こども達の宿題を手伝うのも、あたしの日課。
算数だったり英語だったり。
たまに、なぜか国語の宿題だったり(笑)
Hogarのこども達がみんな通っている近所の学校なんだけれど、
容赦なく「家族に質問してきて発表しあいましょう!」的な
宿題が普通に出る。最初はちょっと戸惑ったりもした。
少し前までは、こういう時にこども達が家族にみたてて質問する対象は
マードレだったり自分たちの担当のスタッフだったり。
そりゃ長年一緒に暮らしてるんだから当たり前なわけです。
でも12月から3月上旬までの夏休みが終わって新学期が始まり、
数人のこども達が「両親に質問してきましょう!」という
宿題を持って、あたしのところへやって来た。
…コレってすごく嬉しいじゃないの!!!
張り切って答えましたよ。
生まれた場所とか、両親や姉の名前とか。
卒業した大学とか趣味とかね。
一生懸命ノートに書き写す姿が本当に微笑ましい。
どんな顔して発表してくれるんでしょーね♪
でも、同時にふと思ったことが。
例えば日本で、クラスに両親がいない生徒がいたとしたら
こういう宿題ってなかなか出ないと思うんだよね。
細かいことを気にしすぎない、神経質になりすぎないっていう
そういうペルー人的な良さからきている部分も、もちろんあると思う。
でも、悲しいことに、Hogarのあるこの地区の家庭では
片親の家庭っていうのが当たり前だからなんだな。
そんな環境で、先生達も気を遣ってたら大変なのでしょう。
日本に居ると「アメリカの離婚率の高さ」ってすぐ引き合いに出されるけれど
実はこっちって、結婚しないで子を産む母親の率がものすごく高い。
つまり、結婚/離婚以前の問題なワケね。
Hogarの近くに住んでいる同年代の知り合いの女の子たち。
お母さんが殆どだけど、旦那さんの話題を聞いたことが全くなかった。
最近になって、ようやく「離婚した時に娘の苗字をさ~」っていう
話題が出て、「あぁ、やっぱりそうなのか…」と思う始末。
すごく寂しいけれど、これがココの現実です。
どうかウチのこども達が大きくなる頃には、
この状況が普通じゃなくなる日が来ることを願ってやみません。
他者のために、他者とともに。 Do not merely look out for your own personal interests, but also for the interests of others.
2009/03/18
ちょっと切ない宿題
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1 件のコメント:
離婚率以前の問題・・・
ほんとうに切ないね。
両親・家族がいることに感謝。
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