2011/10/11

小銭の扱いかた

ブラジルに来る前に読んだ何かの本で、お買い物する時の小銭は、切り上げられたり切り下げられたりすることがあるって書いてありました。例えばスーパーで、小銭がなくてお札だけでお支払いしたとすると、たまたまレジに端数ぴったりの小銭がないと、お釣りをくれなかったり、レジに置いてある飴やガムを「はい、とって」と言われて、チャラになるって聞いたのです。

ペルーでは、「小銭ないからお札は受け付けないよ!」とか、平気で店員さんとかタクシーの運転手さんが言うんだよね。客商売してるんだったら、お釣りくらい用意しておくのが道理だろ!って、何度も何度も突っ込んだけど…本当に無いもんは無いんだから、仕方ないんです。小銭を持っている人を探しに行くとか、タクシーだったら、路上の通行人に両替してもらうとか、ありとあらゆる手を使わないと、解決されない事だってあるのです。ありえないけどね…(笑)

でも、ブラジルは、切り上げたり切り下げたりして、みんな納得するらしい。「すごいな~。でも、ほんとかな~。」と思ってたあたしも、この数日間で、ついに納得しました。


まずは、ブラジル通貨の説明から。

ブラジルの通貨は、ご存じの通り「Real/レアル」です。まぁ実際にこっちでは単語の最初の「R」を発音しないから、「ヘアウ」と読むし、1レアル以上、つまり数字が2以上になると、複数形の「Reais/ヘアイス」という発音になるのだけどね。

そして硬貨の種類は、6種類。1レアル硬貨と、レアルの一つ下の位の、1、5、10、25、50センターボがあるのです。(このお写真には全部ないけど。)


土曜日に、靴下(あ、ちなみに3足セットのスニーカー用のやつね。)を買った時、「R$ 10.20」と言われました。で、10レアル札を出して、小銭を出そうと思ったら、「いらないわよ。大丈夫!」と、レジのお姉さん。あぁ、こういう事か、ラッキー♪と思いました。

そして今日、会社帰りに、サンダルを買いました。日本でも人気のHavaianasのビーチサンダルを、お部屋で履くために。これが、確か「R$ 24.99」だったかな。レジで、25レアル、お札で出したら、レシートしか返ってこなかった。まぁ、このくらい本当にいらないんだけど。

つまり、今日の為替レートで考えると、靴下での8.64円の得と、サンダルでの0.43円の損。
何年もここで生活して、損したり、得したり、何回も何回も繰り返すうちに、きっとどうでも良くなってくるんだろうね。


自分が大学生の頃にバイトしていたお店では、定期的にレジのお金が売上と合っているか確認してた。基本的に、±ゼロ。稀に、+5円だったり、-10円だったり、そんな誤差しかなかったし、誤差がないのが当たり前だと思って生きて来ました。と言うか、誤差が生じないべきだと思っていたわけです。あのペルーだって、小銭がないって、売る方も買う方も必死になったりするんだもん。

でも、そうじゃない世界があるってことを知りました。ふと恐ろしいことを思ってしまったけれど、これだけ許容範囲の広い人達の国で、仕事の話、どこまできっちり詰められるだろうか…って。あぁ!考えちゃいけない!!!悲しくならないように、このへんでやめておこう!!!


ところで…
じゃぁ、小銭の必要、あるのかな…って、思いません?!
6種類もあるの、半分くらいにしても良いような気がしてきました。どうかな?

2 件のコメント:

nozomi さんのコメント...

あぁ~、言われてみれば~。
10以下使ったことが無いですー。
もらうばかり・・・。

Mari さんのコメント...

やっぱりそうなんだ・・・。

あ、そう言えば最近よくPraza da arrvoreの駅を通過するよ。降りてみようと思うんだけど、まだ余裕なし~。