2009/07/21

思い上がり

多かれ少なかれ、人に影響を与える事は出来るって思ってた。

実際Hogarに来て、こども達が勝手に成長していく過程の中であたしと触れ合って生活して色んな会話をすることで、きっとこういう外国人が居なかったらこういう発想は生まれなかっただろうなっていう瞬間もたくさん目の当たりにした。こども達にも、セニョリータが居てくれて良かったと言って貰える事も多い。本当に、来て良かったなぁと、しみじみと感じる瞬間はたくさんあります。


ただ、やっぱり自分には無理だったと、残念に、無念に思う事もある。
以前はよくこのブログに書いていた、弟のように可愛がっていた少年。
今はもう、連絡取っていません。正直言うと、もう連絡取りたくありません。



あの子を思うと、胸が痛む。本当は、今でも何とかしたいから。
だって、お姉さん、いや、母親気取りで、あれだけ面倒見ていたんだもん。

どんな嘘をつかれても、どれだけ反抗的な態度を取られても、最終的にはあの子は誰よりも自分のことが必要だって解ってたから我慢して信じて支えてきたつもりだった。いや、「何があっても信じてるよ」っていう態度を見せ続けてきたって言う方が正しいのかな。そうやって信頼関係を深めていく。それが、自分のやり方だった。


でも、もう限界でした。
本当に疲れてしまったよ。



あの子の人生、ちょっとだけ良い方向に変えられるって思ってた。
Michaelaと一緒に、いっぱい応援した。
でも最終的に、全然無理だった。

途中で手放すくらいなら、最初から何もしない方が良かったのかな。
でも放っておくなんて出来なかったんだもん。
だから、出来る事は全てやった。変わってくれると信じて。


だけど結局、3歳児のEliasにだったら十分かも知れないけれど、たった2年間という限定された時間の中で、19歳にもなった子の生き方や考え方に影響を与えるのは難しかったって事が解っただけだった。思い上がりも良いとこでした。

あと出来るのは、願うことだけです。
無念だけど、仕方ないわ。

なんだかんだ、ここまで大きな挫折感は初めて。
だいぶ時間が経って、やっと書けるようになったけど、これ、結構辛いな。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

挫折感を味わうには勇気をもって行動することが大前提です。挫折・・・大いに結構ではありませんか!! 
0+0=0と10-10=0は全然違いますよ~!!                かけがえのない経験を積んでいるまりこちゃんが眩しくもあり、ちょっぴりうらやましい。頑張って下さい。応援しています。

Mari さんのコメント...

どなたでしょう…?
でも、ありがとう。嬉しいです。
自分に負けないように頑張りますね。