとエンマヌエル協会が守ってくれるようになると信じて頑張る。

今回の報告も提案も、自分にしか出来ないこと。
自分の信念と志は最後まで貫きます。

2008/10/05

負けない

この日記ではあまり触れたことがなかったけれど、
実はこの施設では、たくさんの問題を抱えています。

本当の事だから書いてしまうけれど、
今のDirectoraの方針があまりにも酷い。
と言うか、方針なんてあって無いようなもの。
我慢しているこども達の気持ちを考えると泣けてくる。


全てがDirectoraの気分次第。
お掃除のために学校に行けなかったり、
鍵のかかったお部屋に閉じ込められたり、
少年達とあたしの交流が禁止されたり、
毎日こども達を叱りつけたり、
聖職者とは思えないようなスラングで怒鳴ったり、
当たり前のように嘘をつきまくったり…、他にもたくさん。

協会側はそんな内情を知らなかったので、
金曜日は協会ボランティアのご婦人たちへの報告をしに
リマの日秘会館まで行ってきました。

一時間程度で終わるかと思いきや、あたしの話しは
彼女たちの想像を遙かに上回る内容だったらしく、
協会の会長さんのオフィスを訪ねて夜まで会議をしました。


これから、「提案書」を作ります。
「ダメ出し」ではなく、あくまでも「改善提案」。
それに基づいて、Directoraと打ち合わせをすることに。

隊員個人の意見ではなく、協会からの指示ということに
してもらおうとは思ってはいるけれど、
Directoraのあたしに対する風当たりは相当強くなることでしょう。


でも、負けない。
間違ったことは何一つしていない。
こども達の生活を守るために、未来のために、まず一歩。

2008/10/04

ストレート

5ヶ月ぶりに、髪の毛をストレートに戻しました。

だいぶ伸びてしまったし、もう一度パーマをかけ直そうか
ストレートにしようか散々迷いはしたものの…
って言うか、個人的にはパーマの方が楽だし気合も入るのですが…

こども達が「ストレートが見たい!」といつも言っていたのを思い出し
美容師さんもお友達もパーマを薦める中で
最後の最後に「やっぱりストレートに!」と、お願いしてしまいました。

今まで誰かのために髪型を変えたことなんて一度もなかったこのあたしですが
愛するこども達の要望にはいともアッサリ。簡単すぎる…(笑)

まぁ、こんな自分がいても良いよね。

2008/10/02

見えてなかったもの

少し前、病院でドキっとすることが。
用事があって老人ホームに戻り、帰りにちょこっとお隣の病院に顔を出した時のこと。


Hogarの17歳の女の子が、一人で待合室に座っていました。「なにー?一人?どしたのー?」と聞いたところ、実は数ヶ月前からずっと頭が痛くて、今日で三回目とのこと。でも、診察のお願いとかもどこでするのか全然知らないのに、スタッフに一人で行ってきてと言われて、とりあえず待合室で座っていたらしい。

…って、そんなんじゃ順番こないし!意味ないじゃん!!と突っ込んで、診察に付き添うことに。とっても大人しい女の子で、Hogarの中でも滅多に喋らない部類に入る子だったので、お近づきになれるチャーンス!とも思ったわけですよ。

そして他愛もない会話をしていたと思ったら突然、彼女から家族の話を始めたのです。8人兄妹の末っ子なんだけど、お姉さんがお母さんと問題があって、殴り合ったりしてすごく大変なんだってこと。そして、「そうだねぇ。家族が喧嘩してるの見るのって本当にツライよね」って言ったら、突然、目に涙をいっぱいためて、ついに泣きだしてしまったのです。あたしはかなり驚いてしまい、でも、あまりにも幸せな27年間を歩んできた身としては彼女の家庭環境なんて理解できるはずもなく、ただただ黙って見守ることしか出来ませんでした。Hogarでは泣けないだろうから、ここで泣きたいだけ泣いてもらおう、と。


診察は鍼灸も出来る先生だったので、頭の数ヶ所に注射をするという治療。初めて見たのでちょっとドキドキものでした。リラックスしてカウンセリングをするという趣旨の診察だったらしいんだけれど、注射が終わったと思ったら、頭痛が酷くなって激しく眩暈がすると言いだし、彼女はぐったりしてしまったのです。

先生もあたしもかなりびっくりして、院長先生を呼びに走り、院長先生の診療室に乱入したは良いけど焦っててスペイン語が出てこない。そんなあたしを見た看護婦さんたちも集まって来て、一騒動。彼女は「眠るなー!」というあたしたちの声を聞きながら、きっと意識は遠ざかっているんだろうけど、ぽろぽろと涙を流し続けていました。

別のお部屋に移動して、しばらく眠ってもらおうという結論に至ったものの「寒気がして眠れない」と身体はものすごい震えていて、あったかくして眠ったと思ったら今度はまたポロポロと涙を流しながらうなされているのです。正直、見ているのが辛かった。そして、唯一この子と一緒にいるあたしが、彼女が安心するような言葉をかけてあげられないという状況がすごく歯がゆくもありました。


あれから数日経って、毎日彼女とはお話するけれど、頭痛も減ってきて、だいぶ笑顔が戻ってきたように思う。でも、いつもお喋りしない彼女が、しかもあたしに、突然一番の悩みをポツポツと語りだすってことは、本当に誰か聞いてくれる人が必要だったんだなと思った。

今でこそ彼女とは少し話せるようになってきたけれど、普段は冗談言ってふざけ合って明るく見えるHogarのこども達、実は口にしないだけで口に出来ないことがたくさんあるんだってことを改めて実感。悲しみや辛さや孤独感やストレスが病気につながってしまうほど、家族の問題に頭を悩ませているんだなってことを感じた日でした。

最近、色んなことを話せるようになって幸せに浸っていたけれど、
ここは合宿所とかじゃなくて、Hogarだったね。

2008/10/01

あと一ヶ月!

ついに亜衣ちゃん(姉)がペルーに来る日が決まりました。
11月1日の早朝にペルー上陸です。

なんと、あたしのペルー行きが決まった時から、異常な姉妹愛の深さを知っている旦那さまが、毎月貯金をして下さっていたのです。今年の亜衣ちゃんのお誕生日プレゼントは、豪華ペルー14日間の旅!なんて素敵な旦那さまなんでしょうね…(T-T)そしてお仕事忙しいのに14日間ものお休みを取ってくれた亜衣ちゃんにも感謝。

限られた時間の中、いかに充実した日々を過ごすか検討中です。クスコ・マチュピチュ、ナスカ、そしてHogar滞在は必須項目ですからね。何気に自分もペルー国内の旅行って初めて。そう、亜衣ちゃんが来るまで待っていたのです~♪ま、ホントのところ、亜衣ちゃんに会えれば行き先なんてどーでも良いんだけどね。


そうそう、姉妹と言えば。
日秘文化会館の一階には「さくらちゃん像」があります。そして横浜の臨港パークには、この子の姉妹の「リマちゃん像」があるのです。(かなりマイナーだから、なかなか知っている人はいないでしょう。)「さくらちゃん」は移住50周年を、「リマちゃん」は移住100周年の記念として建てられたものだそうです。

この子たち、海を隔てて、手をさしのべ合っているのね。離れ離れになってしまったけどお互いを想っているという何とも素敵な姉妹なわけ。まるであたしたちのよう~♪(って、あたしは100%自分の意志でここに来たからちょっと違うけど。笑)


25周年のAniversarioでこども達と日秘会館に行った時にこの像の説明をしたら、「じゃあ写真を撮ってお姉ちゃんに送らなきゃ!」ということに。「待ってるからね」という意味で、かわいい弟と一緒に写真を撮りました。

気がつけばあと一ヶ月!
あと少しで会えるなんて…嬉しすぎる!!早く来てね~。

2008/09/29

半年間の成果

新しく来たJOCV隊員さんたちに会いに金曜の夜からリマに上京し、日曜日の朝に帰還。こども達がミサに行っている間に着替えてそのままイベントのお手伝いに行ってしまったので、結局みんなに会ったのは午後3時頃。

Hogarに着いたら、あたしの弟たちがちょうど門の外に居て、2日しか経ってないのになんでこんなに嬉しいんだろうと思うくらいニヤけてしいまいました。でもニヤけてるのはあたしだけじゃなくて、こども達も本当にあたしに会いたがってくれてたんだなぁと解るニヤけ顔で迎えてくれたんだけどね。

色んな子たちが「どこに行ってたのー!寂しかったー!!」と言ってくれた上に、ここ一ヶ月くらいの間にこども達のそういう反応がすごく増えてきたことが実感できるのがまた嬉しいわけです。

さらに第4日曜日は、家族が訪ねてくる日と決まっています。今までは日曜日の午後にHogarに居ないことが多かったし、居たとしても家族が居ない子、やって来ない子と一緒に過ごすことが多かった。でも最近は、こども達が、あたしを家族や親戚に紹介してくれるようになったのです。これまた本当に嬉しい。


そんな感じで嬉しいこと尽くしの日曜日だったんだけど、中でも一番嬉しかったことは…ちょっと問題児扱いをされていたPepeが、だいぶ変わってきたという事実に気づいたことです。

彼曰く、「前まではマードレに注意されたら聞く気もしなかったし反発してばっかりだったけど、今は、上手くやっていこうって思うようになった。マードレの機嫌が悪くて完全無視されたとしても、自分からはちゃんと挨拶をして普通に接するようにするよ。前は人の気持ちなんて考えたことなかったけど、今は誰かとの関係がギクシャクすると気持ちが悪いと思うようになったし、みんなと上手くやっていきたいんだ。」と、何とも感動的なことを言ってくれたのです。

嬉しかったけど、実はかなりびっくりしました。どしたの?!2ヶ月くらい前までは、せめて挨拶だけでもしろって言っても全然しなかったくせに!何があったの?!と、訊いてみた。

すると…「セニョリータのお陰だよ。聞く耳持たなかったのにしぶとく色んなアドバイスしてくれたし、いつも色んな話をしてくれるから、変わろうって思えるようになったんだ。ありがとう。」と。


泣けるねぇ。泣いても良いよねぇ。
この子にはだいぶ手を焼いたし、もう17歳になったのにこんな反抗的じゃもう変われないかもと諦めかけたこともあったし、学校の成績もHogarで最低チャンピオンで将来もかなり心配したし、話したくても何となく近寄れない雰囲気を出してる時期もあったし、どうやって接しようか本気で悩んだことも多かったから。

そんなPepeが、こんな話をしてくれるようになったんだよ。しつこく粘り強く(笑)をモットーにやってきた甲斐があったというものです。しかも「セニョリータはみんなのお姉さんだよ。週末居てくれなかったから、みんな寂しがってたよ。僕も会えなくて寂しかったよ」って言ってくれた。

ここでの生活態度が悪いと他のHogarに行かされたりしてしまう事もあるらしいんだけど(まぁただの脅しだと思うけど)、「セニョリータが日本に帰るまでは絶対にここに居たいから、これからはちゃんとする」とまで言ってくれました。こんなに愛されてるあたし…。もう、また調子に乗っちゃうよ!


9月27日の土曜日で、ペルー上陸半年を迎えたあたし。
ここに来て、迷いまくって悩みまくって時に一人で空回りしながら何とか細々とやってきました。こんなんで良いのかなぁと自問しまくりながら。

でも昨日のPepeの一言で、とりあえず今まで歩んできた道は間違っていなかったと確信できました。Pepeありがと。Te quiero mucyo!


残された一年半はすごく短いと思うけど、こういう感動を一度でも多く得られるように、もっともっと前向きにやっていこうと思います♪

2008/09/25

幸せモノ

ちょっと悲しいことがあって、昨日はだいぶ凹んでいました。
マードレは、あたしが少年グループと仲良くしているのが気に入らないらしく、あたしには何も言わないのに、少年達に色々とおかしな事を言うんだよね…。もう、おかしいの何のって。

そういう事を聞くのが嫌だからという理由で、一昨日せっかく愛が深まったと思っていたJulioが、やっぱりもう今までみたいには振舞えないと、まるで一方的な別れ話のようなことを言ってきたのです。訳が解らず、話す時間もなく学校へ行ってしまったので、午後はずーっと悲しい気持ちで途方に暮れていました。


そして夜ご飯の時間、いつも隣に座っている17歳のDanielは既にあたしの癒し系マスコット。きっと悲しいオーラが漂っていたであろうあたしに気付いて、「セニョリータ、明日はきっと良い一日になるよ!笑って!」と、何も聞かずに励ましてくれたのです。

あたしはいつだって良い明日にしたいと思ってるけど、Julioがあんなんじゃ、もう無理だしね…悲しいね…と、10歳も年下の子に愚痴ってしまうあたし。どっちが大人なのか全然わかりませんね。凹んでるあたしがどーにも使い物にならないってこと、恥ずかしながら、もう一部の子たちはちゃんと理解してる(笑)


結果的には、夜にはJulioが「やっぱり考えを改めた。」と言いにやってきたから一件落着なんだけど、そんな仲直り(?)の会話があったことを知らないDanielは、夜中にあたしの窓ガラスをコンコンしてきた。

何かと思ったら、あたしのために絵を描いたから持って来てくれたと言うのです。きっと宿題もやらずに、描いてくれたんだと思う。「元気だして、笑顔でね!オヤスミナサイ!!」と言って、最高の笑顔で帰って行きました。

あまりにもびっくりして、嬉しくて、お部屋で放心していると…今度はIsaacがやってきた。きっとDanielから、あたしが凹んでいるのを聞いてやってきたのでしょう。同じように「セニョリータ、目をつむって!」と、手作りのかわいい紙袋をプレゼントしてくれました。


はあぁぁ~。なんて素敵な少年たちなんでしょう。
あたし、なんて幸せモノなんでしょう。

リマで知りあった人たちに「ZapallalにあるHogarでボランティア」って言うと「あんな所で?!大変だね、偉いね。」と言われる事が多いけど、むしろ居させてくれてありがとうと思う事の方が多い最近。

こども達に恵むよりも、たくさん恵まれている気がしてしまいます。凹むことはいっぱいあるけど、優しいこども達に囲まれてるから、本当に辛くて辛くてどうしようもなくなるってことが一度もない。幸せなVidaに感謝。

2008/09/24

忘れられない日

■「世界に一つだけの花」、再び。

昨日は「Dia de la primavera」ということで、学校ではフィエスタがありました。こども達の通う学校では何かにつけてフィエスタがあり、歌やダンスや詩を披露するのです。

そしてうちの子たちは、なんと学校で「世界に一つだけの花」を歌ってくれました。土曜日のAniversarioでの演奏では納得できなかったJulioが「マリのことが大好きだから、もう一度、教えてくれたマリのために今度はきちんと歌いたいんだ!」と言ってくれたわけです。むふふ。素敵でしょ。

どーでしょ?なかなかでしょ?またしても、かなり出しゃばって撮影しました。望遠で撮ってるからブレやすいのに、後ろから飛びついてくるチビッ子たちを本気で叱りながらの撮影です。

Aniversarioの時みたいに歌とギターがズレることもなく、無事に終わって良かった。そして、無事に演奏出来て満足そうなこども達の顔が見れてよかった。お世辞抜きに、本当に嬉しかったのです。



■Julioの涙

しかしその後、事件が発生。歌った後に「すっごい良かったよー!」と言いに行ったら「あ?出来なんてどーでも良いよ」と、Julioにサクっと言われてしまいました。そう言われてみれば…Hogarでギターの練習してた時からなぜか反抗的だった。感じ悪かった。

あれ?あたし何か悪いことした???なんで機嫌悪いわけ?その態度は何さ?と、色々と問い詰めてみる。でも、今は話したくないとか、後でゆっくり話すとか、そんな返事の連続。全く意味が解りませんでした…。

そしてHogarに戻り、再度問い詰める。そしたら、「もうマリとは話したくないんだ」「仲良くなる前みたいに接することにする」と言ってくれるではありませんか!全く訳が解らず…終いには「Ya no soy su hermanito(もう弟じゃないもん)」的なことを言われてしまい、あまりにも悲しくて涙が出てきました。

あたしが初めて彼に「hermanito」と言った時、彼は信じられないくらい喜んだのです。だから、我々の間で「hermanito・hermanita」という言葉を使うのは、実はちょっと特別な意味合いがあるのです。それを承知の上で、もう弟じゃないと言ってくるんだから、ショック受けて当たり前でしょ。泣けてくる気持ちも解るでしょ。


そしたら…ものすごい態度が急変して、あのJulioが目にうるうると涙を溜めて、必死に「ごめんなさい、ごめんなさい。悲しませてごめんなさい。」と謝ってきました。

実は彼、あたしがどれだけ彼を想っているかを確かめたかっただけなのです。あたしが嫌がる事をしたり、自分から少し距離を置いたら、あたしが彼を放置するのか、それとも今までの関係を維持するために歩み寄るのかって事を知りたかったんだとか。

さらに、あたしとお別れする時のことを想像したらすごく辛いから、もうこれ以上仲良くしない方が良いんじゃないかって思ったと言うのです。まったく、バカだよねぇ…。

かつて彼に、キミがあたしを突き放しても、あたしはキミを離さないからねと断言した事がありました。口で「嫌い」と言われても、本当はあたしの事が大好きだってこと、もう解っているから。でも彼にとっては、きっと今までにそういう人に出会えなかったから、あたしの言う事がどこまで本当なのか信じられなかったのでしょう。


あまりにもこどもっぽいやり方だったのが気に入らないけれど、あたしが泣くのを見て、あのJulioが涙を見せたという事実は、ものすごい収穫でもありました。収穫というか進歩と言うか、上手い言葉が見つからないけど。

そして本人も「こういうやり方しか出来なくてごめんなさい。もう二度としない。」と言ってくれたので、本当に気に入らないけど、許すことにしました。Hogarで大波乱の予感がして本気で心配したけど、結果的には良い意味で彼の期待を裏切ったわけだから、悔しいけれど、一件落着。

それにしても。あのJulioが、ついに泣いた。
「物心付いた時から泣いたことがない」と言っていた彼が、あたしのために泣いた、忘れられない一日。そして、あたしのためにみんなが歌ってくれた「世界で一つだけの花」も、忘れられない一曲になりました♪

音楽

最近はこども達と一緒に楽器を満喫しています。

一昨日、午前中にJulioからギターを習い、10数年ぶりに弾いてみた。
奇跡的にいくつかコードを覚えていたことに
かなりびっくりされたけど、自分はもっとびっくり!!

そして午後には小学生のMarceloとMichaelからサンポーニャを習い、
さらにあたしは彼らにリコーダーを教え、
Julioから習ったギターのコードも2人に教えた。
もう一人のギターの先生であるDanielには
ちょっとずつだけど、楽譜の読み方を教えてます。


みんなで色んなことを教え合い。
これ、なんかめちゃくちゃ楽しい!!

どれも中途半端にしかできないけど、
こども達と楽しみながら、色んな曲を練習していく予定~♪
来年のAniversarioには、ギターかサンポーニャで一緒に演奏だ!

2008/09/22

サンポーニャとギター

日曜日、サンポーニャを購入。
ペルーの伝統的な楽器で、なんとも可愛らしい音がします。

セントロの楽器屋さんにドイツ人のミカエラちゃんと一緒にお出かけして、二人でお揃いのものを買いました。カバーもお揃いです♪

こういうお買い物をする時は、だいたい高くて良いもの!を買うことが多かったんだけど、今回はなぜか見た目の可愛さに負けて安い方を買ってしまいました(笑)でも左右についてるボンボンが可愛いと思いませんか?!可愛いでしょ!

さて。なぜサンポーニャかと言うと。
Hogarのこども達、いくつか楽器を知っています。中でもサンポーニャとギターが主流。

「サンポーニャの音って良いよね。あたしも覚えようかな」と言ったら、「教えてあげる!」と小学生のMichaelとMarceloが大喜び。正直なところ、まぁそこまで真剣にマスターする気もなかったんだけど、嬉しそうなこども達の顔を見たら、彼らの生徒になりたくなったのです。

「セニョリータ!いつからやる?」と何度も訊いてくるMarceloがあまりにも可愛くて、疲れてたけどはるばる楽器屋さんに行ってきました。「人に何かを教える」って経験はすごく役立つから、そういう意味でも良いよね。「世界に一つだけの花」と「上を向いて歩こう」を練習しようねってことになっています♪


そしてもう一つ大(?)ニュース。
10年ぶりに、ギターを練習することに決めました。実は高校生の頃にちょっとだけやってたんだよね。でもある男の子に「マリコの手、綺麗なのにもったいないよ」って言われてから、弾くのをやめてしまったのです。このネタ、かなり笑えるでしょ。今のあたしからは想像も出来ないようなエピソードですが…そんな可愛い時代もあったのです(笑)

ま、そんな話は置いといて…

そうです、あたし、爪を短く切りました。自分の身体で好きな部分をあげろと言われたら真っ先に「手」と応える(っていうか他にない。笑)あたしでしたが、ギターをマスターするために、爪を切りました。
こんなこと言っても、きっと「爪くらい何だよ」って思われるだろうけど…あたしにとっては一大決心。数日前からJulioとDanielに「セニョリータ!ギターやろうよ!」と何度も誘われ…爪を切るのが嫌だというそれだけの理由で悩み続けていました。

でも「サンポーニャ買いに行ってくるね」と言った時のギター組の反応が「ギターよりサンポーニャ選ぶんかい!」「俺達よりあいつらを選ぶんかい!」と言うように聞こえてしまい、リマに向かう車の中で、ミカエラちゃんに決心を告白したわけです。そして今朝、爪を切ったことを報告したらギター組の少年達が喜んでくれました。

それに、もうすぐHogarにピアノがやってくる。これまた15年以上前だけどママに教わって弾いていたので、少しでも思いだして、こども達と一緒に少しでも良いから弾きたいなぁと思う。


そんなわけで、爪、切りました。
さよなら、あたしの大好きだった爪…。

あたしにこんな影響を与えたこども達のパワーってある意味凄いよね。

2008/09/21

25 Aniversario

25周年の式典、無事に終わりました。
疲れたけど、総括してみれば、良かった、の一言に尽きます。

あたしの大好きなお出かけ用の赤いセーターを着たこども達はいつもに増して可愛らしかったし、可愛がってくれる大人たちに囲まれて楽しそうだった。

「世界で一つだけの花」は、こども達、緊張のあまりかすごい早く歌ってしまって、せっかく練習してきたギターと合わなくて、なんとも残念な結果に…。ギター組はとっても悔しそうだったので心苦しいけれど、日本人のお客様はもちろん、日系人の方からも「大好きな歌なの!」「日本語とスペイン語で歌ってくれるなんて素敵!」とお褒めの言葉をいただいて嬉しかったです。

ね。すごいギターが無視されて可哀そうな結果になってるでしょ。練習の時はかなり良い塩梅だったから余計に悔しいんだよ~(T-T)暴走するこども達を止めることも出来ませんでした。なんで本番に限って間奏も飛ばしてどんどん突っ走ってしまうのか理解できないんだけれど…自分もこどもの頃にバレエの発表会でかなり面白いことやった経験があるから何も言えないし(笑)何とか次回までの課題にしようと思います。

でも…こうやって動画見てみると、よく日本語でここまで歌えたなぁというのが正直な感想。この子たち、日本語なんて挨拶程度しか知らないんだよ。公の場で披露する歌としての出来は(かなり)悪いけど、難しい日本語の歌をこうやって覚えて歌ったという事だけでも充分に評価してあげたいところです。


夜は日秘会館の大ホールにてパーティー。行くまではどんな規模のパーティーなのか全く理解してなかったんだけど、今までHogar Emmanuelを支えてきて下さった方々がほとんど全員集合という、なんとも豪華な顔ぶれでした。そして、日系人協会の組織力というか底力というか、まだ上手く言葉に出来ないんだけれど、そういうパワーを感じた日でもありました。

あたしとドイツ人のミカエラちゃんは「Hogarを支援している人」ということで、お客様席に座らせていただいてしまったのでこども達とは一時お別れ。シャンパンやワインが飲めてウキウキな反面、離れたお席でこども達がキレイにお行儀よくご飯を食べてるかどうかが心配で心配で仕方ない自分が、本当の親みたいでかなりウケてしまいました(笑)

パーティーの最後には、こども達と一緒に出席者の方々も全員歌ってくれました。歌ったのはエンマヌエル協会の歌で、「Es un milagro de Dios」というフレーズが何度も出てくるのね。あたしはここの国の人たちのようにはDios(神)を信じてはいないけれど、ここのこども達に出会えたこと、こういう時間を一緒に過ごせるということは、本当にMilagro(奇跡)だなぁと、歌いながらしみじみと思ったわけです。

Hogar Emmanuel創設当時からの方々には「来てくれてありがとう」と感謝の言葉を頂いてしまったけれど、あたしがHogarに居させてくれてありがとうと言いたいくらい、この国でこの子たちと一緒に居られることが幸せでたまりません。そんなことを改めて感じた記念日でもありました。


そして、お着物。
マドリーナ達の要望と言えどもやっぱりお着物はやり過ぎかなぁと思ったものの、周りの人たちの反応を見たら、本当に持って来て良かったなと思いました。付け下げの重ね襟をちょっと出し過ぎてしまったのが反省点だけれど…気崩れることもなく、二重太鼓の柄合わせもバッチリ決まり、個人的には大満足。ま、そんなポイントに気づいてくれる人なんてここには居ないけどね(笑) ともあれ、こども達もスタッフも、パードレも協会のお偉いさんたちも、日系人のおばさまたちにも、Policlinicoのお医者さんたちにも、喜んで頂くことができました。

そして早くも県人会からの着付け依頼、コンサートでの着付け依頼を承ってしまったあたし…(笑)協力隊活動とは別に、ペルー日系人社会での日本文化推進委員として個人活動を開始することになりそうです。


長い一日で実はすっごい疲れたけれど、楽しそうなこども達の顔が見れて、本当に良かった。そして超個人的な感想としていちばん嬉しかったのは、パーティーが終わった帰りのバスでJulioが照れながら「今日は疲れたけど良い一日だった。中でもマリが最高だったよ」と言ってくれました。むふふ。

この喜び、解っていただけるでしょうか?別に男の子に褒められたから喜んでいるんじゃありません。ここのこども達は例えば着物姿を見て「セニョリータ、まるで花のようだね!」とか普通に言えるからね。

なぜあたしがめちゃくちゃ喜んでいるかと言うと、julioは少し前には口が裂けてもこんな事が言える子ではなかったのです。そんな彼が、こんな事を言うようになったという変化がものくごく嬉しい日でもありました。

あれ…
またJulio日記になってしまったけれど、今あたしが一番気にかけている(というか、心配している)少年なのでどうかご勘弁を。

とにかく一仕事終えて、ホッとしています。
明日から平穏な日々がやってくるので、また新しく何か考えよう!
10月には「ドイツ&日本祭り」を決行する予定です!!!

2008/09/19

土曜日に向けて③


ついに明日はHogarの25周年。

日本大使もいらっしゃいます。
会長もいらっしゃいます。
200~300人くらいの人が集まるとのこと。


ということで…(?)明日は、数ヶ月ぶりにお着物!!!
老人ホームに置きっぱなしにしていたお着物一式を
ごっそりこっちに運んできました。

最初はこども達が見たいというから着ることにしたんだけど、
日系人協会のおばさま方からのさらなるご要望にお応えして
日中と夜とでお色直しをすることに…(笑)


すでに毎度お馴染みとなりつつあるお気に入りの青い付け下げと、
ポリ素材の紫の小紋を持って来てます。
午前中は小紋、夜は付け下げに着替えて
こども達と一緒に日秘会館へ行ってきまーす。


昨日はめちゃくちゃ疲れてたけど、「ギャラリーなでしこ」で購入した
超お気に入りの半襟を縫い付けて、久々に日本気分を味わいました。

やっぱりお着物は良いね!
明日は楽しむぞー♪

2008/09/18

リーダーシップ

歌の練習をするだけでも、時間が守れなかったり、壁や机によっかかったり、お喋りしたり、座り込んだり、歌わなかったり…本当に色んな障害がたくさんあります。まぁこども40人も居れば当たり前なのかも知れないけれど。

前までは、割とぎゃんぎゃんと「きちんとしなさい」と注意してきたけど、今週から方針を変えてみました。(あたしが頑張ってても、スタッフは練習を見にも来ないという状況に疲れてしまったので。笑)こども達が自主的に練習を始めるまで、約束の19時を過ぎても何も言わずに見てることにしてみたのです。本当に何も言わずに。


この施設に来た頃からちょっと気になっていたのは、ここのこども達、いつもマードレやスタッフたちに指示されたことしかやらないってこと。自分たちで何かを企画したり運営したりという機会が与えられていないので、どんな状況でも人任せな事が多いなと感じることがたくさん。

日本だったら学級委員とか日直とか学園祭とか体育祭とかでリーダーを経験することもあるし(まぁ根本的に生れ持ったものが違うからかも知れないけど)、成長するに連れてどこの国でもリーダーシップはそれなりに身に付くものかなと思っていたんだけど、大きな間違いでした。

ここの学校は、「フィエスタは10時から」と聞いていても11時に始まるし、こども達が校庭に整列するのに先生たちがマイクで捲くし立て続けてようやく20分後くらいに集まってくる。しかも全員は集まらない。そんな状況ですからね…。


そこで今日、こども達を放置する作戦に出てみました。19時を過ぎても5人くらいしか集まってない。「セニョリータ、みんな来ないね?」と聞いてきた少年Danielに、「ふーん。ま、知らない。歌いたくないなら勝手にすれば。Aniversarioはみんなのイベントだからあたしには関係ないし。」と言ってみた。

するとDanielは冷たいあたしにびっくり。「セニョリータ、関係なくないよ!待って、今、みんな呼んでくるから!」と。お陰で5分くらいしてわらわらと集まってきました。実はこれだけですっごい嬉しかったんだけど、あえて何も言わずに練習を傍観。さらに、「みんなボケーっと突っ立って歌ってるけど、当日どーやって並ぶわけ?ま、適当にすりゃいいけど。」とまた言ってみる。すると今度は少年Marco「わかったよセニョリータ!今からみんなを並ばせる!」と。


なんだ…少年達、やれば出来るじゃん!!!
もっと早くからこうすれば良かったよぉ。今までの苦労って…???


早くからリーダーを経験すればするほど、自分より年配の人たちの苦労(ここHogarにおいてはスタッフやマードレ達の苦労)が少しでも解るようになるんじゃないかと思う。そして、リーダーになって感じた苦労を通して、自分のこれまでの行動を振り返ったりすることに繋がるんじゃないかなとも思うわけです。ちょっと大袈裟かも知れないけど、あながち間違いでもないよね。なんとかして、こういう行動力を身に付けて欲しい。

でも…最年長のJulioには、随分前からこんな話をしてるのに、ちょっと内気なところがあるので全然それが出来ない!!!それなのに、今日ポッと話した二人がサクサク動いてくれちゃった。嬉しい反面、やる気になれば誰にでも出来そうなその一歩が踏み出せないJulioのそこが一番悔しくて悲しくて、もんもんとしています!!


あぁー。
お前もうちょと頑張れよー(T-T)

土曜日に向けて②

我らエマヌエル協会のシンボルであるハートちゃんを作っています。ボードに貼り付けて、お写真と一緒にアレンジするのね。




いつも思うけど、やっぱりコレはあたしの仕事なのね…。言ってしまえば第三者だし、このAniversarioの主役はこども達やHogarの人たちなんだから、スタッフやこども達と一緒に作業したいというのが本音。

ちょっとくらい不器用でも良いから、一緒にお喋りしながら手作業したいのに…スタッフに「こどもの中から誰かお手伝いにもらえない?」と聞いても「必要?一人でお願いできないの?」的な回答。

えーっと…、あたしとドイツ人の子からしてみれば、当然一緒にやるべきだろうと思うような事なので「なんで?」って聞かれても困る(笑) 何でも話せる少年に「今日こんなことがあったよ」と話しても、やっぱり「なんで?」という反応でちょっとショックを受けました。


ここでは、お掃除以外の事はほとんど全て大人たちがやってしまっていたようです。そういう習慣が染みついてしまっているようです。なんとかコツコツ変えて行きたいところだけれど、果たしてどうなることか…。

いつもは一人作業なんだけど、今回は心強いドイツ人のミカエラちゃんが一緒に作業してくれたので不幸中の幸いでした。良かった~♪あと少し、引き続き頑張ります。

2008/09/16

土曜日に向けて…

今週の土曜日は、Hogarの25周年記念式典です。
こども達と一緒に「世界に一つだけの花」を歌います。

あたしからしてみれば、日本語を理解していないこども達が日本の歌を歌うっていうだけでもの凄いことだから「もうじゅーぶん」と言いたくなってしまうんだけど、やっぱりそうもいかないらしく、ここんとこ毎晩練習をしています。

そして少年たちはギターの練習。


なんかしっくりいかない部分もまだまだあるんだけど、なんとか土曜日に間に合わせる予定となっております。ふふふ。この子たちみんな、かわいいでしょ。

本当は今回も親バカっぷりを最大限に発揮して動画やお写真を撮りまくるつもりでいたのですが・・・なんとあたしもこども達と一緒に歌わなくてはいけなくなりました。でも「世界に一つだけの花」以外にも、Asociacionの歌と、Hogarの歌があって、あたしはその二つも覚えないといけないの!こども達に負けるわけにはいかないので…夜な夜な、必死で覚えているあたしです。


「練習」と言って時間を決めても、なかなか時間通りに集まれないこども達。これは必ずしもこども達だけでなく、スタッフたちが時間にルーズだということも大きな要因。こんな環境では、「puntualidad」を求めるのは難しいよなぁと思ってしまうわけです。

かつて「昔、禁煙しようと思ったけど、ママがヘビースモーカーだったから止められなかったよ」と言っていたパパを思い出しました(笑) 身近な人が変わらなければ、なかなか身に付いてしまった習慣は変えられないのですね。

時間に正確なのは、このHogarではマードレとあたしだけ。まだまだまだまだ少数派なので、ちょっとしたことでスタッフに気を遣ってしまう状況が多々あります。早く抜け出したいよぉ~。


あぁ。なんて取り留めのない日記。
最近の疲労感が滲み出てしまってるような…。

あと少し、頑張ります。

2008/09/15

仲間

先月からボランティア仲間ができました。ドイツから来た19歳の女の子。とっても若いので余計なお世話で最初は勝手に心配していたけれど、しっかりと芯のある素敵な女の子です。

あたしがここに配属になってから1~2週間程度のボランティアさんは来てくれたけれど、今まで来てくれた子たちは、まぁどちらかと言うと「お客さん」でした。何かしら気を遣ったり、せっかくこの施設を見に来てくれたんだから楽しい思いをして帰って欲しいなと思っていたのね。周りのスタッフたちも、あたしに「じゃ、よろしく」って感じだったわけです。

でも彼女は2ヶ月半もここに一緒に居てくれる。これはすごく心強い仲間が出来たってこと。同じ目線で、色んな事を話すことが出来るし、この施設の抱えている問題、客観的な目で見てどうやって変えていけるかとか、そういう話が出来る相手がすぐ近くにいることが凄くうれしい。


そんな彼女の出身コミュニティが、この施設のために1,000ソーレス(約300ドル)の寄付をしてくれることに。さらに、この資金は直接施設に寄付するのではなく、彼女とあたし、2人で使い道を考えて欲しいとのお話を頂いたのです。

彼女とは、あたしたちのサロンを「子たちが集まるお部屋」にしようという結論に一致。世界のことが解る本、色んな文化についての本、こども達がここに居てはなかなか触れられないような内容のものを揃えていきたいなと思っています。


最近のあたしは、こども達のカウンセラー(エセ)役に徹してて満足しちゃっていたから、ちょっと温かったと思う。きっと少し疲れてたんだと思うけど、休養して、良い刺激をもらって、また、どんどんアイデアを出して行こうって、彼女のお陰で思えるようになりました♪良いタイミングで来てくれたことに感謝!

2008/09/11

初めての"Te quiero"

少し前、ある少年に「Hermanita, te quiero mucho.(お姉ちゃん愛してるよ)」と言われた。っていうか、いつもの如く最年長のJulioだけど。

「言いたいことがあるんだ」とやってきて、でもすごく照れくさそうに、恥ずかしそうに、「でも大事なことだから言わなくちゃ」って躊躇いながらも言ってくれたその表情や仕草がなんとも言葉に出来ない可愛さでした。この子、人に「Te quiero」なんて言ったのは今まで生きてきた中で初めてでしょう。間違いなく。


お友達同士のお電話の最後に「Te quiero mucho!」って挨拶をして切る人が普通に居るようなノリのこの国で、一度も誰にも、そういう感情を抱いたことがなかったんだよね。日本人の我々から見たらちょっと照れくさいような気がしてしまうけれど、ここでは割とそれが「一般的」なのです。

そんな「一般的」な感情を抱いたことがなかった自分のことを「Mi corazon es muy duro(僕の心は固いんだ)」とずっと言っていた彼。確かに18年間もそんな想いを知らなかったってことは、本当に固かったんだなと思う。だけど初めて「Te quiero」って言葉を口にしてからの最近は、だいぶ柔らかくなってきたように感じることもしばしば。良い兆候です。


すごく嬉しい気持ちと同時に、ここまで信頼されてしまうと、自信過剰かも知れないけれど、あたしと会えなくなった時のこの子が少し心配でもあります。

今まで毎晩あたしのところにやって来ていたけれど、そろそろ突き放してみようかなとか、毎日していたお喋りを少し減らしてみようかなとか、ぼちぼち検討中。

18年生きてきて初めて人を愛するっていう感覚を知ったのであれば、もうちょっと甘やかしてあげたい気もするんだけれど…彼はあと1年ちょっとでこの施設を出ないといけなくなる。ちょいと残酷かも知れないけれど、彼だけ特別扱いをするわけにもいけないからね…。


そんな懸念はあるものの、彼の人生で初めての「愛してる」。
こんな大事な一言を貰ってしまいました。

隊員冥利に尽きます。

コミュニケーション

あらためて日頃からのコミュニケーションの大切さを実感した出来事が。

7月末に17歳になったばかりのPepeは、Hogarの中でちょっと問題児扱いをされている子です。大人たち(とりわけマードレ)に何か注意されるとすぐにカッとなってしまうので、「反抗的」という共通認識が出来上がってしまっていたのです。

でもね、実はものすごく心の優しい子だってこと、あたしは知ってます。もうすぐ3歳になるEliasは、ご機嫌斜めで他の人の言うことは全然聞かなくても、彼がご飯を食べさせようとするときちんと全部食べる。あたしが病気になった時はすごく心配してくれたし、あたしがマードレとちょっと衝突して凹んだ時も励ましてくれたし、人に指示されたことはあんまりやらないくせに、ちょっとしたお手伝いは誰も見てない時にささっと進んでやってしまう、不器用ながらもとっても良い子なのです。


ある時からそんな彼の良いところをたくさん知ったあたしは、みんなに彼の良いところを解ってもらいたいし、彼にもそういう部分をどうやって見せれば良いのかを解ってほしくて、7月はよくお喋りをしていました。つたないスペイン語で、何度も「Me entiendes?(解ってる?)」と繰り返しながら(笑)。あの頃はだいぶ距離感が縮まったような気がして、すごく嬉しかった。

でも8月後半から最近まで、なんだかんだタイミングが合わなくて時間なかったのね。お陰でちょっと注意したい事なんかも上手く彼に届かなくて、Aniversarioに向けての歌の練習も超ヤル気なさそうだったり、相変わらず人に対する期待値の高いあたしは何かと空振りをして、7月に感じていた手応えのようなものも無くなっていき、また一人悲しい思いをしていたわけです。


そんな感じで迎えた日曜日、数週間ぶりに少年達の髪の毛を切りました。7人の少年達の中で一番髪型にこだわりのある彼は、もちろん所要時間が一番長い。つまり、たくさんお喋りが出来たのね。

ここ数週間あんまりお喋りが出来なかったので、あたしの話を素直に聞いてくれるかなって不安もあったんだけど、「解ってるよー!本当はちゃんと会話したいと思っても、マードレに言われるとついカッとなっちゃうんだよ!」と照れながら言う彼。「もうあの人は年寄りで変われないんだから、まだ若いキミが変わりなさい!30過ぎたりしたらほぼ間違いなく男はそう簡単には変われないんだから、今のうちが勝負!!!」と、実体験を題材に無理やり納得させるあたし。かなりいい加減な説得だけど、とりあえず久し振りにも関わらず終始笑顔で会話できたことが何よりも嬉しかった。

そして翌々日、誰が言っても歌おうとしなかった練習タイムに、頑張って日本語で歌っている彼がいるではありませんか!その瞬間、どれだけ嬉しかったか解っていただけますでしょうか。まぁ解ってもらえなくても全然良いんだけど、これ、ちょっと調子に乗っても良いよね。あたしがPepeを可愛がっているように、彼もあたしのこと慕ってくれてるんだよね~。ふふふ。


そんな自惚れとは別に、やっぱりこれって「コミュニケーション」のお陰だと思うのです。マードレやスタッフたちは、注意はするけど、じっくり話したり考えさせたり、良いところを延ばそうとか「キミのことをもの凄く気にかけてるよ」っていうことを伝える事が無いだけなんだ。

ただ「やりなさい」「あれはダメ」「これはダメ」。これだけじゃ、そりゃやらないよねぇ…。怒鳴るでもなく、叱るでもなく、本当にキミのためを思って提案しているんだよっていう会話が出来るという環境が必要だなってことを痛感したわけです。


数日前の日記に書いた通り、かなりの信頼関係が築けたと思っていたJulioに軽く裏切られて傷ついたけど、それでもあたしは彼を信じているし前と同じようにこれからどれだけ変わるか期待してるし、とにかく可愛くてしょうがない。そして、変わらずにそういうスタンスで居るあたしのところに、やっぱりJulioは毎日飽きもせずにやってくるのです。

きっとPepeはこれからもあたしが悲しくなるようなこといっぱいやらかしてくれると思う。いや、間違いなく、そのうちあたしが言うことにも反抗的な態度をとる日がやってくるに違いない。「飼い犬に手を噛まれる」と言うけど、まさにそういう状況になってまた一人で悔し泣きするんだろうと思う。

それでも、あたしは彼を信じて期待し続けると決めました。他の大人たちみたいに「El es muy malcriado!」だなんてこと、口が裂けても言いたくない。絶対に、何が起きても彼を放棄しない。毎日ちょっとずつでも良いからコミュニケーションを怠らないで、「自分のことを見てる人が居る」ってことを、しつこいくらいに感じてもらいたいのです。きっと今まで、そういう人がここには居なかったんだと思うから。


親にはなれないけれど、これまで自分が出会った沢山の年上の友人たちがあたしに良い影響を与えてくれたように、あたしも少し歳の離れた友人として、同じ家に住む家族として、しつこいお姉さんとして、何かしら前向きな影響を与えられるような存在になりたいものです。

2008/09/08

もうすぐ3歳

4月28日にやってきたElias。
あたしがHogar Emmanuelで受け入れた最初の子です。

ついに今月の19日、3歳のお誕生日を迎えます。


体重、12キロちょい。身長、82センチ。

もう3歳になるのに、こんなに小さい。
でもここ2ヶ月間ほど、特に活き活きしてます。


そして今日、お昼ご飯の後にバナナを渡したら
日本語で「ありがと!」って言ってくれました。

すごいよね。
「ありがとう」が「Gracias」ってこと、ちゃんと理解してる。


どんどん成長しているこの子に負けずに
自分も毎日少しでも良いから何かを身に付けたいものです。

2008/09/06

弟たちのConfirmacion

9月6日。Confirmacion(堅信式)に行ってきました。
あたしのかわいい弟たちのために。


昨日の夜は結局かなり残念な結果に終わり…、かなりご機嫌ナナメな状態で一人深酒をして眠りについたわけですが、とにかく彼らにとって特別な日を、愛情いっぱいの気持ちと笑顔で迎えられないと思うだけで、悔しくて悔しくてなかなか眠れなかったのです。

ところが翌朝。自分のアホさを痛感しました。なぜなら、Confirmacionのためにパドリーノから贈られた新しいお洋服に身を包んだ彼らを見たら、本当に「親バカ」ってこういうことを言うんだろうけど、かわいくてかわいくてめっちゃ笑顔でハグしてしまいました。あぁ、なんてバカなあたし…(笑)

キリスト教徒ではないあたしにしてみたら、こんなに近しい存在のあたしを悲しませておきながら、どうやって神様にConfirmarするんじゃいっ!とツッコミたい気持ちは満載だったんだけど…彼らにとっては本当に特別な日なわけだし、式が行われる場所もすごく歴史のあるNazarenaという教会だったのです。そんなこんなで、悔しいことに彼らの装いと笑顔にヤラれ、あたしもめちゃくちゃ笑顔で彼らを送り出してしまいました。


ゆっくりシャワーを浴びてお化粧して、あたしは後から出発。
「12時から」と言われたけれど、なんせココはペルーですから、いくら教会での堅信式だろうと時間通りに始まらないのでは…なんて疑いながらも5分前に到着。すると、あたしの少年たちは最前列にお行儀良く並んで座っていました。(しかもミサは12時ジャストにスタート!ペルー人、やれば出来るじゃないの!!)

あたしを見つけた少年達がすごい笑顔で迎えてくれたこと、「マリはマドリーナだから後ろじゃなくてここにいて」と言ってくれたこと、他の家族に負けずに出しゃばってみんなのお写真を撮れたこと、Confirmacionを終えた誇らしげな少年達とハグできたこと。どれもめちゃくちゃ嬉しかった。


帰りの車の中で「一昨日と昨日のこと、まだ怒ってる?」と聞いてくるJulio。「そんなの当り前!でも、昨日は昨日、今日は今日、ConfirmacionはConfirmacionと割り切ったし、明日は明日だからねッ」と言っておきました。「キミたちがあまりにも可愛くて怒りも吹き飛んだ」なんて本当のこととは、口が裂けても言えませんから…!

この2日間はものすごい腹立たしかったのに、嬉しそうな誇らしげな弟たちを見ているだけで、なんだかすごい満たされた気持ちになってしまいました。ちょっと悔しい気持ちはまだ拭えないけれど、「親心」ってこういうものなのでしょうかね…。


なんとも複雑ですが、とりあえず平和な土曜日でした♪

2008/09/05

初の悔し泣き

ここに来て、初めての悔し泣き。ついにきた。

「もうコイツは大丈夫だ!」と信じていた子があたしの気持ちや考えを理解しているはずなのに、何度も何度も頼んでいるのに、わざとなのか幼い気持ちが戻ってきてしまったのか解らないけれどあたしの希望に180°反することをやらかしてくれました。

傍から見れば大したことじゃないのかも知れないけれど、あたしが毎日のように言っている「時間を守る」ということ、そして「もう大人なんだからやるべき事はやる」ということを完全に無視されたというのが、猛烈に悔しかったのです。さらに、日本語でだったらなんとかくどくどと説得が出来たのかも知れないけれど、頭に血が上った状態な上にスペイン語で言いたいことが満足に言えないという悔しさも手伝って…。泣けてきました。


いつからか、自分が少しでも信頼している人が相手だと、ほんのちょっとした嘘や軽い裏切りだったとしてもかなり、異常なまでにどん底まで傷ついてしまうあたしです。さらに、一番信頼のおける少年に最後の希望を託したのに彼が見事にあたしの期待を裏切ってくれたので…あまりにも悲しくて悔しくて情けなくて、涙が出てきました。一人で居ると冷静なのに、仲間たちと一緒だったからついつい悪戯心が働いてしまったんだと思うんだけど。

夜中、「どうかしてた。ごめんなさい。」と謝りに来た彼に、今はキミとは喋りたくない、何も聞きたくない、顔も見たくないとかなり幼稚なことを言ってしまうあたし。バッサリと追い返してしまいました。なぜなら・・・喋ったらその子の目の前で泣いてしまいそうだったから。

最終的には真夜中に再チャレンジに来た彼を3回目でようやくお部屋に入ることを許し、結局ちゃんとお話しをしたけれど、あたしが彼と笑顔で喋るようになるかどうかは全て、今夜彼らがどんな風に振舞うかにかかっています。


きちんと一人で謝りに来てくれて、断っても断っても粘り強く来てくれた時点で本当は充分。でも、「こども」と言ってももう18歳なんだし、いつか言っていた「ここには色んな人が居るけど、Hogarのすべての人たちと良い人間関係を築けるように頑張るよ」というあの言葉が本気なら、今まで通りの信頼関係を取り戻そうとする必死の姿勢を見せてもらいたいものです。

しかも明日は、少年達のConfirmacion(堅信式)。少年達からお願いされて、リマの教会まで、マドリーナにはなれないけれど、家族として姉として保護者として一緒に行く予定なので、昨日はいそいそとカメラ用電池の充電をしてメモリ削除して何を着ていくかまで考えていた矢先の出来事。だから余計に、めちゃくちゃ空しかった(T-T)

彼らにとって「特別な日」の堅信式を笑顔で見守れるように、あたしもちょっと大人になるから、キミたちも今夜くらいきちんと責任持ってやるべき事をやってくれ!頼むよ!!!


そして…こういう状況になるといつも思うのが、世の中の親御さんたちは本当に偉大だなぁということ。そして、何歳になってもかなりのお転婆だったあたしを根気強く育ててくれた両親は、想像を絶するような大きな器を持っていたんだなということ。

あたしが一緒に居るのは、言ってしまえば所詮は他人の子。それでも、たった4ヶ月間一緒に過ごしただけで愛しくて愛しくてたまりません。そんな子に期待を裏切られただけでこんなに悲しいってことは…何度も何度も親の期待を裏切り続けてきたあたしって本当に残酷なことをたくさんしていたんだなと、今更ながら(本当に今更だよ!と叱られそうですが。笑)痛感するのです。今なら、あの時のママの涙の意味がよく解ります。

良いお勉強、させてもらってます。

2008/09/04

スペイン語

9月に入ってから、というか今週からなぜか、スペイン語を使うことに疲れてきてしまいました…。

普段の会話はまぁ良いとして、こども達とちょっと真面目なお話をするとか、例えばPCの仕組みやら病気のことについて話すとか、新しいボキャブラリーを要するという状況で「頑張って伝えなきゃ!」という意思が働かなくなってきたのです。

月曜日からずっと、夜中にこどもがあたしのお部屋に来てくれても、ちょっと複雑な内容になると「詳しくはまた明日話すけどさ…」って事になってしまうのですね。

8月は日記にも書いてたようにものすっごい勢いで喋って喋って辞書も引きまくってノートにも書きまくって頑張ったから、ちょっと疲れてしまったのでしょうかネ。


でも…11月にDELE(スペイン語検定)を受けるって決めたので、しっかりお勉強します。11月に初級、来年の5月には中級、そして最後の11月には…という魂胆です。目標を立てて、しかもそれを公言しないと実行できないあたし。日本に帰ったら絶対に忘れちゃうからね…(T-T)

こども達に「学びなさい」と言い続けるためにはまず、自分が頑張らないと。

2008/09/03

満点!

英語クラスは2つのグループに分けてやってます。
Secundariaの1&2年と3&4年との二つ。

英語クラスを始めて早数ヶ月…
ちょっと時間が空くとすぐに忘れてしまう子が多いので
かなり心配していたんだけど、
最近なかなか感動的なことがありました。


それは…
1&2年の子たちが学校で試験があって
殆どの子が9割以上の点数だったということ!

そしてみんな「教えてもらったから出来たよ!」と言って
嬉しそうに帰って来てくれたこと!

解答用紙をわざわざお部屋まで取りに戻って
あたしに見せるために食堂に持って来てくれたこと!

今までは20点満点で6点とか8点とか取ってたという子も
初めて英語で16点を取ったと喜んでいたこと!

ずーーーっとお勉強したがらなかった子が
なんと20点満点を取って帰ってきたこと!!!

そんなこども達の笑顔がすごく嬉しかったのです。


あぁ~教えてきて良かった…(T-T)
ま、内容はかなり低レベルなんだけどね。
というか、学校の授業がかなり酷いんだよね。

こども達も、ちょっと頑張れば良い結果に繋がるってこと
少しずつでも良いから理解してくれたら良いなと思う。
(自分の高校時代は棚に上げて…笑。)


スペイン語で英語を教えるのにちょっと
疲れてきたところだったので…これでまた頑張れます。

次回は全員、満点取れよッ!

2008/08/31

THK製品を発見!

パン屋さんで働いているお友達と一緒に、リマのセントロにお出かけした時のこと。

新しくチラシかポスターを作りたかったらしくて、リニューアル時にお世話になった印刷サービスをやっているお店に寄ってみた。


奥には大型のプリンターが数台並んでいました。
「動きモノ」大好きなあたしとしては、機械の中を覗かないわけにはいきません。お友達が店員さんと相談している間にちょっとしゃがんで見てみると…なんと、そこには「THK」という文字が!!!

ついにペルーでTHK製品を発見!しかも、稼働してるところを目撃!!!
このマニアックな喜び…一般の方にはなかなか解ってもらえないでしょうけど、かなり嬉しかったのです。


高速、低騒音、長期メンテナンスフリーの「ボールリテーナ入りLMガイド」の採用により、短時間でスムースな印刷が可能になりました!さらにコンパクトな設計により省スペース…ってな勢いでお友達に説明したかったんだけど…もちろんそんなボキャブラリーがあるわけもなく、小さなボールがたくさん入ってて、重いものが軽く動くんだよと、たどたどしくも必死で説明(笑)。

カメラを持ってなかったので、写真を撮れなかったのがかなり悔やまれます。だから何なのって言われたらそれでオシマイなんだけど、日本の同僚に教えたくて、いつかカメラ持参であのお店に行ってみようと心に決めました。


THK製品、ペルーでも活躍してるんだね!
しかも我らHogar Emmanuelのパン屋さんに飾られてるあのポスター、THK製品のお陰で出来たんだね!!

ちょっと嬉しい発見でした♪

2008/08/30

2020年まで

あたしのペルーでの身分証明書、

期限は2010年3月26日までと書いてあります。
帰国するまでだから、当然です。


でもこれを見た17歳のDanielがすごい悲しがって、
手書きであたしの身分証明書を作ってくれました(笑)






そこには「2020年3月20日まで」と。
なんでその日付設定なのかは解らないけれど…
そんな気持ちがめちゃくちゃ嬉しい今日この頃。

あぁーこの子たち、日本に連れて帰りたい。

2008/08/27

気を付けないと…

Hogarの心理カウンセラーと会話していた時のこと。

ペルーではあんまり直接的な言い方をしない人が多いから
その件については私から彼女に話しておくわね。

って言われてしまいました。


そうですね…確かにあたしは直球ばっかり。
直球じゃない場合って死球だったりするもんね。

たぶん彼女は、日本人は何でもズバズバ言うんだと思ってる(笑)。
それ大きな勘違いです、ごめんなさい。
日本人はみんながみんなそんな国民性なわけではありません。


言いたいことを言わないのってすごく好きじゃないし、
言っても大丈夫な仲だと思ってるから言うんだけどねぇ…。

「ペルーって南米大陸の国だから、ラテンのノリで何でもOKって雰囲気だと
思いがちだけど、ある意味で日本以上に日本人的なところがあるから
気をつけた方が良いよ」と日本で言われたことを思い出しました。

確かに、あたしの嫌いな意味での「超日本人的」な部分がかなり多いように
感じられます。こういうところ、まだまだ学ばなくてはいけません。
今年で28歳になるのにね。成長してないなぁと笑いたくなる瞬間でした。

気づかせてくれてありがとう。

2008/08/26

宗教

「宗教」について、日本人としては(あくまでも相対的に)考える機会の多い人生を歩んできたとは思っていたけど、最近改めて真剣に考える日々が続いています。

良くも悪くもいい加減な「日本人の宗教観」を理解してもらうのにも一苦労で、ようやく一人、日本人の一般的な宗教観と、あたし独自の信念を理解してもらうことができたくらい。

この施設のこども達はみんなキリスト教徒だから、それなりに知恵を付けた大きい子たちは何かと「神様が望めば」的な発言が多い。どこまで本気でどこまで冗談なのかがイマイチよく解らないのだけれど…あたしは良い事があっても神に感謝しないし、かと言って悪い事が起きても神のせいにはしない。良いことも悪いことも、基本的には全て自分次第と思っているから。でもそういう感覚、彼等には理解し難いようですね。


そんなあたしですが、キリスト教に改宗しようかと真剣に考えた瞬間がありました。それは…少年達に「堅信式でのマドリーナになって欲しいから改宗して!」とかなり真剣に頼まれた時。

お父さん・お母さんのいない彼等は、堅信式で親代わりになってくれるパドリーノ、マドリーナが必要です。ある少年は、教会の神父さまのお部屋まで行って、マドリーナになってもらいたい人がいるとあたしの話をしてくれたらしい。けれど…洗礼も堅信式も受けてないし、当然のことながらキリスト教徒でないあたしは、彼等のマドリーナにはなれないのですね。


そんなワケで、国際結婚のために改宗する人は世の中にたくさんいるんだから、愛するこども達のために改宗するのもアリかなってふと思ったりしたのです。だって他にも大人はたくさん居るのに、わざわざキリスト教徒じゃないあたしにマドリーナになって欲しいなんて言ってくれるんだもん。そんな話を聞いた時はものすっごい嬉しかったんだよ。だから結婚のためも堅信式のためも、同じかなって(笑)

でも…心の根底ではキリスト教徒じゃないのに、それでも洗礼を受けるというのは神へのRespetoが足りていないと思うので、そういう意味でもやっぱりあたしには出来ない。改宗するのであれば、100%本気でお空の神を信じる気持ちが芽生えてからじゃないとね…。


残念だね、少年達。
マドリーナにはなれないけど、なって欲しいと言ってくれた君たちのその気持ちは一生の宝物です。

2008/08/23

あえて異彩を放つ

この施設でどういう存在を目指そうか、どういう振舞い方をしようかと最初の頃は迷っていたけれど、どこまでも迎合することなく「あえて異彩を放つ」という方針を貫いてきて正解だったなぁと思うこの頃。

なぜなら、幼い頃からこの施設で育った子たちは、この施設内での生活が当たり前。外の世界といったら、徒歩5分圏内の学校と病院だけ。幸い施設で働いてる大人たちや病院のお医者さんたちとの交流はあるものの、はっきり言って、彼等の世界はめちゃくちゃ狭いのです。

あたしにとっての「豊かさ」とは「人生における選択肢の多さ」だと宣言したことがあったとは思うけど、「他者と自分との違いを受け入れられる器」も、豊かな人生を歩む上での大きな要素。この器の受け口をどれだけ広げられるかで、住む世界の広さが決まってしまうと思うのです。


この施設の中では、例えばペルー人のスタッフたちと同じように行動しようと思えばそんなに難しくはない。でもあたしは、あえて「このまま」で居ようと決めたのです。

キリスト教徒じゃないと宣言し、お酒も飲めばタバコも吸うし(もちろんチビッ子達の前では絶対にしないよ)、休日と認められた週末はそれなりに自由に過ごし、あたしのお部屋の中は土足厳禁を徹底させる。時間を守らないこの国で、とうとうと「時間を守ることの大切さ」をしつこいくらいに言い聞かせる。

正直言って、この施設の中ではかなりの異質な存在で、わりと自由に行動させてもらってます。そう決めたのは、こども達に「自分とは違うものを尊重する」ってことを感じて欲しいから。そして自分たちの世界が全てではない、外の世界の方が断然大きいということに気付いて欲しいから。


最初は「キリスト教じゃない」と言ったら、小学生のこども達の中にはそれ以外の宗教がこの世に存在することを知らなかった子も居た。「あたしのお部屋に入る時は靴を脱いでね」と言っても、理解出来ずに土足で入ってきた子も居た。「時間を守りなさい」と言っても、「セニョリータ、ここはペルーだから仕方ないよ~」と返してくる子も居た。

もちろんあたしは毎週ミサに出席しようと思えば出来るし、自分のお部屋を土足で使うことも実は大した問題ではない。例えばこども達が病院や学校に行く時間を守らなくても、正直言ってあたしには被害はない。


でも、あたしはこのまま、あえて異彩を放つ。自分とは全く違う環境で育ち、全く違う信念や習慣を持っているけれど、それでも(たぶん、それなりに。笑)普通に生きている人間が居て、そういう人が自分たちと一緒に、愛情と敬意を持って生活してるっていう単純な事実を肌で感じてもらいたいから。

少しずつだけど確実に、突然Hogarにやってきた日本人と自分たちペルー人との違いを素直に受け入れて尊重してくれる子が増えてきたなぁと感じるこの頃。ふとした瞬間に、大きな喜びを感じます。


そんなこんなで、こども達との関係はかなり良好。
9月末まではこのままこども達(特に女の子達!)との信頼関係を深めることを最優先します。そして10月から、スタッフやマードレたちとの交流に力を入れていこうと決めました。こういう区切りを決めないといつまでもダラダラしてしまいそうなので、報告書作成の時期に合わせてアプローチすることにようやく決めました。

2008/08/22

着任4ヶ月

Hogarに来たのは4月21日。
気がつけばあっという間に今日で4ヶ月、
ペルーに来てからは、もうすぐで5ヶ月です。

施設での生活にはかなり慣れました。
こども達との時間も多いけど、
お友達と過ごす時間はないので
一人で居る時間も結構多い。

夜な夜な、語学もそれなりに頑張ってます。
ちょっとだけこども達の胸に響くような事を
少しずつだけど言えるようになってきました。
何とか2年間で正しいスペイン語を身につけたい。
最近は少年達にスラングを教わっています。

こども達との関係はかなり良好。
今日から用事があってリマに来ているけど
この3泊4日間、こども達に会えないのって
実は1日目の今日で、もう寂しかったりもする。

美味しいレストランやカフェがいっぱいあって
綺麗なリマが大好きだけど、やっぱりこども達が恋しい。

かなり親バカなあたし・・・。

2008/08/20

バランス

こども達との付き合いにも、バランス感覚が必要です。

女の子たちはどちらかと言うとお手伝いを頼まれやすい立場にあるので、自由な時間があまりない。一方、男の子たちも本当は仕事があるんだというけれど、スタッフがあまり仕事を振らないので、比較的、あたしの所に来てお喋りしたりPCに触ったり音楽を聴いたりという時間がたくさんあるのです。

つまり、男の子たちと過ごす時間のほうが多いと言うこと。お陰で大人たちから「malcriado(悪ガキ)」と言われることの多い少年達への理解も信頼関係も深まり、あたしにもだいぶ懐いてくれました。
スタッフの中には「マリは彼らに騙されてるのよ」的な事を言う人もいてかなり参ってしまったんだけど…誰の言うことも聞かなかった少年達が、ちょっと真面目にお説教をするとちゃんと聞いてくれるようになってきた。

あたしが悲しい顔をすると「解ったよセニョリータ!」と言って、しぶしぶながらも素行を正してくれるようにもなった。これから根気強くなるよと宣言してくれた子もいるし、最近変わったと書いた最年長の少年は、このグループの子たちを変えようとみんなに働きかけることを始めた。これ、ものすごい飛躍的な進歩だと思うのです。

それに、スタッフたちが言うほどの悪いところは全然ない。あたしの中高時代と比べたり、日本の中高生と比べたら本当にカワイイもの。この子たちは優しくて、かわいくて、ちゃんと人を敬うことも知っている。愛情を持って接すれば、それだけ返してくれるってことがよく解りました。

なんせマードレやスタッフたちの間では「malcriado」で通っているので、あたしが本気で心配したりするのが信じられなかったのでしょう。ある日、一人の子が「マリは俺たち7人がマリのこと好きって信じるの?スタッフが言うみたいに、騙してるとか思わないの?」と。実はちょっとだけドキっとしたんだけど、ここはもう自信もって応えました。数年前は人を信用するのが怖かった時期もあったけど、今は何事も信じたもん勝ち!と思えるようになったから。それに彼らの笑顔を見れば、相思相愛だってことは解るんだもん。


ただ最近、一緒に過ごす子とそうでない子のギャップが増えてきて…自分でも反省しています。なので昨日は女の子たちが英語の宿題を教えてとお部屋に来てくれたのがものすごく嬉しかった。ちょっと遅くまで頑張って教えてみました。

どんな場所に居ても、本当に本音で会話をしたいと思うのは、やっぱり自分の懐にピョコンと飛び込んで来てくれる人。基本的にはみんなと同じように接しているつもりだけど、やっぱり一度あたしの懐まで来てくれると、もうかわいくて仕方ないからなかなか離せなくなってしまうんだよね。

でもこのままだとギャップが広がっていきそうな予感。これを埋めていくためのバランス感覚をキープするのが結構大変なのですが、周りからの理解が得られるまで、しばらく頑張ってみます。

2008/08/16

mi hermanito

最近、弟ができました。
我が家の姉妹愛の深さを知っている人は解ってくれると思うけど、お姉ちゃん大好き病のあたしが「弟」と言うんだから、相当な仲なわけです。

もともと喋る子じゃなかったし、あたしの所に寄ってくるわけでもなかったし、Hogarで最年長のこの少年とはこんな会話をする仲になるなんて想像もしませんでした。でもここ数日間でものすごいお喋りをたくさんして(最長、朝まで眠らずに7時間!)、急激に信頼関係が深まっていきました。

少し前の日記に書いた子なんだけど、こんなことを言っていた子が、今、毎晩あたしの所にやってきて、素直に思ったことを何でも話してくれるのです。


「こんな人に出会ったのも、こんな人間関係を築けたのも生れて初めてで、きっとこの先にもこれだけの出会いはないと思う」とまで。あまりにも嬉しくて、心配しないで!きっとこれから山ほど素敵な出会いに恵まれるから!と言うのを忘れてしまうほど。

これまでにこの施設を出て行ったこども達の中には悪いことに手を出して色々な問題を起こしてしまったという話をいくつか聞きました。長年ここに住んでいる彼もそんな不安を抱えているらしく「今はこうやって毎日話しているけれど、いつかこの施設を出て、何か悪いことに手を染めちゃったりして、もうマリに顔向け出来なくて会えなるんじゃないかと思うとすごく悲しい」とポツリと言う。

でも、自分が幸せならあたしも幸せ。あたしが幸せなら自分も幸せだという人間関係が築けた今、もうそんな心配はいらないんじゃないかと思う。本人ももう解っていると思うし、これから先、何かを選択する時には多かれ少なかれ、どっちの道を選んだらあたしが喜ぶかっていう思いが頭を過ぎるだろうから。


「hermanito(弟)」と言ったら、猛烈に喜んでくれた。10センチくらいの小さい人間になって、あたしと一緒に日本に帰りたいと言う。10月にマリのhermanita(姉)が来たら、この部屋で3人でお喋りするのがすごい楽しみだと言う。写真嫌いだった彼が、マリのhermanitaと3人で写真を撮るんだ!と照れくさそうに言う。今度マリが病気になったら、看病しにくるから一人で寝込むなと言う。血液型を知らないらしいけど、あたしに何かあった時のために絶対にB型が良いなと言う。あたしの好きな曲をギターで弾くんだと言って、ある曲を必死で練習している。もう最年長だからいつまでHogarに居るかは解らないけれど、あたしが日本に帰る日には空港まで行くよと言う。

18歳の子が、こんな、ちょっと照れてしまうようなことをどんどん喋り続ける。もちろんすごく嬉しいんだけど、今まで「何でも話せる相手」が本当に居なかったんだなぁと実感して、心も痛みます。


あたしの心にたくさん貯まっている「宝物」は全て「人との出会い」で、そこから受けた影響で知らないうちに自分が変わっていったんだと思う。その人を思い出すだけで元気になれたり、悩んでいる時にあの人だったらどう言うかなと考えたり、そういう大切な人がたくさんいて、自分もいつか人にそういうプラスの影響を与えられる人間になりたいなと思って生きてきました。

そして今、自分のことをそういう風に思ってくれるこの少年に出会えたことが、紆余曲折はいつもあるけれど、あたしの生き方もそこまで間違ってなかったなと思わせてくれるのです。

「すごく幸せ」と感じる瞬間にはいつも、これまで出会った全ての人に感謝したくなる。自分を生んで育ててくれた親や家族、大切な友達、色々な場所での出会い。一つでも欠けていたら、きっと自分はペルーには来なかっただろうし、この少年にも出会っていなかったから。


この国で、もったいないくらいの素敵な言葉を山のようにもらって、幸せを噛み締めています。

さて。
Julioの次にあたしの姉弟(妹)になるのは誰だッ。

2008/08/15

あれから一年

JICA事務所からの合格通知を受け取ってから、ちょうど一年。
このブログを書き始めてから、ちょうど一年。

この一年間、これでもかと言うくらい悩んで迷って考えて、そしてたくさんの人との出会いと愛情に恵まれて生きてきた事を何度も何度も実感する出来事がたくさんありました。

そして今、27年間と8ヶ月生きてきた中で最高に幸せです。日本を離れてペルーに来ることに対する迷いや不安は山ほどあったけれど、この選択は正しかったと心底思えます。

来年の今日も、同じように、いや、今以上に幸せを噛み締めてこども達と一緒に素敵な時間を過ごせますように!

2008/08/14

良いものは良いッ!

ここの少年達との音楽の趣味がかなり合うことが判明。

まぁあたしが持ってきた音楽自体、そんなに種類が多いわけじゃないんだけど、
PCやiPodをいじって、かなり喜んでくれてます。

ダントツは、B'z、ドリカム、サザン。
ピンポイントであたしの中での「不滅の御三家」です。
次いで、KREVA。久保田兄さんはまぁまぁ。


あたしの心のツボをムギュギュッと掴む好みでしょ。
良いセンスしてるじゃん!と、一人で大喜び。
やっぱり良いものは良いんだね~。万国共通♪

9月のaniversarioが終わって少し落ち着いたら
B'zとドリカムの歌を教える約束をしました。
愛のバクダンと、大阪LOVERが人気です(笑)


ギターが大好きな子は、あたしの好きな曲を弾きたいから
楽譜をダウンロードできないかと訊いてきました。

マリが日本に帰った後も、
その曲を弾いて一緒に過ごした時間を思い出す為だとか…

なんともおもはゆい瞬間でした。にひひ♪

2008/08/10

PC復活

PCは一応、復活しました。

ただ、HogarのPC親機も故障中なので施設内ではネットが使えず…
ネットが繋がるカフェにきてメールチェックを行っております。

月曜日にリマのCentroにあるCONPUPLAZAという場所に行って
「ノートPCの技術者います!」と書いてあるお店で相談をし、なんとか直して
もらったんだけど…なんせOSが日本語なもんだからつきっきりで修理。
終わるまで4時間くらいかかりました。でも店員さんもみんな親切で、
費用は日本円にすると2500円程度だからまぁこんなもんかなぁという感じです。

ただ、残念ながらメモリは全てとびました。
大事なデータは5月にバックアップとってあったからまぁ大惨事というわけではない
んだけど…愛する子ども達と一緒に撮ったお写真がだいぶ消えてしまいました。
ま、ネットアルバムにアップしてあるから全てではないんだけど解像度の高い、
プリントしようと思ってたお写真が消えてしまったのはすごく残念なわけです。

さらに、PC自体は普通に使えるようにはなったけど、ちょっと「???」と思う節が
随所にあり、ペルーにPC隊員がいたらなぁ…と痛烈に思っているところです。

おそらく明後日くらいからは普通にネットが使えるようになると思うので
ここ数日間でメールを下さった皆さん、しばしお待ちください。


取り急ぎ、書き溜めた日記もアップしたことだし、
暗くなる前にお家に帰るとします。Hasta pronto!

2008/08/09

自分の存在意義

6月末にPoliclinicoの歯医者さんから「全員、歯科検診に連れてきて」と言われ、41人のこども達のスケジュール管理&連れて行く事に。

同じAsociacion Emmanuelが運営している病院なので、こども達の診察料は無料というとっても有難いお話。でも、ほぼ全員に虫歯があるうえに、見てくださる先生5人、看護婦さん2人。学校に行く時間、入れ替わりの時間等を考慮した上でこども達のスケジュール管理をするのはかなりの大仕事です。

これが始まってからというもの、すっかり「Policlinico担当」となってしまい、歯医者さんに限らず、風邪からアレルギーから貧血まで、なぜか全てあたしの担当に…。毎日行っているので今となっては第2の家です。スタッフや運転手さんや看護婦さんたち、まるで家族のようにお菓子やジュースをプレゼントしてくれたりするほど。うっかり他の患者さんから質問される事もあるし、お別れの挨拶は何の疑いもなく「Hasta manana!」だし、金曜日にはドクターにパンの配達までするこの頃(笑)


ただ…歯医者さんの順番待ちをさせている間にチビッ子を内科医に連れて行ったりして何だかんだするうちに病院で4時間くらい経っていたりとかして、実は結構疲れるのです。日によってはHogarとPoliclinicoを3往復する日だって珍しくない。

お陰で英語や日本語、歌の練習の時間が減ってしまうし、待ち時間にテレビに噛り付いて順番待ちをしているこども達の隣に座って「こんな誰にでも出来ることばっかりやって…あたし何してるんだろうなぁ…」って思って凹む事も、実は結構ありました。

でも最近ようやく、これも大事な役割なんだって思えるようになったのです。
なぜかと言うと…「時間通りにこども達を病院に連れて行く」って、実はこの国では「誰にでも出来る事」ではなかったのですね(笑) あたしが来る前は、スタッフが予約の時間に遅れたり、予約してるのに行かなかったりという事がかなり頻繁にあったらしい。

ドクター達には、「虫歯の治療が終わるまでこども達がちゃんと通ってくるなんてHogar史上初だ」とお褒めの言葉を頂き、さらにこども達からは「先生がマリはすごくPuntualだから助かるって言ってたよ!」と口ぐちに言ってくれるではありませんか。

いや…あたし日本人ですし、予約の時間を守るってこれ、当たり前なんですけどね。でも、ウチのこども達のことを心配してくれる優しいドクターたちがこんなちょっとした事で喜んでくれて、こども達が時間を守る事の大切さを少しでも(ほんっとに少しだと思うけど)感じ取ってくれればそれで充分じゃないかと、心底思えるようになりました。


そして今週、ちょっと怖い出来事が。
木曜日に16歳の少年が体調不良を訴えました。ところがあるスタッフは「寝かせておけば良いでしょ。病院に連れて行く必要ないから。」と。でも、腹痛と頭痛と発熱と眩暈を訴える彼がすごく心配だったから、意地張って連れて行きました。

お薬も処方してもらったし、翌日には良くなったと思っていたけど、なんと食事中に椅子ごと倒れて後頭部を強打、意識不明という事態に。急いで病院に連れて行き、今日はリマにある日系人協会の病院まで精密検査に行ってきました。午前中に行ったのに、検査は17時と言われたのでZapallalとリマを2往復…。

結果、強打した頭は何ともなかったから一安心なんだけれど、マードレが忙しくて付き添ってくれなかったり、わりと放置気味だったので彼の心境がちょっと心配でもあったのです。なのでこの2日間は殆ど彼に付きっきり。

夕食後にお部屋まで付き添って早く寝るようにって話していた時に、彼がポツリと「マリが居てくれなかったらすごく不安だったと思う。付き添ってくれてありがとう。2年なんて言わずに、ずーーーっとここに居てよ」と。

…もう、英語とか日本語とか歌の練習とか、自分のやりたい事の充実度なんてどーでも良いやって、心底思いました。もちろんそういう事も続けるけど、でも、ここのこども達が「自分の事を心配してくれる人が居るんだ」って、少しでも思ってくれたらそれで良いんだって。実際、本当に心配だしね…。


4月21日、最初にここに来た時は、こんなにここのこども達を愛おしく思うなんて、考えもしなかった。でも、こども達とふざけ合って、たまに髪の毛を切って、他愛もないお喋りをして、スキンシップが増えて、たまに内緒話を打ち明けられて、何気ない会話の中で「Mari, te quiero mucho!」って言われる事が増えて…、これ以上、何を望むのかと自分に問うようになりました。


色んな理由があるにせよ、親が共に生活することを放棄した41人のこども達。
本当の家族ではないけれど、こども達の健康を気遣うこと、そして彼らのために時間を使うこと。これ、あたしの大事な活動の一つ。病院の待ち時間がだるくても、砂漠の中を3往復するのが面倒でも、大事な仕事なんだと素直に思える今日この頃。

これがあたしの存在意義って言っても良いよね。

2008/08/07

またノロケですけど

タイトル通り、またノロケ日記です。

最近、悪い出来事が重なってだいぶ凹んではいたものの、
狂喜乱舞したくなるようなすっごい嬉しい事も、もちろんあります。


動物園への遠足に行くバスの中で、少年たちと座る事を選んだあたしに。
右側から「やったー!マリはやっぱりオレたちが大好きなんだね!」と。
「あったりまえじゃん!」と頭をぐりぐりすると、
今度は左側から「Nosotros tambien!Te queremos mucho!!!」と。
年頃の少年たちと、こんな会話が普通に出来るこの感動…
解って頂けますでしょうかね。


何歳になってもお野菜が嫌いな男の子たち。
食べ物を残すのが嫌いなあたしとしては、何としても食べさせたいところ。
「全部食べなさい。もっと良い男になるためにもねッ!」としつこく言うと
「マリがそう言うなら」と、ちゃんと食べるのです。
ちょっと反抗的でスタッフたちも手を焼いている少年なんだけど
「Te digo por ti!」(キミのためを思って言ってるの!)と言うと、
なぜかあたしの言うことだけはよく聞くのです。
何でだか解らないけど・・・やっぱり、愛のパワーってやつですかね。


ふふふ。
そんなノロケ日記でした。

2008/08/05

感染

最近よくあたしのお部屋に遊びに来る18歳の少年Julio。

殆どの子は、あたしのPCやカメラや音楽が目当てで来るんだけれど、
彼はどうやらあたしと会話がしたくてやって来るという事が判明。
色んなことを喋って喋って、気が済むと帰っていくのです。


そんな彼がふと漏らした、気になる言葉。

小さい頃に暴力をふるわれて育った子は、
大人になって同じように人に暴力をふるうって言うでしょ。
僕は5歳の頃からずっとこの施設で育ったから、
たまに家族に会って数日間一緒に過ごしたりしても別に何も感じないんだよ。
愛情とかそういうの、感じないんだよ。
人に触れたり触れられたりっていうのも、好きじゃないんだよ。
必要以上に人に干渉しようという気も起きないんだ。
家族の愛情とかを感じた事がないからかも知れないね。

…と。
これを聞いたとき、本当に悲しい気持ちになりました。

あたしの恵まれまくった人生とはあまりにも違うので、語学力の
乏しさも手伝って、なにも言う事が出来ませんでした。本当に、殆ど何も。
しかも、こういう事、自分で淡々と話すんだもん。


だけどそれと同時に、ちょっと嬉しくもなりました。
なぜかと言うと、あたしに言わせれば彼は、彼が自分で言ってる程、
他人と干渉しない子ではないから。

確かに彼は、常にスキンシップを避ける傾向にある。
挨拶はするけど、ハグ&キスは殆どしたことなかったし。

でも、ここ数ヶ月間の彼との出来事を思い出すと、
ちゃんと他者を受け入れてる子だなって思う。


例えば、食堂の中から。
外出先から疲れて帰ってきたあたしを食堂の中から見つけて、
真っ先に笑顔で「早く早く!」って手を振ってくれたのは彼だった。

例えば、遠足行きのバスで。
あたしがバスに乗って、さぁ何処に座ろうかなって見渡した瞬間に
真っ先に一番後ろで「ココ!」って手を挙げたのは彼だった。

例えば、ミサンガ。
作り方を何人かに教えたけど、
「最初の一つ目は、完成したらマリにプレゼント」と言って
あたしに贈ってくれたのは彼だった。


Julioはそういう瞬間のちょっと照れくさそうな自分の笑顔が
どれだけ良い笑顔かってこと、まだ全然知らないでいる。
それを、感動屋のあたしがどれだけ喜んでるかも、解ってないよね。

そんな事を思い出して「最近そうでもないんじゃない?」と訊いたら
「そういうのって感染するんだよ」って、ちょっと気まずそうに笑って答えました。
そう、その通り。こういうの、感染していくんだよね。

本人は気づいてないだけで、じゅーぶんに愛情深い少年なんです。
スキンシップを敬遠しがちなのは百も承知だけど、そんなの無視して
これからあたしが毎日ハグして、ほっぺたつねって、触りまくってやる!

本当に短い時間しか共有出来ないけど、あたしがたくさんの愛情を注ぐから、
キミもこれからの人生で出会うたくさんの大切な人たちに「これでもか」って
言うくらいたくさんの愛情を注いでねと願うばかりです。


嬉しくても悲しくても辛くても何でも良いから、いつかこの子が、
他者との係わりの中で何らかの涙を流す瞬間を見てみたいものです。

残された時間の中で、どれだけこの子を変えられるか。
小さいけれど、あたしの野望。

30過ぎたら人はそう簡単には変わらないけど…
10代の少年達は、まだまだまだまだいくらでも変わる余地があるからね!

2008/08/03

Estoy viviendo

ご無沙汰しております。
色々とご心配をおかけしてしまったようですが
ちゃんと生きていますのでご安心ください。

しばらくブログの更新が出来なかったのには
たくさんのワケがありまして・・・。


■お腹を壊す
28日の独立記念日の夜から、30分毎に吐き続けるという
最悪の体験を2日間続けてしまったのです。
28、29は祝日のため病院もお休み。
本気で「ペルーで死ぬのかも・・・」という気になったほどです。
「お腹」というよりは「胃」が痛かったので、
正直言って何が原因だったのかはよく解っていません。
でも30日に病院に行って、お薬もらって、もうだいぶ元気です。
思ったほど痩せることは出来ませんでしたが、こども達から
「マリちょっと痩せたね」と言われてちょっと喜んでいます。


■遠足へ行く
31日はMADRINAたちに招待され、こども達の遠足。
行こうか迷ったけど、頑張って行くことに。
この日の出来事は別途書くことにしますが・・・
楽しかったけど、いっぱい歩いて疲れました。
さらに夕飯は「Norkys」というのが
あたしの胃にはかなり重く、苦しい一日でもありました。
もちろん、こども達が幸せそうだったからそれで良いんだけど♪


■PC壊れる
あっという間に8月に入り、ブログ更新しなくちゃと思いつつ
昨日、PCで音楽を聴きながらチビっ子たちの髪の毛を切っていたら
突然PCが落ちてしまい、以来、起動できません。



28日は女王様のご機嫌が悪くて、こども達のために容易した
プレゼントもフィエスタも台無しになってしまったうえに
夜中にお腹を壊し・・・なんてツイてないんだと思っていたんだけど
さらにPCまで壊れてしまうという大惨事。あたし何か悪いことしましたかね・・・。


そんなワケで、今日はしぶしぶリマまでやってきました。
もちろん、PCを修理するためにCENTROまではるばると。


でも・・・とことんツイてないあたし。
なんと日曜日は、技術者の来るお店は全てお休みなんだって。
優しいお姉さんが教えてくれました。
仕方ないので、明日、出直します。



そう、今日はネットを使いにリマに来たのっ。
美味しいご飯食べて、帰ります。

どうか明日、一日でPCが直ることを願っていてください。

2008/07/24

かわいいヤツ

今朝も頑張ってみましたが・・・結果は変わらず。

でも、 問題となっていた男の子がさっき

「今日、悲しんでくれてたの解ってたよ」と言ってくれました。


一緒に星を眺めて、くっだらない話をして・・・

それだけで、すごい元気になりました♪


最近、本当にこども達が愛しくて愛しくて仕方ありません。

日本に帰るのは2010年3月の予定なんだけど、

9月に夏休み申請して、ペルーに来ようと企んでいますッ。

2008/07/23

¡Viva, las chicas!

ちょっと衝突してしまい、かなり憤っていた時のこと。


方針が全くもって理解できなくて涙が出そうだったあたしを見て、

大きい女の子たちが、一緒に悔しがって悲しがって

最後にはいっぱいふざけてたくさん笑わせてくれました。


久し振りにGirls powerで元気になりました。

明日の朝、もう一度アクションっ!!!


¡Viva, las chicas!

2008/07/22

偶然だけど必然

週末、Emmanuelの運営する病院に勤務している日系人のお医者さんのお宅にお邪魔しました。

日曜日に日系人のお友達と一緒にお出かけするというので、それに誘って下さったのね。で、土曜日の夜にお宅にお邪魔して、色んなお話をしたのです。そしてその中でものすごいミラクルが発覚したのです。

★ミラクル その1★

会ったことはないけれど、なんと、お二人のお子さんを知っていました!

協力隊に合格したのが8月。ペルー派遣が十数年ぶりということもあり、ネットでペルー情報を調べまくっていた時にMixiで見つけたとある青年。連絡をとってみたところ、ペルー生まれ、日本在住、そしてお母さんがEmmanuelの病院で働いているとのこと。

彼はお母さんのメールアドレスを教えてくれていたんだけれども、その頃は全くスペイン語のお勉強をしていなくて、「出来るようになってから」と思いつつ、すっかり忘れていたのですね・・・。10月くらいの出来事だったのですっかり忘れていたんだけれど、お子さんのお名前を聞いて、ハッとしました。ご両親たちもびっくりでした。すごい偶然。

息子さんは30歳くらいなので、ご夫妻ともにあたしの両親と同じくらいの年齢。ペルー生まれだけれど、それぞれご両親ともに日本人なので血は100%日本人。言葉は違うけど、まるでペルーでのパパ&ママのようです。

二人とも、こんなに親切にしてくれて良いの?!って言うくらい、親切なのです。2日間、何から何までお世話になって、感謝の気持ちを伝えたいのだけれど、なんせスペイン語がまだまだヨチヨチなので、伝えきれないこの歯痒さ・・・(T-T)


★ミラクル その2★

お父さんは、なんと、あたしの祖父に会っていた!!!

これには本当に、びっくりしました。最近すっかり忘れていたけど、だいぶ前の日記に書いた事があるように、あたしの祖父は登山家で、ペルーに来ていたのです。

その話をポロっとしたのね。「確か40年くらい前かなぁ。よく覚えてないけど、あたしのママが小さい頃に、ペルーに来てたんだよ。」って。そしたら「ちょっと待って。それってもしかして40年前じゃなくて50年前くらいの事じゃないの?」と、お父さん。

40年も50年も大して変わらないんじゃ・・・なんて思いながら計算してみたら、確かに50年くらい前でした。でも「何でそんなにこだわるの?」と思うでしょ。

なぜなら・・・「小学生の頃、学校に日本人のアルピニストが来たんだよ。今でも覚えてる」って、お父さんが言うのです。「日に焼けて、髭が生えてて…。アルピニストなんて滅多に会わないし、珍しいからね」って。そうです。それ、間違いなくあたしの祖父です。



ものすごく感激しました。いつもの如くあたしの乏しいボキャブラリーでは書き表せないのがとても情けないのですが、文字通り言葉にならない喜びと驚きとで胸がいっぱいになりました。

ペルーに来たのは、やっぱり必然だったんだと思います。
ちょっと、良い話でしょ。



ちなみに・・・今日の午前中、残りの4人の髪の毛を切り終えました。
7人斬り達成!(笑) すごい疲れたけど、めっちゃ楽しかった~♪

美容師派遣…?

今日、男の子たちの髪の毛を切りました。


なぜなら・・・「髪の毛が伸びてるから」という理由で学校に入れてもらえなかった男の子が2人、お昼過ぎに帰ってきたのです。最初は、どーせどっかに寄り道してて学校に遅れたんでしょって思ったけれど、よくよく聞いてみると実は本当だったのです。そんな理由で学校に入れないって・・・普通なの?!(なんか最近、何が普通だったかよく解らなくなってきているけど。)

そんなこんなで、夕方、早退(?)してきた男の子の髪の毛を切りました。かなりテキトーに。かれこれ10年ぶりくらいでしょうか、人の髪を切ったのは。こんなんで良いのかなと思っていたんだけど本人は大喜びだし、夜になって帰ってきた子たちも「次はオレ!」と大好評。きっと、今日切らないと、明日学校に入れてもらえないんだろうねぇ・・・。


マードレに相談したところ、彼女も大喜びで、なんと一人ずつ順番にカットすることに。最初は一人に一時間くらいかけていたけど、慣れたら30分くらいでなんとか切れるようになってきたし、これからきっとこの施設の男の子たちの髪の毛はあたしが担当することになるんだろうなぁ…(笑)



でも、この髪切りタイム、なかなか良い時間なのです。なぜって、プライベートなお喋りタイムになるので、みんな色んなことを話してくれます。これがまた、嬉しくってねぇー。ペルーの歴史の事だったり、日本についての質問だったり、ニキビの悩み相談だったり、好きな女の子の事だったり、スペイン語を教えてくれたり、学校の話だったり、色々。



さらに、「3ヶ月前に彼女が出来て、その子が髪の毛を短くしすぎると嫌がるからあんまり切らないで!」とか、「前髪はこう、後ろはこう」とか、色々と注文してくる姿がとっても可愛らしくもあります。さらに、モミアゲにもそれぞれこだわりがあるらしく、なかなかに面白かったです。



マードレや夜にやってくる先生たちは「短く切ってあげて!」とか「坊主で!」くらいの勢いなんだけれど、なんと言われようと、あたしはウチの子たちの味方。上手くはないけれど・・・なんとか希望に近い形に、少しでも女の子にモテるように仕上げてあげたいと思います♪



終わった後に冗談で「はい、10ソーレスね!」って言ったら、中には「Hogarを出たら毎週セニョリータにビールをご馳走するよ」と言ってくれた子がいました。きっとその頃にはあたしはもう日本に居るんだけれど、もー、めちゃくちゃ嬉しかったです。いつか絶対に、この子たちと一緒に飲みに行くもんねっ!


慣れないことをしてちょっと疲れたけど・・・なんだかんだ、この数ヶ月間でお互いに芽生えた信頼関係のようなものを確認できる、とーっても幸せな時間でした。明日の午前中に、あと4人。間に合うかな・・・。あたしの職種・・・なんだっけ(笑)

2008/07/18

またニヤケてるあたし

15歳のJuan Carlos。
学校から帰って来た時の一言。

「セニョリータ!
 昨日の朝に教えてもらった英語、
 今日ちょうど学校でやったよ!ばっちりだったよ!」 と。

「Gracias!」と言ってくれた笑顔とウィンクがあまりにも嬉しくて、
なかなかニヤケがとまりません。
ま、まだ「My」「His」「Our」とかのレベルなんだけど(笑)


英語クラスをやるのを嫌がっていた子もいたけど、
どうして英語を学んで欲しいかをしつこく説明するうちに
なんとか付いて来てくれるようになりました。

少し前にあたしを大喜びさせてくれたPepeは、最近は
打って変わって「つまんないよー 眠いよー」とか散々文句を言いながらも、
誰よりもしっかりと語彙を増やして、悔しいけどすごいなと思う。

初回は全く何も理解していなくて先が思いやられると思ったJulioも、
「英語より日本語やりたいのに!」と文句言いつつ、最近は何も言わなくても
しっかりノートをきっちりとるし、確実に覚えてくれています。

「I」をずっと「イー」と発音していたし、「He/She」も理解してなかったDaysiも、
数日前に歯医者さんの順番待ちの時に一通り質問攻めにしたら
なんとほぼ100%理解していることが発覚。
病院の待合いスペースで、二人でおおはしゃぎしてしまいましたっ。


まぁ最初のみんなのレベルがあまりにも低すぎたから、
こんな基本的な事は身に付くのは当たり前なんだけどね。
でも、なんだかんだ文句言いながらも、自分の進歩がしっかりと
目に見えて解るから、こども達にとっても良いんだろうなと思う。

きっと今までの生活の中で、そういう事を伸ばそうと働きかける人とか
宿題やお勉強を細かく教えてもらうという機会がなかったのかも知れない。
だから口では文句言ってても、本当は英語を理解し始めているという
自分たちの変化に、ちょっと喜んでいるに違いないと、勝手に解釈しています。
(こういうとこだけ、かなり前向きなあたし。笑)

だから、文句言われても、眠いと言われても、負けずにしつこく教え込みます。
絶対にこの子たちの英語の成績、あげてみせるもんねっ!!
ここは3ヶ月毎に成績表が出てくるので、チャンスはたくさんあるし。
次回の成績は…9月かな。ひたすら、褒めて伸ばす作戦で、粘り強く頑張ります。


成績が少しでもあがれば、継続して何かを学ぶことの大切さを
ちょっとでも理解してもらえるかな、なんて願いつつ。

2008/07/17

治安

ペルーにて知り合った外国人のお友達が、昨日の夜、強盗に遭いました。

Los Olivosというリマ市内の地区で、夜20時頃、ペルー人の女の子と一緒に乗り合いタクシーを使った時のこと。運転手、その他の乗客、みんなグルだったらしくてピストルを突き付けられ、殴られて、全て盗られてしまったそうです。こっちの銀行のカードも身分証もクレジットカードも・・・。何よりも、そんな目に遭ってしまった事が一番ショックだろうけど。

彼もボランティアでこの国に来ているのだけれど、本当にこの国が好きで好きで、腹をくくってペルー永住を決めた矢先の出来事。どんな気持ちでいるのでしょうか。


最近ここでの生活に慣れてきたので一人で外出していたし、タクシーも一人で乗ったり、Los Olivos近辺にもお買い物に行ってました。そう、先週、EMSを受け取りに行ったのもLos Olivos。もちろん明るい時間にしか出歩いてなかったけれど、自分が同じ目に遭ってもおかしくなかったんだなと思うと・・・ものすっごい怖くなります。

ペルーに着いてから出会った人たちは良い人ばっかりだったし、携帯は無くなったものの、危険な目には一度も遭ってなかったのでだいぶ気が緩んでいたってことを再認識した日でした。


協力隊への参加を決めた時から散々色んな人たちから「治安が悪いから気を付けて」と言われ続け、赴任後もJICA事務所から厳重注意するようにと言われてきたけれど、全くそんな現場に遭遇していなかったのですっかり「意外と平和なんだな~」と思っていました。一種の平和ボケでしたね。


はぁ。もう絶対に乗り合いタクシー、一人外出はやめようと心に誓いました。
無事に健康で帰ることが一番の使命だってこと、思い出しました。気を付けます。

2008/07/15

EMS

少し前に、ママからEMSが届きました。

折り紙やら、折り紙の本やら、日本のお菓子やらおつまみやら(笑)
日本語の教案なんかをごっそりと送ってくれたのです。
ママ、どうもありがとう!!!

これには長い歴史があって、発送してくれたのは6月10日なんだけれども
ずーっとペルーの「税関審査中」というステータスで止まっていて、
メールで問い合わせをしたり色々と頑張ったけれども全くダメでやっぱり
JICA事務所宛てじゃないとダメだったかと諦めかけていたのです。

でも先週の月曜日に通知が届いて、2日後の水曜に、ちょっと離れた
場所にある中央郵便局的な場所にようやく取りに行ってきました。
EMSは、通知がきてから取りに行くまでに日数がかかると一日につき
0.5ソルずつ加算されていくのです。
そして水曜、取りに行ったら、 なんと10ソーレス請求されました。

「なぬ?!通知が来たのは月曜日だから2日で1ソルのはずなんですけど・・・」と
クレームしてみたけれど、「私に言われても困ります。みんなそうなんです。」
「数週間前から問い合わせしても「無い」の一点張りだったくせに!」と言っても、
「私に言われても困ります。別のカウンターで聞いてみて下さい。」と。

言われた通り別のカウンターに行くと「私じゃない。あの人に聞いて」と言われ、
仕方なく別の部屋に行ってみたら今度は「担当者はあそこにいる」と言われ・・・

あぁ、そうだった。これがペルーだよね。

悔しかったけど、10ソーレスのためにこれ以上付き合ってらんないと思い
諦めてすごすごと帰ってきました。9ソーレス余分に支払う悔しさよりも、
そのためにタライまわしにされるほうがずっと悔しかったから。


でも、面白いこともありました。
帰りに大型スーパーに寄って、タクシーに乗って帰りました。
Hogarに着く直前に、運転手に「ところでセニョリータ、どこから来たの?」と訊かれ
「Soy de Japon」と言うと、「日本人?!えー?!そーだったの?!」と、
ペルー人の運転手さんにかなり上手い日本語で切り返されました。
なんと、奥様が日系三世の方だそうで(笑)三世なのに、
旦那さんにここまで上手い日本語を教えるなんてすごいなぁ・・・。

何でもっと早く聞いてくれないのさ!と、二人で大爆笑。 タクシーで30分くらいの
距離をずっと黙って乗ってたんだけど最初に聞いてくれたらめちゃくちゃ
楽しい時間を過ごせたのにね。運転手さんも、このZapallarに
日本人が住んでいるとは思わなかったらしい。

「ありがとう!またね!」と日本語で挨拶してお別れしました。
最初に日本人だと宣言していれば、もしかしたらもっと運賃まけてくれたかも
知れないな…なんて思いながら(笑)


日本人移住の長い長い歴史があるから、この国はこういう出会いが面白いね。

2008/07/14

平和な日曜日

昨日は、朝から一人でお買い物に行ってきました。

自分のオフィスを整理整頓するためのグッズを探そうと思っていたのに、
結局欲しかったものやら気に入ったものは残念ながらなにも見つからず。

諦めて、自分のお部屋をより居心地よくするために
とりあえずベッドカバーのセットを購入。良い色でしょ!



スペイン語で、ベッドは「cama」、カバーは「cubre」。
「Cubre cama」⇒「クブレカマ」という響きが、
なんか知らないけど前から好きなんだよね。

最近はこども達がよくお部屋に遊びに来るのでいつも
整理整頓しておかなきゃいけないのですね・・・。
かつて、あんなにお掃除大嫌いだったあたしですが今はちゃんと、
毎日必ずお掃除してますよ!まるで生まれ変わったかのようです。
信じられないでしょ(笑)まぁ、時間があるからちゃんと出来るんだよね。


16時くらいまでMegaplazaでお買い物しまくって、
帰宅後はこども達とお部屋でお喋りして、あっという間に夜ごはん。
今週お誕生日だった、JulianaとNataliaのお誕生日を祝いました。


お食事前のお祈りを、今日は16歳のDanielが、
お誕生日の二人の名前も加えてお祈り。あたしはカトリカじゃないけれど、
このお誕生日の時のお祈りが大好きなのです。
なんだかとっても幸せな満たされた気持ちになります。

ケーキが用意されていて、パン屋さんからピザやハンバーガーが届いて、
いつもより食べ物が多くてこども達が嬉しそうなのが、嬉しい。

そして、ちょっと大人ぶりたい年頃であろう大きい男の子たちも、
お口の周りにクリームをつけてケーキを食べている姿を見るのが
本当に本当に頭ぐりぐりしたくなるくらいに可愛いのです。
あたしだってケーキは大好きだけど、そういう姿を見ると
「全部食べて良いよ!」って無条件に差しだしてしまう。
ちょっと照れながらも喜んで受け取ってくれる姿が、また可愛いくて。

そんな平和な日曜日♪

2008/07/13

お写真

こども達と一緒に撮ったお写真をアップしました♪
http://picasaweb.google.com/marumari1228/20080712_madrinas


すかさず、このスライドショーをよく見てくれている友人から…

「あんたの好みがよく解るよ」とメールが。

そーです。そりゃ、そーですよ。


だって…「コイツはイイ男になりそうだ!」と思う子には
ついついカメラが向いてしまいますよね。

っていうか、実際にはよくあたしの側に寄ってきてくれる子を
撮ることが多いっていうだけなんですけど(笑)


でも、今アップしてるお写真の中では、
久保田利伸に似ているセバスチャンと二人で
一緒に写っているお写真が一番のお気に入りです♪

ちょっと太りましたが…
こども達に囲まれて「幸せ太り」ってことで。

2008/07/10

「世界に一つだけの花」その2

9月のAniversarioのためにと決めたこの歌ですが、ぼちぼちと、Hogarのこども達に教え始めています。

Youtubeのお陰でSMAPの動画を見せつつ…という作戦がかなり功を奏し、みんな喜んで覚えようとしてくれています。失礼を承知で書きますが、最初にマッキーの動画を用意しなくて良かったと思います。いや、個人的には大好きなんだけどね。正しいメロディーを理解させるために、ちゃんとiTunesでマッキーが歌ってるやつも購入しましたよ(笑)

この歌を披露する時は必ずしも日本人の前でだけではないので、1番を日本語、2番は1番の歌詞をスペイン語に訳して歌ってもらいたいので、あたしが直訳したスペイン語をちゃんと歌えるように、何人かに協力してもらって一緒にアレンジ。時間かかったけど、みんなをあたしのお部屋に連れて来て、靴を脱いで床に座り込んで何度も考えて、ものすごい楽しかった!

ちょっと意訳も多いけど、だいたいこんな内容になりました。

---
Estaba delante de la floreria
Viendo las flores de varios colores
Y Todas las flores son lindas y hermosas
Cada una de ellas demuestran cariño

花屋の店先に並んだ 色んな花を見ていた
人それぞれ好みはあるけど どれもみんなキレイだね


Todas son unas buenas amigas
estas estan floreciendo muy bellas
Sin competir con las otras personas
por ganar “el primer puesto”

この中で誰が一番だなんて 争うこともしいないで
バケツの中誇らしげに しゃんと胸をはっている


La gente compite con otras personas
No hay dos iguales en nuestra tierra
Somos diferentes en toda la vida
¿Por que siempre debemos ganar?

それなのに僕ら人間は どうしてこうも比べたがる
一人一人違うのにその中で 1番になりたがる


¡Eso es lo mismo!
Somos la unica flor de este mundo
Todos tenemos las misma semillas
Vamos a criar esas lindas flores
Es lo más puro que hay en la vida

そうさ僕らは
世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい
---

いかがでしょ?ちょっと手直ししたい部分もあるけど、まぁ良いよね。
あたしが必死に説明して、こども達が必死に理解してくれて、そしてこども達と一緒に考えて歌えるように訳したってことが何よりも嬉しくて♪

ちなみに・・・ダイレクトに全員に教えても良いんだけど、ここはやっぱり、大きいグループに主導権を握らせて、「何かをオーガナイズ、あるいはコーディネートする」と言うことを学んでもらいたい。たぶん今までは大人たちに言われたことしかやってないから、ちょっと難しいかも知れないけれど。でも17~18歳のこども達には特に、そういうことに挑戦してもらいたいのです。グループ分けして、各自で練習の時間を作るとか、そういう方針で動いてみたいと思ってます。

明日は音楽の先生が来る日なので、本格稼働です!!

2008/07/08

激励

こんなはずじゃなかったのに、とか

この人のせいで上手くいかない、とか

そんな自分勝手な文句を言っててもダメだ!

誰かとぶつかっても良いから、

とにかく自分の気持ち良いことしろ!

「解ってないくせに」と思うかも知れないけど、

それも含めて全部解ってるから。

オレは見てるぞ!ちゃんと応援してるからな!


と、とても心温まる言葉を頂きました。

初対面なのに、ものすごい熱いエールを送られて、

感動して、ほろっと泣けてきました。


そんな人に出逢えたこと、

そんな人に巡り合わせてくれた人がいること、

相変わらず恵まれています。なんて幸せなんだろう。

お陰で月曜からずっと、子ども達といっぱい喋って

いっぱい笑っていっぱい考えていっぱい歌った!

楽しい~!気持ち良い~!!

2008/07/02

machismo

まだ来てからたった3ヶ月ですが、この国について、個人的に思うこと。

未だにこの国では「machismo」という概念が根強い。スペイン語の辞書には、「男尊女卑」、「男らしさの誇示」とあります。「男尊女卑」だなんて、時代錯誤もいいとこだよなと思ってしまうけど。でも、これが現実。実際には男性があんまり働かなくて、奥さんが子どもを背負いながら働いたりしてるのをよく見るけれど・・・それでも男性が強いらしいです。

* 例えばペルーに来てホームステイさせてもらっていた家庭で。
パパはとっても優しい人だけれど、お皿洗いやお掃除は一切しないそう。もちろんお手伝いさんを雇っているからそんなに家事もないんだけれど、一度、パパがお皿を洗っているところを見て、ママがかなりびっくりしていました。結婚してもう10年くらい経ってるはずなんだけど・・・。

* 例えばHogarで。
男の子たちが用事があって遅く帰って来て、ご飯をこれから食べようという時。自分たちで用意するのかと思いきや、スタッフが女の子たちに「ご飯の支度してあげなさい」って言うのね。え?!お皿に盛るだけだし、めっちゃ簡単だし、なんでそんなの自分たちでやらせないの???と、あたしは当然のことながら思うのですが。

* 例えばパン屋さんで。
「掃除は男の仕事じゃないから」という理由で、かつてのペルー人パン職人はまったく掃除をせず、そのせいで壊れてしまった機械がいくつか・・・。例え「掃除は男の仕事じゃない」という主張を100歩譲って認めたとしても、「パンを作る機械のメンテナンス」はお前の仕事だろ!と言いたい。

* 例えばパン屋のリニューアルイベントで。
前の日記にも書いたけど、男はビールを飲み、女は掃除をする。みんなで掃除をして、その後にみんなで飲めばいいのに。でも、女性は誰も文句を言わないし、男性はだれも手伝おうとしない。あたしの最も嫌いな構図。どうやらこれ、当たり前らしい。


そんな感じ。どー思います?日本のみなさん。

もちろんあたしは「働いているペルー人男性」とそんなにたくさん知り合っているわけではないから、自分の考えが正しくない可能性も大です。これだけは断っておきます。


でも・・・例えばかつての日本のように、男性がきっちり働いて、それで家計が成り立っているというのなら、女性が家事をやるのは良いと思う。個人的にはあまり好きじゃないけれど、まぁ理に適ってる。一種の役割分担。適材適所だったのかも知れない。

でもこの国の現状は、かつての日本ともちょっと違うよね。「これは男の仕事じゃない」と言うならば、「じゃあ『男の仕事』をどれだけやってるんじゃお前は!」と言いたい。あたしの主観的な意見では、あまりその義務を果たしていないように思えてしまうのです。ご存じの通りこういう不平等は大嫌いなので、そういう場面に遭遇すると未だに毎回びっくりしてしまいます。


ある時、ここのスタッフが子どもに「男の子は青、女の子はピンクって決まってるのよ!そういうモノなの。」って話しているのを聞いて、そうか・・・未だにそういう方針なのかと驚いたこともありました。でも、まだ何も言えない。「日本ではこうだけどね~」っていう話をした事はあるけど、「こうしよう」とはとてもじゃないけど言えません。なぜなら、ここの女性たちが男女同権をどれだけ望んでいるのかが今の段階では全く見えてこないから。

そもそも、「権利」というものは、自分が心底欲しいと思った時に、腹を括って闘ってでも勝ち取るものだと思うのです。あくまでも個人的な持論だけど、黙っていて他人からポロリと与えられた権利は、「甘え」の言い訳にしかならないと思うから。


この国は、あと10年もすればきっとものすごく変わる。貧困が減るかと言われると残念ながらあんまり希望は持てないけれど、欧米や日本のように女性が社会に出るチャンスは広がっていくはず。

ここHogarの女の子たちには、そんな時代になった時に、しっかり生きていける女性でいて欲しいと心底思う。例え裕福な生活は出来ないとしても、正当に女性としての権利が主張できるように、それだけの義務を果たせる、責任の持てる女の子でいられるように。

そして男の子たちは、「女の子が掃除するのが当たり前」「これは男の仕事じゃない」だなんて悲しいことを思ったりしないような、素敵な紳士になってくれるように・・・そういう方針のもとに成長してもらいたいものです。

2008/07/01

パン屋、オープン

そういえば、携帯を盗まれた事件ですっかり忘れていたけど・・・
ようやくオープンしました。パン屋”PACHAMAMA”です!





”PACHAMAMA”とは・・・ケチュア語で、MADRE TIERRAという意味。
つまり…なんだ?母なる大地?地球?地球の母?まぁそんなニュアンスで解ってもらえれば良いか。とにかく、ドイツ人パン職人Norbertのこだわり、100%天然素材のパン屋さんがついに完成したのです。

当日はなぜか一緒にTシャツ着せられて販売しました。(って受身で書いてみるけど、「着ろ!」と言われた時は当然のことながら嬉しかった♪)オープン時はかなりバタバタ。なぜならみんなパンの名前も値段も覚えてないから(笑) けっこう疲れたけど、やっぱり接客はめっちゃ楽しい!血が騒ぐね!!

ただ・・・2人雇ったVendedora(販売員)のうちの一人、若い方の子はすぐに椅子に座ってしまう。日本人のあたし、ドイツ人のパン職人にしてみると「みんな働いてるのに、なんで座ってんだお前?!」って勢いなんだけど、まぁこの界隈ではそれがフツーなんだろうねぇ。だけどオープンした最初の一時間くらいしっかり働けよって厳しく教育的指導しても良いよねぇ???とか悩みつつもお客さんを迎えたわけです。

でもあたしはこのパン屋プロジェクトについては本当に趣味の範囲でお手伝いしているだけなのでそこまで口出しできる立場ではありません。なので、大人しく黙って動向を見守ることにしました。それにここ、ペルーだし。

そして夜。
オープニングイベントと称してバンドを呼んでのパーティー。楽しかったんだけど、今度は男どもが働かず、バンドに釘付け&ビール飲んでばっかりで女性陣のみが働いている。そして働かない方の女の子は10時くらいに先に帰ってしまい・・・残された一人が一生懸命、黙々とお掃除してるのね。

ここがペルーじゃなく日本で、かつ自分の居場所だったら「男ども、お前らも少しは働けぇ!」って言えるんだけど、この国はやっぱりまだまだ「男の仕事」「女の仕事」という意識がすごく根強く残っている節があり、これまた容易に口出しすることは出来ず・・・。

29歳の雇われ店長に「マリ、手伝ってくれて本当にありがとう。ごめんね。」とビール片手に言われた時には「謝るくらいならお前が働けよ!」って言いたかったけど、今回はとりあえずグっとこらえてみました。難しい問題に発展するのも嫌なので。

でもね・・・従業員じゃなくて、お友達の女の子まで最後にお掃除手伝ってくれちゃってるんだよ。それなのに、ビール飲み続け、パン職人のタバコを吸い続け、それがなくなったら今度はあたしに「マリー、お願い!タバコちょうだい!」って言ってくる18歳のパン職人・・・。さすがにこれは、若いこの子のためにもビシっと言ってやろうかと思いました。

けど・・・今までこのパン屋さん、何が問題だったて、パン職人がすぐに辞めてしまうことが最大の問題だったのです。なので、あたしの一存で勝手にお説教できない!もしかするとドイツ人パン職人もそのへんを考慮して今は甘やかしているのかもとか考えてしまったわけです。だってここ、ペルーだし。
久々の接客で良い気分転換にもなったし、色んな人と交流できたし楽しかったけど、色々と考えさせられる一日でもありました。長くなるので、考えたことはまた明日にでも・・・。

とりあえず色々な問題を抱えながらも、パン屋プロジェクトは成功!と思われます。
初日にお店にやってきて、試食用にとサービスでもらったパンを子どもたちが幸せそうな笑顔で食べて、それを見るだけで幸せになれる我々ボランティアとしては、大満足。

このパン屋さんの運営が上手くいけば、ここHogarの資金も潤うというわけです。このお店がずっといい形で運営されていきますように。

2008/06/29

ついにやられた

携帯を紛失しました。どうやら盗まれたようです。

今日は子どもたちと一緒にChorrillosにお出かけしていたんだけれど、
フィエスタで人がごった返す中、両手とも子ども達と手を繋いで
さらに子ども達の群れがはぐれないように忙しなく歩いていた時のこと・・・。

11時45分まで携帯持ってたのに、50分になって他のスタッフに
お電話しようと思ったらポケットは空っぽでした。
ついにやられた…!悔しい!!!


携帯と小銭以外は何にも持ってなかったし、クレジットカードとか
パスポートとかじゃないからまだ良いようなものの、
携帯の連絡先しか知らないお友達の番号がもう解らないのと、
メモリに登録している大切な人たちに迷惑がかからないかと心配でなりません。

お出かけの目的だったイベントがあまりにも面白くなかったので
子どもたちもぐったりしていて、そんな中、あたしも携帯を無くしてぐったり。


でも子どもたちが、一生懸命あたしを励ましてくれました。

悲しんでも仕方ないから!とか
元気だして!とか
携帯なんてなくても大丈夫だよ!とか
オレが買ってやるよ!とか
神様がついてるから大丈夫だよ!とか
「元気ですか」って日本語で何度も訊いてくれたりとか
励ましのハグやキスをたくさんしてくれたりとか・・・

かわいくてかわいくて、かなり癒されました。



無くしてしまったものはもう仕方ないんだから考えたってしょーがない!!!
でも・・・悔しい!!!今まで散々色んな国に行って来たけれど
何かを盗まれたのって、実は初めてです。

外国人があんまり住んでいない街のフィエスタの人混みの中で、
目立つ青色ユニフォーム姿の子どもたちを引連れて
東洋人が歩いてたら、そりゃ目立つに決まってるのにねぇ・・・。


不覚。
くやしい。
情けない。

もう、それだけです。

2008/06/26

狂喜

今日は英語クラス grupo2 の日でした。

一時間の授業を終えた後、


「セニョリータ!

 前は英語なんて嫌いだったけど、今は好き!

 この英語のクラス楽しいよ!Thank you!」


と、17歳のPepeが言ってくれました。

確かにPepeは最近覚えるのが早くなった。



くぅぅ~

めっちゃ嬉しい(涙)


実は英語だってたいして出来るわけじゃないのに、

それをスペイン語で教えるという、あたしにとっては難関タイム。

ちょっと準備が大変なんだけど、でも、始めて良かったと心底思う。



そっか。

Pepe、英語好きになったんだ。

楽しいんだ。

わーいっ!!!

2008/06/25

マードレの涙

Hogarに来てから2ヶ月。
ディレクトーラであるマードレは、なんて厳しい人なんだと思っていました。実際色んな面(いや、全てか…笑)ですごく厳しいし、以前は大人と一緒なら子どもたちも気軽に外出できたのに、今のマードレになってからほぼそういう機会はなくなってしまったという話も聞いたし。「子どもたちの世界を広げたいと」思うあたしにとっては、どうにも納得できない事がとっても多かったわけです。


でも今日、考えを改めるきっかけになる出来事がありました。

昨日、17歳になる男の子が、寄付されたお洋服をしまっておくお部屋から、トレーナーを盗んだのです。彼は小さい時からお兄ちゃんと二人でこの施設で生活していて、小さい頃には「病気」とまではいかないけれどちょっと精神的に問題があるとされている子。今は普通に生活しているけれど、さすがに一般的な17歳と比べると、本当に子どもっぽいところがあります。そして、たまに嘘をつきます。

マードレは、彼が盗んだ服を持っているところを見て、厳しく問いただしました。彼はこの施設で一番たくさんお洋服を持っているのに、それでも盗んでしまったのです。月に一度、家族や親戚が会いに来てくれる日があって、そういう機会にプレゼントされるんだけど、ここの子どもたちの中ではダントツの衣装持ちなのです。

そんな彼に、もちろんマードレは激怒。3人でお部屋に篭ってお説教タイムが始まりました。「ほら、こんなに持ってるじゃないの」と言いながら彼のクローゼットをあけたら、トレーナーだけでなく、見たことないジャージとセーターまで出てきてしまい、大変なことに。

でもマードレ、最後に彼にハグした時、涙を流していたのです。あぁ、この人はちゃんと、ここの子どもたちを愛してるんだなぁと解って、あたしはそれに安心して泣きそうになりました。


今まで、正直言って、ちょっとこの人とは解り合えないかもって思ってた。お互いに理解できなかったら彼女に嫌われてもまぁいいかなと思ったりもしてた。でも、彼女の涙を見て、ほっとしました。ちょっと方向性は違うけれど、子どもたちに真っ当な人生を歩んで欲しいと思う気持ちは同じなんだよね。子どもたちを愛してなかったら、ここの施設のディレクトーラなんて出来るわけないのに。

ただ、あたしがマードレの「厳しさ」ばっかりしか見てなくて、「愛情」の部分を見られなかっただけのこと。ま、機会がなかっただけとも言えるのかな。ただ・・・あたしがなかなか見られなかったように、子どもたちにも「愛情」の部分を見せる機会が少ないのかもって心配になったりして。子どもたちにも、もっとダイレクトにこういう瞬間があれば良いのになと思うんだけど。

ともあれ、今日は良い瞬間に居合わせた事に感謝です。光が見えてきた感じ♪


それにしても・・・
実は、あたしも子どもの頃、よく嘘をつきました。酷かった。お姉ちゃんのお菓子を勝手に食べて、バレるに決まってるのに「知らない」って言ったり、よく出来たねって褒められたくて問題集の回答を盗み見しまくったり、テーブルを跳び箱にして遊んだら壊れてしまったのに「自然に」ってしらばっくれてみたり。

まぁ最後のテーブル事件は笑い話だけど、本当にしょーもない嘘をつく子どもだったのです。今思うと本当にくだらない目的で嘘をついていたけれど、そういう嘘をつく度に、自分を大事に思ってくれている周りの人がどれだけ心を痛めるかっていうことを、あらためて客観的に学んだような気がする。
パパ、ママ、亜衣ちゃん、あの頃はごめんなさい。叱ってくれてありがとう・・・。

2008/06/24

かわいくてしょうがない

子どもたちがあまりにもかわいくてかわいくて、言葉にならなくて、ふとした瞬間に一人でニヤニヤしちゃって仕方ない瞬間がたくさんあります。

昨日、やっと1~10まで日本語で数えられるようになった5歳のFabricio。

同じく日本語で、100まで数えられるようになった9歳のMarcero。

英語を、本当に少しずつだけど着実に身に付けている男の子たち。

日本語で「元気ですか?」「元気です」、そして「あなたは?」「わたしもです」という
挨拶ができるようになった13歳のElizabeth。

「おはよー」だけじゃなくて、「おはようございます」を覚えた11歳のMichel。

「ごちそうさま」だけじゃなくて、「ごちそうさまでした」を覚えた12歳のSebastian。

毎朝、「あいしてるYo!」と言ってハグしてくる11歳のErick。

日本語で「おやすみなさい」と言ってホッペにチューしてくれる17歳のDaniel。

手を洗え!と言い続けたら、毎日「キレイ?」と見せにくるようになった4歳のMayli。

「モンダイ」と発音していたのに「マンデイ」と言えるようになった15歳のJuan Carlos。

お裁縫を「やって」じゃなくて「教えて」と言うようになった男の子たち。

ズボンの裾上げ、シャワー浴びてる間にちょっとやってあげるよと言って左側から
手伝っていたら、「右はオレがやる!」と言って一緒にチクチクする15歳のMarco。

算数の暗算が少しずつだけど早くなってきた9歳のKaty。

家族が持ってきたお菓子を「一緒に食べよ!」と言ってくる17歳のRicardo。

パン屋で試飲のために作ったコーヒーを「オレたちも飲みたい!」と言いつつも
お砂糖と牛乳を入れまくって飲む男の子たち。

施設内で会うたびに、ハグするために走ってくる16歳のCaroly。

大人しいけど、一旦話しかけるとめちゃくちゃ喋ってくれる18歳のMerly。

最近「セニョリータ マリ!」と呼んでくれるようになった、2歳8ヶ月のElias。


どれも大した事ではないのかも知れないけど、あたしにとってはどれも新鮮で、全てがものすごく幸せな瞬間です。子どもたちが何かを学んだり、出来なかったことが出来るようになっていく過程に立ち会えるのは本当に嬉しい。そして、子どもたちとの距離がどんどん縮まっていくのが毎日のように感じられるのが、ものすごく嬉しいのです。

まだまだ思うように時間を使えないし、何もする事がなくてオフィスに一人で篭る時間もあるし、スタッフの仕事にどこまで踏み込んで良いのか悩んだ挙句、最終的に踏み込まないことも。どこに線を引くか、未だに決められない自分にイライラすることもまだまだ多い。

でも、こうやって書き出してみると、ほんの2~3日の間に、こんなにたくさんの微笑ましくて嬉しくてしょうがないことがあるって、すごい。悩みや迷いは尽きないけれど、なんだかんだ、とんでもなく幸せな毎日です。 子どもたちの笑顔に囲まれて過ごせるってだけで、この施設に来てよかった。

2008/06/23

「世界に一つだけの花」

この施設は日系人協会の支援で成り立っているので、当然の事ながら日系人や日本人の来客が多いです。なので子どもたちは、あたしが着任する前から、日本語の歌をいくつか知っていました。

「上を向いて歩こう」、「春が来た」、「ふるさと」、「鯉のぼり」、など。歌詞はかなり間違ってたりするんだけど、これまでに日系人協会の方々が遊びに来られた時に教えて下さったようで、みんな意味は解らなくてもそれなりに歌ってるんだよね。


今年はHogarの25周年記念。9月には大きなイベントが2回もあり、その時にも当然のことながら、日本の歌か踊りを披露しなくてはなりません。しかもそのうちの1回は、ペルーの中でも最も大きいと言われるテアトロで子どもたちが歌うのです。それを、「よろしくね」と言われてる(笑)

ここの子どもたちはいつもお掃除か何かしらお手伝いをしているので、何かを教える時間はほんの少し。なので本当は、英語とかサルサとかをもっと教えたいところなんだけれど…そのへんは仕方ありません。お仕事ですからね。


とりあえず、日本の歌。でも、あまりにも古い歌は教えたくない。でも、ペルー在住の日系人でも知っている歌じゃなきゃいけない・・・という事で、勝手に『世界に一つだけの花』を教えることに決めました。これは、我ながらなかなか良い案だと思う。歌詞も良いし、人気のグループだよ!と言って、歌っている映像を見せることも出来るし。

実際に昨日の夜、男の子たちにyoutubeでSMAPが歌っているのを見せたら、木村拓也が歌っているところで、「オレがこの人をやる!」と大興奮。…いや、5人じゃなくてみんなで歌ってもらうんですけどね(笑) それにしても、キムタクの魅力は万国共通なのか?!と思い、ちょっとびっくりしもしました。

ギターを弾ける子もいるので、楽譜を入手してそれも練習してもらおうかな、と。何よりも、心配だった大きい男の子たちの反応が上々だったので一安心。すごく楽しみです。


きっと日本語の歌詞を全部覚えるのは大変なので、1番を日本語、2番をスペイン語、最後はまた日本語で歌ってもらおうと勝手に決めました。そーすれば、子どもたちに説明する歌詞は半分で済むし!(笑) そんなワケで頑張って訳しているんだけど・・・ちゃんと歌えるように訳すのは大変!でも、けっこう楽しい!!

子どもたちが歌っているところを妄想しては、一人ニヤけているわけです。
頑張るぞ~♪

2008/06/22

お買い物

土曜日のピアノイベントが終わってから、リニューアルするパン屋さんのカフェコーナーのための食器やら小物の買い出しに付き添いました。ピアノの寄贈式が長引いたので、お昼も食べず、せっかく来てくれたJOCV仲間たちも放置して・・・。

なぜなら約束した相手は、ペルー人ではなくドイツ人だったうえ、数日前にパン屋プロジェクトのみんなでご飯を食べている時に「ドイツ人と日本人はPuntualidadの国民性なんだよ」って豪語してしまったもんだから遅れるわけにもいかなかったのです。でも案の定、約束の14時を20分くらい過ぎた頃に、ペルー人のパン屋スタッフ君たちは登場しましたけどね(笑)

そんなこんなで、みんなで大型スーパーにお買い物へ。ピアノのイベントで疲れていたせいもあり、もう歩きたくないってくらいだったんだけれど、「食器&小物はマリに任せる」と言われたうえに、自分のお店でも自分のお金でもないので正直言って何の責任もないし、勝手に好きなものを選べるという状況がものすごい楽しかった♪


さらに今日、日曜日。昨日見つからなかった業務用のコーヒーメーカーと、28日はオープニングフィエスタなのにもう着る洋服がないというパン職人に付き合ってリマへ。

白人と東洋人、つまりGringoとChinita、しかも揃って背が高い(ペルー人は基本的にみんな小さいのです)、さらに買うものが明らかに観光客じゃない、そんな二人組が大荷物を抱えて色んなものを物色する姿はとても目立つ上に不思議だったらしく、ほとんど全てのお店で「何人なの?どこに住んでるの?…なんでそんな所に住んでるの?!」と、質問攻めに遭いました。最近はもう、この手の質問に答えるのが面倒になってきました


コーヒーメーカーはちょっと高かったけど、帰って試したらなかなかに良い機械だということが判明したし、お洋服も探すのはめっちゃ大変だったけど、それなりに(ペルーだからね・・・)良いものが見つかったので本当に良かったです。これで一通り、必要なものは揃いました!!

今日もまたかなり疲れましたが、お手伝い費として、ランチとピスコサワーをご馳走になったのでラッキー♪さらに美味しいコーヒーも、天然はちみつも、ピスコサワーの材料も揃えたので一安心。今まで知らなかった場所に連れてってもらえたので、わざわざ付き添って本当に良かった。


この週末、自分のものは何一つ買っていないけれど、2日間で1000ソルくらい使うお買い物に付き合ったので、なんとなく気分が良いです。しかも、近くのPuente Piedraからたったの5ソルでリマのセントロまで行けるタクシー乗り場があることを教えてもらい、感激しました!これならもういつでもリマに行ける~。


ちなみに・・・気がつけばペルーに来てからもうすぐ3ヶ月、着任してから2ヶ月が経ってしまったので、あと1年と9か月しかないということに今気づいてびっくりしています。

2008/06/21

ピアノ

日本大使館に勤務されていた方と、ピアニストでいらっしゃるその奥さまからAsociacion Emmanuel、なかでも「Hogarの子どもたちに」と言うことでステキなピアノを寄贈して頂きました。

一ヶ月ほど前にこのお話が持ち上がり、準備や輸送の手配や寄贈式をどんな段取りでやるかなど、協会の意向で方向性が二転三転。そしてようやく、イベントを終えることが出来ました。自分はほとんど動いていないんだけれど、大使館側の心強いサポートのおかげで無事に終えられたわけです。


とても残念だったのは、運送中にピアノの音がいくつか出なくなってしまったこと。本当は、ちゃんと運送後に調律を頼んでくれていたらしいのだけど…そのへんはさすがペルー、調律してもらえなかったのです…。

しかもピアノ運送のプロフェッショナルという事で手配したのに実際に引取りに行った業者はピアノの運送経験ゼロで動かすことも出来なかったという有様。それから何時間も待って頂いて、やっと運んでもらった挙句に音が出なくなってしまったという悲しい結果でした(T-T) もちろんの事ながら、奥さまによるピアノ演奏をして頂けなかった事がとっても残念でなりません。


でも「ピアノが贈られるんだよ!」と言ったら子どもたちはみんな大喜びだったし、みんなお揃いのユニフォームでお出かけするだけでもウキウキだったし、ピアノに興味津々だし、それを見ているだけであたしはとっても幸せでした。

そして、ピアノを寄贈して下さり、さらに今月末に日本に帰国されるご夫妻に何か贈りたいという気持ちから、ギターで「コンドルは飛んで行く」の練習をしてきたかわいい3人の男の子たち。お世辞にも上手とは言えないけれど(笑)ちょっとずつ時間を見つけては練習をしている姿が本当に愛おしくて、ハグハグぐりぐりしたくなってしまいます。本番はやっぱりイマイチだったんだけど、でもすごく親バカな心境で、一人で写真を撮りまくりました。


小さなイベントではあったし、あたしはたいして働いてはいないけど、この日を迎えるまでには色々な事があって、今回の件を通して学ぶことがたくさんありました。良いことも、反省点も、ほんとに色々…。良い勉強になったことは間違いないので、次回に活かすべく胸に刻もうと思います。