2008/12/15

chocolatada

昨日、年に一度のイベントが無事に終わりました。chocolatadaといって、ココアとパネトン、そしてパンと缶詰の牛乳、お砂糖、キヌア、ココアの素…なんかを袋詰めしたものを近隣住民に配給(?)するわけです。一昨年は5,000人、去年は7,000人、そして今年は10,000万人!と協会の会長さんが張り切っていらしたので本当に大変でした…。

■お手伝い
日本人のお友達が遊びにきてくれました。殆ど労働要因として呼んでしまったようなものなんだけれど、来てくれてよかった~。こども達と戯れてもらう時間は殆どなかったのが申し訳なかったけれど、若者に来てもらって本当に良かった。

そして会ったことのない日本人ご夫妻がいらっしゃったので「こんにちは~」と挨拶してみたところ、なんとJICA事務所の新しい所長さんご夫妻でした(笑)かなりウケた。ずっとタイミングを逃していたので、ついにお目にかかれて良かったです♪


■季節感なし!
基本的にはクリスマスイベントなんだけれども、ものすごい暑くて、クリスマスって感じが全くしませんでした。タンクトップで出かけたくらいだからね…。ドイツ人ボランティアの子と、来てくれた日本人のお友達と、何度も「え、これ12月?」って突っ込み合いました。タンクトップで聴くクリスマスソングはなんとも不思議で面白かった。


■Pachacutec
午前中の配給はご近所のPachacutecという貧困街に行ってきました。各グループに分かれて行ったんだけれど、なんと我々のグループは2,401人を対象としていたのでめちゃくちゃ大変でした。

ふと感じたことは、やっぱりあたしの任地よりも貧しいと言われているだけあって、人々の表情が少し違う。そして大人たちの、こども達への接し方が少し攻撃的というか、かける言葉がだいぶ強いなぁという印象を受けました。生活に余裕がないから?忍耐力もあまりないのかなと感じたわけです。


■流れ作業を知らないペルー人
あらかじめ準備はしていたものの、袋詰めしたものとパネトンを一緒にするという現場作業が発生。ペルー人のお手伝いの若者たちと一緒に1,000個以上も残っていた袋の作業をしたのだけれども、ここでふと発見したことがあります。ペルー人の若者たち、「流れ作業」という概念が全く頭になかったのです。

ドイツ人と日本人、工業先進国出身の我々にしてみれば、「大量の単純作業を効率良く終わらせる=流れ作業」なんだけれど、現場を仕切るまでみんなものすごい非効率な個人プレイをしていましたね。そりゃ、ドイツや日本が発展するに決まってるよね…。


■APJのマドリーナ達
このイベントを仕切ってくれるのはボランティアのおばさま達。マドリーナと呼んでいます。殆どの方が日系人なんだけれど、本当に親切だし、会ってお話が出来るだけであたしは嬉しい。しかも「クリスマスは?年末年始はどうするの?家に遊びに来なさい!」とまで言ってくれるおばさまが何人かいて、本当にその気持ちが嬉しかったです。あたしの弟くんはすごい観察力が鋭くて、「マリはマドリーナ達に会えるのいつも楽しみなんでしょ」って言われました。その通りです!


■こども達
Hogarのこども達は、お掃除やお手伝いを本当に良く頑張っていました。イベントの前一週間と当日の朝は最後までお掃除をしっかりやって、イベントが終わった後はココアまみれになったパティオのお掃除をきっちりやるわけです。すごいよね。


そんな感じで、無事にイベントは終了。
あたしはかなり疲れてしまったけれど、でも、色んな人たちに会えて良い一日でした。
これ、来年もやるのかぁ…。
もう少し効率良くできるように口出しできる存在になっていたいものです。

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