2009/02/10

怒りと同情

怒りが静まりません。かなりキテます。

昨日のお昼前に、あたしと、スタッフのRuthに会うために、弟JulioがHogarにやってきた。もうHogarを出てしまったけれど、仕事を探すお手伝いを彼女と一緒にしようってことになって、、その相談に来たのね。門の外であたしとちょっと喋って、その後、Ruthが外のcafeteriaでお昼ご飯をご馳走してあげた。


そしたらウチの心理カウンセラーのMさんが、信じられないことを言ってきた。
彼女:「Julioが来てたけど会った?痩せ細って、病気じゃないの?!」
あたし:「あんまり食べさせてもらってないみたいだし、だいぶ痩せちゃったよね。」
彼女:「すごい顔色悪かったわね・・・ もの凄い心配だわ。」
あたし:「そうだねぇ。(でも、マードレとお前が追い出したんだろッ!!!)」
彼女:「ところでRuthとお昼食べてたけど見た?あれはマズいわ!」
あたし:「なんで?何か問題なわけ?」
彼女:「だってマードレが見たら怒るもの!次から絶対にご馳走しないでね。」
あたし:「いや、別に平気でしょ・・・ って言うか関係ないでしょ、もう。」
彼女:「でもダメよ! ・・・それにしても本当に顔色悪かったね。心配だわ。」
あたし:「・・・。(絶句)」

えーーーーっと・・・
理解できないまま、彼女との会話は終わりました。っていうか、終わらせてしまいました。瘦せ細ってる少年に、ご馳走しないでって何?っていうかアンタのお金じゃないし、マードレがどう思おうと関係ないし。本気で心配なら何とかしなよ!それ以前に、マードレが追い出すって言った時に、一度でもこども達を守ったことあんのかよッ!
っていうかそもそも、アンタはJulioのマドリーナでしょ!!!!!!

もう、信じられない。
でもこんな会話があったこと、本人には言いたくないって思った。曲りなりにも、彼のマドリーナだからねぇ。こんな悲しい出来事、黙っていることに決めたのね。知ったらショック受けるだろうと思って。


そして夜、Julioと門の外でまたしばらくお喋りしていた時のこと。
このおかしな心理カウンセラーの兄で、HogarでProfesor(先生)と呼ばれていて、平日の夜にこども達の面倒見にくるおじさんが来た。兄妹そろって、残念ながらマードレの手下です。

Julioは軽く挨拶して、彼が入った後に「あーぁ、会っちゃった」と呟いた。「え、何か問題なの?」って聞いたら、午前中に心理カウンセラーから「もうココに来るな」って言われたらしい。誰かに会って、それがマードレに知られたらマズイからって。


・・・絶句ですよ。
本当に、言葉が出てこない。

「Hogar」って、「家庭、家、家族」って意味なのね。3歳から18歳まで生活してきたJulioにとっては、大切な自分の家ですよ。あたし達みんな、彼の家族です。それを、「もう来るな」って、なに?

アンタ、それでも人間かい?!


怒りと同時に、心底同情してしまう。心理カウンセラーとして雇われていながら、こども達のために働くことが出来ない彼女に。そして、マードレのご機嫌をとるしかない彼女の立場に。そうする毎に、こども達が自分から離れていっていることに気付いていない彼女に。「こども達の心を掴めない可哀そうな心理カウンセラー」は、Hogarに居て、何するんだろうね。残念だけど、もうアンタの仕事なんてないよ。


この怒りはどうやって静めたら良いのでしょう。
久し振りに寝酒をしてみたものの、治まるわけもなく・・・誰か助けて。

7 件のコメント:

Az さんのコメント...

だいぶ憤慨されているようで…
マリコにとっては笑い事じゃないかもしれないけれど、もうここまでくると諦めの笑いの境地だね…。ご愁傷様としか言いようがありません。

こうやって怒ってくれる熱血のマリコの存在は、子供達にとって大きいんだろうなと思うよ。

Kararin さんのコメント...

う~ん。ここまで酷いと、もうドラマだね。
「小公女セーラ」に出てきた寄宿舎付きの学校のミンチン校長を思い浮かべてしまった。
総てを日系協会の偉い方々に報告するしかなさそうだね。ところで神父様はこんな事がおきている事をご存知なの?

名無しさん(46) さんのコメント...

ひどすぎる!(>_<)

そこの施設の改善提案はその後どうなったの?(T_T)

こんなの話し合いじゃだめだよ、上層部に言って、人事異動してもらわないと!
JICAはスポンサーでしょ?
JICAから圧力かけられないのかな?(;_;)

ken さんのコメント...

「だってマードレが見たら怒るもの!」って、その心理カウンセラー、完全に向かなきゃならない方向をまちがってるよなぁ・・・

どうしてそこまでそのマードレに権力が集中しているのかわからないけれど、しんどい状態やね、つらいな。

けど、こういう状況だからこそ、子供たちにとって、マリちゃんの姿勢は救いになっているんじゃないかな。

tomoko さんのコメント...

!!! しかもjulioのマドリーナなの??信じられないね。もしも自分がjulioだったらとかってやっぱり考えられないのかな。。。

Mari さんのコメント...

>Az
そりゃ憤慨しますって。
そしてあたしも、笑えてくるよ…。
まぁこども達にこの気持ちが届けば良いと思って、今はこのまま頑張るよ。


>Kararin
でしょ!あたしもミンチン先生ってあだ名をつけていたの(笑)でも、ミンチン先生よりも、うちのマードレはもっと酷いけどね…。
神父様は激怒りです。もうだいぶご高齢だから、お身体が心配なくらい…(T-T)


>名無し
改善提案が受理されても、すぐに改善されないところがペルーって国なのよ…(笑)
JICAは残念ながらスポンサーではないんだけれど、スポンサーとは引き続き打ち合わせを続けているよ。なんとか交代してもらえるように頑張ってます!

Mari さんのコメント...

>Kenさん
ありがとうございます。

本当に…どうしちゃったのかなと思います。こども達に「sicologa」ではなく「ciso loca」と呼ばれているくらい…。切ない。

マードレに権力があると言うよりは、クビになるのが怖くて言う事聞かないといけないっていう雰囲気ですね。こども達のための施設なのに、こども達を守れる人がいない…。つらいです。


>tomokoちゃ~ん
そーなよ!primera comuniónの時のマドリーナなんだよ。何かある時は「マドリーナの言う事をききなさい」的な風を吹かすのに、最終的にはこんな仕打ちですよ…。

「想像力」が欠けているのね、きっと。