2011/10/15

食材天国、サンパウロ。

協力隊時代、中南米の他の国の隊員と情報交換すると、ちゃんとした、何を食べても美味しい日本食レストランがあるだけで、リマってやっぱり凄いんだって、何度も何度も思ってました。少し大きいスーパーに行けば、まぁお酢とかお海苔とかなら買えたしね。

特に、他の国での活動を終えて、ペルーに旅行でやってきた隊員OBと会うと、「ここは天国だ!」って、みんな言っていたような気がします。そして、あたしも、それを信じていました。中南米で、食材に関して一番イケてるのは、ペルーだと(笑)


でもね…サンパウロに来て、目が覚めました。
もちろん、ペルーをバカにするつもりは、一切ありません。
ペルーは、何があっても愛し続ける神秘の国ですから。

だけど…普通の市場で、絹ごし豆腐と、ささがき状態になったごぼうと(もちろん普通の状態のもあります)、お葱が売ってるんだよ。それに、先週も書いたけど、ゴーヤとか蓮根とか里芋とかもね。



もう一度言うけど、ブラジル製の、美味しい、絹ごし豆腐が売ってるんだよ。
ペルーでは、お豆腐は、専門の小さなお店に行かないと手に入りませんでした。大型スーパーにかろうじてあるのは、プラスチックのタッパに入った木綿豆腐だけ。

日本に帰る前、ペルーのこども達に大好きなしらたまを作ってあげようと思ってお料理大会をして、しらたまを増量させるために、その木綿豆腐を買いました。でも、あけてみたら、すっごい異臭が漂って、お味見する気にもならない程で、むなしくサヨナラした事件を思い出しました。

でも、ブラジルでは、サンパウロ市内の、週末の市場で、ブラジルで作られた絹ごし豆腐が…。
あ、しつこいですね。ごめんなさいね。

つまり、それだけ感激すべきシロモノってことなんです。



一度連れて行ってもらったことのある「Pão de Açúcar」というちょっと高級スーパーに、みりんがあったことを思い出し、マンションから最寄りのお店をネットで検索!ラッキーなことに、歩いて5分くらいの場所に、ありました。
ペルーで言うと、「Vivanda」みたいな感じかな。一つの会社が、いくつかの種類のスーパーを経営していて、お店の雰囲気、価格設定、品揃えなんかも、少しずつ違うのです。

確かに少し高いんだけど、少し良い調味料が置いてあるから、やっぱり、こういうお店はありがたいと思う。オリーブオイルとかビネガーだって、本当に色んな種類があって、その中から選べるのも嬉しいよね。そして、みりんも、ちゃんとありました。



お家に帰って、ごぼうちゃんの袋をあけました。
美しいです。お水と一緒に、袋に入って売られているので、アクもそこそこ抜けていて、とっても助かります。きんぴらごぼうを作るべく、午前中はお料理の時間と決めました。


最初からささがきになっているから、調理も簡単!ニンジンを切るだけで、あっさり完成。
先週、ごま油を買っておいて本当に良かった!
でも、作り始めてからお砂糖がないことに気がついて、マンションの一階にある無料のコーヒースペースから、袋入りの小さいお砂糖を拝借してきましたけど。お砂糖も、買わないとね…。


自分のためにも会社のためにも、夜間は一人で出歩けないし、一人でサルサ踊りに行くとかもっての他だし、引きこもりがちな毎日。あたしにとって、踊る意外の唯一のストレス発散のための手段が、お料理です。(マンション備え付けのジムには行ってるけど、やっぱり踊らないと生きていけないからね…ジムだけだと飽きるよね。)

そんなわけで、お料理をする時間と環境があるというのは、本当にありがたい。ずっと、普通のホテル住まいだったら、2週間で発狂してたかも知れません(笑)

何かと出費はかさむけど、食材が豊富なだけ、助かります☆

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