2007/12/17

神父さまに会いました

少し前の日記に書いた通り、日曜日は来日中のエンマヌエルの神父さまに会いに、前橋まで行って来ました。

土曜日は終電で自宅に帰り、日曜は湘南新宿ラインに揺られて埼玉県の桶川という駅に向かう。そこでカメラマンのSさんに初めて会いました。お互いにメールだけのやり取りだったのでどんな方なのか殆ど解らず、ちょっとだけドキドキだったけれど、会ってみると心配なんてぜんぜん必要なかったです(笑)
とっても優しい方で、前橋に向かう車の中では、ペルーのこと、神父さまのこと、エンマヌエルの子ども達のこと、何から何まで、色々と聞かせてもらいました。この時点で、かなりウキウキ。エンマヌエルの建っている地区はいわゆるスラム街で治安は良くないけれど、敷地内はとても安全だということ。Sさんが滞在していたのは7年前だけど、当時は子ども達が100人弱居て、小学生は午前中、中学生は午後に学校に行っていたらしい。子ども達の一日の過ごし方、シスターやボランティアスタッフの過ごし方なんかも聞いたりして、だいぶ向こうでのイメージが湧いてきた。


一時間ちょっとで前橋のカトリック教会に到着。神父さまの来日に合わせて(?)午前中に日本語のミサ、午後にスペイン語のミサでした。日本語のミサが終わった後、ファンに囲まれて大忙しの神父さまと挨拶させて頂いて、わざわざ教会のお部屋を借りてお話しをさせて下さいました。もう、この時点でかなり感激です。なぜなら、Sさんからのお話を伺っていても、信者さんたちの神父さまに対する態度を見ても、この方がどれだけ多くの方に慕われているのかが良く解ったから。

あらためて握手してお話しをすると、もう70歳超えているおじいちゃまなんだけれど、とにかく力強くて大きい。身体だけじゃなくて、心も強くて大きい人。そんな印象を受ける神父さまです。

「実は・・・JICAからあなたが来ることまだ何も聞いてないんだけどね。何で連絡ないのかなぁ。」という発言に焦ったりもしました。「でも大丈夫ですよ。いつでも歓迎しますからね。」と優しい笑顔で言って下さいました。これはさすがに不安なので、JICAに確認した方が良いのかも知れない・・・(笑)

でもね、神父さまとお話しをして、本当に安心しました。「日本語が喋れるスタッフがいますから、スペイン語に疲れたら日本語を喋ってください。日本食が恋しくなったら日本食のレストランに行きましょう。ペルーに着く日が決まったら連絡を下さい。私がお迎えに行きますから・・・」と。なんて優しい方なんだろう・・・!


その後、スペイン語のミサが始まったので、カトリックのSさんと一緒にミサに出ました。が、もちろん意味は全く解らず・・・。でもかなりヒットだったのが、ミサ終了時に流れた聖歌が、なんと、メレンゲだった!!!え?!踊っても良いですか?って勢いです(笑)さすが、中南米からの移住者が多い前橋でした。個人的なツボで感激。

ミサが終わったらお腹ぺこぺこで、前橋のファミレスに行きました。ご飯を食べながらまた色んなことを聞かせてもらって、Sさんが一ヶ月間滞在していた時のお写真をたくさん見せてもらいました!子ども達、かわいい!!7年前のお写真で3歳とか5歳だった子たちは、もうだいぶお姉さん/お兄さんになっているのかな、なんて思ったり。

それからエンマヌエルが日本のテレビで紹介された時の昔の映像まで貸してくださいました。いやぁ~、コレは本当に嬉しい!!あたしは、他の国に行く隊員とは違ってペルーに派遣されるのは自分一人だけなうえ、先輩隊員の情報が殆どないことが一番不安でした。自分が不安なもんだから、両親を安心させてあげられないことが歯痒くもあったりしてました。


でも、この日、日本からボランティアとして一ヶ月滞在していたSさんに会ってたくさんの情報をもらい、神父さまに会ってギュっと握手をしてもらって、心から安心しました。これで、残された不安は語学面だけ。あとは自分の準備くらいでしょうか。


そうそう、紹介してくれたSさんは、神父さまのことを「Padre(パードレ)」と呼んでいました。あぁ、この人にとって神父様はお父さん的な存在なんだろうなぁと思い込んでいたけれど、「Padre」には「神父」という意味もあるということをさっき知りました(笑)つまり、神父さまという意味で「Padre」と呼んでいたわけですね。一つ勉強になりました!


それから、一つ心に決めたこと。
カメラマンのSさんは、子ども達のために自分が何かをしてこなくちゃだとか難しい事は考えずに、とにかく子ども達をギュっとハグしてあげて欲しいと言われました。これには、深く納得。子どもには、人をギュギュっとハグすること、人に同じようにハグされることが大事なんだってずっと思っていたから。誰かの本にも書いてあった。親に愛情のこもったハグをしてもらえない子は、それが出来ない親になってしまうって。

スペイン語もろくに喋れない自分がペルーに行って、自分に教えられる事って本当に少ないと思う。でも、市場に捨てられた生まれたての赤ちゃんや、親が亡くなって生活出来ない子どもや、色んな苦境を味わってきた子ども達の集まったエンマヌエルで、笑顔のかわいい子ども達に嫌がられるくらい、ハグハグしてこようと思ってます。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お疲れ様(^^)
ステキなステキな1日を過ごせたみたいですねぇ♪
なんだかね。よくわからないのだけど、
マリコちゃんが神父様とお会いした・・・ってあたりから涙がウルウルしちゃってねぇ(苦笑)
嬉しいのか神父様の大きさに感動したのか・・・よくわからないのだけれど・・・。

Hugは本当に大事だよね。
言葉がなくても気持ちが伝わる大事なものだと私も思います。
前に、youtubeで「FREE HUG」ってのを見たけども、それだけで幸せになれる気がする。
それは日本で幸せに暮らしてるから単純に思えるのかもしれないけど、
それでもHugっていいと思う♪
マリコちゃんからはちゃんと子供たちに伝わると思う☆
マリコちゃんのLOVEを伝えてあげてね♡

Mari さんのコメント...

まきさん

いつも読んでくれてありがとう☆
前橋は本当に遠かったけど、行って良かったと心底思います。疲れてるから行くのやめようとか思ったら、こんな安心感も出会いも得られなかったワケで・・・。素敵な神父さまにお目にかかれて本当に幸せです。

ハグって本当に良いですよね。あたしは思わず色んな人にしてしまって、たまにびっくりされるんだけど、ボキャブラリーが貧困なだけに言葉で表現しきれなくて、ついついハグしてしまうんだ。youtube、探してみます!!