2009/06/25

どうしても好きになれない曲

皆さんは、こんな曲を聴いた事があるでしょうか。

プエルトリコの有名なバンド「El Gran Combo」の「Ojos Chinos」という曲。



「Ojos chinos」とは「中国人・中国の目」って意味で、
つまりはアジア系の素敵な女の子に恋しちゃってる歌です。

どういう歌詞かと言うと…
あのchinitaはなんてかわいい目をしてるんだろう、
一目見られただけて僕は赤くなってしまう、
小さな教会で君と結婚したい、
僕がお城を持っていたら君はそこの女王さま、
まるでその目に魔法をかけられたみたい…って
そんな内容が延々続くわけです。
まぁ、とってもかわいらしい歌ですよ。


でもね…
このバンド「El Gran Combo」自体はもともと好きなんだけれど、
何を隠そうこの曲だけはどうしても好きになれません。

例えば、クラブでこの曲がかかる。
お客さんの大半は、おぉー!chinitaがいる!と、あたしを見る。
男性が「我こそはchinitaと踊ろう!」とやってくる。
あたしの対応をクラブの大半の人達が見守る。

基本的には断わりたいんだけど、時にはDJがあたしのために
この選曲しましたと言わんばかりの表情で断れない雰囲気…
わざわざ生バンドがあたしのためと言わんばかりに演奏する事も…。
chinitaは踊れないのかと思われるのもシャクだし、
断るのもそれなりにエネルギーが要るので、しぶしぶ誘いに応じて踊る。


だいたい日本人の自分が注目を浴びるのは仕方ないと思っていたけれど、
4月にHogarのスタッフCarmenのお誕生日を祝いに踊りに行った日なんて
携帯カメラで知らない人達に写真やら動画を撮られる始末…。

おらぁ!見せモノじゃないんだよっ!!!
と、あの日ばかりは心の中で叫びました。もう絶対にこの曲では踊りません。


今通っているスタジオの仲間達に対しては、
この曲で踊りたくない理由はちゃんと説明済み。
未だにあたしの事を「japonesa」ではなく「china」と間違える人も居るけれど、
Hogarのこども達同様、スタジオのみんなもきちんと教育して帰ります!

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