今の自分の毎日が、こんなんで良いのか・・・と思ってしまうと書いたことがあるような、ないような。でも、それって、ただの自己満足かも知れない、と思うようにもなってきた。
今までは、自分が何もすることがない時間は、「自分、仕事してないっ!何かしなきゃ!!」という焦りが常に念頭にあって、こんなんじゃダメだぁとかなり凹んだりして。でも今の段階では、ここで正式に時間をもらって「自分の活動」をするということは、子どもたちの自由な時間がどんどん減ってしまうことになるって事に、今さらながら気付きました。
ここの子どもたち(大きい子たち)は、平日は朝5時半くらいに起きて、お掃除をして、7時から朝ごはんを食べお片付けをして、またお掃除の続き。それから10時過ぎまでお部屋の整理整頓だったり施設内のお手伝いをして、シャワーを浴びてからお昼を食べ、お皿を洗って学校に行き、6時くらいに帰ってきたら着替えて夕飯を食べ、食堂で2時間くらい宿題タイムを過ごし、それが終わると21時半くらい。あとは少しお部屋でまったりしたら、あとはもう寝るだけでしょう。
この中で、自分が良かれと思っている活動をするための時間を確保するとなると、なかなかに大変。先週から英語レッスンを始めたけれど、これに日本語レッスンだなんて、よくよく考えてみると、ちょっと厳しい。もちろん無理ではないけれど、かなりハードなスケジュールになってしまうのです。
しかも男の子たちは「手に職をつける」という方針のもと、来月からHogarのパン屋さんでパン作りを覚えることになっているし、靴の修理工場のお手伝いも再開するらしい。女の子たちも同様に、週末に美容師のおばちゃんが教えに来てくれるらしいので、ますます時間がなくなっていく・・・。ここの子どもたちには、ぼーっとするとか、ベッドでごろごろするとか、まったりと本を読むとか、そういう時間が殆どと言っていいほどないのです。
自分が週末にリマに出かけたり老人ホームでまったり過ごす回数を減らして、ここで子どもたちと過ごそうかなとも考えたんだけど、結局は週末もこの施設へのお客さんが多いので、子どもたちはお掃除やお手伝いに明け暮れている・・・。さらに来客の時間帯もまちまちなので、思うように時間をとることもできません。週末に偶発的に出来た自由な時間に、思いつきで何かを教えるという手もあるんだけど、マードレはそういうの好きじゃないしね・・・。
あたしが子どもたちと一緒にやりたいのは、例えば手芸とかお絵描きとかダンスとか音楽とか、生活していく上で必ずしも必要ではないけれど、あったら毎日が潤うよねというレベルのこと。でも、ここでは、まだまだそういう時間を設けさせてもらうことはできません。これは、ちょっと頑張ってみても、今は無理。この施設を出たら、自分で生きていかなきゃいけない子たちが多いんだから、「手に職」をつけるための時間のほうが優先されるのは、残念だけど当たり前なのかも。
英語クラスは子どもたちも楽しんでくれているし、「人よりちょっと出来ること」が増えると自信にもつながる。しかも将来的に役に立つ可能性が高いだろうから良いとして・・・、手芸やらダンスは今の段階では頭の片隅に置いておこうと思うようにもなりました。しばらくの間はお掃除や宿題を子どもたちと一緒にやって、単調でも暇でも良いから平穏な日々を過ごすのも、もしかしたら「活動」のうちなのかな、と。
あるいは、数年ぶりに復活するパン作り、靴修理、美容院の活動がそれぞれ軌道に乗ってきたら、子どもたちの生活も少しは落ち着くだろうから、それから「自分の活動」時間を作らせてもらえるようにお願い出来たらいいなと思う。
自分の行動にはいつだって満足できる自分でいることが理想。
でも、最近ふと思ったのは、「自分が満足できる活動」を求めていたってこと。でも、ここで必要なのはそれじゃないってことに気付きました。あぶない、あぶない。うっかり自己満足に陥るところだった・・・。
週の半分以上はこの施設に住んでいるけれど、「何もしない時間」とか「子どもと過ごさない時間」があるなんて、ここに来るまでは全く想像してなかったから。けど、そういう時間があるのが当たり前だって考え方もあるってこと、忘れないようにしたいものです。ちょっと難しいけどね。
1 件のコメント:
手に職かぁ~!
そうだろうね~!
でも、しらたまさんの想像じゃなく子供たちの意見も聞いてみたほうがよくないかな?
彼らがどんな感想を持っているかで判断してもいいのでは?(^_^;
ってか、今、日本では
13日、長野で震度4
15日、岩手で震度6強
の地震が起きて大変だよ!(>_<)
この地震の地震雲みたよ!(汗)
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