2011/02/06

協力隊経験を振り返って その①

「ご無沙汰してます」なんてうっかり書いてしまうと突っ込まれそうなので、いきなり本題に。

協力隊の任期を終えて日本社会に復帰して、早くも11ヶ月目になりました。
自分よりも一年後にペルーにやって来た、頼りになる後輩隊員の任期もあと一ヶ月ちょっとで終わるなぁ…なんて考えたら、久しぶりにブログを更新したくなったのです。今、どんな気持ちでいるんだろう。自分の一年前の、あの「複雑」という言葉以外では表現しきれない心境を思い出しました。


現地にいた頃、あるいは帰国したばかりの頃には、とにかく色んな気持ちが熱くて(熱すぎて。笑)協力隊事業のあり方についても、自分が行った意義も、「現職参加」という形態をとらせてもらって前から勤めていた会社に帰って来た意義も、客観的に考えることはなかなか出来ませんでした。2~3ヶ月経ってから「もう慣れた」なんて思った時期もあったけど、あの頃の自分はけっこう暑苦しかっただろうなぁ…なんて思ったりするくらい!思い出すと、笑ってしまいます。

10ヶ月経って、生活スタイルも肌の色も(笑)やっと日本人らしくなって、今になって思うのは、長期的に見ると本当に「良い事づくし」だったと、胸を張って言えるということ。「事業仕分け」で散々JICA、なかでも協力隊事業が叩かれていたけれど、あたしは協力隊事業は、隊員が派遣される国や地域やそこに住む人々にとっても、日本で応援してくれる隊員の家族や友人達にとっても、帰国した隊員たちが日本社会で触れ合う人々にとっても、プラスの影響を与えることってたくさんあると思う。そして何より、隊員の精神力が、とてつもなく強くなる。現地で揉まれるだけあって、器はでかくなるし、多少のことでばブレなくなる。こういう若者(あえて「若者」と言わせてもらう!)が日本に増えるのは、喜ばしいことなんじゃないのかな。


協力隊の任務を終えて帰国する隊員達は、みんなどこか晴れやかな顔して帰ってくるでしょう。
現地では言葉の壁に苦しんだり、凹んだり、寂しくなったり、良かれと思って提案しても理解されなくて悔し涙を流したり怒鳴り合いの喧嘩をしたり、そりゃーもう、日本に居たら想像もできないようなびっくり事件に囲まれて毎日が過ぎていくわけです。そんな生活を2年間送るんだから、逞しくなって当たり前。帰国して、辛かったことを武勇伝のように語るより、楽しかったこと、自分が学ばせてもらったことを家族や友人達に伝える方が楽しいに決まってるよね。(ま、あたしの場合は活動中にだいぶこのブログで愚痴らせても頂きましたが…失礼。)

だから、「協力隊って楽しそうだよね。シロウトなのにお金もらって海外に行って、2年間のうちに色々旅行して、帰国したらお小遣い溜まってるし言葉も身に着くなんてオイシイね~」なんて思われるケースもあるかも知れない。だからこそ余計に、事業仕分けであんなに叩かれたりするのかもね…。

だけど!!!
実際はそんな甘くはありません!!!!!!

みんな、いわゆる「発展途上国」の、しかも「外国人の支援が必要なほどの状況」に派遣されるんです。これ、誤解を恐れずに言うと、「無法地帯」に放り込まれるようなものです。言葉は通じないし、価値観は違うし、こっちは「改善」のために気合入れて行くのに、「はい?ウチらは別にこのままでいいよ~」みたいな状況だったりするし。「思い通りにいかない事が前提」の状況で、それでも何とかするのが協力隊なんです。言葉だって、努力しなかったら、ホントに下手なまま帰ってくることになるんです。

だからこそあたしは、多かれ少なかれ現地で辛い体験をして、それでも現地の人達と心を通わせて、2年間ではなかなか思い通りにやり遂げられないかも知れない活動を一生懸命にやって、最終的に「本当に楽しかった!行って良かった!」と言って笑顔で帰って来れる隊員達を誇りに思う。そういう人達には、芯がある。真面目な話してても、ふざけてても、みんな芯があって、美しい。


つまり何が言いたいかって言うと、最近は「若者の海外離れ」とかよく言われてるけど(そもそも「最近の若者」をひとくくりにする時点で日本のメディアもどうかと思うけど、それはさておき)、あたしが言いたいのは、協力隊経験者って、けっこう凄いよってこと。

「じゃあお前は帰国してからどれだけ会社に貢献したか」って言われると何とも言えないので自分の事は棚に上げさせてもらいますが…それでも、明らかにペルーに行く前に比べたら視野は広がったし、考え方がとにかく前向きになったし、人間関係とか話し方、かなり基本的なところでは挨拶やアイコンタクト一つとってみても、あの2年間の影響が出てるなぁと思うところはある。そして何より、笑顔が増えた。これ、一番重要でしょ(笑) 夜遅くまで残業しても鼻歌ふんふん歌いながら楽しく残業できるのって、ウチの会社の中では自分くらいだと思ってますから!

もちろん諸手を挙げて「協力隊事業、万歳!」って言うつもりはありません。日本国民の税金を有意義に使うためには、改善すべき点は本当に本当にたくさんあるし、派遣中・帰国後の(自分を含めた)隊員達だって、もっと頑張らなきゃいけないと思う点は多々あります。それについてはまた別の日に書くけれど、とにかく、どちらかと言うと「異端児」扱いされがちな協力隊経験者が、もっともっと社会で活躍する場を増やさないといけないと思うのです。日本の企業が協力隊経験者を受け入れる体制を整えてくれたらそんな嬉しいことはないのだけれど、やっぱりその前に、協力隊員としての経験を既に持っている我々が、社会に認められるように努力し続けないといけないよね。


おっと…。
書きたいことはまだまだあるのに、久しぶりすぎて上手く書けません。
続きはまた今度…(笑)

これからはもうちょっと頻繁に更新すると約束しますので、また覗きに来てね!!!
滅多に更新してなかったのに、変わらず見に来てくれてありがとう…♪

4 件のコメント:

ヨネ さんのコメント...

あついね〜
こういう事をもっと自信を持って伝えていける隊員が増えないかな〜?

まいまい さんのコメント...

私、結構見に来てるよー!
更新楽しみにしてるよー!
モアアップ!モアアップ!

Mari さんのコメント...

ヨネちゃん♪
熱さでは貴女に負けますが(笑)、どんどん伝えて行かないとね!協力隊に行く/行かせるメリット!

Mari さんのコメント...

まいまい♪
ありがとう…全然書いてないのに、うれしいぜ友よ☆