2008/04/28

一週間っ!

4月27日は、マードレのお誕生日会でした。前日の夕方から「明日は何時から始めるの?」と聞いても、誰も知らないと言う。そうだ。ここはペルーだった・・・。そんなワケで10時くらいにHogarに行ったんだけど、やっぱり誰も準備してない。

まぁ子どもたちはいつだって遊びながらだから、進まなくて当たり前と思って、みんなでのんびりと準備しました。日本でママが買って持たせてくれた風船を持ってって、チビッ子たちと一緒にふくらましました。風船を必死でふくらませるチビッ子たちの何とかわいらしいこと!!!

「マリ、聞いて!8歳の時は風船ふくらませなかったけど、今は9歳になったから出来るようになったんだよ!!!!」と、誇らしげに嬉しそうに話す男の子。風船みたいにほっぺたぷくぷくにふくらませて、なんとも愛おしかったです。ママ、風船買ってくれてありがとう!!


昨日も来客だったのでご馳走だったんだけど、今日のFiestaではなんとウィスキーを頂いちゃいました♪こっちのマードレ、お酒飲むんだね!!ちょっと、いや、かなり安心しました!!!

Fiestaでは子どもたちが歌を歌ったり、詩の朗読をしたり、とても可愛らしい出し物をしていました。あたしはチビッ子ninosと一緒に「上を向いて歩こう」を歌い、さらに、Fiestaの30分前にサルサ覚えたいと言ってきた16歳のDanielに即席で適当に教え込み、一曲だけ踊らせて頂きました。

サルサを踊るのは初めてというDanielくん、最初は必死で下を見てました。でも、「下には何もないからねっ!」と言ったら、ちゃんとニコニコ笑顔でこっちを見て、楽しく踊ってくれました♪日本で、最初は顔も見れなかった誰かさんとは大違い・・・(笑) さすがペルー人だね!!しかもまだ殆ど理解してないくせに「何曲踊る?2曲?3曲踊ろうか!」とか言うあたり、さすがペルー人だよね!!!「いや、一曲でじゅーぶんでしょ」って宥めましたけど。そしてどんどん新しいことを教えて欲しがる。ベーシックも危ういのに・・・これまた、さすがペルー人だね!!!

全然踊れないくせにFiestaで踊っちゃうのかぁ~と思っていたけれど、お陰で後から女の子たちが「サルサ教えて!」と寄って来て、お陰さまでかなりの支持率を獲得することが出来ました。むふふ。これからマードレや他のスタッフたちと相談をして、Emmanuelが運営しているPC教室のお部屋を使ってのPCレッスン、英語のスパルタレッスン、サルサレッスンという名目での体操的なもの、そして手芸レッスンをやっていきたいと思ってます。


こんな感じで一週間が過ぎていきました。最初の週は、月曜から週末まで、みっちり子どもまみれ。でも、あたしは他の住み込みスタッフとは違う存在なんだよということを示すためにも、日曜日は基本的には勤務時間じゃないんだよって事、お酒が大好きってこと、ディスコテカも大好きってこと、ちょっとずつ暴露しはじめました。そして今日も、Fiestaが終わって夕方16時頃、早々に引き揚げてきました。こういう姿勢がこの国では大事なんだなと思うわけです。


そうそう。前に書いた通り、今日は第4日曜日で、子どもたちの家族が会いに来る日と決まっています。
家族が会いに来る子にとっては楽しい日なのかも知れないけど、誰も来ない子にとっては、けっこう残酷な日だなって感じがする。

いつもは数人で片付けするのに、今日はDanielが一人で食器のお片付けをしているのを見るのがなんだか辛かった。だから、本当は16時前には帰りたかったんだけど、しばらくお喋りしながら一緒にお片付けしちゃいました。

そして帰り際、老人ホームへと帰るあたしを子どもたち数人がドアまで見送ってくれた時、なんとも切ない出来事が。4人くらいが乗った車が一台、目の前をゆっくり通ったのです。それを見た女の子Marilinが、「あぁ!あたしのママが会いに来たのかな?!…あぁ違った、似てるだけだった。」と、ぽつりと言いました。

そう、彼女のママはもう何年も会いに来ないのです。平気な顔して「もう何年も来ないの」って言っていたけど、やっぱり心の中では、ずっとずっと、ママが会いに来てくれるのを待っているんだよねって事が解る出来事でした。そりゃそうだよね。まだ13歳だもんね。


だからと言って、憐れんだところで彼女の家族の抱える問題が変わるわけではないので、余計に同情したり甘やかしたりはしたくないんだけど。こういう瞬間に立ち会うと、接し方について色々と考えてしまうわけです。


今日はみんなの家族が来ている時間帯にそっと帰ってきたけれど、来月の第4日曜日には、家族が帰った後のみんなの様子を見ておこうと思います。


お昼はFiesta、夜は老人ホームでご飯。どちらも美味しかったけど、メニューがかぶってかなり痛かったです(笑)お家が二つあるってすごく良いんだけど、こういう問題が起こるってことを理解した日でもありました。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

充実した毎日を送っているみたいだね。
今の、その気持をずっと忘れないで、
野心に燃えて2年間を貫き通してね!!

匿名 さんのコメント...

なんで親がいるのに孤児院みたいなところにいるんだろ?
家庭の事情(貧しさ)ですか?
そんな子供が多いの?(T_T)

でも、流行った「ホームレス中学生」よりは恵まれているのかもしれない!

でも、とりあえずは良い保母さん(?)になっているようですね!(笑)
やっぱ、子供の笑顔があれば、がんばれるってやつですね!

ってか、ホームステイ先でなくてもネットできる環境があるとは…(^_^;
ペルーおそるべし!

Mari さんのコメント...

>のん
おうっ!こちらは充実しまくりだよ~。昨日から充実しまくって本当に疲れてます。今は2歳半のEliaくんを子どもたちに委ねて、半分眠りながらネットしています。職種が「青少年活動」じゃなくて、「幼児教育」に変わっちゃわないように頑張ります・・・。


>ペプシ
貧しいからに決まってるじゃないかっ!
親がいない子ども、世界にどのくらい居ると思う?さぁ!ユニセフのサイトで調べてみよう♪