2009/09/06

Huánucoの兄弟

数ヶ月ぶりに、DanielとJuan Carlos兄弟にお電話しました。

昨年末にHogarを出て行く事になり、伯父さん達に引き取られたけれどなかなか上手くいかず(1月)、お母さんがやってきて最終的にはHuánucoという所に引っ越して行きました(5月)。

前はよくお電話して様子を聞いていたのに、7月末からなんだか体調が悪くて、そのせいか色んな面でヤル気がなかったんだと思います。精神的にもちょっと疲れてた。だから、離れてるこども達にお電話で連絡するのも、なんか気分がのらなかったんだと思う。


Danielからは12月の卒業式のマドリーナになって欲しいと頼まれてそれを引き受けたにも関わらず、よくよく考えたらHuánucoという地域はJICAペルーでは安全対策上、行ってはいけない地域だった事を後から確認したのです…。よく考えもせずに「12月にHuánuco行くからね!」と言ってしまった自分の軽率さにかなり凹みましたが…謝るなら早目に謝らなくちゃと思って、お電話しました。

先週からずっとかけ続けてるのにずっと携帯が繋がらなくてすごく心配だったんだけど、昨日やっと繋がって、二人のすごく元気な声が聞けました。もうHuánucoでの生活に慣れて、気候も良いし緑も多いし、好きな女の子とも上手くいってるし(笑)、お母さんや妹との関係も良いって、いっぱい話してくれました。

そして、今月末には学校で歌のコンクールがあるんだけど「世界に一つだけの花」を歌う事にしたと教えてくれました。兄弟それぞれ、歌ってくれるらしいです。あたしが去年のHogarの25周年記念のためにこども達に苦労して教えたあの曲、殆どの子が無くしてしまったに違いない歌詞カードを、大事にHuánucoまで持ってってくれたらしい。それだけでも感激。なのに、二人ともそれぞれ、わざわざあの曲を歌ってくれるっていうのが嬉しくてたまりません。


みんなに、あたしに、すごく会いたいと言ってくれる二人の声を聞いて泣きそうになったけど、でもHuánucoで元気にやってる事が解って本当に安心した。なんだかんだ言って、暴力とかドラッグとかの問題さえないなら、経済的にちょっと厳しくたって実のお母さんと暮らせるのが一番良いに決まってる。やっぱり、家族は一緒に暮らさないとって、ここに来て痛感したから。Hogarを出て行ったらどうなるんだろうって心配だったけれど、きっとあたしを安心させるためだけの嘘ではない明るい声で色んな事を話してくれた彼らを信じたい。

これまでちょっと照れてしまってなかなか言えなかった「les quiero mucho(二人が大好きだよ)」って、自然と言ってる自分が居ました。二人は「僕達の方がもっと好きだよ!」と言ってくれて、負けじと「あたしの方が好きだもん!」「僕達の方がもっと!」と、こどもみたいな言い合いをして、笑いながらお電話を切りました。スペイン語でお電話で話すのって、表情が見えないからすごい苦手意識があって極力避けていたんだけど、昨日は気が付けば30分も喋ってた。


Huánucoに行けないのは本当に残念だし軽い気持ちで約束しちゃったのが本当に申し訳ないけれど、1月の夏休みには、リマにやってくるらしい。絶対に二人に会いに行って、またお買い物に行って、ご飯食べて、いっぱいお喋りしよう。今から、妄想するだけで本当に楽しみです。

3 件のコメント:

名無しさん(63) さんのコメント...

でも、その地域は危険地帯だから行けないの、とはなかなか言えないよねぇ~(-_-;

彼はそこで住んでるんだし!(-_-;

とりあえず、あの歌を歌ってくれるというのは最高にうれしいだろうね!
満面の笑みをうかべてるMariさんが目に浮かぶようです!

kararin さんのコメント...

連絡が取れて元気で居る事が分かって良かったね。危険地帯はアマゾン方面だけかと思っていたんだけど・・・山岳部もダメなんだね。辛いだろうけど、近々逢えるんだから元気出してね!ウガイ薬とマスクを送ってあげたらどうかなあ・・・

Mari さんのコメント...

>名無しさん
そうね~。「外国人にとって一般的な観光地じゃないから行けない」って説明したよ。でも1月に会えるんだからそれで良いかな♪


>kararin
ほんと、元気そうで安心したよ。住所を連絡するように伝えたから、あとは待つのみです。色々送ってあげるんだ♪