2009/12/06

秋の叙勲

加藤神父は、Hogar Emmanuelの創設者です。
そう、あたしがペルーに来られたのも、かわいいこども達と
楽しい時間を過ごせるのも、色んな人達に出会いたくさんの経験を
させてもらえるのも、全ては加藤神父のお陰なのです。


その加藤神父が「秋の叙勲」で表彰されました。
12月3日(木)、大使公邸にてその式典があり、出席してきました。



実を言うとその式典が行われる大使公邸にお邪魔するまで、具体的な内容を何も知らないという情けない状態だったので(だって、来いって言われただけで誰も教えてくれなかったから…)、式が始まり、勲章の授与式に招待して頂いたと知って感激でした。

こども達にお写真撮ってくるからね~と約束して外出し、わざわざ和服で行ったのに…大使公邸の入り口で今回はカメラは禁止と言われ、やむなく断念…。お写真は一枚も撮れませんでしたが、記念すべき場所に立ち会えただけでもとっても嬉しかったです。


あまりにも何も知らなかったので、ちょっとネットで調べてみると…
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栄典は、国家又は公共に対し功労のある方、社会の各分野における優れた行いのある方などを表彰するもので、勲章及び褒章があります。春秋叙勲及び褒章、文化勲章などは、マスコミでも毎回大きく報道されています。
内閣府賞勲局では、栄典制度の調査、研究、企画業務のほか、春秋叙勲等における勲章等の授与の審査などの栄典に関する事務を行っています。
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とのこと。


加藤神父は、「日ペルー友好親善功労」「在留邦人の福祉功労」という事で推薦され、受賞に至られたようです。ご両親は日本人、ご本人は2世としてペルーに生まれ、色々な場面で「日本人の子だから」と差別の壁にぶちあたり、想像を絶するような苦労と努力をされたのだと思います。

今は83歳になられ、ご病気をされたのにも関わらず、まだまだ最前線で頑張られていらっしゃる。ご病気が良くなられたら、またすぐに日本に行くと本当に考えていらっしゃる。驚くべきバイタリティの持ち主。だからこそ、これだけの事業を、この国で、この環境で成し遂げられたんだなぁと思う。本当に素晴らしいお方です。


加藤神父のこれまでの人生を思うと、自分の抱えてる悩みや迷いなんて、本当にちっぽけだなって思う。ちょっとした事でくよくよ考えたり、人の事は棚に上げて自分に都合の良い事ばっかり考えたりしてしまう自分が、本当に情けなくなる。

式典が終った後、帰りの車の中で、自分がココに居られるのも全ては加藤神父のお陰で、本当に感謝していますと伝えたら、「麻里子さんには色々と苦労かけてしまったけれど感謝していますよ。だから今日の式典にもぜひ出席して欲しかったんだよ。」と、手を強く、ぎゅっと握って下さった。


「悔いを残さない」だなんてカッコ良いことは所詮無理なのは解っているけれど、せめて加藤神父に恥ずかしくないように、Hogarに来た協力隊員がこの自分で良かったと少しでも思って頂けるように、もうちょっと頑張ろうと、心に誓いました。

Never, never, never, never give up!
ずっと忘れてた、この言葉。
まだまだ頑張ります!

4 件のコメント:

kararin さんのコメント...

加藤神父様お元気になられたんだね。ご高齢だから心配していたんだけど、本当に良かったね。
マリコも色々あるだろうけど、NEVER GIVE UPで最後まで頑張れ~!!

Mari さんのコメント...

kararin、本当に一時はどうなることかと思ったけど、もうだいぶお元気になられてやっと安心できたよ。
出来れば来年、再来年も日本に来ていただいて、日本で再会!が夢なのよね~♪

あいこ さんのコメント...

日本語間違ってるぞ~!!
「棚に上げる」は、自分に対して使う言葉だから、人の事を棚に上げちゃダメ!!
日本語忘れないでね~♪

Mari さんのコメント...

あいちゃん・・・
なんとも恥ずかしい間違いを指摘してくれてありがとう。もう危機感を覚える事もなく、おかしな日本語を使う事に慣れてしまったような・・・。

ちなみに、だいぶ前だけど「野生の犬」ネタは仲間内でも大好評でした(笑)

日本語、がんばるよ。