2008/07/24

かわいいヤツ

今朝も頑張ってみましたが・・・結果は変わらず。

でも、 問題となっていた男の子がさっき

「今日、悲しんでくれてたの解ってたよ」と言ってくれました。


一緒に星を眺めて、くっだらない話をして・・・

それだけで、すごい元気になりました♪


最近、本当にこども達が愛しくて愛しくて仕方ありません。

日本に帰るのは2010年3月の予定なんだけど、

9月に夏休み申請して、ペルーに来ようと企んでいますッ。

2008/07/23

¡Viva, las chicas!

ちょっと衝突してしまい、かなり憤っていた時のこと。


方針が全くもって理解できなくて涙が出そうだったあたしを見て、

大きい女の子たちが、一緒に悔しがって悲しがって

最後にはいっぱいふざけてたくさん笑わせてくれました。


久し振りにGirls powerで元気になりました。

明日の朝、もう一度アクションっ!!!


¡Viva, las chicas!

2008/07/22

偶然だけど必然

週末、Emmanuelの運営する病院に勤務している日系人のお医者さんのお宅にお邪魔しました。

日曜日に日系人のお友達と一緒にお出かけするというので、それに誘って下さったのね。で、土曜日の夜にお宅にお邪魔して、色んなお話をしたのです。そしてその中でものすごいミラクルが発覚したのです。

★ミラクル その1★

会ったことはないけれど、なんと、お二人のお子さんを知っていました!

協力隊に合格したのが8月。ペルー派遣が十数年ぶりということもあり、ネットでペルー情報を調べまくっていた時にMixiで見つけたとある青年。連絡をとってみたところ、ペルー生まれ、日本在住、そしてお母さんがEmmanuelの病院で働いているとのこと。

彼はお母さんのメールアドレスを教えてくれていたんだけれども、その頃は全くスペイン語のお勉強をしていなくて、「出来るようになってから」と思いつつ、すっかり忘れていたのですね・・・。10月くらいの出来事だったのですっかり忘れていたんだけれど、お子さんのお名前を聞いて、ハッとしました。ご両親たちもびっくりでした。すごい偶然。

息子さんは30歳くらいなので、ご夫妻ともにあたしの両親と同じくらいの年齢。ペルー生まれだけれど、それぞれご両親ともに日本人なので血は100%日本人。言葉は違うけど、まるでペルーでのパパ&ママのようです。

二人とも、こんなに親切にしてくれて良いの?!って言うくらい、親切なのです。2日間、何から何までお世話になって、感謝の気持ちを伝えたいのだけれど、なんせスペイン語がまだまだヨチヨチなので、伝えきれないこの歯痒さ・・・(T-T)


★ミラクル その2★

お父さんは、なんと、あたしの祖父に会っていた!!!

これには本当に、びっくりしました。最近すっかり忘れていたけど、だいぶ前の日記に書いた事があるように、あたしの祖父は登山家で、ペルーに来ていたのです。

その話をポロっとしたのね。「確か40年くらい前かなぁ。よく覚えてないけど、あたしのママが小さい頃に、ペルーに来てたんだよ。」って。そしたら「ちょっと待って。それってもしかして40年前じゃなくて50年前くらいの事じゃないの?」と、お父さん。

40年も50年も大して変わらないんじゃ・・・なんて思いながら計算してみたら、確かに50年くらい前でした。でも「何でそんなにこだわるの?」と思うでしょ。

なぜなら・・・「小学生の頃、学校に日本人のアルピニストが来たんだよ。今でも覚えてる」って、お父さんが言うのです。「日に焼けて、髭が生えてて…。アルピニストなんて滅多に会わないし、珍しいからね」って。そうです。それ、間違いなくあたしの祖父です。



ものすごく感激しました。いつもの如くあたしの乏しいボキャブラリーでは書き表せないのがとても情けないのですが、文字通り言葉にならない喜びと驚きとで胸がいっぱいになりました。

ペルーに来たのは、やっぱり必然だったんだと思います。
ちょっと、良い話でしょ。



ちなみに・・・今日の午前中、残りの4人の髪の毛を切り終えました。
7人斬り達成!(笑) すごい疲れたけど、めっちゃ楽しかった~♪

美容師派遣…?

今日、男の子たちの髪の毛を切りました。


なぜなら・・・「髪の毛が伸びてるから」という理由で学校に入れてもらえなかった男の子が2人、お昼過ぎに帰ってきたのです。最初は、どーせどっかに寄り道してて学校に遅れたんでしょって思ったけれど、よくよく聞いてみると実は本当だったのです。そんな理由で学校に入れないって・・・普通なの?!(なんか最近、何が普通だったかよく解らなくなってきているけど。)

そんなこんなで、夕方、早退(?)してきた男の子の髪の毛を切りました。かなりテキトーに。かれこれ10年ぶりくらいでしょうか、人の髪を切ったのは。こんなんで良いのかなと思っていたんだけど本人は大喜びだし、夜になって帰ってきた子たちも「次はオレ!」と大好評。きっと、今日切らないと、明日学校に入れてもらえないんだろうねぇ・・・。


マードレに相談したところ、彼女も大喜びで、なんと一人ずつ順番にカットすることに。最初は一人に一時間くらいかけていたけど、慣れたら30分くらいでなんとか切れるようになってきたし、これからきっとこの施設の男の子たちの髪の毛はあたしが担当することになるんだろうなぁ…(笑)



でも、この髪切りタイム、なかなか良い時間なのです。なぜって、プライベートなお喋りタイムになるので、みんな色んなことを話してくれます。これがまた、嬉しくってねぇー。ペルーの歴史の事だったり、日本についての質問だったり、ニキビの悩み相談だったり、好きな女の子の事だったり、スペイン語を教えてくれたり、学校の話だったり、色々。



さらに、「3ヶ月前に彼女が出来て、その子が髪の毛を短くしすぎると嫌がるからあんまり切らないで!」とか、「前髪はこう、後ろはこう」とか、色々と注文してくる姿がとっても可愛らしくもあります。さらに、モミアゲにもそれぞれこだわりがあるらしく、なかなかに面白かったです。



マードレや夜にやってくる先生たちは「短く切ってあげて!」とか「坊主で!」くらいの勢いなんだけれど、なんと言われようと、あたしはウチの子たちの味方。上手くはないけれど・・・なんとか希望に近い形に、少しでも女の子にモテるように仕上げてあげたいと思います♪



終わった後に冗談で「はい、10ソーレスね!」って言ったら、中には「Hogarを出たら毎週セニョリータにビールをご馳走するよ」と言ってくれた子がいました。きっとその頃にはあたしはもう日本に居るんだけれど、もー、めちゃくちゃ嬉しかったです。いつか絶対に、この子たちと一緒に飲みに行くもんねっ!


慣れないことをしてちょっと疲れたけど・・・なんだかんだ、この数ヶ月間でお互いに芽生えた信頼関係のようなものを確認できる、とーっても幸せな時間でした。明日の午前中に、あと4人。間に合うかな・・・。あたしの職種・・・なんだっけ(笑)

2008/07/18

またニヤケてるあたし

15歳のJuan Carlos。
学校から帰って来た時の一言。

「セニョリータ!
 昨日の朝に教えてもらった英語、
 今日ちょうど学校でやったよ!ばっちりだったよ!」 と。

「Gracias!」と言ってくれた笑顔とウィンクがあまりにも嬉しくて、
なかなかニヤケがとまりません。
ま、まだ「My」「His」「Our」とかのレベルなんだけど(笑)


英語クラスをやるのを嫌がっていた子もいたけど、
どうして英語を学んで欲しいかをしつこく説明するうちに
なんとか付いて来てくれるようになりました。

少し前にあたしを大喜びさせてくれたPepeは、最近は
打って変わって「つまんないよー 眠いよー」とか散々文句を言いながらも、
誰よりもしっかりと語彙を増やして、悔しいけどすごいなと思う。

初回は全く何も理解していなくて先が思いやられると思ったJulioも、
「英語より日本語やりたいのに!」と文句言いつつ、最近は何も言わなくても
しっかりノートをきっちりとるし、確実に覚えてくれています。

「I」をずっと「イー」と発音していたし、「He/She」も理解してなかったDaysiも、
数日前に歯医者さんの順番待ちの時に一通り質問攻めにしたら
なんとほぼ100%理解していることが発覚。
病院の待合いスペースで、二人でおおはしゃぎしてしまいましたっ。


まぁ最初のみんなのレベルがあまりにも低すぎたから、
こんな基本的な事は身に付くのは当たり前なんだけどね。
でも、なんだかんだ文句言いながらも、自分の進歩がしっかりと
目に見えて解るから、こども達にとっても良いんだろうなと思う。

きっと今までの生活の中で、そういう事を伸ばそうと働きかける人とか
宿題やお勉強を細かく教えてもらうという機会がなかったのかも知れない。
だから口では文句言ってても、本当は英語を理解し始めているという
自分たちの変化に、ちょっと喜んでいるに違いないと、勝手に解釈しています。
(こういうとこだけ、かなり前向きなあたし。笑)

だから、文句言われても、眠いと言われても、負けずにしつこく教え込みます。
絶対にこの子たちの英語の成績、あげてみせるもんねっ!!
ここは3ヶ月毎に成績表が出てくるので、チャンスはたくさんあるし。
次回の成績は…9月かな。ひたすら、褒めて伸ばす作戦で、粘り強く頑張ります。


成績が少しでもあがれば、継続して何かを学ぶことの大切さを
ちょっとでも理解してもらえるかな、なんて願いつつ。

2008/07/17

治安

ペルーにて知り合った外国人のお友達が、昨日の夜、強盗に遭いました。

Los Olivosというリマ市内の地区で、夜20時頃、ペルー人の女の子と一緒に乗り合いタクシーを使った時のこと。運転手、その他の乗客、みんなグルだったらしくてピストルを突き付けられ、殴られて、全て盗られてしまったそうです。こっちの銀行のカードも身分証もクレジットカードも・・・。何よりも、そんな目に遭ってしまった事が一番ショックだろうけど。

彼もボランティアでこの国に来ているのだけれど、本当にこの国が好きで好きで、腹をくくってペルー永住を決めた矢先の出来事。どんな気持ちでいるのでしょうか。


最近ここでの生活に慣れてきたので一人で外出していたし、タクシーも一人で乗ったり、Los Olivos近辺にもお買い物に行ってました。そう、先週、EMSを受け取りに行ったのもLos Olivos。もちろん明るい時間にしか出歩いてなかったけれど、自分が同じ目に遭ってもおかしくなかったんだなと思うと・・・ものすっごい怖くなります。

ペルーに着いてから出会った人たちは良い人ばっかりだったし、携帯は無くなったものの、危険な目には一度も遭ってなかったのでだいぶ気が緩んでいたってことを再認識した日でした。


協力隊への参加を決めた時から散々色んな人たちから「治安が悪いから気を付けて」と言われ続け、赴任後もJICA事務所から厳重注意するようにと言われてきたけれど、全くそんな現場に遭遇していなかったのですっかり「意外と平和なんだな~」と思っていました。一種の平和ボケでしたね。


はぁ。もう絶対に乗り合いタクシー、一人外出はやめようと心に誓いました。
無事に健康で帰ることが一番の使命だってこと、思い出しました。気を付けます。

2008/07/15

EMS

少し前に、ママからEMSが届きました。

折り紙やら、折り紙の本やら、日本のお菓子やらおつまみやら(笑)
日本語の教案なんかをごっそりと送ってくれたのです。
ママ、どうもありがとう!!!

これには長い歴史があって、発送してくれたのは6月10日なんだけれども
ずーっとペルーの「税関審査中」というステータスで止まっていて、
メールで問い合わせをしたり色々と頑張ったけれども全くダメでやっぱり
JICA事務所宛てじゃないとダメだったかと諦めかけていたのです。

でも先週の月曜日に通知が届いて、2日後の水曜に、ちょっと離れた
場所にある中央郵便局的な場所にようやく取りに行ってきました。
EMSは、通知がきてから取りに行くまでに日数がかかると一日につき
0.5ソルずつ加算されていくのです。
そして水曜、取りに行ったら、 なんと10ソーレス請求されました。

「なぬ?!通知が来たのは月曜日だから2日で1ソルのはずなんですけど・・・」と
クレームしてみたけれど、「私に言われても困ります。みんなそうなんです。」
「数週間前から問い合わせしても「無い」の一点張りだったくせに!」と言っても、
「私に言われても困ります。別のカウンターで聞いてみて下さい。」と。

言われた通り別のカウンターに行くと「私じゃない。あの人に聞いて」と言われ、
仕方なく別の部屋に行ってみたら今度は「担当者はあそこにいる」と言われ・・・

あぁ、そうだった。これがペルーだよね。

悔しかったけど、10ソーレスのためにこれ以上付き合ってらんないと思い
諦めてすごすごと帰ってきました。9ソーレス余分に支払う悔しさよりも、
そのためにタライまわしにされるほうがずっと悔しかったから。


でも、面白いこともありました。
帰りに大型スーパーに寄って、タクシーに乗って帰りました。
Hogarに着く直前に、運転手に「ところでセニョリータ、どこから来たの?」と訊かれ
「Soy de Japon」と言うと、「日本人?!えー?!そーだったの?!」と、
ペルー人の運転手さんにかなり上手い日本語で切り返されました。
なんと、奥様が日系三世の方だそうで(笑)三世なのに、
旦那さんにここまで上手い日本語を教えるなんてすごいなぁ・・・。

何でもっと早く聞いてくれないのさ!と、二人で大爆笑。 タクシーで30分くらいの
距離をずっと黙って乗ってたんだけど最初に聞いてくれたらめちゃくちゃ
楽しい時間を過ごせたのにね。運転手さんも、このZapallarに
日本人が住んでいるとは思わなかったらしい。

「ありがとう!またね!」と日本語で挨拶してお別れしました。
最初に日本人だと宣言していれば、もしかしたらもっと運賃まけてくれたかも
知れないな…なんて思いながら(笑)


日本人移住の長い長い歴史があるから、この国はこういう出会いが面白いね。

2008/07/14

平和な日曜日

昨日は、朝から一人でお買い物に行ってきました。

自分のオフィスを整理整頓するためのグッズを探そうと思っていたのに、
結局欲しかったものやら気に入ったものは残念ながらなにも見つからず。

諦めて、自分のお部屋をより居心地よくするために
とりあえずベッドカバーのセットを購入。良い色でしょ!



スペイン語で、ベッドは「cama」、カバーは「cubre」。
「Cubre cama」⇒「クブレカマ」という響きが、
なんか知らないけど前から好きなんだよね。

最近はこども達がよくお部屋に遊びに来るのでいつも
整理整頓しておかなきゃいけないのですね・・・。
かつて、あんなにお掃除大嫌いだったあたしですが今はちゃんと、
毎日必ずお掃除してますよ!まるで生まれ変わったかのようです。
信じられないでしょ(笑)まぁ、時間があるからちゃんと出来るんだよね。


16時くらいまでMegaplazaでお買い物しまくって、
帰宅後はこども達とお部屋でお喋りして、あっという間に夜ごはん。
今週お誕生日だった、JulianaとNataliaのお誕生日を祝いました。


お食事前のお祈りを、今日は16歳のDanielが、
お誕生日の二人の名前も加えてお祈り。あたしはカトリカじゃないけれど、
このお誕生日の時のお祈りが大好きなのです。
なんだかとっても幸せな満たされた気持ちになります。

ケーキが用意されていて、パン屋さんからピザやハンバーガーが届いて、
いつもより食べ物が多くてこども達が嬉しそうなのが、嬉しい。

そして、ちょっと大人ぶりたい年頃であろう大きい男の子たちも、
お口の周りにクリームをつけてケーキを食べている姿を見るのが
本当に本当に頭ぐりぐりしたくなるくらいに可愛いのです。
あたしだってケーキは大好きだけど、そういう姿を見ると
「全部食べて良いよ!」って無条件に差しだしてしまう。
ちょっと照れながらも喜んで受け取ってくれる姿が、また可愛いくて。

そんな平和な日曜日♪

2008/07/13

お写真

こども達と一緒に撮ったお写真をアップしました♪
http://picasaweb.google.com/marumari1228/20080712_madrinas


すかさず、このスライドショーをよく見てくれている友人から…

「あんたの好みがよく解るよ」とメールが。

そーです。そりゃ、そーですよ。


だって…「コイツはイイ男になりそうだ!」と思う子には
ついついカメラが向いてしまいますよね。

っていうか、実際にはよくあたしの側に寄ってきてくれる子を
撮ることが多いっていうだけなんですけど(笑)


でも、今アップしてるお写真の中では、
久保田利伸に似ているセバスチャンと二人で
一緒に写っているお写真が一番のお気に入りです♪

ちょっと太りましたが…
こども達に囲まれて「幸せ太り」ってことで。

2008/07/10

「世界に一つだけの花」その2

9月のAniversarioのためにと決めたこの歌ですが、ぼちぼちと、Hogarのこども達に教え始めています。

Youtubeのお陰でSMAPの動画を見せつつ…という作戦がかなり功を奏し、みんな喜んで覚えようとしてくれています。失礼を承知で書きますが、最初にマッキーの動画を用意しなくて良かったと思います。いや、個人的には大好きなんだけどね。正しいメロディーを理解させるために、ちゃんとiTunesでマッキーが歌ってるやつも購入しましたよ(笑)

この歌を披露する時は必ずしも日本人の前でだけではないので、1番を日本語、2番は1番の歌詞をスペイン語に訳して歌ってもらいたいので、あたしが直訳したスペイン語をちゃんと歌えるように、何人かに協力してもらって一緒にアレンジ。時間かかったけど、みんなをあたしのお部屋に連れて来て、靴を脱いで床に座り込んで何度も考えて、ものすごい楽しかった!

ちょっと意訳も多いけど、だいたいこんな内容になりました。

---
Estaba delante de la floreria
Viendo las flores de varios colores
Y Todas las flores son lindas y hermosas
Cada una de ellas demuestran cariño

花屋の店先に並んだ 色んな花を見ていた
人それぞれ好みはあるけど どれもみんなキレイだね


Todas son unas buenas amigas
estas estan floreciendo muy bellas
Sin competir con las otras personas
por ganar “el primer puesto”

この中で誰が一番だなんて 争うこともしいないで
バケツの中誇らしげに しゃんと胸をはっている


La gente compite con otras personas
No hay dos iguales en nuestra tierra
Somos diferentes en toda la vida
¿Por que siempre debemos ganar?

それなのに僕ら人間は どうしてこうも比べたがる
一人一人違うのにその中で 1番になりたがる


¡Eso es lo mismo!
Somos la unica flor de este mundo
Todos tenemos las misma semillas
Vamos a criar esas lindas flores
Es lo más puro que hay en la vida

そうさ僕らは
世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい
---

いかがでしょ?ちょっと手直ししたい部分もあるけど、まぁ良いよね。
あたしが必死に説明して、こども達が必死に理解してくれて、そしてこども達と一緒に考えて歌えるように訳したってことが何よりも嬉しくて♪

ちなみに・・・ダイレクトに全員に教えても良いんだけど、ここはやっぱり、大きいグループに主導権を握らせて、「何かをオーガナイズ、あるいはコーディネートする」と言うことを学んでもらいたい。たぶん今までは大人たちに言われたことしかやってないから、ちょっと難しいかも知れないけれど。でも17~18歳のこども達には特に、そういうことに挑戦してもらいたいのです。グループ分けして、各自で練習の時間を作るとか、そういう方針で動いてみたいと思ってます。

明日は音楽の先生が来る日なので、本格稼働です!!

2008/07/08

激励

こんなはずじゃなかったのに、とか

この人のせいで上手くいかない、とか

そんな自分勝手な文句を言っててもダメだ!

誰かとぶつかっても良いから、

とにかく自分の気持ち良いことしろ!

「解ってないくせに」と思うかも知れないけど、

それも含めて全部解ってるから。

オレは見てるぞ!ちゃんと応援してるからな!


と、とても心温まる言葉を頂きました。

初対面なのに、ものすごい熱いエールを送られて、

感動して、ほろっと泣けてきました。


そんな人に出逢えたこと、

そんな人に巡り合わせてくれた人がいること、

相変わらず恵まれています。なんて幸せなんだろう。

お陰で月曜からずっと、子ども達といっぱい喋って

いっぱい笑っていっぱい考えていっぱい歌った!

楽しい~!気持ち良い~!!

2008/07/02

machismo

まだ来てからたった3ヶ月ですが、この国について、個人的に思うこと。

未だにこの国では「machismo」という概念が根強い。スペイン語の辞書には、「男尊女卑」、「男らしさの誇示」とあります。「男尊女卑」だなんて、時代錯誤もいいとこだよなと思ってしまうけど。でも、これが現実。実際には男性があんまり働かなくて、奥さんが子どもを背負いながら働いたりしてるのをよく見るけれど・・・それでも男性が強いらしいです。

* 例えばペルーに来てホームステイさせてもらっていた家庭で。
パパはとっても優しい人だけれど、お皿洗いやお掃除は一切しないそう。もちろんお手伝いさんを雇っているからそんなに家事もないんだけれど、一度、パパがお皿を洗っているところを見て、ママがかなりびっくりしていました。結婚してもう10年くらい経ってるはずなんだけど・・・。

* 例えばHogarで。
男の子たちが用事があって遅く帰って来て、ご飯をこれから食べようという時。自分たちで用意するのかと思いきや、スタッフが女の子たちに「ご飯の支度してあげなさい」って言うのね。え?!お皿に盛るだけだし、めっちゃ簡単だし、なんでそんなの自分たちでやらせないの???と、あたしは当然のことながら思うのですが。

* 例えばパン屋さんで。
「掃除は男の仕事じゃないから」という理由で、かつてのペルー人パン職人はまったく掃除をせず、そのせいで壊れてしまった機械がいくつか・・・。例え「掃除は男の仕事じゃない」という主張を100歩譲って認めたとしても、「パンを作る機械のメンテナンス」はお前の仕事だろ!と言いたい。

* 例えばパン屋のリニューアルイベントで。
前の日記にも書いたけど、男はビールを飲み、女は掃除をする。みんなで掃除をして、その後にみんなで飲めばいいのに。でも、女性は誰も文句を言わないし、男性はだれも手伝おうとしない。あたしの最も嫌いな構図。どうやらこれ、当たり前らしい。


そんな感じ。どー思います?日本のみなさん。

もちろんあたしは「働いているペルー人男性」とそんなにたくさん知り合っているわけではないから、自分の考えが正しくない可能性も大です。これだけは断っておきます。


でも・・・例えばかつての日本のように、男性がきっちり働いて、それで家計が成り立っているというのなら、女性が家事をやるのは良いと思う。個人的にはあまり好きじゃないけれど、まぁ理に適ってる。一種の役割分担。適材適所だったのかも知れない。

でもこの国の現状は、かつての日本ともちょっと違うよね。「これは男の仕事じゃない」と言うならば、「じゃあ『男の仕事』をどれだけやってるんじゃお前は!」と言いたい。あたしの主観的な意見では、あまりその義務を果たしていないように思えてしまうのです。ご存じの通りこういう不平等は大嫌いなので、そういう場面に遭遇すると未だに毎回びっくりしてしまいます。


ある時、ここのスタッフが子どもに「男の子は青、女の子はピンクって決まってるのよ!そういうモノなの。」って話しているのを聞いて、そうか・・・未だにそういう方針なのかと驚いたこともありました。でも、まだ何も言えない。「日本ではこうだけどね~」っていう話をした事はあるけど、「こうしよう」とはとてもじゃないけど言えません。なぜなら、ここの女性たちが男女同権をどれだけ望んでいるのかが今の段階では全く見えてこないから。

そもそも、「権利」というものは、自分が心底欲しいと思った時に、腹を括って闘ってでも勝ち取るものだと思うのです。あくまでも個人的な持論だけど、黙っていて他人からポロリと与えられた権利は、「甘え」の言い訳にしかならないと思うから。


この国は、あと10年もすればきっとものすごく変わる。貧困が減るかと言われると残念ながらあんまり希望は持てないけれど、欧米や日本のように女性が社会に出るチャンスは広がっていくはず。

ここHogarの女の子たちには、そんな時代になった時に、しっかり生きていける女性でいて欲しいと心底思う。例え裕福な生活は出来ないとしても、正当に女性としての権利が主張できるように、それだけの義務を果たせる、責任の持てる女の子でいられるように。

そして男の子たちは、「女の子が掃除するのが当たり前」「これは男の仕事じゃない」だなんて悲しいことを思ったりしないような、素敵な紳士になってくれるように・・・そういう方針のもとに成長してもらいたいものです。

2008/07/01

パン屋、オープン

そういえば、携帯を盗まれた事件ですっかり忘れていたけど・・・
ようやくオープンしました。パン屋”PACHAMAMA”です!





”PACHAMAMA”とは・・・ケチュア語で、MADRE TIERRAという意味。
つまり…なんだ?母なる大地?地球?地球の母?まぁそんなニュアンスで解ってもらえれば良いか。とにかく、ドイツ人パン職人Norbertのこだわり、100%天然素材のパン屋さんがついに完成したのです。

当日はなぜか一緒にTシャツ着せられて販売しました。(って受身で書いてみるけど、「着ろ!」と言われた時は当然のことながら嬉しかった♪)オープン時はかなりバタバタ。なぜならみんなパンの名前も値段も覚えてないから(笑) けっこう疲れたけど、やっぱり接客はめっちゃ楽しい!血が騒ぐね!!

ただ・・・2人雇ったVendedora(販売員)のうちの一人、若い方の子はすぐに椅子に座ってしまう。日本人のあたし、ドイツ人のパン職人にしてみると「みんな働いてるのに、なんで座ってんだお前?!」って勢いなんだけど、まぁこの界隈ではそれがフツーなんだろうねぇ。だけどオープンした最初の一時間くらいしっかり働けよって厳しく教育的指導しても良いよねぇ???とか悩みつつもお客さんを迎えたわけです。

でもあたしはこのパン屋プロジェクトについては本当に趣味の範囲でお手伝いしているだけなのでそこまで口出しできる立場ではありません。なので、大人しく黙って動向を見守ることにしました。それにここ、ペルーだし。

そして夜。
オープニングイベントと称してバンドを呼んでのパーティー。楽しかったんだけど、今度は男どもが働かず、バンドに釘付け&ビール飲んでばっかりで女性陣のみが働いている。そして働かない方の女の子は10時くらいに先に帰ってしまい・・・残された一人が一生懸命、黙々とお掃除してるのね。

ここがペルーじゃなく日本で、かつ自分の居場所だったら「男ども、お前らも少しは働けぇ!」って言えるんだけど、この国はやっぱりまだまだ「男の仕事」「女の仕事」という意識がすごく根強く残っている節があり、これまた容易に口出しすることは出来ず・・・。

29歳の雇われ店長に「マリ、手伝ってくれて本当にありがとう。ごめんね。」とビール片手に言われた時には「謝るくらいならお前が働けよ!」って言いたかったけど、今回はとりあえずグっとこらえてみました。難しい問題に発展するのも嫌なので。

でもね・・・従業員じゃなくて、お友達の女の子まで最後にお掃除手伝ってくれちゃってるんだよ。それなのに、ビール飲み続け、パン職人のタバコを吸い続け、それがなくなったら今度はあたしに「マリー、お願い!タバコちょうだい!」って言ってくる18歳のパン職人・・・。さすがにこれは、若いこの子のためにもビシっと言ってやろうかと思いました。

けど・・・今までこのパン屋さん、何が問題だったて、パン職人がすぐに辞めてしまうことが最大の問題だったのです。なので、あたしの一存で勝手にお説教できない!もしかするとドイツ人パン職人もそのへんを考慮して今は甘やかしているのかもとか考えてしまったわけです。だってここ、ペルーだし。
久々の接客で良い気分転換にもなったし、色んな人と交流できたし楽しかったけど、色々と考えさせられる一日でもありました。長くなるので、考えたことはまた明日にでも・・・。

とりあえず色々な問題を抱えながらも、パン屋プロジェクトは成功!と思われます。
初日にお店にやってきて、試食用にとサービスでもらったパンを子どもたちが幸せそうな笑顔で食べて、それを見るだけで幸せになれる我々ボランティアとしては、大満足。

このパン屋さんの運営が上手くいけば、ここHogarの資金も潤うというわけです。このお店がずっといい形で運営されていきますように。